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van Rossem、SPO票が51%を超えた——残るは憲法委員会

2026-07-06SIPO

Cardanoのvan Rossemハードフォーク(Protocol Version 11)の発動を決めるオンチェーン投票で、これまで届いていなかったSPO(ステークプール)票が、要件の51%を超えました。オンチェーンの集計では賛成62.49%(Epoch 641時点)。7月3日のIntersect週次更新で43.37%だったことを思えば、数日で閾値を越えたことになります。発動を左右する焦点は、ここで大きく動きました。

SPO票が、51%を超えた

これまでvan Rossemの発動投票は「SPO票が届いていない」状態が続いていました。7月3日時点で賛成は43.37%。要件の51%には8ポイント近く足りず、記事の見出しでは「目前」と語られながらも、実際には発動は確定していませんでした。

それが、数日で変わりました。現在のオンチェーン集計では、SPO賛成は62.49%。要件の51%を明確に上回っています。ステークプールという、Cardanoのブロックを実際に生成する側の意思が、「このハードフォークを発動してよい」と揃ったことを意味します。

発動を決める、3つの承認

Cardanoのハードフォークは、誰か一人の判断では起こりません。van Rossemの発動には、性質の異なる3つの承認が必要です。

  • DRep(委任された代表者)——賛成が60%以上。すでに要件を満たしており、現在は71.66%。
  • SPO(ステークプール運営者)——賛成が51%以上。今回、62.49%で超えました。
  • 憲法委員会(Constitutional Committee)——委員の2/3以上の賛成。ここがまだ揃っていません。

DRepは「ADA保有者の意思の代弁」、SPOは「ネットワークを運用する側の意思」、憲法委員会は「憲法との整合を確認する手続き」。三者はそれぞれ別の視点から同じ提案を見ています。今回、そのうち二つ——ステークに関わる二つの票——が、揃いました。

残るは憲法委員会——実働7名のうち、賛成は1名

発動を左右するのは、もはや票の積み上がりではなく、憲法委員会の判断に移りました。

現在の委員会は、8議席のうち1名が辞任しており、実働は7名。可決要件は2/3にあたる5名の賛成です。そして現時点で賛成を投じたのは、まだ1名だけ。あと4名の賛成が集まらなければ、この提案は可決されません。

時間の制約もあります。このガバナンスアクションの投票期限はEpoch 644(2026年7月18日)。ここまでに委員会が5票に達しなければ、提案は期限切れとなり、発動には改めて手続きが要ります。DRepとSPOが揃ってなお、最後の一点が委員会という「手続き」に委ねられている——それが今の局面です。

SPOとして、いま見ておくべきこと

この状況は、「準備」と「意思」と「手続き」を分けて読むと見通しがよくなります。

技術的な準備は、すでに整っています。Epoch 640では、v11対応ノードによるブロック生成が89%に達しました。ステークの意思も、DRep・SPOの両票が揃った時点で固まっています。残っているのは、憲法委員会という手続きの一点だけです。

SPOの視点で言えば、いま追うべきは価格でも見出しでもなく、二つの数字です。ひとつは、憲法委員会の賛成票が5に届くか。もうひとつは、それが7月18日の期限に間に合うか。技術でも票数でもなく、7名の委員が期限内に動くかどうか——それが、いまのCardanoの発動条件になっています。ガバナンスは投票のイベントではなく、こうした手続きを最後まで運び切る運用そのものだと、この一件はよく示しています。

一次ソース・参照

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