SecondFiは2026年7月10日、セキュリティインシデントの影響を受けたSecondFi / Yoroi Wallet利用者に向けて、東京と大阪で対面ガイダンスセッションを開催すると発表しました。
東京は7月14日(火)、WebX会場のザ・プリンス パークタワー東京1階「メロディラインホール」で12:00から18:45まで。大阪は7月18日(土)、TKPガーデンシティ大阪梅田で12:00から17:45まで開催されます。いずれもLumaでの事前登録が必須で、英語と日本語に対応し、案内は先着順です。
今回の発表で重要なのは、開催地が東京だけでなく大阪にも広がったことに加え、当日の支援範囲が明確になった点です。セッションでは、SecondFi / Yoroiの最新状況、専門スタッフとのライブQ&A、ウォレット移行ガイダンススライドが提供されます。一方、スライドは情報提供を目的とするもので、1対1のサポートや、実際にウォレットを操作するハンズオン形式のトラブルシューティングは行われません。
つまり今回の会場は、その場で個別ウォレットを復旧・移行する窓口ではなく、公式の現状説明と安全な判断基準を確認するための場として理解する必要があります。
東京・大阪の開催概要
| 開催地 | 日時 | 会場 | 申込 |
|---|---|---|---|
| 東京 | 2026年7月14日(火) 12:00〜18:45 | メロディラインホール 1F(WebX会場) ザ・プリンス パークタワー東京 | 東京会場のLumaページ |
| 大阪 | 2026年7月18日(土) 12:00〜17:45 | TKPガーデンシティ大阪梅田 | 大阪会場のLumaページ |
両会場ともLuma事前登録必須で、登録にはホストの承認が必要と表示されています。開催内容や受付条件は変更される可能性があるため、参加前に必ず各Lumaページの最新表示を確認してください。
東京会場のLumaページには、12:30〜13:15、13:30〜14:15、15:15〜16:00、16:15〜16:45、17:00〜17:45、18:00〜18:45のセッション枠が掲載されています。大阪会場については、記事確認時点で個別のセッション時刻は掲載されていません。
セッションで案内される3つの内容
SecondFiの公式発表とLumaページでは、当日の主な内容として次の3点が案内されています。
- CEOによるSecondFi / Yoroiの最新状況の説明
- 専門スタッフとのライブQ&A
- ウォレット移行ガイダンススライド
加えて、ウォレットの安全性を高めるためのベストプラクティスと、近日公開予定のsecure wallet export機能を使った安全な移行方法が説明される予定です。
ただし、secure wallet exportは記事確認時点で公開済みの機能ではありません。SecondFi公式KBでは、技術的な操作に自信がない利用者に対し、同機能など公式の安全な導線が公開されるまで待つよう勧めています。実際の公開時期、対象者、必要な操作、署名の有無は、公開後の公式説明で改めて確認する必要があります。
従来の東京案内から変わった重要点
SIPOでは7月5日、EMURGO Japanが共有した東京での対面サポート案内をもとに、WebX会場での支援について紹介しました。その後のSecondFi公式発表により、開催形式と対応範囲がより具体的になっています。
- 開催地に大阪が追加された
- 東京・大阪ともLuma事前登録必須になった
- 東京のイベント詳細は12:00〜18:45と明記された
- 英語と日本語で実施される
- 支援は先着順で提供される
- ガイダンススライドは情報提供のみ
- 1対1のサポートや、実機を使ったウォレットのトラブルシューティングは行わない
参加を検討する利用者は、以前の案内だけで判断せず、今回のSecondFi公式投稿とLumaページを最新の基準として確認してください。とくに「会場で個別にウォレットを操作してもらえる」と想定して来場すると、実際の運用との間にずれが生じます。
会場へ行く前に確認すべき安全線
今回のガイダンスは、ウォレット事案の影響を受けた利用者を対象とするため、通常のイベント以上に詐欺対策が重要です。
SecondFi公式KBは、独自判断での操作を避け、公式手順を待つよう繰り返し案内しています。また、SecondFiが先にDMを送ること、復元フレーズを尋ねること、非公式な導線から操作を求めることはないとしています。
参加の有無にかかわらず、少なくとも次の安全線を守る必要があります。
- シードフレーズ、秘密鍵、復元フレーズ、ウォレット認証情報を誰にも共有しない
- 会場でシードフレーズを見せたり、他人の端末へ入力したりしない
- 「確認のため」と署名を求めるチェッカーやフォームを使わない
- DM、メール、検索広告、非公式QRコードから復旧・移行ページへ入らない
- 既存のSecondFiウォレットで送信、受信、署名、ステークを独自に進めない
- 公式サポートが必要な場合は support.secondfi.io からチケットを提出する
- イベントの申込と開催情報は、公式投稿から案内されたLumaページで確認する
今回の公式発表が「1対1やハンズオン対応を行わない」と明記したことは、単なる運営上の注意ではありません。人の多い会場で秘密情報を扱ったり、その場の焦りで署名・送金したりするリスクを下げるための重要な境界でもあります。
SIPO視点:対面支援の価値と限界
東京と大阪で、CEOからの説明と日英両言語のライブQ&Aが用意されることは、利用者保護の面で前進です。オンラインの断片的な投稿だけでは理解しにくい状況を、公式担当者へ直接質問できる機会が増えるからです。
一方で、今回のセッションは個別復旧の完了を意味しません。提供されるのは、現状説明、安全な移行に向けたベストプラクティス、今後公開予定のsecure wallet exportに関するガイダンスです。影響判定、資産回復の資格条件、具体的な回復手順、外部監査の最終結果は、それぞれ公式の続報と実装を待つ必要があります。
対面開催だから安全が自動的に保証されるわけでもありません。会場名やイベントを悪用した偽DM、偽フォーム、偽スタッフ、偽QRコードが出る可能性はあります。参加者が持ち帰るべき最も重要なものは、その場での操作結果ではなく、「自分はどの公式手順を待ち、どの操作をしないべきか」という判断基準です。
今は、早く動くことよりも、公式導線と自分の状況を照合することが重要です。
参加前チェックリスト
- 東京または大阪の公式Lumaページで事前登録する
- 登録状況とホスト承認の有無を確認する
- 会場、日時、受付条件の最新表示を当日まで確認する
- 聞きたい内容を、ウォレットの種類と時系列に分けてメモする
- シードフレーズや秘密鍵を会場へ持ち込んで見せる準備をしない
- 会場では説明と判断基準を確認し、ウォレット操作を急がない
- Secure wallet exportは、公開後の公式手順を確認してから利用を判断する
参考・出典
- SecondFi公式X / SecondFi / Yoroi Wallet Guidance Sessions in Tokyo and Osaka
https://x.com/secondfiapp/status/2075422335964954786?s=20 - Luma / SecondFi / Yoroi ウォレット移行セッション(東京)
https://luma.com/yhgxd9xj - Luma / SecondFi / Yoroi ウォレット移行セッション(大阪)
https://luma.com/6yse3fmg - SecondFi公式KB / Security Incident Update
https://kb.secondfi.io/en/article/security-incident-update-dxv72a/ - SecondFi公式KB / Hardware Wallet Migration Guide
https://kb.secondfi.io/en/article/hardware-wallet-migration-guide-1dnm8is/ - SecondFi公式サポート
https://support.secondfi.io/
SIPO関連記事
- SecondFi、東京で対面サポートへ:7月14日WebX会場で何が行われ、利用者は何を確認すべきか
https://sipo.tokyo/post-46640/ - SecondFi、Quarantine modeとsecure wallet exportへ:復旧は「確認・移行・条件付き回復」の次段階に
https://sipo.tokyo/post-46714/
透明性メモ
本記事は、SecondFi公式Xの2026年7月10日の投稿、東京・大阪のLumaイベントページ、SecondFi公式KBを2026年7月10日(JST)に照合して作成しました。Lumaページ上部の表示は東京12:00〜19:00、大阪12:00〜18:00と丸められていますが、各ページの「イベント詳細」とSecondFi公式投稿に記載された東京12:00〜18:45、大阪12:00〜17:45を本文の基準時刻としています。
本稿は、特定ウォレットの安全・危険、補償資格、損失額、返還可否、復旧可否、送金判断を断定するものではありません。Secure wallet exportは記事確認時点で近日公開予定の機能であり、実際の公開時期や仕様は変更される可能性があります。シードフレーズ、秘密鍵、復元フレーズ、ウォレット認証情報は、いかなる相手にも共有しないでください。
