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Optim、OADA などの保有者向け請求ポータルを公開

2026-10-11SIPO

Cardano の DeFi プロジェクト Optim Finance が日本時間 10 月 10 日未明、請求ポータルを公開したと公式 X で発表しました。OADA・sOADA・O トークンの保有者は 10 週間のうちに請求を出す必要があり、分配はこの期間の終わり、年内に行うとしています。

告知は短く、何に対する請求なのか、どういう基準で分配するのかは書かれていません。OADA をめぐっては 9 月に Splash のプールから資金が抜かれる事案があり、Optim はその後プロトコルを止めていました。保有者が期限までに押さえておく点を、9 月からの経緯とあわせて整理します。

告知に書かれていること

Optim の投稿にある情報は、次の 4 点です。

  • Optim の請求ポータル(Claims Portal)が公開された
  • ポータルの場所は app.optim.finance/claims
  • OADA・sOADA・O トークンの保有者は、10 週間のうちに請求を出す必要がある
  • 分配は、この期間の終わり、年内に行う

告知の日から 10 週間を数えると、期限はおおむね 12 月 18 日前後になります。ただし起点と締切の正確な日時は告知に書かれていないため、ポータルの画面で確かめるのが確実です。

9 月の流出から、プロトコルの停止まで

9 月 13 日、Optim は公式 X で、OADA を扱っていた Splash のプールが不正に利用されたと公表しました。影響はそのプールの OADA と ADA に限られ、資金は攻撃者の手に渡ったと書いています。攻撃者は OADA を他のトークンと組み合わせた流動性の置き場をすべて空にしたとし、OADA や O の流動性を提供している人にはすぐに引き上げるよう呼びかけました。

同じ投稿で Optim は、プールが使えなくなったため OADA から ADA への交換が当面できないこと、プロトコルを止めて流動性をすべて取り除いたこと、大量の OADA が攻撃者の手元にあるので OADA の流動性を提供しないことを伝えています。Splash の側も同じ日に、ADA/OADA の StableSwap プールがコントラクトのセキュリティ上の欠陥を突かれて資金を抜かれ、他の種類のプールには影響がないと公表しました。流出の中身については、SIPO.TOKYO でも当時詳しく扱っています(9 月 14 日の記事)。

Optim はこの事案について、調査を続けて解決に向けて動くと書いていました。今回の請求ポータルがその解決策にあたるのかどうかは、告知では明言されていません。

OADA と sOADA のしくみ

Optim の公式サイトは、OADA を「常に ADA で 1 対 1 に裏付けられた ADA の合成資産」と説明しています。OADA は取引に使い、sOADA は OADA をステークした形で、利回りを受け取る側だとしています。

OADA を ADA に戻す経路として使われていたのが、Splash の ADA/OADA のプールでした。そのプールが抜かれたことで、9 月 13 日の時点で OADA から ADA への交換ができなくなったと Optim 自身が書いています。保有している OADA や sOADA が今どう扱われ、請求によって何が戻るのかは、ポータルでの説明を待つことになります。

保有者が確かめておくこと

対象は OADA・sOADA・O トークンの 3 種類です。手元のウォレットにこれらが残っているか、流動性プールの持ち分などの形で間接的に持っていないかを、まず確かめておくと手続きが速く進みます。流動性の持ち分が請求の対象に入るかどうかは、告知には書かれていないので、ポータルで確認します。

ポータルへは、Optim の公式 X の投稿に貼られたリンクからたどるのが安全です。請求の手続きでウォレットの接続を求められることはあっても、リカバリーフレーズの入力を求める画面は正規の手続きではありません。注目を集める請求や返金の手続きには、似せたサイトが現れやすいからです。

年内の分配までに示されるもの

確認できる次の一点は、Optim の公式 X と請求ポータルで示される、分配の基準と締切の正確な日時です。請求期間は 12 月中旬過ぎまで続き、分配は年内とされているので、その間に配分のルールや流出への対応がどう説明されるかが、保有者にとっての判断材料になります。

ことば

  • OADA — Optim が発行する、ADA で裏付けられた合成資産のトークン。ADA と同じ価値を保つ設計ですが、ADA に戻す経路として使われていたプールが 9 月に抜かれ、今回の請求ポータルの対象に入っています。
  • sOADA — OADA をステークした形のトークンで、Optim の仕組みが生む利回りを受け取る側とされています。今回の請求の対象 3 種類のひとつです。
  • StableSwap — 価値がほぼ等しい 2 つのトークンを、価格のずれを小さく交換するための DEX のプール形式。ADA と OADA のように 1 対 1 を目指す組み合わせで使われ、9 月に Splash で抜かれたのもこの形式のプールでした。

一次ソース / 関連リンク

Optim 請求ポータル(app.optim.finance)