カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、自身の動画『FTX and the Integrity of the Cryptocurrency Markets』で、FTX暗号通貨取引所の崩壊に反応し、この事件はデジタル資産空間を襲う最後の危機の1つかもしれないと示唆しました。
これについてFinbold.comが伝えています。
また、ホスキンソン氏はツィーターでも反応し、カルダノの堅実な歩みを示唆し「Good to be the turtle：カメでよかった」とつぶやいています。
以下はFinbold.comに掲載された記事「Cardano founder says FTX meltdown might be one of the last crises in crypto」を翻訳したものです。
カルダノの創設者：FTXのメルトダウンは暗号の最後の危機の一つであるかもしれない by Finbold.com
2022年11月9日
Cardano（ADA）の創設者チャールズ・ホスキンソン氏は、FTX暗号通貨取引所の崩壊に反応し、この事件はデジタル資産空間を襲う最後の危機の1つかもしれないと示唆しました。
ホスキンソン氏によると、FTXの状況に似た事件は、他のエコシステムのプレーヤーに波及効果をもたらすことを考えると、複雑化しているが、そのサイクルは終わりに近づいている可能性があると、11月9日のウェブキャストで指摘しました。
ホスキンソン氏は、FTXの崩壊が意味するものは、Celsius NetworkやThree Arrows Capitalといった企業に連鎖的な影響をもたらしたTerra（LUNA）のエコシステムのクラッシュに続く市場の出来事を反映したものになる可能性が高いと付け加えました。
ホスキンソン氏は次のように述べています。
私は、これが底であり、対処すべき最後のものの1つであると思います。どの程度悪化するかを予測するのは難しいが、非常に悪化する可能性があるのは確かだ。FTXやアラメダ、スリーアローズキャピタルなどのような会社は、もう多くはないだろう。少なくともこのサイクルでは、これがこの種の最後のサイクルになることを心から願っている。
2021年の行き過ぎた行為による影響
FTXの債務超過の背後にある詳細は依然として乏しいが、ホスキンソン氏は、崩壊が2021年の一般的な暗号市場の「過剰」の影響であるとし、次のように述べています。
これは、私が2021年と今年中に繰り返し人々に警告した過剰の一例であり、2017年のICOマニアのような私のキャリアの一部前のポイントでもあります。極めて高い利回りでは、何も得られず、非常に早く蒸発する傾向があります。
さらに、ホスキンソン氏は、バイナンスによるFTXの買収案は銀の弾丸ではないことを示唆し、多くの作業が必要であることを指摘しました。同時に、彼はこのドラマの後、注目される出来事が新たな監視と規制の後押しを集める可能性が高いことを認め、次のように付け加えました。
今回のような事態は、先に述べたように、訴訟を招きがちです。このような事態は訴訟を招きやすく、規制を招きやすく、甚大な監視の目を向けさせる傾向があります。
<…中略…>
バイナンスによるFTXの買収は、特効薬ではありません。市場にとって完全にクリアになるためには、まだ多くのことが起こらなければなりません。
市場のボラティリティ
注目すべきは、FTXの破綻によって市場のボラティリティが急上昇し、Finboldのレポートによると、このセクターは24時間で1000億ドル以上を一掃し、ビットコイン（BTC）などの資産は2万ドル以下に修正されたことです。
この路線で、ホスキンソン氏は、バイナンスによるFTXの買収が実現すれば、市場は再び安定する可能性があると示唆しました。
一般的に、ホスキンソン氏は、今回の暴落は暗号通貨市場にとってマイナスであると指摘し、投資家や規制当局がFTXだけの事件を切り分けるのではなく、デジタル資産空間全般の事件を切り分けると指摘しました。
しかし、基礎となる技術や開発中のプロジェクトを考慮すると、市場は回復する可能性が高いとの楽観的な見方を示しました。
ビデオの全文は以下をご覧ください。
