カルダノ最大のDeFiプラットフォームであるMinswap DEXが、新しく最適化されたPlutus V2のファーミングコントラクトであるYield Farming Harvest V2 (Multiple Token Harvest)を発表しました。Harvest V2は、複数のFarming Pools（最大5つ）の収穫報酬をサポートします。
なお、Minswap DEXは、この機能について、VasilでリリースされたPlutus V2の改良を初めて活用したプロジェクトになります。Plutus V2は、インラインデータムやリファレンススクリプトを通じて、スマートコントラクトレベルでの最適化を可能にします。
また、Harvest V2に加えて下記の新機能が有効になっています。
- 担保出力（CIP-40）のサポートにより、ウォレットに手動で担保を設定する必要がなくなりました。
- キャンセル注文の手数料が安くなりました。
- スワップページで最近の取引を確認できるようになりました。
これをU.TODAYが伝えています。
以下はU.TODAYに掲載された記事「Cardano-Based DEX Shares Result from Leveraging Vasil’s Plutus V2: Details」を翻訳したものです。
VasilのPlutus V2を活用したカルダノベースのDEXについての詳細 by U.TODAY
by Tomiwabold Olajide 2023年1月17日
カルダノDEXのMinswapが新機能のリリースを発表しました。Yield Farming Harvest V2 (Multiple Token Harvest)を発表しました。Harvest V2は、新しく最適化されたPlutus V2のファーミングコントラクトである。最大5つの複数のファーミングプールでの報酬のハーベストをサポートしています。
それによると、ユーザーから最も要望の多かった機能の1つは、複数のファームから1つずつではなく、一度にトークンを収穫する機能だったそうです。今回開始された機能は、この問題を解決することを目的としている。Minswap DEXは、この機能について、Plutus V2の改良を初めて活用したことになると述べています。
Plutus V2は、インラインデータムやリファレンススクリプトを通じて、スマートコントラクトレベルでの最適化を可能にするものだと説明します。また、Plutus V2は、取引速度を向上させ、マルチハーベストなどの新機能を後押します。
Plutus V2 Cost Modelネットワークのアップグレードは、Vasilのアップグレードが発動された5日後の9月27日にカルダノ・メインネット上で稼働しました。
Plutus Coreは、カルダノの台帳で利用されているスクリプト言語です。9月のVasilアップグレードでは、Plutus Coreの新バージョン（Plutus V2）、調整されたPlutusインタプリタ、Plutus V1およびPlutus V2スクリプトの新しいコストモデルが導入されました。
Minswapはカルダノで最大のDeFiプラットフォームであり、TVL（total value locked）は2958万ドル、市場支配率は30.57％です。2023年の開始以来、カルダノはそのTVLが着実に成長するにつれ、Defiエコシステムに資金が流入しています。TVLが2022年末の6633万ドルから現在の9677万ドルに成長するにつれ、そのTVLに貢献しているほぼすべてのCardano dAppsが毎月大きな利益を記録しています。
カルダノ財団がトップ50企業にランクイン
最近のツイートで、カルダノ財団は、Crypto Valley全体のブロックチェーンと暗号エコシステムの発展を紹介する新しいCV VC top 50レポートで、トップ50企業として紹介されたというポジティブなニュースを発表しました。
CV VC top 50レポートは、Bank Frickと共同で、Crypto Valleyで最もパフォーマンスの高いブロックチェーンプロジェクトのトップ50を、市場評価、資金調達、従業員数に基づいて分析する定期的なレポートです。
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