最近グローバルな暗号投資ファンドFD7ベンチャーズが7億5000万ドル相当のビットコインを売却してカルダノとポルカドットホールディングスを増やすというニュースがありましたが、今回そのFD7ベンチャーズのジョイントベンチャーである「Ask The Doctor」が、アフリカでの世界初のユーティリティヘルスケアトークンにカルダノを採用したと発表しました。
下記の記事はBUSINESS WIREの「Global Healthcare Platform Ask The Doctor to Use Cardano for World’s First Utility Healthcare Token in Africa」記事を翻訳したものです。
グローバルヘルスケアプラットフォーム「Ask The Doctor」がアフリカで世界初のユーティリティヘルスケアトークンにカルダノを採用
2021年3月15日 東部夏時間 午後3時36分
トロント–(BUSINESS WIRE)–（ビジネスワイヤ） — 健康・ウェルネスコンテンツを公開し、医療従事者向けのSaaSソリューションを作成するグローバルなデジタルヘルスプラットフォームのAsk The Doctorは、イーサリアムのERC-20トークンであるAskTokenをカルダノに切り替えると発表しました。
Dikembe Mutombo、Israel Idonije、Prakash Chand、Dr. Patrick A. Goldenが共同で設立したこのプラットフォームは、世界初のユーティリティーヘルスケアトークンを作成し、まずアフリカでローンチした後、世界の他の地域で展開していきます。
“私たちのプラットフォームには、セレブリティのトップ歯科医であるアミラ・オガンリエ医師をはじめ、世界のトップ医師、歯科医、その他のヘルスケア従事者が参加しています。”
AskTokenは、Ask The Doctorと世界的な暗号通貨投資ファンドFD7 Venturesのジョイントベンチャーです。AskTokenは、ユーティリティー・トークン（将来の製品やサービスに利用できるブロックチェーンベースの資産）として、人々に基本的なヘルスケアについての教育を提供することを目的としています。その見返りとして、必要なときに医師や薬の代金を支払うことができるデジタル通貨を報酬として提供します。
Ask The DoctorとFD7 Venturesの設立メンバーであるPrakash Chandは次のように述べています。
基本的な医療を受けられない人々が、貴重な健康教育を受けられると同時に、医師や薬の代金を支払うためのデジタル通貨を得ることができる世界を想像してみてください。
健康教育の不足や誤った情報は、アフリカの生活の質に大きな影響を与える問題です。例えば、ケニアでは、女性の月経に関する健康はタブー視されており、少女たちは学校から排除されたり、活動を禁止されたり、生理用品を手に入れるために必死になったりしています。AskTokenは、このような問題を解決し、健康や衛生に関する情報を提供することで、アフリカをはじめとする世界の人々の生活の質を向上させることを目指しています。
Ask The DoctorがERC-20からCardanoに切り替えているのは、イーサリアムのガス料金が高いためです。チームは、カルダノとIOGのアフリカにおける現在の存在感と浸透度が、Ask The Doctorの目標である「すべての人に平等な医療アクセスを提供する」ことを加速させると感じているとコメントしています。Chand氏は、すでにIOGチームと予備的なミーティングを行っており、今後60日以内に変換が完了することを望んでいます。
また、AskTokenが初めてアフリカで発売される理由は、Ask The Doctorの創業者のうち2人がアフリカで活躍していることにあります。ディケンベ・ムトンボはコンゴ系アメリカ人で、NBA歴18年のベテランであり、コンゴ民主共和国に3,000万ドル規模のビアンバ・マリー・ムトンボ病院を建設しました。イスラエル・イドニエは、アフリカで生まれ、カナダで育ちました。NFL歴11年のベテランで、財団法人iF Charitiesでは、ナイジェリアをはじめとするアフリカ各地で学校建設やきれいな水のプロジェクトを支援するフィランソロピー活動を行っています。
Chandは、「DikembeとIsraelがアフリカでドアを開けることで、AskTokenの普及が加速すると感じています」と述べています。
Ask The Doctorの他の著名な株主には、Wattpadの創業者であるアレン・ラウ氏、社会的インパクトを与える起業家であるジェイ・ローゼンツワイグ氏、Audiobooks.comの創業者であるサンジェイ・シンガル氏、カナダのDragon Densのスターであるミシェル・ロマノフ氏、Polymathの創業者であるトレバー・コベルコ氏、NHLのスターでHockey Diversity Allianceの創業者であるイバンダー・ケイン氏などがいます。
Chand氏は、リンクス by Ask The Doctor Networkに登録している医療従事者のグローバルネットワークが、アフリカで困っている人たちの支援に参加できることも楽しみだと語っています。
「私たちのプラットフォームには、著名な歯科医師であるアミラ・オガンリー博士をはじめ、世界のトップレベルの医師、歯科医師、その他の医療従事者が参加しています」とチャンドは続けます。
プラカーシュのファンドであるFD7ベンチャーズは、チャールズ・ホスキンスンとIOGチームのミッションへの信頼から、最近カルダノの大量の持ち株（ADA）を購入しました。
「私は、チャールズが持つビジネス哲学が大好きです。彼は、カルダノを使って世界をより良い場所にすることに情熱を持っています。ビットコインの投資家が一日中、価格や利益の話ばかりしているのを聞いているのとは違う、新鮮な気持ちです」と、チャンドは締めくくりました。
プラカッシュ・チャンドについて
Chandは、25年以上前にカリフォルニア州フレズノのPatrick A. Golden博士と世界初の遠隔医療取引を行った先見性のある人物です。また、Chand氏はビットコインをいち早く採用し、2011年からビットコインを保有しています。2015年には、テスラがビットコインでの支払いを可能にすると発表する6年前に、医療アドバイスを求める人々への支払い手段としてビットコインの受け入れを開始しました。彼は、Ask The Doctorとグローバル暗号通貨投資ファンドFD7 Venturesの両方の創設メンバーです。
