カルダノは、Scantrust社と共同でサプライチェーンソリューションの最初の展開を発表しました。このソリューションは、将来的にはユニリーバ、エクソンモービル、レミー・コアントロー、デュポン、シンジェンタなどに利用される可能性があるようです。

カルダノ財団は“カルダノ財団が開発したカルダノのメタデータ・コネクターは、サプライチェーン・トラッキング業界におけるコスト削減、業務効率と透明性の向上、消費者との直接的なエンゲージメントの基盤の提供に向けて、このような顧客に利益をもたらす可能性を秘めた有望な技術です。”と発表しています。

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下記の記事はCRYPRO NEWS FLASHの記事「Cardano Foundation unveils first deployment of its supply chain solution with Swiss company Scantrust」を翻訳したものです。

カルダノ財団、スイスのScantrust社とのサプライチェーンソリューションの初展開を発表

By Jake Simmons By JAKE SIMMONS 2021年4月7日

カルダノとそのエコシステムのさらなる発展を監督・監視するスイスの独立した非営利団体であるカルダノ財団は、昨日、スイスを拠点とするScantrust社と共同で、サプライチェーン・トレーサビリティーと偽造防止のためのソリューションを展開することを発表しました。技術的な基盤となるのは、2020年12月に導入されたメタデータ機能で、今回初めて商業目的で利用されることになりました。

これは、サプライチェーンのデータを安全に記録し、製品の出所を確認し、サプライチェーンに関与する企業を検証するために、カルダノブロックチェーンをパブリックオーディットプラットフォームとして使用することを可能にする認証・検証ソリューションの開発により実現したものです。

カルダノにとって初めての試み

2020年1月に開催された世界経済フォーラムでカルダノ財団が提携したScantrust社が中心的な役割を果たしています。同社は、フォーチュン500企業や世界168カ国以上の中小企業が、ブランド保護、サプライチェーンのトレーサビリティ、消費者エンゲージメントのためのデジタル化の一環として利用するコネクテッドグッズや製品のプラットフォームを提供しています。

カルダノとScantrustの共同ソリューションにより、ブランドオーナーは、Scantrustの物理的で安全なQRコードの持つトレーサビリティーとターゲットデータの機能に加え、カルダノブロックチェーンのスピードと低コストを活用して、サプライチェーンのトレーサビリティーと偽造防止のユースケースを実現することができます。

最初の概念実証は、数十カ国に製品を輸出しているグルジアの職人的なワイン生産者であるBaia’s Wine社でテストされました。このアプリケーションは、Baia’sワインのボトルに付いているScantrust QRコードの特許取得済みのプロセスと、カルダノブロックチェーン上のメタデータを組み合わせたものです。

驚くべきことに、カルダノ財団は、このソリューションが将来的に、より複雑な国際的なサプライチェーンの問題に対して、“ユニリーバ、エクソンモービル、レミー・コアントロー、デュポン、シンジェンタなどに利用できる “と指摘している。

“カルダノ財団が開発したカルダノのメタデータ・コネクターは、サプライチェーン・トラッキング業界におけるコスト削減、業務効率と透明性の向上、消費者との直接的なエンゲージメントの基盤の提供に向けて、このような顧客に利益をもたらす可能性を秘めた有望な技術です。” と発表しています。

スキャントラスト社のCEOであるネイサン・アンダーソンは次のように述べています。

スキャントラスト社のコネクテッド・グッズ・プラットフォームを活用し、カルダノのトランザクション・メタデータとシームレスに統合することで、ブランドオーナーは、消費者が手にしている製品の完全な出所のストーリーを透明かつ簡単に知ることができ、購入しているものに対する信頼性を高めることができます。

また、運用面でのスケーラビリティの観点からも、Cardano Foundationのメタデータ・コネクターは、高度に非中央化されたCardanoブロックチェーンを高額な費用をかけずに利用することができるため、高スループットのサプライチェーン・トラッキング・アプリケーションに適しています。