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Strike の無期限先物、週間取引額 7,700万ドルで過去最高

2026-09-29SIPO

Cardano 発の無期限先物取引所 Strike Finance が9月28日、9月21日から27日(UTC)の1週間の取引額が 7,700万ドルとなり、過去最高を記録したと公式 X で発表しました。Strike が公開している統計で日ごとの出来高を合計すると約 7,710万ドルで、これまで最も多かった 8月17日〜23日の週(約 7,628万ドル)を約 80万ドル上回っています。

更新の幅は小さく、週の中身も月曜に偏っていました。9月の月間目標まであと一歩のところまで来ていることもあわせて、発表の数字を公開統計で分けて確かめます。9月28日の記事で扱った「1日の取引件数の最高」とは別の記録です。

We just closed our highest volume week ever with $77M in trading volume.

— Strike | Onchain Perps (@strikeperps) September 28, 2026

2日前に掲げていた「7,600万ドル超え」

Strike は9月26日の投稿で、数日のうちに追う数字を 3 つ挙げていました。9月の取引額 2億5,000万ドル超え(当時 2億1,300万ドル・残り 5 日)、週間記録 7,600万ドル超え(当時 6,800万ドル・残り 2 日)、そして手数料収入で初めての月 5万ドル超え(当時 4万4,000ドル)です。

このうち週間記録は、28日の発表どおり達成されました。公開統計の週ごとの合計(月曜から日曜・UTC)でも、9月21日の週の約 7,710万ドルが最も大きく、2 番目が 8月17日の週の約 7,628万ドル、3 番目が直前の 9月14日の週の約 6,619万ドルです。2 週続けて高い水準が続いたうえでの更新でした。

月曜の 1,841万ドル、週末は 500万ドル前後

日ごとに見ると、記録の週は前半に大きく偏っています。

  • 9月21日(月): 約 1,841万ドル
  • 9月22日(火): 約 1,415万ドル
  • 9月23日(水): 約 1,404万ドル
  • 9月24日(木): 約 851万ドル
  • 9月25日(金): 約 1,217万ドル
  • 9月26日(土): 約 496万ドル
  • 9月27日(日): 約 486万ドル

月曜から水曜の 3 日間で週の約 6 割を占め、土日は 1 日 500万ドルを下回りました。週の後半の失速を、前半の積み上げが支えた形です。9月25日は取引件数が 6万1,000件を超えて 1 日の最高になった日ですが、金額では 1,200万ドル台にとどまっており、件数と金額の山が別の日にあったことも分かります。

銘柄別では、この週の取引額のうち ADA が 23.9% で最も大きく、NEAR が 19.0%、ZEC が 9.2%、BTC が 9.0% と続きました。Cardano から始まった取引所ですが、取引額の 4 分の 3 は ADA 以外の銘柄です。

9月の目標まで、残りは 1,300万ドル台

月間の取引額は、4月の約 770万ドルから毎月増え続け、8月には約 1億7,300万ドルに達しました。公開統計の 9月分は、9月29日(UTC)の途中までで約 2億3,670万ドルです。Strike が掲げた 2億5,000万ドルまでは、あと 1,300万ドル余りになります。

記録の週の 1 日平均は約 1,100万ドルでした。9月の残りは、29日(UTC)の残りと 30 日を合わせて 1 日半ほどです。週の前半並みの日が来れば届き、週末並みの日が続けば届かない位置にあります。

取引額と、預かり資産の差

取引額が伸びる一方、場にとどまる資金はまだ小さいままです。DefiLlama の集計で、Strike Finance Perpetuals の預かり資産(TVL)は 9月29日時点で約 240万ドルでした。1 週間の取引額は、その 30 倍を超えます。

Strike は流動性を厚くする施策も進めています。9月27日の投稿では、流動性を提供するボールトについて「数週間のうちに 200万ドル近くになるはずだ」と見通しを示しました。9月28日からは、ボールトへの預け入れにポイントを配るシーズン 1 も始まっています(10月28日まで)。ボールトが厚くなれば大きな注文を受けやすくなり、取引額の底上げにつながる可能性があります。

確認できる次の一点は、Strike の公開統計(プラットフォーム・ダッシュボード)で 9月30日(UTC)が締まった時点の 9月の合計です。2億5,000万ドルを超えたかどうかは、10月1日の朝(日本時間)には確かめられます。もう一つは、DefiLlama の Strike Finance Perpetuals のページで、預かり資産が 240万ドルから動くかどうかです。

ことば

  • 無期限先物(perps) — 満期のない先物取引。ファンディングレートという定期的な支払いで現物価格に寄せ、少ない証拠金で大きなポジションを持てます。Strike は ADA のほか株価指数や金などもこの形で扱っています。
  • 預かり資産(TVL) — プロトコルに預けられている資産の総額。取引額が「どれだけ回ったか」を示すのに対し、預かり資産は「どれだけの資金がとどまっているか」を示します。
  • ボールト — 取引の相手方となる流動性を、利用者の預け入れで用意する仕組み。預け入れた側は手数料などから収益を受け取る一方、相手方として損失を負うこともあります。

一次ソース / 関連リンク

取引額の日次・週次・月次の値は、日本時間 2026年9月29日20時台に Strike の公開統計から取得して合計したものです。