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SteelSwap V2、自社サイトの新画面が稼働

2026-10-14SIPO

Cardano の DEX アグリゲーター SteelSwap は日本時間 10 月 13 日朝、自社サイト steelswap.io で V2 が稼働したと公式 X で告知しました。10 月 2 日に先行して公開した API と交換エンジンの v2 に続き、利用者が直接触る画面も V2 に切り替わった形です。

これまで新しいエンジンを使える入口は、Liqwid や Eternl、Float など提携先の画面でした。RealFi のドル建てステーブルコイン USDrf への交換経路を握るアグリゲーターが、自前の入口を持ったことになります。この記事では、2 週間足らずで進んだ V2 の公開の順番と、告知がまだ書いていない部分を分けて整理します。

エンジンが先、画面が後: 10 月 2 日からの順番

SteelSwap の V2 は、2 段階で公開されました。

最初は 10 月 2 日(日本時間)の API と交換エンジンの v2 です。このとき SteelSwap は、いちばんの変更として SundaeSwap V4 と RealFi への対応を挙げ、API を提携先に開いたと告知しました。そのうえで、SteelSwap のサイトで使う新しい画面は「今後数週間のうち」に公開するとしていました(10 月 3 日の記事)。

その後の 10 日ほどは、提携先が入口になりました。SteelSwap は 10 月 5 日、新しいエンジンが使えるのは Liqwid と Eternl だと投稿し、SundaeSwap V4 への対応によって、USDCx から USDrf への交換だけでなく、多くのトークンを高度なルーターで USDrf に交換できると説明しています。10 月 8 日には SundaeSwap が、Float でも SteelSwap V2 を通じて V4 のプールが使えるようになったと告知しました。

そして 10 月 13 日の告知が、予告されていた画面の公開にあたります。予告から 11 日後で、「数週間」の幅の中でも早い段階での公開です。

USDrf の通り道を持つアグリゲーター

SteelSwap の画面の公開が Cardano の DeFi で意味を持つのは、USDrf の交換経路との関係があるからです。Liqwid は 10 月 6 日(UTC)の投稿で、USDrf と利回り付きの sUSDrf は SundaeSwap V4 の LinearSwap(1 対 1 で交換するプール)で約定し、そのプールを集約しているのは SteelSwap だけだと説明しました。Liqwid の RealFi Hub が交換を SteelSwap 経由で通しているのはそのためだ、と同じ投稿は書いています。

つまり、ドル建て資産どうしを固定の比率で交換する新しいプールへの道は、いまのところ SteelSwap のエンジンを通っています。これまでその道に入るには提携先のアプリを開く必要がありました。自社サイトが V2 になったことで、提携先を経由しなくても同じエンジンに入れる入口ができたことになります。ただし、V2 の画面から USDrf のプールまで選べるかどうかは、告知には書かれていません。

告知がまだ書いていないこと

10 月 13 日の告知は短く、V2 の画面で何が変わったのかの一覧はありません。告知は、V2 を「大きなアップグレード」と呼んだうえで、新機能は「まだごく一部しか公開していない」と書いています。手数料の水準、画面から選べる DEX やプールの範囲、提携先の画面との違いも、告知には書かれていません。

取引量の面でも、外から確かめられる材料は限られています。SteelSwap は DefiLlama が集計する Cardano のアグリゲーターの一覧に入っておらず(10 月 7 日の記事)、V2 の画面の公開で利用がどれだけ動いたかは、公開されている集計からは見えません。いま言えるのは、エンジン、提携先、自社の画面という 3 つの入口がそろったという段階までです。

次に見るもの

確認先は SteelSwap の公式 X です。「新機能のごく一部」という言い方は、続けて機能を出していく予告でもあります。画面の側に何が加わるのか、とくに提携先の画面では使えている SundaeSwap V4 の新しいプールや USDrf への経路が自社の画面にも並ぶかを、次の数週間の投稿で確かめられます。あわせて、DefiLlama の Cardano のアグリゲーターの一覧に SteelSwap が加わるかどうかも、入口の勢力図を数字で比べられるようになるかの分かれ目です。

ことば

  • DEX アグリゲーターの API — 交換の経路探しを、ほかのアプリから呼び出せるようにした窓口。SteelSwap は画面より先に API を V2 にし、Liqwid や Eternl の中で使えるようにしました。
  • LinearSwap — SundaeSwap V4 のプールの種類で、ドル建て同士のように価値がそろう資産を 1 対 1 で交換します。USDrf と sUSDrf のプールで使われ、SteelSwap が集約しています。

一次ソース / 関連リンク

SteelSwap(steelswap.io)

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