zycrypto.comは、カルダノの人気は、新機能を順次導入（アップグレード）することで、最終的にはさまざまなスマートコントラクトの立ち上げをサポートするという、複数の立ち上げを成功させていることにあるとし、このスマートコントラクト実装プロジェクトにより、ADAの価値は2021年5月16日に達成した史上最高値の2.46ドルよりもさらに上昇することが期待されていると伝えています。

以下はzycrypto.comに掲載された記事「With Groundbreaking Cardano Smart Contracts Now In Motion – Here’s A Look At What’s Coming For ADA」を翻訳したものです。

画期的なカルダノのスマートコントラクトが動き出した！ADAに何が起こるかを見てみよう

By Bernice Nyambura – 2021年6月22日

カルダノの開発者とその世界中のコミュニティは、待望のスマートコントラクトの開始に向けて準備を進めている。このスマートコントラクトは、カルダノのネイティブなスマートコントラクト言語「Plutus」と、アップグレードが予定されている最新の「アロンゾ・Alonzo」によって実現されます。

このスマートコントラクト実装プロジェクトにより、ADAの価値は2021年5月16日に達成した史上最高値の2.46ドルよりもさらに上昇することが期待されています。

カルダノの開発者によると、今度のアロンゾ（Alonzo）ハードフォークにより、ついにdAapp開発者がそのプラットフォーム上で様々な種類のスマートコントラクトを展開できるようになるという。

“アロンゾ・ハードフォークは、Plutusスクリプトをブロックチェーンに統合することで、エキサイティングで待望の新機能をカルダノにもたらします。”

カルダノの親会社であるIOHKは、Plutusコントラクトを「ブロックチェーン上で動作する部分（オンチェーンコード）と、ユーザーのマシン上で動作する部分（オフチェーンまたはクライアントコード）」で構成されていると説明しています。

2020年7月にメインネットであるシェリーネットワークの立ち上げに成功したホスキンソン氏は、1年後にはカルダノが数千のdAppsを稼働させると約束しました。

カルダノの実績が物語るもの

カルダノの創業者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、カルダノをプルーフ・オブ・ステーク（Proof-of-Stake）コンセンサスアルゴリズムを採用した第3世代のブロックチェーンベースの技術であり、したがって最高で真の分散型ブロックチェーンプラットフォームであると考えています。

スマートコントラクトを持たないにもかかわらず、カルダノの人気は、新機能を順次導入（アップグレード）することで、最終的にはさまざまなスマートコントラクトの立ち上げをサポートするという、複数の立ち上げを成功させていることにあります。

3月上旬、カルダノはメアリー（Mary）ハードフォークの実装に成功し、ユーザーが新しいトークンを作成し、ネイティブのADAコインのように、カルダノ・ブロックチェーン上でマルチアセット取引を直接実行できるようになりました。

その他のハードフォークとしては、Byron（ウォレット対応）、Shelley（ステーキング、分散化、マルチアセット機能）、Goguen（スマートコントラクト対応）、Basho（スケーラビリティ、最適化）、Voltaire（円滑なガバナンス）などがあります。

プルーフ・オブ・ワーク（Proof of Work）プラットフォームに関連する高いエネルギー消費、スケーラビリティ、相互運用性の制限を解決する以外にも、カルダノは最近、イーサリアムとビットコインのネットワークにおける高い取引コストの課題を解決するための進行中の研究プロジェクトを発表しました。

トップサポーターの一人であり、カルダノプールの運営者であるCardanians.ioのツイートによると、このプラットフォームでのスマートコントラクトの開始は、市場の季節に関わらず、競合他社よりもさらに先に進むことになるそうです。

“#Cardanoでスマートコントラクトが見られるまで、あと70日。ファンダメンタルズがしっかりしていれば、弱気な市場でもプロジェクトは成長できる。”

ZyCryptoが報じたように、同プラットフォームでの開発が検討されている最も早いプロジェクトの1つは、50万以上のマーチャントがADAで支払いを受け付けたり、行ったりするのを支援するための、ShopifyのdAppバージョンです。

イーサリアムキラーのトップとしてのカルダノ

カルダノは、世界中の分散型アプリケーションのための完璧で進化したプラットフォームを提供することを目的とした究極のブロックチェーンエコシステムを目指していますが、イーサリアムやポルカドットなどの他の類似プラットフォームとの厳しい競争を繰り広げています。

その注目すべき点は、イーサリアムベースのトークンをカルダノ上で動作させることができる相互運用機能であるERC20コンバーターです。これにより、イーサリアムのユーザーは自分のトークンをカルダノに移行し、カルダノベースのdAppsで使い続けることができるようになる。

イーサリアムは最大のdAppsエコシステムであり、4,000以上のスマートコントラクトが依存しているため、POWシステムに大きな負担がかかり、ネットワークの混雑や制御不能なガス料金の発生につながっている。

また、カルダノはアフリカでの事業拡大に強い関心を示しており、アフリカ大陸での最大のパートナーシップは、エチオピアとタンザニアの政府とのものです。