ブロックチェーンを活用して分散型ビッグデータプラットフォームを構築することに注力しているスタートアップのIAGONは、カルダノをベースにした初の分散型ストレージネットワークとなる予定で、シード＆プライベート資金で340万ドルを調達したことをdailycoin.comが伝えています。
以下はdailycoin.comに掲載された記事「IAGON Raises $3.4M Funding to Build First Data Platform on Cardano」を翻訳したものです。
IAGON、340万ドルの資金調達を実施 カルダノ上のファーストデータプラットフォーム構築へ
by blockchainnews June 29, 2021
ブロックチェーンを活用して分散型ビッグデータプラットフォームを構築することに注力しているスタートアップのIAGONは、評判の高い暗号中心の投資ファンド群からシード＆プライベート資金で340万ドルを調達しました。
今回の資金調達はLedgerLink Labsが主導し、Blockchain Israel、AU21 Capital、Kirin Fund、Coinsgroup、Cinchblock、Panony、X21、Genblock、Alphabit、Launchpool、GBV Capital、Trustdao Network、Faculty Group、Llamas、BH Investments、Next Chymia Consultingなどから参加を得ました。
また、かつてカルダノのアドバイザーを務めたDarren Camas氏を筆頭に、多くのエンジェルやアドバイザーが参加しました。さらに、IAGONは他にもいくつかの投資を保留していますが、本稿執筆時点では公開できません。
今回の資金調達により、IAGONは、ブロックチェーンネットワーク上で調整された分散型グリッドコンピュータのストレージと処理能力を利用するためのスケーラブルなプラットフォームの展開を開始します。このプラットフォームは、カルダノをベースにした初の分散型ストレージネットワークとなる予定で、イーサリアムでの展開もすでに実施しています。
IAGONは、ビッグデータのリポジトリや大容量のメディアファイルから、一般の人が使用する小さなファイルまで、あらゆる種類のファイルの保存を可能にします。また、IAGONのネットワークは、安全な計算を可能にし、人工知能や機械学習などのリソースを必要とするタスクを分散型クラウドで処理することを可能にします。
カルダノを中心とした暗号エコシステムにおいて、このような幅広い投資家のネットワークから支援を受けられたことに興奮しています。
IAGONの共同創業者であるNavjit Dhaliwal氏は次のように述べています。
機関投資家と草の根の両方の暗号コミュニティのサポートにより、我々はAWSやその他すべてのビッグテックのクラウドインフラに代わる分散型のインフラとなる準備ができています。
クラウドコンピューティングは、システムやネットワークを構築するためのコスト構造やモデルを変えました。クラウドコンピューティングは、システムやネットワーク構築のコスト構造やモデルを変えました。
IAGONのビジネスアドバイザーであるDarren Camasは次のように述べています。
IAGONのビジネスアドバイザーであるDarren Camasは、「IAGONチームは、分散化と規制が両立する第3の道も採用しています。最終的に勝利を収めるシステムは、オープン性と分散性を受け入れつつ、エンドユーザーが特定のユースケースや規制要件に合わせて選択できるツールを組み込んだものです。例えば、米国では医療記録とHIPAAコンプライアンス、EUではGDPRによる個人データの所有権、あるいは国境を越えた顧客データの転送などが挙げられます。
IAGON社について
IAGONは、ビッグテックのクラウドプラットフォームに代わる分散型のプラットフォームであり、カルダノ上の最初のクラウドコンピューティングおよびストレージプラットフォームとなります。このプラットフォームは、ブロックチェーン技術の分散型の性質を利用して、より強力で高速なファイル共有および計算ネットワークを構築することを目的としています。IAGONは、カルダノ財団、より広範な暗号投資コミュニティ、ノルウェーのイノベーション・グラント、およびSquattefunnによる追加の税制優遇措置の支援と検証を受けています。
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