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📡 Signal|Laceへ資産を安全に移すには——新しい鍵・アドレス確認・少額テストの正しい順番

2026-07-27SIPO

ウォレットの移行は、完了してから取り消すことができません。だからこそ、安全性を決めるのは「どのウォレットを選ぶか」だけではなく、「何を、どの順番で確認するか」です。

Laceは日本語の公式ガイドを公開し、新しい安全な鍵を用意すること、受取アドレスを確認すること、全額の前に少額でテストすることを案内しました。この記事では、その手順を実際に確認しやすい順番へ整理します。

まず「公式から入る」

移行作業の最初の一歩は、ウォレットを開くことではありません。正しい公式サイトにいるかを確認することです。

Laceの公式サイトは https://www.lace.io/ です。ブラウザ拡張やアプリは、検索広告、DM、メール、フォーラムの投稿、第三者のミラーサイトからではなく、公式サイト内のリンクから導入します。

ウォレット移行は、偽サイトや偽の「サポートツール」に狙われやすい操作です。検索結果の上位に表示されたことや、見た目が本物に似ていることは、公式である証明にはなりません。

Lace公式サイトも、なりすましサイトとフィッシングメールへの注意を掲示し、リカバリーフレーズや秘密鍵を尋ねることはないと明記しています。

鍵に不安があるなら、古いフレーズを復元しない

ここが最も重要な分岐です。

現在のウォレットについて、次のような心当たりがある場合は、通常の移行手順を急いで進めないでください。

  • ウォレットが侵害された可能性がある
  • 使用していた端末にマルウェアの疑いがある
  • ウォレット提供元からセキュリティ警告を受けた
  • リカバリーフレーズや秘密鍵を第三者へ見せた可能性がある

同じリカバリーフレーズをLaceへ入力しても、鍵そのものは変わりません。新しいアプリへ表示場所を移しただけでは、すでに誰かが鍵のコピーを持っている可能性は消えないからです。

侵害の疑いがある場合は、作業を止め、現在利用しているウォレット提供元の公式サポートへ直接確認します。実際に資産を移すときは、侵害の疑いがある環境で一度も生成・使用されていない、新しい鍵を受取先にする必要があります。

Laceへ入る二つのルート

Lace公式ガイドは、新しい安全な鍵を使う方法を二つに分けています。

ルートA:ハードウェアウォレットをLaceへ接続する

まとまった残高を管理する場合に、公式ガイドがより安全な方法として勧めているルートです。LaceはLedgerとTrezorに対応しています。

この方法では、Laceは操作のためのインターフェースになり、秘密鍵はハードウェアウォレット内に留まります。端末のファームウェアを公式ツールで更新し、LedgerではCardanoアプリを準備してからLaceへ接続します。

接続後の操作は、ブラウザ画面だけで判断しません。ハードウェアウォレット本体に表示される内容を確認して承認します。

ルートB:Laceで新しいソフトウェアウォレットを作る

ハードウェアウォレットを使わない場合は、最初の画面で既存ウォレットのインポートではなく、新しいウォレットの作成を選びます。

Laceはアプリケーションパスワードの設定を求めますが、これは現在の端末でLaceの画面をロック・解除するためのものです。リカバリーフレーズではなく、その代わりにもなりません。

続いて、新しい24語のリカバリーフレーズを紙へ書き留めます。画面撮影、メモアプリ、クラウドドライブ、メールへの保存は避け、安全な場所でオフライン保管します。これを完了するまでは、ウォレットのバックアップは終わっていません。

ハードウェアウォレットを接続する方法と、新しいソフトウェアウォレットを作る方法。どちらも新しい安全な鍵を受取先にします。

送金は「少額テスト」から始める

新しいウォレットができても、すぐに残高をすべて送る段階ではありません。

安全側の順序は次の通りです。

  1. 新しい受取アドレスをコピーする
  2. ハードウェアウォレットを使う場合は、デバイス本体に表示されるアドレスと照合する
  3. まず少額をテスト送金する
  4. Lace側の着金、送付先、金額を確認する
  5. 確認できてから残額を移す
  6. 署名の直前に、表示された送付先をもう一度確認する

公式ガイドは、ハードウェアウォレット上のアドレスについて、少なくとも先頭5文字と末尾5文字を照合するよう案内しています。大切なのは、ブラウザに表示された文字列だけを信じず、自分が管理するデバイス側の表示と見比べることです。

テスト送金は、余計な一手ではありません。間違ったアドレス、想定と異なるネットワーク、クリップボードの改変、操作ミスに、残高全体を巻き込まないための確認です。

着金を確認できた後に、残額を移します。署名画面に想定外の送付先や理解できない出力が表示された場合は、承認せず、その場で操作を止めてください。

最初に少額だけを送り、受取先で確認できた後に残額を移します。

シードフレーズを尋ねる「サポート」はサポートではない

リカバリーフレーズ、シードフレーズ、秘密鍵は、資産を動かす権限そのものです。

次の行為は行わないでください。

  • サポート担当者へ伝える
  • Webフォームやサポートチャットへ入力する
  • 画面を撮影する
  • メモアプリ、クラウド、メールへ保存する
  • 「代わりに移行する」と申し出た相手へ渡す

正規のLace関係者や公式サポートが、それらを尋ねることはありません。復旧を急かす、確認手順を省かせる、秘密情報を聞く、代理で資産を動かすと申し出る——そのいずれかがあれば、詐欺として扱い、会話を閉じてください。

Lace公式Xは、今回の日本語案内で次のように伝えています。

ウォレットの移行は後から取り消すことができません。だからこそ、正しい手順を正しい順番で進めることが大切です。

「急いだ方が安全」という案内は、安全な移行の考え方と反対です。正しい移行は、立ち止まって一つずつ確認できます。

NIGHTを請求した人は、旧ウォレットを早く手放さない

Midnight Glacier DropでNIGHTを請求した場合は、ADAを移した後にも確認が残ります。

NIGHTの請求権は、請求時に受取先として指定したCardanoアドレスに紐づいています。ADAを新しいLaceウォレットへ移しても、その請求権が自動的に新しいウォレットへ移るわけではありません。

公式ガイドによると、NIGHTは4回に分けて25%ずつ解除され、スケジュールは2026年12月4日まで続きます。その後、残りを受け取るための90日間が設けられます。

請求時の受取アドレスが旧ウォレット内にある場合は、すべての受取が終わるまで、そのウォレットのリカバリーフレーズを安全に保管し、復元可能な状態を維持します。ADAを移した直後に、旧ウォレットへのアクセス手段を破棄しないでください。

NIGHTの受取には、Lace公式ガイドが案内する https://redeem.midnight.gd/ だけを使用します。「解除を早める」「受取を代行する」と案内する別サイトやサポートツールには触れないでください。

おかしいと感じたら、送金を止める

移行中に表示が違う、送付先が理解できない、予想外の署名を求められる、誰かに急かされる——その時点で操作を止めるのが正解です。

確認前の送金を取り戻すことは困難ですが、送金前なら止まれます。Lace、ハードウェアウォレットとの接続、公式ガイドの内容について不明点がある場合は、lace.io 内のリンクからLace Technical Supportへ進んでください。

検索広告やDMのリンクではなく、自分で公式ドメインを確認する。秘密情報を尋ねられたら閉じる。少額テストが着金するまで残額を動かさない。

安全なウォレット移行は、特別な裏技ではなく、この基本を正しい順番で守ることから始まります。

🔗 一次ソース

透明性メモ

本稿は2026年7月27日JST時点で、Lace公式日本語ガイド、同英語原文、Lace公式サイト、公式テクニカルサポート、ユーザー提供のLace公式X表示内容、ユーザー提供PDFを照合して作成しました。公式Xの本文は、ユーザー提供の表示内容と公式ガイドの安全要点が一致することを確認した範囲で使用しています。

公式ガイドには、各ルート内で残高を一度に移す説明と、全額の前に必ず少額をテストする共通ルールの両方があります。本稿は安全側に、少額テスト、着金確認、残額移行の順で整理しました。

本稿は一般的な情報提供であり、個別のウォレット、端末、送金先、送金結果、資産保全、NIGHT受取、損失回復を保証するものではありません。不明点や侵害の疑いがある場合は、資産を動かす前に利用中のウォレット提供元の公式サポートへ確認してください。