Midgard Labs の COO、Dave Dionisio 氏が 10 月 8 日(日本時間)、CEO の Phil DiSarro 氏と来日し、10 月 23 日に東京、24 日に大阪でミートアップを開くと X で告知しました。参加費は無料で、トークと質疑のあとに、フードとドリンク付きの交流の時間が続きます。
Midgard Labs は、10 月 1 日から Cardano のスマートコントラクト基盤 Plutus の開発を引き継いだ会社です。Cardano のコアの一部を預かるようになったばかりのチームに、日本語通訳つきで直接質問できる場になります。日程と申し込み方、そして当日聞けそうな論点を整理します。
東京は 10 月 23 日(金)、大阪は 24 日(土)の夜
イベント名は「カルダノの未来を専門家と語る会 ー Top 10に返り咲く道筋を考える ー」で、東京と大阪で同じ内容の会が 1 回ずつ開かれます。申し込みはどちらも Luma のイベントページから行います。
- 東京(渋谷):10 月 23 日(金)19:00〜21:30。19:00〜20:00 がトークセッションと質疑、20:00〜21:30 がフードとドリンク付きのネットワーキング
- 大阪:10 月 24 日(土)19:30〜22:00。19:30〜20:30 がトークセッションと質疑、20:30〜22:00 がネットワーキング
参加は無料ですが、申し込みは主催者の承認制です。会場の正確な住所は、申し込みのあとにイベントページで表示される形になっています。Luma の主催者欄には Japan-AA と Dave 氏の名前が並び、当日は日本語の通訳サポートが用意されます。
Dave 氏は告知の中で、席数に限りがあるため早めに申し込んでほしいと呼びかけています。イベントページも、長く Cardano を応援してきた人と、最近関心を持ち始めた人のどちらも歓迎すると書いており、技術者向けの勉強会というより、コミュニティとの顔合わせに近い組み立てです。
登壇する 2 人と、Midgard Labs という会社
イベントページの紹介によると、Phil DiSarro 氏は Midgard Labs と Anastasia Labs の創業者・CEO で、Cardano 初のパーミッションレス型 Optimistic Rollup「Midgard」の設計者です。USDCx と LayerZero の Cardano 統合で技術設計を担当したほか、2024 年に Cardano ネットワークが攻撃を受けた際には対応を主導し、SecondFi ウォレットの被害を受けた利用者へのインシデント対応も支援したとしています。DRep と Cardano の憲法委員会のメンバーとしての活動も挙げられています。
Dave Dionisio 氏は Midgard Labs の COO で、以前は Input Output(IOG)で戦略とパートナーシップを担当していました。Cardano の憲法制定会議や Intersect の成長に中心的に関わってきた、とイベントページは紹介しています。
会社としての Midgard Labs は、スマートコントラクトの監査とエンジニアリングを本業にしています。同社の公式サイトは、セキュリティ監査とコントラクト開発を事業の柱に掲げ、そのうえで Layer 2 ネットワーク「Midgard」を開発中だと書いています。イベントページの説明では、Midgard は Leios と並行して Cardano の取引を速く、安くすることを目指すもので、AI を使ったものを含む新しい種類の攻撃から Cardano を守る技術や、開発者向けのツールにも取り組んでいるとしています。
9 月には、Input Output が Plutus の開発チームとプラットフォームを 10 月 1 日付で Midgard Labs へ移すと発表しました(Plutus の開発主体、10月1日から Midgard Labs へ)。今回の来日は、その移管から 3 週間あまりの時期にあたります。
聞けそうな論点は、Midgard と PRIME
イベントページが「このイベントで得られること」として挙げているのは 3 点です。Cardano の最新の動きとそれがコミュニティにとって持つ意味。利用者と実際の利用が増えることが ADA の長期的な価値をどう支え得るのか、そしてリスクを理解したうえでどう参加できるのか。最後に、Midgard のリーダーシップと AlphaGrowth の「PRIME」プログラムが、Cardano の可能性をどう利用者・資本・実際の活動につなげていくのか、です。
PRIME は AlphaGrowth が Cardano の DeFi を対象に進めている成長プログラムで、9 月にはエコシステム監査の公開や、提案募集(RFP)が進んでいました。イベントページは Midgard と PRIME を並べて挙げていますが、両者が具体的にどう関わるのかまでは書いていません。PRIME の資金がどこへ向かい、L2 の開発とどう組み合わさるのかは、質疑で直接確かめられる点です。
セキュリティの話題も外せません。SecondFi の件では、今週、資産回復ツールが公開されたばかりです(SecondFi 資産回復ツールの使い方、準備から着金まで)。インシデント対応を支援した当事者が登壇する場でもあり、ウォレットの安全をどう守るかを聞ける機会にもなります。
申し込みのあとに見る場所
確認する先は 2 つあります。1 つ目は、申し込み後の Luma のイベントページです。承認の連絡と会場の住所はここに届きます。東京は 10 月 23 日 19 時、大阪は 24 日 19 時 30 分の開始なので、前日までに承認状況を見ておくと安心です。
2 つ目は、会のあとの Dave 氏と Midgard Labs の公式 X です。東京・大阪で何が語られたか、とくに Midgard の今後の日程や PRIME との関わりについて、終了後の発信で補われるかどうかを見ておきたいところです。日程は SIPO のイベントボードにも掲載しています。
ことば
- Optimistic Rollup — 取引をメインのチェーンの外でまとめて処理し、結果だけを書き戻す Layer 2 の方式です。不正があれば一定の期間内に異議を出せる仕組みで安全を保ちます。Midgard はこの方式を Cardano で採るとしています。
- Cardano PRIME — AlphaGrowth が運営する Cardano の DeFi 向け成長プログラムです。監査で現状を測り、提案募集で資金の出し先を選ぶ形で進んでおり、今回のミートアップでも論点の 1 つに挙がっています。
- Leios — Cardano の処理能力を大きく引き上げるためのコンセンサスの改良です。Midgard は Leios と並行して取引を速く、安くすることを目指す、と位置づけられています。
一次ソース / 関連リンク
- Dave Dionisio 氏の X での告知(2026 年 10 月 8 日)
https://x.com/Dave__Dionisio/status/2107851567927898472

luma.com

luma.com

midgardlabs.io

Input Output「Plutus moves to Midgard Labs」(2026 年 9 月 17 日)
Input | Output
