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DRep 月例コールは日本時間 8 月 27 日 0 時です——議題に「委員会アクションが通るか通らないか」の影響が入りました

2026-08-26SIPO

Intersect が日本時間 8 月 25 日 18:00、DRep 向けの月例コミュニティコールを告知しました。開催は 8 月 26 日 15:00 UTC——日本時間では 8 月 27 日の 0 時にあたります。共催は Tweag by Modus Create と Intersect で、登録ページによればこの会は毎月最終水曜の 15:00 UTC に開かれる定例です。当社は告知そのものを初期報として先にお伝えしました。

定例の開催案内なので、それ自体は珍しいものではありません。今回目を引くのは議題の並びのほうです。「active governance actions」の次に「implications for new committee action pass/not pass」——新しい委員会アクションが通るか通らないかがもたらす影響、が挙がっています。委員会は DRep とは別の軸から可決条件を構成する側なので、ここが議題に入る回は、個々の投票の話であると同時に、投票の枠組みそのものの話になります。

告知に何が書かれていて、いまどの提案が票を集めきれていないのか、順に確認します。

■ 告知に書かれていること

DReps, and those interested in Cardano governance, join us Wednesday 26 Aug for our monthly DRep Community Call 🎙️

We’ll discuss active governance actions, implications for new committee action pass/not pass, developments across the ecosystem, with time for open Q&A.

🗓️ 26 August
🕒 15:00 UTC
Hosted by @tweagio and Intersect

DRep の方と、Cardano のガバナンスに関心のある方へ。8 月 26 日水曜の月例 DRep コミュニティコールにご参加ください。進行中のガバナンスアクション、新しい委員会アクションが通るか通らないかの影響、エコシステム全域の動き——これらを扱い、自由な質疑の時間も設けます。以上が告知の全文です。

登録ページ側の説明はもう少し具体的で、この会が扱う範囲として「進行中のガバナンスアクション、これから行われる投票、トレジャリーと予算の議論、ガバナンスツール、より広いエコシステムの動き」が挙げられています。各回はガバナンスの近況報告に加えて、特集テーマまたはゲストスピーカーの枠と、参加者が意見を述べられる自由質疑で構成されるとあります。参加は DRep に限定されず、ガバナンスに関心のあるコミュニティメンバーであれば誰でも入れる会です。

■ 「委員会アクションの可否」が議題に入るということ

Cardano のガバナンスでは、アクションの種別に応じて DRep・SPO・憲法委員会のうち複数の承認が必要になります。つまり、DRep が賛成多数を作っただけでは可決に届かない種別がある、という構造です。

ここで委員会そのものを対象にしたアクションが通るか通らないかは、その一件の結果にとどまりません。委員会の構成や在任条件が変われば、その後に出てくるあらゆる提案の可決条件のうち一枚が入れ替わることになるからです。個別の提案に賛成するか反対するかを考える前に、判断の土台が動くかどうかを見ておく、という順番の話になります。

告知には、どの委員会アクションを指しているのかまでは書かれていません。したがってここは当日の説明を待つ部分で、本稿の側から特定はしません。議題に挙がった、という事実だけが今わかっていることです。

■ 票が半分集まっていない提案が、期限に向かっています

「進行中のガバナンスアクション」のほうは、いま数字で見えます。パラメータ変更提案「Reduce minPoolCost to 75 ada and increase Plutus Memory Limits (Part 2)」は現在も投票受付中で、期限はエポック 653 です。日本時間 8 月 26 日 9 時 21 分に取得した集計は次のとおりでした。

  • DRep 賛成(可決基準・閾値 67%): 47.37%(113 票)
  • 投票済み反対: 3.58%(19 票)
  • AlwaysNoConfidence: 3.51%
  • 未投票: 45.53%
  • 棄権: 12 票(分母外)
  • 憲法委員会: 賛成 3・反対 0・未投票 4

読み方に注意が要る数字です。「反対」と呼べるのは投票済み反対の 3.58% だけで、未投票の 45.53% は反対ではありません。まだ意思表示がされていない、というだけです。そのうえで賛成の 47.37% は閾値 67% に届いておらず、届かせるために必要な票は、いまだ動いていない側にあります。

取得時点のチェーンはエポック 651 でした。期限のエポック 653 まで、残りはそう長くありません。委員会側も 7 人中 4 人が未投票のままです。

月例コールの議題の 1 番目が「進行中のガバナンスアクション」であることを踏まえると、この提案は当日ほぼ確実に触れられる位置にあります。数字が動くとすれば、こうした場のあとであることが多いというのも、これまでの経緯が示しているところです。

■ 参加しない人にとっての意味

日本時間 0 時という時間帯は、日本のコミュニティにとって参加しやすい枠ではありません。ただ、この種の会で価値があるのは発言することよりも、どの論点が「いま議論されている論点」として扱われているかを知ることのほうです。議題に挙がったかどうかは、結果が出る前に読み取れる数少ない手がかりになります。

委任している側から見ると、確認できることはもう少し具体的です。自分が委任している DRep が、期限が近い提案に投票を済ませているかどうかは、提案ページで個別に確認できます。未投票が 45.53% あるということは、委任先が未投票である可能性も同じだけあるということです。


次に見るもの

ひとつめは、minPoolCost Part 2 の賛成率がコール後にどう動くかです。閾値 67% に対していまは 47.37%、届かせる票は未投票の側にあります。動くとすれば、どちらの方向にどれだけ動くのか。

ふたつめは、議題に挙がった委員会アクションが何を指していたのかです。当日の説明で特定されれば、その可否がどの提案の条件に効くのかを逆算できます。

みっつめは、憲法委員会の未投票 4 件が埋まるかどうかです。DRep 側の閾値だけを見ていると見落としますが、種別によっては委員会側の承認も同時に要ります。片方だけが埋まっても提案は動きません。


一次ソース / 関連リンク