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RealFi の SPO アクセラレーターに日本語ページができました——委任先を日本語で確かめられる形に

2026-08-07SIPO

RealFi が、SPO アクセラレータープログラムの日本語ページを公開しました。公式アカウント @realfi_co は 8 月 7 日に日本語で告知し、ページには参加中の日本のプールが 5 件並んでいます。委任先をどこにするかという選択は、Cardano の分散化がどちらへ向かうかを日々決めている部分でもあります。日本語で仕組みと対象プールを確認できるようになったことは、その判断材料がひとつ増えたということです。何が確認できるようになったのか、そして委任を検討するときにあわせて読んでおきたい条件を、順に見ていきます。

■ 日本語ページに並んだ 5 つのプール

ページの冒頭には「RealFi SPO アクセラレータープログラムへようこそ。」と書かれ、対象のステークプールへ ADA を委任すると RealFi のローンチを支援でき、あわせて毎日 R-Points を獲得できる、という趣旨が説明されています。表示されている条件は 3 つです。報酬付与は 7 月 22 日より開始、委任している人ひとりにつき毎日 100 R-Points、そして Discord では 90 以上の SPO が活動中、と記載されています。

「参加中の SPO を見る」の欄に日本語で掲載されているのは、次の 5 プールです。

  • shiodome47(SODM)
  • banC ADA StakePool(BANC)
  • YOKOHAMA stake pool(YKSP)
  • NGS(ページ上の表記は KGSP ですが、オンチェーンのプール登録情報ではティッカーが NGS、名称が「NGS発達障がい支援KGSP」となっています。ウォレットで探す際はご注意ください)
  • ADA JAPAN POOL(ADAJP)

5 件はいずれもシングルプールオペレーターで、オンチェーン上も登録済みのプールです。Discord 上で活動する SPO が 90 以上と書かれているのに対して日本語ページの掲載が 5 件ということは、このページが全体の一覧ではなく、日本語で確認したい人向けの入口として作られていることを示しています。掲載を希望する SPO については、ワークショップや Discord での活動のあとにプロフィールと 60〜120 秒の自己紹介動画を送る、という手順がページ内に書かれています。

■ 委任しても ADA はウォレットから動きません

ページは、委任によって何が変わり、何が変わらないのかを明示しています。

あなたのステークは、これまでと同様に Cardano 上でそのまま機能します。報酬もセキュリティも変わりません。

ADA がウォレットから移動することもない、とも書かれています。これは Cardano の委任の仕組みそのものの性質で、Cardano の公式ドキュメントも、どう委任していても ada は通常どおりいつでも使える、と説明しています。委任先を変える操作は、資産を預ける操作ではありません。

ポイントの側の手続きも、ページによれば軽いものです。対象のプールへ委任すると 7 月 22 日からテストネットを通じて自動的に貯まり始め、請求の際には委任状況がオンチェーンで検証されるため、フォームの提出は不要とされています。ページはさらに、委任は「何もしなくてもポイントが貯まる」唯一の方法で、それ以外はすべて Discord でのクエストやテストネットでの活動が必要になる、と説明しています。日常的にクエストを追いかけない人にとって、委任が入口になる設計です。

■ ページの説明と、利用規約に書かれている条件

日本語ページは、R-Points について「各シーズンの終了時には、R-Points を RealFi のガバナンストークンである RFG と交換して請求できます」と書き、RFG はコミュニティの参加を重視するものなので地域制限はなく獲得したすべての方が請求可能、と続けています。

一方で、RealFi の利用規約(最終改訂 2026 年 6 月 12 日)は、ポイントと報酬プログラムについて別の角度から条件を並べています。規約 1.6 は、ポイントに金銭的・現金的価値はなく、預金・証券・金融商品・投資のいずれでもないと明記しています。プログラムの運営主体は RealFi GP と独立した第三者であり、アプリは関連データを表示しているだけだ、とも書かれています。

付与のルール自体も固定されていません。運営者は獲得・交換のルール、付与率、対象となる活動の種類を、予告の有無にかかわらずいつでも変更・停止・終了できるとされ、付与されたポイントは暫定的なもので、整合性レビューを経て確定するとあります。参加資格の面でも、禁止対象者や禁止管轄地域にいる人は参加できず、本人確認が求められる場合があるとされています。そして交換については、規約はこう書いています。

No such reference is a promise or guarantee of any token, value, or return.(そうした記述はいずれも、トークン・価値・リターンの約束や保証ではありません)

テストネット環境についても、規約 1.2 はそこでのトークンや残高、報酬に金銭的・経済的価値はなく償還もできない、と定めています。ページに書かれた「地域制限はなく」という説明と、規約側の禁止管轄地域・本人確認の条項は、読む場所によって手触りが変わる部分です。どちらが正しいという話ではなく、ページは要約、規約は条件を並べたもの、という役割の違いです。委任を検討するなら、両方に目を通しておくと判断しやすくなります。

R-Points と RFG 転換の条件については、RealFi が「R-Points」を公開:Testnet 参加を記録する仕組みと、RFG 転換をめぐる注意点で規約の中身を先に整理しています。あわせてご覧ください。

■ 次に見るもの

  • 日本語ページの掲載プールが 5 件から増えるか。Discord で活動する SPO は 90 以上とされています。日本語の入口がどこまで広がるかは、日本語話者の委任先の選択肢がどれだけ増えるかと同じ意味を持ちます。
  • シーズンの区切りと、RFG 交換の条件がいつ具体化するか。現時点では「各シーズンの終了時」という書き方にとどまり、交換比率や時期は示されていません。
  • 対象 5 プールへの委任がどう動くか。いずれもシングルプールオペレーターです。小規模なプールに委任が集まる動きが出るなら、それは分散化の指標としても読める変化になります。

ポイントを取りにいくかどうかとは別に、委任先を選び直す機会そのものは、誰にとっても定期的に訪れます。日本語で仕組みを確認できる場所が増えたことは、その機会に使える材料が増えたということです。次に委任先を見直すとき、あなたは何を基準に選びますか。


一次ソース / 関連リンク