オープンソース開発者として30年以上の経験を持ち、20年以上にわたって業界全体のオープンソース変革を推進するエグゼクティブリーダーとして活躍してきたDirk Hohndel氏が、カルダノ財団にオープンソース最高責任者として参画しました。
このオープンソースとガバナンス戦略の深化を示唆する人事により、カルダノ・プロトコルの中核となるサードパーティによる貢献型オープンソースエコシステムを構築するための戦略をリードすることになります。
以下はカルダノ財団に掲載された記事「Dirk Hohndel Joins Cardano Foundation as Chief Open Source Officer」を翻訳したものです。
Dirk Hohndel氏、カルダノ財団にオープンソース最高責任者として参画
Renagh Mooney PR Manager 2022年4月21日
オープンソースとガバナンス戦略の深化を示唆する人事
Dirk Hohndel氏がカルダノ財団のチーフ・オープンソース・オフィサーとして参加しました。Hohndel氏は、オープンソース開発者として30年以上の経験を持ち、20年以上にわたって業界全体のオープンソース変革を推進するエグゼクティブリーダーとして活躍してきました。彼は、カルダノ・プロトコルの中核となるサードパーティによる貢献型オープンソースエコシステムを構築するための財団の戦略をリードすることになります。
「オープンソースソフトウェアと原則は、カルダノ・エコシステムの分散制御とガバナンスを確保するというCardano Foundationのコミットメントの重要な部分であり、その戦略を推進するのにDirkほど適した人物は世界にいません」とCardano FoundationのCEO、Frederik Gregaardは述べました。
DirkのLinuxとオープンソースの経験は比類がなく、彼のスチュワードシップにより、カルダノの技術とビジネスの基盤が未来のオペレーティングシステムをもたらすことを確実にできることを私たちは知っています。
2015年に設立されたCardanoは、プルーフオブステーク（PoS）ブロックチェーンプラットフォームであり、ピアレビューされた研究に基づいて設立された最初のものです。エビデンスに基づく手法で開発され、分散型アプリケーションやシステムにセキュリティと持続可能性を提供する先駆的な技術を組み合わせています。カルダノは創業以来、分散化の目標を明確にした詳細なロードマップを策定しており、現在は最後の2段階に取り組んでいます。さらに、カルダノが採用しているPoSメカニズムは、プルーフ・オブ・ワーク（PoW）メカニズムを使用する傾向にあるレガシーブロックチェーンよりも、エネルギー効率が大幅に向上しているのが特徴です。
分散型コンピューティングとブロックチェーンは、急速に技術インフラの重要な要素となっており、オープンソースは、今後何年にもわたって持続可能な活発なエコシステムを構築するために重要な役割を果たします。”カルダノ財団のチーフ・オープンソース・オフィサー、ダーク・ホーンデルは、次のように述べています。”私は、すべての人のために非常に多くの可能性を解放している別の業界に、オープンソースの変革をもたらすことに興奮しています。
カルダノ・ブロックチェーン・プロトコルは、より多くの貢献者が参加し、その恩恵を受けることで継続的に進化し、適応し、成長する、持続可能なコンピューティング・インフラストラクチャを提供するものです。オープンなエコシステムとガバナンスモデルは、このコラボレーションに必要なサポートを提供し、目の前のチャンスと同じくらい速く動くことを保証します。オープンソースプロジェクトと透明でオープンなガバナンスの組み合わせは、テクノロジーの導入と加速のための優れたアクティベーターとなります。さらに、さまざまなステークホルダー間の幅広いコラボレーションを促進することができます。
Hohndel は、直近では VMWare 社の副社長兼チーフ オープン ソース オフィサーを務めていました。それ以前は、Intel 社で約 15 年間、Chief Linux and Open Source Technologist (チーフ Linux およびオープン ソース テクノロジー専門家) として活躍していました。また、5 年間にわたり Linux Foundation の理事を務め、2000 年代初頭には、同組織の創設者の 1 人でもありました。現在、リモートデジタル認証技術のリーディングプロバイダーであるNetki社の顧問を務めるほか、CIQの戦略アドバイザーも務めています。
読者は、Hohndel氏がLinuxの生みの親であるLinus Torvalds氏とともに、2022年6月20日から24日までオースティンで開催されるOpen Source Summitに参加し、次のカンファレンスに参加することができます。
