以下はIntersect記事「Intersect Development update #53 – March 14th」をまとめたものです。詳細は原文をご覧ください。

Intersect開発アップデート #53 – 2025年3月14日

Intersect委員会選挙が始まる！

2025年4月に予定されているIntersect委員会選挙は、Cardanoの分散型ガバナンスの進化における重要な瞬間となります。ADA保有者は、委員会の席に立候補するか、主要な意思決定者を選ぶ投票を通じて、Cardanoの未来を形作る機会を得ます。

委員会の役割と最新の変更点

Cardanoのガバナンスモデルが進化する中で、DReps（Delegated Representatives）が資金配分の最終決定権を持つようになりました。しかし、Intersectの委員会は、開発の透明性と戦略的な成長を確保するために引き続き重要な役割を果たします。

主な変更点：

• 委員会はロードマップ開発とガバナンス監督に重点を置く。
• DRepsがロードマップに沿ったプロジェクトの資金決定を最終的に行う。
• 委員会は予算案を提出する役割を持たず、成長とガバナンスのロードマップ策定を担当。
• マルチシグスマートコントラクトなどの透明性強化メカニズムが導入。

選挙への参加方法

Cardanoのビジョンに共感し、専門知識を持つ方は、委員会に立候補するか、投票で意思を示すことができます。

選挙スケジュール：

• 事前コミュニケーション期間：3月11日〜3月21日
• 立候補受付：3月24日〜4月4日
• 投票準備・品質チェック：4月7日〜4月8日
• 投票期間：4月9日〜4月23日
• 結果集計・確認：4月24日
• 選挙結果発表：4月30日

⚠ 注意： 4月4日までにIntersect会員であることが投票・立候補の条件となります。

立候補方法

適切な専門知識と時間的なコミットメントが可能な方を求めています。

応募ステップ：

1. Intersectメンバーエリアにログイン。
2. 「投票」セクションに移動。
3. 応募する委員会を選択。
4. 4月4日までに応募フォームを提出。

詳細はIntersect knowledge baseをご確認ください。

予算委員会の活動報告

2025年3月7日より、予算提案受付フォームが公開されました。このフォームでは、プロジェクトや施策の資金提案が可能で、提出された提案はDRepsが評価し、承認を行います。

提案の提出・サポートについてはsupport@intersectmbo.orgまでご連絡ください。

コミュニティハブの活動

日本ハブ：

• Xスペース開催：3月14日 12:00 UTC

アフリカハブ（WADA）：

• 3月13日にWADA内部会議を開催（参加者15名）。
• Cardanoの予算プロセスやSingularityNETの提案募集（RFP）について議論。

有料オープンソースモデル（POSM）の導入

オープンソース開発の課題を解決するため、Intersectは**有料オープンソースモデル（POSM）**を導入しました。

主な構成要素：

• Code for Us Initiative： 機能開発やバグ修正の資金提供を行う。
• メンテナーリテーナープログラム： 主要開発者への長期的な資金サポートを提供。
• オープンソースオフィス（OSO）と委員会（OSC）： セキュリティ監査やガバナンス支援を提供。
• インキュベーションプログラムと貢献階層： 新規プロジェクトの育成と品質保証を促進。
• ライフサイクルと予算調整： 透明性のある資金調達とプロジェクト評価をCardanoガバナンスに統合。

詳細はIntersect knowledge baseをご確認ください。

ガバナンストーリング（GovTool）の最新情報

アップデート内容：

• DRep登録・編集時の画像タグ対応。
• ADAハンドル統合によるアイデンティティ認識向上。
• CardanoプレプロダクションネットワークでGovToolが利用可能に。
• APIアクセス向上および共同提案機能の改善。

今後の予定：

• 提案のオフチェーン議論を管理するモデレーションツールのリリース。
• プロトコルパラメータ変更、委員会アップデート、ハードフォークガバナンスアクションのサポート強化。

ガバナンス統計（3月7日以降の進捗）

• エポック：544→545
• ユニークデリゲーター数：+3581（136,180→139,761）
• 投票委任数：+4278（151,394→155,672）
• DRep投票総数：+101（1518→1619）
• DRep登録数：+20（1158→1178）
• メタデータを添付したDRep数：+5（708→713）

最新のガバナンスアクションの進捗はこちらで確認できます。

まとめ

Cardanoのガバナンスは進化を続けており、Intersectはその最前線で透明性の高いエコシステムを構築しています。選挙、予算委員会、有料オープンソースモデル、ガバナンスツールの改善など、様々な分野での発展が期待されています。

皆さんの意見や提案をお待ちしています！

メール: support@intersectmbo.org

X（Twitter）: @Intersect

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