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Daedalus 11.6.1、「接続中」で止まる不具合を修正

2026-11-07SIPO #ダイダロス

Cardano のフルノードウォレット Daedalus は日本時間 11 月 7 日未明、起動時やウィンドウの再読み込みのあとに「ネットワークに接続中」から進まなくなる不具合を直した 11.6.1 を公開しました。ウォレットのバックエンドが応答しなくなったときの自動再起動も入り、リリースノートはすべての利用者に更新を勧めています。

Daedalus 11.6.1 リリース (GitHub)(GitHub)

同じ朝には次の 11.6.2 のタグも GitHub に現れました。こちらは Windows の更新の不具合を直すもので、14 時半の時点でリリースのページはまだありません。Daedalus を使っている方が更新の前に知っておきたいことをまとめます。

接続中で止まっていた原因と修正

変更履歴によると、ウォレットの準備完了の知らせが、ウィンドウの受け取り準備より先に届いた場合や、ウィンドウが再読み込みされた場合に、接続の設定が行われないまま待ち続けることがありました。ウォレットを再起動するまで「ネットワークに接続中」から動かなかったのは、このためです。11.6.1 では、この順番になっても接続を設定するようになりました。

起動のたびに長く待つのが Daedalus の日常だった方にとって、同期が遅いのか止まっているのかが分からない場面が 1 つ減ることになります。

応答しないバックエンドを、自分で再起動する

もう 1 つの目玉は、ウォレットのバックエンドの見張りです。cardano-wallet のプロセスが生きたまま API だけ応答しなくなる場合に備えて、次の動きが入りました。

  • 見張りのプログラムが 15 秒ごとに API を確認する
  • 4 回続けて失敗したら再起動する (1 時間に 5 回まで)
  • 診断画面に、再起動の回数と直近の時刻を表示する

止め方も整理されました。終了や利用者が求めた再起動、Mithril の処理、更新の適用のように、依頼して止める場合は最大 60 秒待ってから強制終了します。応答なしによる再起動と、ノードが終わったあとの停止は 15 秒です。止まったように見えるときは、診断画面の回数を見ると、裏で何が起きていたのかの手がかりになります。

Windows の修正と、更新の注意

Windows では、ノードのトポロジーにある名前の解決を見張りのプログラムが自分で行うようになりました。戻ってこない名前解決のせいでノードが止められなくなる問題への対応です。時刻の変更で起動と終了の時間の記録が狂う不具合も直っています。依存関係は Electron が 42.11.14 から 42.11.18 へ上がり、セキュリティ修正を含む更新も入りました。

注意したいのは 11.6.2 です。タグにある変更履歴には、次の 2 つがあります。

  • Windows で「Daedalus を終了してインストールを開始」を押しても、インストールされずに Daedalus が閉じるだけになる問題の修正
  • 更新のフォルダにあるインストーラーの SHA-256 がニュースフィードの値と一致すれば再ダウンロードせず使う変更。ニュースフィードを取得や検証できないときも、ダウンロード済みのインストーラーを残す変更

Windows で内蔵の更新を押しても何も変わらないという方は、この不具合に当たっている可能性があります。インストーラーを別に入手する場合は、検索結果の広告などを避け、Daedalus の公式サイトからたどってください。

ノードの版は 11.1.3 のまま

11.6.1 の中身のノードは 11.1.3、cardano-wallet は v2026-10-07 で変わっていません。Dijkstra のハードフォークへの対応を含む更新ではない、ということです。10 月の報告のとおり、Daedalus は 10 月にも 2 回のリリースを重ねていて、今回も保守の積み重ねの続きにあたります。

開発の側では、Preview、Preprod、mainnet-flight を 1 つのアプリにまとめる Pilot のインストーラーと、Linux 向けのパッケージ配信の仕組みも入りました。通常のメインネット版は、これまでどおり単独のインストールです。Daedalus の開発は Se7en Labs が担っていて、IOG の移管の中でも Daedalus はこの会社の担当に挙げられています。

次に開くのは GitHub のリリース一覧

Mac と Linux の方は、11.6.1 への更新で足ります。Windows で内蔵の更新がうまくいかない方は、Daedalus の GitHub のリリース一覧に 11.6.2 が載るかどうかを見てください。タグはすでにあるので、公開は近いと見られます。載ったときのリリースノートに、更新の推奨の範囲がどう書かれるかが判断の材料になります。

ことば

  • Daedalus — ブロックチェーン全体を手元に持つフルノードのウォレット。起動と同期に時間がかかるので、止まって見える不具合の修正は体感に直結します。
  • cardano-wallet — Daedalus の裏で動き、残高や取引を扱うバックエンド。今回はこれが応答しないときに、自動で立て直す見張りが入りました。
  • Mithril — SPO の署名で正しさを裏づけたスナップショットで、同期を短くする仕組み。今回の整理で、この処理の前にウォレットを止めるときは最大 60 秒待つようになりました。

一次ソース / 関連リンク

Daedalus 公式サイト(daedaluswallet.io)

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