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SecondFi を名乗るメールはすべて詐欺と公式が警告

2026-11-06SIPO

SecondFi (旧 Yoroi) は日本時間 11 月 6 日 12 時 58 分、英語の公式アカウント @secondfiapp で、SecondFi を装った偽のメールが送られていると注意を呼びかけました。SecondFi がメールを送ることはなく、SecondFi を名乗るメールが届いたらそれは詐欺なので、リンクを開かず、返信もしないよう求めています。

自己管理型のウォレットでは、リカバリーフレーズを渡したあとの送金を取り消せません。文面の真偽を見分けようとせず、SecondFi を名乗った時点で閉じてよいという基準は、それだけ使いやすいものです。今回の言い回しがこれまでとどう違うのかを、メールが届いたときの扱いとあわせて整理します。

「先に送らない」から「送らない」へ

偽メールへの警告は今回が初めてではありません。7 月 20 日の警告は、「Quarantine Mode」に入って Service Agreement に署名するよう求める偽の回収メールの実例を示し、「DM やメールを先に送ることはない (we will never DM or email you first)」と書いていました。10 月 13 日から 11 月 3 日までの注意喚起も、回収を始めるよう先に連絡することはない、という書き方を続けています。

11 月 6 日の原文は「SecondFi will never email you.」です。先に、という条件が外れたぶん、受け取った側の判断は単純になります。ただ、運用が変わったのか、表現を短くしただけなのかは、投稿からは分かりません。

ほかにも書かれていないことがあります。偽メールの文面や件数、送り先のメールアドレスをどこで手に入れたのか、6 月のセキュリティ事案 (374 のウォレットから約 1,610 万 ADA が流出) との関係には触れていません。7 月の偽メールと同じものかどうかも不明です。11 月 3 日の投稿は、6 月の事案で影響を受けた利用者が引き続き狙われていると書いています。

メールが届いたときにすること、しないこと

公式の説明を並べると、受け取った側がすることはほとんどありません。

  • メールのリンクを開かず、返信もしません
  • リカバリーフレーズを入力してよいのは、secondfi.io の公式の回収手続きの中で、自分で入力するときだけです。サイトにはアドレスバーへの直接入力か、SecondFi アプリ内からたどり着きます
  • サポート、スタッフ、パートナー、コミュニティのメンバーがフレーズを尋ねることはなく、回収の手数料もかかりません

11 月 3 日の投稿は、詐欺の目安を 4 つ挙げています。向こうから回収の手伝いを申し出てくる、フレーズを求められる、手数料を求められる、リンクの先が secondfi.io 以外になる、のどれかに当てはまれば詐欺だという説明です。ヘルプセンターの資産回収 FAQ も、手数料の支払い、資産の送付、取引への署名を求める相手は詐欺を働こうとしている、と書いています。

注意喚起の形をしていることも、公式の証拠にはなりません。SIPO が確かめた範囲では、7 月 20 日の警告と同じ書き出しの投稿が、公式の 2 つの X アカウント (@secondfiapp と @secondfi_jp) 以外から 8 月と 9 月に出ています。投稿の意図までは分かりませんが、表示名ではなく @ 以下を確かめる理由にはなります。

リンクを開いてしまった場合はどうするか。ヘルプセンターの「Protecting Yourself from Scams」は、偽のアプリやサイト、アカウントに出会ったときの手順として、フレーズやウォレットの認証情報を入力しないこと、資金を送らないこと、ページ内のチャットで SecondFi に報告することを挙げています。フレーズがすでに漏れている場合は、資金をただちに新しいウォレットへ移すよう書いています。SecondFi はフレーズを取り出すことも再発行することもできません。10 月 12 日の投稿では、フレーズが第三者に共有され、漏えいした可能性のあるケースを確認したとも述べていました。

自分で問い合わせた場合の返信は説明なし

投稿から判断できない場面が 1 つあります。自分から SecondFi のサポートに問い合わせた人に、返事がメールで届くことがあるのかどうかです。7 月の時点で SecondFi は利用者にサポートのチケットを出すよう案内しており、ヘルプセンターのページの末尾には今も「Chat with us or send us an email」という一文があります。11 月 6 日の投稿は、この場合の例外に触れていません。

迷ったら、投稿の文言どおりメールのリンクと返信は使わず、ヘルプセンターを自分で開いてチャットから確かめるのが安全です。Protecting Yourself from Scams にも、サポートは利用者がヘルプセンターかチャットから始めるものだと書かれています。

ヘルプセンターの文言が揃うか

確認できる次の一点は、ヘルプセンターの「I Received a Message Claiming to Be from SecondFi — Is It Real?」です。11 月 6 日に確かめた時点で更新日は 10 月 26 日、本文は「先に連絡することはない (never contact you first)」のままでした。Security reminder と題した注意喚起は 10 月 22 日、26 日、11 月 3 日、6 日と続いています。次の投稿が @secondfiapp に出たときに、このページの文言が新しい言い回しに揃うか、問い合わせへの返信の扱いまで説明されるかを見ます。

まだ回収を申請していない方は、メールを待たずに手続きできます。11 月 2 日の投稿で、ツールが引き続き開いていて申請できることが示されました。手順は 10 月 9 日の解説記事、回収の進み具合は 10 月 22 日の Signal にまとめています。届いたメールの文面を読み比べる必要はありません。SecondFi を名乗っていれば、そこで閉じて構いません。

ことば

  • リカバリーフレーズ — ウォレットを復元するための 12〜24 語。入手した第三者は資産を送金できるおそれがあり、その取引は取り消せないため、なりすましが狙う情報です。
  • 資産回収ツール — 6 月の事案で影響を受けたウォレットの持ち主が、所有を証明して返還を申請する公式の仕組み。10 月 7 日に公開され、secondfi.io だけで提供されています。
  • フィッシング — 公式を装ったメールやサイトへ誘い、鍵や署名を引き出す手口。7 月の偽メールは、存在しない契約への署名を求めるものでした。

一次ソース / 関連リンク

SecondFi ヘルプセンター: I Received a Message Claiming to Be from SecondFi — Is It Real?(SecondFi)

SecondFi ヘルプセンター: Protecting Yourself from Scams(SecondFi)

SecondFi ヘルプセンター: Asset Recovery FAQ(SecondFi)

SecondFi ヘルプセンター: Incident FAQ(SecondFi)

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