カルダノ・ブロックチェーンの商業部門であるEMURGOは、Ethereum Virtual Machine（EVM）互換のソリューション、Fourier Protocol on Cardanoの開発のため、相互運用性ソリューションプロバイダーのFourier Labsへの投資を公開しました。
カルダノはFourier Labsの相互運用性ソリューションを採用し、取引手数料の引き下げ、スケーラビリティとセキュリティの向上により、dAppとユーザーの普及を強化する予定です。
以下はU.TODAYに掲載された記事「Cardano Increases Focus on Interoperability Amid New Investment: Details」を翻訳したものです。
カルダノ、新たな投資で相互運用性に注力
by Tomiwabold Olajide 2022年02月26日
カルダノ・ブロックチェーンの商業部門であるEMURGOは、相互運用性ソリューションプロバイダーのFourier Labsへの投資を公開した。これは、カルダノが相互運用性に重点を置くようになったことを受けてのことです。
今回の投資は、EVMベースのプロジェクトのカルダノエコシステムへの移行を加速させる相互運用可能なEthereum Virtual Machine（EVM）互換のソリューション、Fourier Protocol on Cardanoの開発を意図しています。
また、カルダノはFourier Labsの相互運用性ソリューションを採用し、取引手数料の引き下げ、スケーラビリティとセキュリティの向上により、dAppとユーザーの普及を強化する予定です。
Defi Llamaによると、DeFiの採用は増加傾向にあり、主要なDeFiプロトコルのすべてで約2000億ドルのTVL（Total Value Locked）が発生しているとのことです。これはわずか2年の間に約240%も増加したことになります。DeFiの主なユーザーオンランプは分散型取引所（DEX）ですが、その多くは現在、高い取引手数料を要求しています。
Fourier Labsの相互運用性ソリューションの組み込み機能として取引手数料が削減されれば、PlutusベースのスマートコントラクトやEVM Solidityベースのスマートコントラクトをカルダノに完全に展開でき、採用率が高まる可能性があります。
スケーリングと相互運用性にフォーカスするカルダノの成長
U.Todayが報じたように、カルダノは最近、調整後の取引量でトップに立ち、カルダノユーザーもライバルネットワークのユーザーより低い手数料を支払っています。
EVMの機能を非EVMブロックチェーンに提供するレイヤー2プロトコルであるMilkomedaは、Nomadプロトコルと提携してCardano-Ethereumブリッジテストネットを作成することを発表しています。その結果、ブリッジを通じて2つのブロックチェーン間で資産の移動が可能になりました。カルダノ、ソラナ、その他のL1ブロックチェーン間の相互運用性は、他のミルクメダ・デプロイメントの将来の目標であり続けています。
カルダノはまだBASHO（芭蕉）の舞台のふもとにいるため、ブロックチェーンはスケーリングがもう一つの焦点となっています。2022年にスケーリングを達成するために、カルダノが取ろうとしている道は、ブロックサイズの増加、パイプライン、入力エンドーサー、Plutusのメモリ/CPUパラメータの改善、その他を含んでいます。
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