長期的視点に立った投資家やコミュニティの信頼を揺るぎないものにするカルダノの開発体制
カルダノへの見方を変えつつある暗号市場
これまで暗号業界には、カルダノの開発に関する極めて慎重な考え方や開発姿勢について、揶揄するような論調や、カルダノの開発スタイルそのものが、ウィークポイントであるとの見方がありました。
一方、カルダノ・コミュニティはこれについて、最も信頼すべきものであると同時に、暗号業界に必要とされるものであると強い考え方がありました。
ここに来てこれまでのカルダノをめぐる暗号の市場や業界の見方や反応が、日を追うごとに明らかに変わってきたようです。
この背景には最近の暗号市場の黒歴史とも言える『テラの崩壊:USTとLUNAの急成長と崩壊』や、『ソラナ(SOL)、今年7回目の障害発生、ネットワークは7時間ダウン』などの時価総額10位にランキングしていたメジャープロジェクトの相次ぐ失墜や、度重なるDeFi市場の資金流出がありました。
一部の短期的視点に立った目先の利益ではなく、長期的な視点に立って、ユーザーを守るためのコードを書くべきだというチャールズ・ホスキンソン氏の考えが正しかったことが証明されつつあります。
元来カルダノは、短期的な成功よりも、持続可能性を重視して設計され開発されてきました。これは短期的な成功を重視する一部の投資家にとっては、面白く無いものに映ったといえます。
しかしここに来て度重なる不祥事は、暗号市場の多くの人にとって何が大事なことかを改めて認識させるきっかけになっています。
その代表的な最近の記事『コードの記述と出荷に関して、より多くのネットワークがカルダノを模倣すべき理由』では、Solanaの創業者たちが、カルダノがコードを書いてコミュニティに出荷することに非常に厳しいという事実を揶揄する2021年のビデオが表面化したことを受け、BitcoinistがSolanaネットワークが直面しているような多くの問題で、これは本当に悪いことなのか?と疑問をぶつけています。
このBitcoinistの記事では、カルダノが5年間ノンストップで稼働しているのに対し、Solanaネットワークは何度もダウンタイムを経験し続けているとし、このことを考えると、出荷前に実際にコードが安全であることを確認するために時間を割いている、カルダノのようなネットワークに拍手を送ることが不可欠であると伝えています。
ユーザーとその投資を守るために注意深くコードを書く
ここに来てカルダノは、その長期的な可能性を示しており、カルダノの数年にわたるその一貫性の意味が、皮肉にも市場に伝わるきっかけとなっています。
その意味とは、ユーザーとその投資を守るために注意深くコードを書くという姿勢が最も重要であるということでしょう。
実際にこの意味を市場が理解したかのように振る舞っています(まだまだ十分ではありませんが。。。)。
5月31日にカルダノ(ADA)は31%の上昇を記録し、過去24時間の大型暗号プロジェクトを差し置いて、上昇率で最大となり、時価総額ランキングで6位に(執筆時点で7位)になっています。
ちなみに、ビットコインは同期間でわずか3%の上昇でした。
カルダノのポテンシャルとは?ブロックチェーンがたどり着くべき未来を表現すること
カルダノのコミュニティは研究・開発型のスタイルを誇りにしており、カルダノを「ピアレビューされた研究、証拠に基づく手法で開発された」最初のブロックチェーンと呼んでいます 。
カルダノの開発会社であるIOGのサイトでは、ブロックチェーン技術とプロトコルの最も重要な側面に焦点を当てることを試みた139以上の論文に目を通すことができ、これに基づいたコードの生成と第三者の監査を経てはじめてユーザーの元に届けられます。
このカルダノの一貫性は、科学的な基準に従って長期的かつ持続的にさらに開発されているという事実によるものです。カルダノには明確なロードマップがあります。
そしてカルダノは実際に開発状況においても、他のプロジェクトを差し置いて最も開発されているプロジェクトに君臨し続けています。
事実、オンチェーンメトリクス暗号通貨データプロバイダーSantimentによると、カルダノの開発活動は現在、史上最高水準に達していると伝えています。
また、先週のGitHub Weekly Development Activityでも、圧倒的一位を獲得しています。
こうした地道で弛まぬ努力の成果は、2022年中には、カルダノに最も安全性、拡張性、持続可能性のある総合的に最も優れたブロックチェーンとして地位をもたらすことになるでしょう。そして、長期的視点に立った投資家やコミュニティの信頼を揺るぎないものにすることでしょう。
これこそが暗号市場に最も望まれていることではないでしょうか?カルダノのポテンシャルとは、ブロックチェーンがたどり着くべき未来そのものなのです。
カルダノDEXのユーザーエクスペリエンスは、イーサリアム(ETH)上の100倍優れている
カルダノへの乗り換えに興味を示している、公クリプトレンディングプラットフォームのCelsiusのCEOはツィートで、カルダノDEXのユーザーエクスペリエンスは、イーサリアム(ETH)上の100倍優れていると述べています。
多くの慎重な設計と構築が行われ、すべてのピースがエレガントなプロトコルに組み合わされている
もう一つカルダノの高いポテンシャルを示すツィートをご紹介します。
カルダノ・コミュニティの$roolez Crypto ₳D₳(@JuergensKurt)氏が、カルダノ・ネットワークを使用し、1つのトランザクションで、2分間に56種類のCardano Native Token AssetsといくつかのNFTが送信されたトランザクションを公開しました。
この2分間のトランザクションの合計ネットワーク手数料は約25セントで、1回のトランザクションで複数のトークンを複数のアドレスに送ることができたと述べています。
そしてこれと同じことをすれば、イーサリアムでは56の別々のガス料金を取っていたはずだと述べています。
カルダノの創始者チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、このネットワークの成果に感銘を受け、”このシステムを作るために、多くの慎重な設計と構築が行われたような気がします。まるで、すべてのピースがエレガントなプロトコルに組み合わされているような……”とツィートしています。
カルダノの研究開発により設計されたエレガントなEUTXO
カルダノの開発会社であるIOGは、ブログでイーサリアムのアカウントモデルとカルダノのEUTXOモデルの決定的な違いについてブログで説明しています。
記事では、イーサリアムが採用するアカウントベースの会計モデルは、コイン残高を保持するためにアカウントを使用するので、資産はユーザーのアカウント内の残高として表され、その残高はアカウントのグローバルな状態として保存されると述べています。
また、この状態は各ノードによって保持され、取引のたびに更新されるので、価格は非現実的であり、実際の市場の状況を反映しない傾向があり、この流動性は無常的な損失を被る可能性があると説明しています。
そして、上記のようにアカウントベースのブロックチェーンでは、取引の結果ごとにグローバル状態が変化しますが、これに対してUTXOベースのブロックチェーンでは、取引の正当性は取引レベルで評価され、残高は残りのUTXOの合計となるとしています。
つまり、ローカルな状態での話なので、流動性の効率を最大化し、一時的な損失を最小限に抑えることができます。そして、このUTXOを拡張したカルダノのEUTXOモデルでは、取引はローカルステートで処理・検証されるため、手数料の浪費は起こり得ないと説明しています。
このカルダノのEUTXOモデルのモデルの優位性は、Vasilハードフォークの実行により、トランザクションコストなど今後多くの場面で真価を発揮することになるでしょう。
カルダノオンチェーンデータの月次ラップアップ(2022年5月)
カルダノ財団が2022年6月2日にツィートしたオンチェーンデータの月次ラップアップ(2022年5月)のデータはを発表しています。
Procect Catalyst Fund1-8:Procect CatalystのこれまでのFund1-8までに資金が提供された提案プロジェクトは合計947件になっています。
トランザクション:ADAネットワーク上のトランザクション数は前月比7.74%増加し、オンチェーンでのトランザクション数は合計4250万件となりました。
ネイティブトークン:カルダノネットワーク上で発行されたネイティブトークンは、前月比8.64%の増加しており、503万件増加しています。
ウォレット:カルダノ・チェーン上のウォレット数は、前月比1.84%増加しており、カルダノのウォレット数は336万になりました。
委任されたウォレット:委任されたウォレット数も前月比0.16%増加していることから、116万となりました。
Pulutsusクリプト:カルダノ上で発行されているPulutsusクリプトの数は2761となっており、前月比5.47%上昇しています。
ステーキングADA:カルダノネットワーク上でステーキングされているADAは、全体の供給量の71.7%で推移。
ステークプール数:カルダノのステークプールの数は、3188。
カルダノ週刊開発レポート:2022年6月3日
『カルダノ週刊開発レポート:2022年6月3日版』によれば、Vasilハードフォークへ向けて最終段階に入っており、現在は次のステップを見極めるため週ごとにマイルストンの追跡に重点を置いているとのこと。
次の重要なマイルストンは、Vasilアップグレードに向けた新ノードのリリースで、これには、新しいPlutus機能を含む新CLIの初回リリースも伴うとしています。これに関しては、数日内にいい報告が期待されると伝えています。
エコシステムのパートナーたち(開発者やサードパーティコンポーネントプロバイダーを含む)がメインのカルダノ・テストネットのハードフォーク前に必要な時間が確保できるよう、来週は新しいVasil開発者テストネットを展開し、およそ40の開発者やエコシステムパートナーからなるグループの協力のもとで最終テストを予定しています。
この開発者テストネットは、結果やフィードバックに応じて、1週間程度の実行および査定を予定しているとのことで、Vasilハードフォークへの準備は極めて順調のようです。
現時点のカルダノの諸々の統計は下記の通りです。
開発中のプロジェクト:992
ネィティブトークン数:5M
NFTプロジェクト数:5798
稼働プロジェクト数:89
Plutusクリプト数:2769
今週のGitHubコミット数:3115
もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします!10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル
ニュース動向 in エポック342
イーサリアムーカルダノUSDコイン(USDC)ブリッジがアクティブに
Milkomedaサイドチェーンを利用したIagon Token Bridgeソリューション(現在ベータテスト版)では、ERC-20 IAGトークンをカルダノからイーサリアムへ、またはその逆のネイティブトークンへのスワッピングが可能になったとTimestabloidが伝えています。
また、Mutant NFTsの開発者であるglneto氏のツィートによれば、カルダノVasilハードフォークが6月2日にパブリックテストネットで利用可能になる(メインネットは6月29日予定)と伝えています。
ホスキンソン氏、カルダノのネットワークアクティビティがビットコインに次ぐ規模であることを指摘
チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、Messariのデータによると、カルダノの24時間取引量は95億7000万ドルで、ビットコインに次いで2位、イーサリアムよりも高いことを示すと思われる声明を発信、これをCoincu.comが伝えています。
カルダノネットワークで500万を超えるNFTが鋳造!
pool.pmの統計によると、カルダノネットワークで500万を超えるNFTが鋳造されました。これをCoincuが記事で伝えています。
カルダノ創設者、ワシントンDC訪問後、米国の法改正について語る
ホスキンソン氏は先週、米国の次期法案を調査するためにワシントンDCへの代表団を率いて訪れ、暗号投資家が知っておくべき3つの進行中のアクションについて言及した内容をFinboldが伝えています。
その一つにビットコインを除くすべての暗号資産を証券として分類するよう、一部のBitcoin maxisによるロビー活動について伝えています。
カルダノの開発活動がATHに到達、ADAがBUSDとXRPを抜いて6位の暗号に
過去24時間の25%の急上昇に続き、カルダノ(ADA)は世界の暗号通貨ランキングで順位を二つ上げ、6位に浮上しています。
また、Santiment社のデータによれば、カルダノADAの開発チームがイノベーションに取り組んだため、開発活動はATH(All Time High:最高値更新)レベルに達しています。
さらに、カルダノ上のプロジェクトは約1000に達し、カルダノ上のNFTは500万を超え、カルダノの総額は$154Mに固定され、過去24時間にカルダノはイーサリアムの3倍の取引量を記録し、これはエコシステムが強く構築されていることを表しています。
これをTheCryptoBasicが伝えています。
カルダノが31%上昇で大型株を牽引、動きの背景は?
ビットコインは同期間でわずか3%の上昇の中、カルダノ(ADA)は31%の上昇を記録し、過去24時間の大型株上昇率で最大となるなど、カルダノは市場のバウンスの中で、今日、大型暗号をリードしています。
これをCryptoSlateが記事で伝えています。
カルダノの分散型財務省、5億ドル相当の9億2700万ADAを保有
Cardano Blockchain Insightsが提供したデータにより、Cardano Treasury内のADAの数は9億2720万コイン以上に急増しており、この24時間のカルダノ価格の大幅な高騰によりカルダノの国庫は現在5億ドル近くの価値になっています。
これを受けカルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、ベンチャーキャピタルが資金を提供する他の暗号プロジェクトとは対照的に、プロジェクトの国庫は分散化され、コミュニティによって資金が提供されていることを強調しています。
これについてTheCryptoBasicが伝えています。
カルダノ(ADA)のTreasury(財務金庫)は成長資金!ベンチャーキャピタルよりも強力なコミュニティ主導の分散型エコシステム
カルダノのイベントを先取り:6月ハードフォーク、P2Pプロトコル、DJEDステーブルコインなど
カルダノ・ネットワークは、この夏、カルダノコミュニティは6月のハードフォーク、P2Pプロトコル、DJED Stablecoinなど多くのイベントが待ち構えており、盛り上げを見せています。これについてU.TODAYが伝えています。
夏のビッグ・アップグレード・イベントに向けて高まるカルダノ熱
これから始まるビッグ・アップグレード・イベント
高まるイベントへの期待と市場の反応
カルダノのコミュニティが急成長
カルダノネットワークで500万を超えるNFTが鋳造
カルダノはビットコインのような希少資産になる可能性がある
カルダノ創設者がプロジェクト開発への重要な示唆を与える
カルダノ・コミュニティの$roolez Crypto ₳D₳(@JuergensKurt)が、カルダノ・ネットワークを使用し、1つのトランザクションで、2分間に56種類のCardano Native Token AssetsといくつかのNFTが,送信されたことを公開しました。
この2分間のトランザクションの合計ネットワーク手数料は約25セントで、1回のトランザクションで複数のトークンを複数のアドレスに送ることができるとし、これと同じことをすれば、イーサリアムでは56の別々のガス料金を取っていたはずだと述べています。
カルダノの創始者チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、このネットワークの成果に感銘を受け、”このシステムを作るために、多くの慎重な設計と構築が行われたような気がします。まるで、すべてのピースがエレガントなプロトコルに組み合わされているような……”とツィートしています。
カルダノ・オンチェーンデータの月次ラップアップ 2022年5月
OGブログ:Fund9 Catalyst Natives Cardashift チャレンジ:インパクトの実証と収益化
Catalyst Nativesは、あらゆる形や規模の組織にとって、まさにアイデアの宝庫とそれを実現するスキルを持つ人々にアクセスするための素晴らしい提案
カルダノ(ADA)は止まらない。弱気相場でこそ成長投資よりもバリュー投資が重要と心得よ!
カルダノ週刊開発レポート 2022年6月3日
現時点の統計 開発中のプロジェクト:992
ネィティブトークン数:5M
NFTプロジェクト数:5798
稼働プロジェクト数:89
Plutusクリプト数:2769
今週のGitHubコミット数:3115
カルダノの勢いは止まらない:コミュニティが待ち望むマイルストーンはこれだ
ここ数日、前週の安値を振り払うように快進撃を続けるカルダノの勢いについて、開発チームが現在取り組んでいる一連の革新的な技術を、チャールズ氏のコメントと共に取り上げ、これをZycryptoが記事で伝えています。
以下はカルダノの創設者チャールズ・ホスキンソン氏が、ネットワークが革新的でないという批評家に対する返答です。
我々は、適切なプルーフ・オブ・ステーク、EUXTO、ハードフォークコンビネーター、カルダノネットワークスタック、Plutus、Marlowe、Catalyst、ネイティブアセット、Babel fees、Mithril、Hydra、等を立ち上げた最初の第3世代である。
Celsiusのトップの女性:カルダノの取引所はイーサリアムの100倍優れている
公正な利回り、手数料ゼロ、迅速な取引など、大手銀行が見捨ててきたサービスを厳選し、プラットフォームとして提供するCelsiusのCEOはツィートで、カルダノDEXのユーザーエクスペリエンスは、イーサリアム(ETH)上の100倍優れていると述べています。これをblazetrendsが伝えています。
カルダノ、週末に向けて印象的な統計データを確認
5月31日の終わりまでに、ADAのオンチェーン取引量は$118Bとなり、年初来の取引量は現在369%に達しているとCoinquoraが伝えています。