安全で高品質なネットワークのスケーリングが着々と進む中、さらに超高速な次世代のコンセンサスメカニズムが登場
Cardano360 April 2022で発表されたエキサイティングな開発状況
2022/04/29に公開された急速に拡大するCardanoの世界から最新の情報をお届けしている『Cardano360』の4月号では、カルダノ財団の最新情報をはじめ、サイドチェーンプロジェクトへのインタビュー 、EVMサイドチェーンプロジェクト概要、Marlowe Pioneers Program & Marloweの最近のアップデートについて、開発最新情報など下記のプログラムで多岐にわたって紹介されました。
00:01:09 カルダノ財団のデビッド・テイラー氏からの最新情報
00:04:35 サイドチェーンプロジェクトへのインタビュー – Milkomeda、Wanchain with Morgan Schofield
00:16:55 EVMサイドチェーンプロジェクト概要 with Kathryn Stacy
00:21:25 Marlowe Pioneers Program & Marloweの最近のアップデートについて
00:25:57 Project Catalystチームからの最新情報
00:34:00 John Woods、NIgel Hemsley、Kevin Hammondとの開発最新情報
00:43:27 Matthew Capps氏とのコミュニティプロジェクトとのつながり – SundaeSwap & Orbis、Cardano eUTxOモデルの威力について
00:52:52 Shahaf Bar GeffenとDjedの最新情報
今回は、『Cardano360』の4月号で公開された最新のカルダノ開発状況、注目の6月のVasilハードフォークへの準備状況、そして未来を垣間見るエキサイティングな発表がありましたのでこれらを中心にお伝えします。
ブロックサイズを80kbから88kbに増加後の極めて良好なネットワークの状況
カルダノの開発会社IO(InputOutput)によって計画されているネットワークの最適化シリーズの一環として、五回目となるネットワークにハードフォーク・コンビネーターを導入しました。
今回は、エポック335の境界(日本時間:4月26日 午前6時44分頃)で、ハードフォーク・コンビネーターを導入し、カルダノ・メインネットのブロックサイズを8K増加させるアップデート提案を行なっています。
現在のブロックサイズは88KBになったことで、その結果ネットワークのトランザクション処理速度は10%向上しています。この増加により、ネットワークのスループットとDappのパフォーマンスが向上することになります。
ここで興味深いのは、カルダノのハードフォーク・コンビネーターは、今や誰にも気が付かれないほどに静かにを導入を行なっていることです。カルダノファンの方にとっては常識なのですが、これは実は凄い技術なのです。
ハードフォークは通常大掛かりで失敗すれば大きなリスクを生むものでもあります。しかし、カルダノのそれは、ネットワークには何の影響もなく、ユーザーは何の変化にも気づかず、ネットワーク上で通常の活動を続けています。これはIOが持っている独自の洗練された技術で、CEOのチャールズ・ホスキンソン氏はこれについて、他のビットコインをはじめとするハードフォークにこの技術を提供し、アップグレードを行うことを進めるほどのものです。
話を戻しますが、テクニカルマネージャーのKevin Hammond氏は、動画でネットワークは非常にうまく対処しているとし、次のように述べています。
素晴らしいステークプールのオペレーターの皆さんが、私たちのためにネットワークを維持し、動かしてくれています。今のところ、プールの73パーセントがCardano Node 134.1、残りは133.0です。
今後数週間のうちに次のバージョン1.35を展開する予定とのことで、これには”多くの改良が含まれており、またVassalハードフォークへの道を開き始める予定です。”とのことで、”すべて順調に進んでいる”と述べており、次のように続けました。
88キロバイトにアップしたことで、Plutusスクリプトを実行する能力が上がり、より多くのトランザクションを実行・処理する能力が上がりました。
コミュニティーの意見を聞き、彼らからフィードバックを得ています。
Vassalのハードフォークに向けて何が起こっている?
IOのhead of Deliveryを務めるNigel Hemsley氏が、Vassalハードフォークの6月29日に向けて、今何が起こっているのかについて説明しています。
Nigel氏は、まず現在舞台裏では、その準備のために多くの作業が行われており、その作業のほとんどは完成しています。現在統合のフェーズを経て、テストフェーズの段階へと進む予定であると報告しています。
取引所はすべて、私たちが用意したテストを行うために待機しているとのこと。
また、今回はエンドツーエンドのリグレッション(回帰)テストを行うために、いくつかのパートナー・プロジェクトに協力を仰ぐことができたとのこと。
リグレッション(回帰)テストとは、コードベースを変更する前にできていたことがすべてできることを確認するのに役立つものです。また、将来の変更点を見て、その変更点をどのように利用すれば、将来的に適応を改善できるかを考えることができ、またそこ(リグレッションテスト)から、その機能に対して提供するために必要なテストケースを構築することができるようになるとのこと。
6月29日のVassalハードフォークは、スケジュールはもちろん、順調そのもののようです。
しかし、Nigel氏は、ハードフォークの後、すぐに慣らし運転が必要だとも述べています。
開発者の観点からも、ネットワークの観点からも、ハードフォークの直後に定着のために期間が必要であり、ハードフォークで入れた変更が有効になるには、1エポックから一週間はかかるだろうと説明しています。
これは最初からわかっていたことですが、(ハードフォーク後)人々がしなければならないのは、実際にこれらのことを利用する方法を学ぶことです。
ちょっと簡単に説明しますと、(ハードフォークで導入される技術の一つ)参照スクリプトというのは、スクリプトがトランザクションの中で送信されるのではなく、チェーン上でライブ状態になっているという考えです。
これ(新しい機能)を利用するには、アプリのアーキテクチャを変更する必要があります。つまり、もうトランザクションにスクリプトを含めないということです。その代わりに、チェーン上でスクリプトを参照できるようにします。
スクリプトの参照は素晴らしいことですが、デフォルトで有効になっているわけではなく、開発者はこれらの新機能をアプリ上で受け入れなければならないという。
そしてリファレンス入力(参照入力)ですが、複数のアプリや複数のエンティティが、UTXOの値を破壊することなく読み取ることができるという考え方です。この利点を生かすためには、同じようにアプリのアーキテクチャを変更することが必要で、開発者が積極的に活用する必要があるとのこと。
これらの新しい機能(スクリプトの参照、リファレンス入力)を有効化する作業に時間が必要であると説明しています。
これらの新機能をチェーンに載せてから実際にスイッチを入れるまでの間に、開発者はスタック・エクスチェンジ・ネットワークに行き、私たちのドキュメントを見て、これらの機能を活用する方法を学ぶことが可能で、もちろん、テストネットも利用できるようにするとのこと。
インプットエンドーザーがもたらす新たなるスピードの革命『超高速レイヤー1』
IIOのカルダノ・アーキテクチャーのディレクターであるJohn Woods氏が、超高速な次世代のコンセンサスメカニズムであるInput Endorsers(インプットエンドーザー)について、非常にエキサイティングな情報を公開しています。
IOのブログによれば、インプットエンドーザーとは、トランザクションを事前に構築されたブロックに分離できるようにすることで、ブロックの伝播時間とスループットを向上させます。これにより、ブロック伝播時間の一貫性が向上し、より高いトランザクションレートが可能になるといったものです。
インプットエンドーザーは、より効率的にコンセンサスを得てスループットを処理する方法で、トランザクションブロックの絶え間ないストリーミングによって、スピードの革命を約束するとし、次世代のコンセンサス・メカニズムであるOuroboros LEOS(おそらくこれが正式名)となると考えられます。
John Woods氏が動画でこの衝撃的な未来についてを次のように話ししています。
私の仕事で最もエキサイティングなことのひとつは、6月に登場するすべてのクールなものに携われることですが、それと同時に未来を垣間見ることもできます。なぜなら、私はIOの他の賢い人たちと一緒になって、それを設計しなければならないからです。
John Woods氏は、2週間ほど前研究チームと1週間一緒に過ごし、彼らとの仕事は、新しい技術に対するハイレベルなアプローチを共に考え設計することだと述べています。未来を垣間見ることの一例として、インプット・エンドーサーとは、ある技術的で、内部的な名称であり、長い時間をかけて物事を考えた末の研究、それはブランド化されることになるだろうと述べています。
それがOuroboros LEOSであり、次世代のコンセンサス(合意形成)メカニズムということのようです。
ここで重要なのは、もし私たちが今後10年にわたってカルダノをスケールし、超高速にしたいのであれば、重大な変化を起こす必要があるということです。
John Woods氏は、このインプットエンドーザーがどのように “超高速なレイヤー1 “を生み出すかを次のように説明しました。
分解すると、ブロックは2つに分かれる。つまり、ネットワーク上に1つのブロックを持つのではなく、2つのブロックを持つようになります。そして、1つのブロックをトランザクションの保持に使い、もう1つのブロックをコンセンサスの達成に使うのです。
この新システムでは、事実上、現在と同じように20秒ごとにコンセンサスを得ることができます。しかし、20秒ごとにトランザクションを送信するのを待つのではなく、常に送信することになります。
現在、カルダノネットワークのブロックは、コンセンサスとトランザクションデータの保持を担っており、インプットエンドーザーのプロセスでは、この各ブロックを2つのブロックに分割するとしています。
一方のブロックはコンセンサスブロックとして指定され、もう一方は取引データを保持するために使用されます。
コンセンサスのためのブロックとトランザクションのためのブロックに分けることで、絶え間なく流れるトランザクションをまとめたストリーミングブロックを、コンセンサスブロックが参照します。
別の言い方をすれば、これは個人的な理解ですが、通常は20秒ごとにこのコンセンサスブロックがあるが、この20秒間の間にできることはなく、これがボトルネックでした。この新しいメカニズムによりコンセンサスブロックは、トランザクションが含まれない代わりに、トランザクションを保持するブロックへの参照を持つことになります。そしてこれらのブロックはずっと高速ストリーミング状態で常にトランザクションをノンストップで流し続けることになるということのようです。
これにより、これまでボトルネックであったコンセンサスの待ち時間を解消し、ボトルネックがネットワークの状態になるといったもののようです。
トランザクションを含むブロックと、トランザクションを管理するブロックに分かれることになります。コンセンサスを担当するブロックは、参照セマンティクスまたはポインタと呼ばれるものを使って、単にそれらを参照するだけです。
この結果、超高速レイヤー1ができ上がるということのようです。
しかし、Woods氏は現在の技術で問題なく需要に追いついているので、これは今すぐには必要ないが、それでもゲームの先を行く必要があり、将来のことを考え、必要とされる前に実装を始めると説明しています。
このようなものは新しい研究であり、今後数週間のうちに最終決定し、エンジニアリングとアーキテクチャーは第3四半期に向けて、エンジニアリング戦略を正式に決定する予定です。
というわけで、非常にエキサイティングなことが起こるので、お楽しみに。
カルダノがレイヤー1レベルのスケーリングにおいて、圧倒的な安全性と持続可能性を保持したまま他のブロックチェーンを圧倒するという世界がすぐそこにあるという事実は、かなり衝撃的ではないでしょうか?
しかもスケーリングソリューションはこれだけではないという事実も忘れることはできません。
そのほかの2022年に予定されているスケーリングソリューションについては下記の記事をご参照ください。
John Woods氏のよる動画、Plutusについての中級と初級の両方のレベル向けの入門版
IOGのCardanoアーキテクチャ担当ディレクターであるJohn Woods氏が、自身が作った”Plutusが何であるか?”について、中級と初級の両方のレベル向けの入門版動画を紹介しています。
Plutusで何ができるのか、どんなことができるのか、コードを書いてから動作するもの、チェーン上で何かを得るまでの過程を正確に説明し、それがチェーン上に載った後、どのようにそれを扱うかについて話したとのこと。オンラインで公開している他の資料とは違って、現在だけでなく、将来的に何ができるかを考えた動画となっているとのこと。
『Cardano Technical Briefing: Plutus by John Woods』は、以下の内容を取り上げていますので、興味がある方は、この動画をご覧ください。
- コンテキスト
- eUTxO
- Plutusのアーキテクチャ
- Plutusのインタラクション
- CIPsと改善点
- 決定論、並列性、並行性
- 結論
コンセンサス2022
カルダノ財団が、コンセンサスイベントへの参加について情報を公開しています。
コンセンサスイベントでは、フィート×20フィートのブースで、カルダノ財団と多数のパートナーが参加し、カルダノプラットフォームの上に構築されているすべてのものを紹介するとのこと。
メインイベントの前夜には、エキサイティングなコミュニティ・イベントを開催する予定で、6月9日から12日にかけて行われるメインイベントの前の、6月8日に行われるとのこと。
カルダノが話すことの1つは、カルダノがビジネスとしてオープンであるという事実で、エコの観点からの持続可能性についてだけでなく、プラットフォームの持続可能性についてもお話をする予定で、カルダノを悩ませる幽霊を排除するために、カルダノの上に構築している企業を紹介すると話しています。
イベントブライトのページがまもなく公開され、参加登録ができるようになります。
6月8日にオースティンで開催されるコミュニティイベントや、開発者イベントにもバーチャルで参加が可能とのこと。
CARDANO COMMUNITY EVENT (8th June, Austin Tx) Sign up for the Cardano @Consensus community event:
https://www.meetup.com/cardano-blockchain-austin-tx/events/285564406/
CONSENSUS: THE MAIN EVENT! (9th – 12th June, Austin, Tx)
👉 Join us at the Consensus event: Cardano @ Consensus Discount Code (25% valid until June1):
https://events.coindesk.com/consensus2022?promo=IOHK25
DEVELOPER EVENT (13th June, Austin Tx) Discord channel for developers: https://discord.com/invite/inputoutput
Register for a developer meetup/workshop right after the main Consensus event:
もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします!10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル
ニュース動向 in エポック335
『Practical Settlement Bounds for Proof-of-Work Blockchains:プルーフ・オブ・ワーク型ブロックチェーンの実用的決済境界』研究論文が、ACM CCS 2022に受理
エポック335の境界(日本時間:4月26日 午前6時44分頃)で適用され、この変更後は88KBに
ネットワークの最適化シリーズ#5:ブロックサイズを8K増加させ、ブロックサイズは88KBへアップデート完了
IOは、週末前にカルダノ・メインネットのブロックサイズを8K増加させるアップデート提案を行い、この提案により、本日のエポック335の境界(日本時間:4月26日 午前6時44分頃)に適用され、変更後の現在のブロックサイズは88KBになったことをIOがツィッターで報告しています。
このアップデートは、ネットワークの最適化シリーズの5界目となるものです。
カルダノ(ADA)ブロックサイズを10%拡大し、トランザクションとDAppのパフォーマンスを高速化。Vasil HCに向けて大幅な向上に期待!!
Catalyst Fund8の投票の日程について
先程Telegramで @danny_cryptofay さんに問い合わせたところ、最初は4月28日とアナウンスされたが、後で5月5日までに延長されたとのことで確認が取れました。
投票終了:2022年5月05日(木) 20:00(日本時間)が正式となります。
カルダノ(ADA)Vasilハードフォーク後に3ドルに高騰する可能性あり。素晴らしい未来はネットワークの投資家次第!カタリスト日程について。
Input OutputのPoWブロックチェーン研究がACMのCSS2022へ
IOHKの『Practical Settlement Bounds For Proof-of-Work Blockchains』に関する研究論文がACM(コンピュータと通信のセキュリティに関する会議)のCSS2022に採択され、Input OutputはCSS 2022カンファレンスのシルバースポンサーを務めていることツイッターで報告、これをcoinquoraが伝えています。
カルダノのアルゴリズム・ステーブルコインDjedがパブリックテストネットをローンチ
価値がShenトークンに固定されているカルダノ上のアルゴリズムステーブルコインであるDjedは、パブリックテストネットの開始を発表し、一般からの意見を求めていることを、CryptoNewsFlashが詳しく伝えています。
Vasilハードフォーク完了後、カルダノは3ドルの価格急騰に直面へ
Vasilハードフォーク完了に伴い、カルダノの価格は1ドルを突破し、2ドルから3ドルに急騰する可能性があるとCoinquoraが伝えています。
カルダノ創設者、マスク氏のリーダーシップでTwitterの大幅な改善を期待する理由
チャールズ・ホスキンソン氏は、Twitterの取締役会で承認されたイーロン・マスク氏との取引についてコメントし、会社を大幅に改善する可能性が高いと説明しているとU.TODAYが伝えています。
カルダノ開発チーム、ネットワークの処理能力を10%向上させる新アップデートを実施
カルダノの開発チームは今日、ネットワークにハードフォーク・コンビネーターを導入し、その結果、ネットワークのトランザクション処理速度は10%向上したことをthecryptobasicが伝えています。
カルダノ財団は、コミュニティのインパクトのあるアクションを促進します。
カルダノ財団は、ヴォルテールの将来のコミュニティガバナンスの設計を支援するための基礎となるアクションとして、昨年3月にスタートしたカタリスト・サークルの新しい代表として、カルダノ・アンバサダーのBullish Dumpling(ブリッシュ・ダンプリング)氏が就任したことを伝えています。
これにより今後Dumpling氏が上級のCatalyst専門家と関わり、必要な指導や情報を私たちから受け取ることも確認するとのこと。
Proof of Stakeの利点はエネルギー消費をはるかに超えるものであること
ブロックチェーンの未来が包括的で、安全で、透明であることを保証するフロントランナーであるカルダノが採用するコンセンサス・アルゴリズムであるProof of Stake(POS)の利点について、カルダノ財団が記事で詳しく説明しています。
カルダノが大幅なネットワーク強化を行ったため、ADAは新たな地平を切り開く勢い
カルダノのコア開発チームであるInput-Output Global(IOG)は、ネットワークのブロックサイズを10%増加させることに成功したことを受け、トランザクションの高速化と分散型アプリケーション(DApps)の性能向上を実現しました。
現在、カルダノの開発チームは、Bashoスケーリングステージの一環であるハードフォークコンビネーターイベントの準備として、ネットワークの最適化に主に注力しており、2021年9月のアロンゾのアップグレードのロールアウト以来、カルダノは広範な科学的研究とピアレビューの後、ゆっくりと多くの機能を追加してきました。
これにより、カルダノは、近年暗号界を支配したイーサリアムや他のスマートコントラクトネットワークに近づいたとZycryptoが伝えています。
Ledger上のカルダノ・アプリのスマートコントラクトをサポートする新たなアップデートが完了
Ledger上のカルダノ・アプリのスマートコントラクトをサポートする新しいアップデートが完了し、ユーザーがスマートコントラクトに署名できるようになる機能を追加しました。これをThenewscryptoが詳しく伝えています。
IOGブログ:Cardanoの相互運用性についての共同研究(ゲストブログ)
Wanchainは、CardanoとEVMブロックチェーン間の新しい相互運用性ソリューションを発表しました。
これは、カルダノと他のレイヤー1ブロックチェーンをつなぐ、分散型、非カストディアン、双方向のクロスチェーンブリッジが展開される予定で、Wanchainブリッジノードは、カルダノ・のクロスチェーンブリッジとトランザクションをさらに安全にするためにアップグレードされ、WanchainはカルダノのEVM互換サイドチェーンとなる予定です。
カルダノ(ADA)相互運用性を促進する新たなコラボレーションを発表!WanchainがEVM互換のサイドチェーンに!
Cardano メインネット、サイドチェーン、そして他のブロックチェーンと相互運用が可能に
IOGブログ:ブロックチェーン発展の鍵は相互運用性
この投稿では、Input Output Global(IOG)がブロックチェーンブリッジ、サイドチェーン、AGIX ERC20コンバータの役割について取り上げ、ブロックチェーン間の通信を可能にし、より大きなスケーラビリティ、技術の採用、使いやすさを確保するための中核となる要素であるカルダノのインターオペラビリティ(相互運用)戦略について紹介されています。
インターオペラビリティ(相互運用)とは、異なるブロックチェーンネットワークを接続して、相互にデータを交換・活用し、独自の種類のデジタル資産を移動させることができる能力のことです。
そして、サイドチェーンとブロックチェーンブリッジは、ユーザーが複数のブロックチェーンで同時にやり取りできるようにすることで、相互運用性を実現する2つの技術です。
現在Project Catalyst Fund8の投票が開催中!
投票終了:2022年5月05日(木) 20:00(日本時間)
Dirk Hohndel氏、カルダノ財団にオープンソース最高責任者として参画
オープンソース開発者として30年以上の経験を持ち、20年以上にわたって業界全体のオープンソース変革を推進するエグゼクティブリーダーとして活躍してきたDirk Hohndel氏が、カルダノ財団にオープンソース最高責任者として参画しました。
このオープンソースとガバナンス戦略の深化を示唆する人事により、カルダノ・プロトコルの中核となるサードパーティによる貢献型オープンソースエコシステムを構築するための戦略をリードすることになります。
次世代のコンセンサス・メカニズムであるOuroboros LEOS登場
インプットエンドーザーで”Super fast”コンセンサス・メカニズムを実現
カルダノのエコシステムが成長を続ける中、プロジェクトが1000に迫る
Tim Harrison氏が現在カルダノネットワーク上に構築されている914のプロジェクトが示されているチャートを公開、まもなく1,000に達するかもしれないと述べています。ハリソン氏はさらに、カルダノのコミュニティが繁栄しているのは、同ネットワークの手数料が低く、スマートコントラクトの経験がゼロだからだと主張しており、これをthecryptobasicが伝えています。
また、Harrison氏は、2022年6月に予定されているVasilのアップグレード後、カルダノで構築されるプロジェクトの数は2倍、3倍になる可能性が高いと述べています。
カルダノのディレクター、Input Endorsersによる “超高速Layer-1 “の実現について説明
カルダノの開発会社IOGでカルダノ・アーキテクチャのディレクターであるJohn Woods氏が、動画『Cardano360 April 2022』で”ゲームの先を行く ” “超高速Layer-1 “を実現する方法を説明しています。
この方法は、Input Endorsersにより実現されるとし、より効率的にコンセンサスを得てスループットを処理する方法で、トランザクションブロックの絶え間ないストリーミングによって、スピードの革命を約束するとし、次世代のコンセンサス・メカニズムであるOuroboros LEOSとなると述べており、これをCryptoslateが伝えています。