カルダノは「人類の叡智と未来をつなぐ分散台帳」、そしてマスタリング・カルダノ
カルダノを理解するということ
最近カルダノを知れば知るほど、カルダノを理解することは、ブロックチェーンの本質を理解することだとしみじみ感じます。ある意味ブロックチェーンをもっと理解したくて、カルダノを学び始めたという方が素直な言い方かもしれません。ビットコイン、イーサリアムの偉大な発明を継承し、それを発展させるべく開発されたカルダノは、私の個人的な感想で恐縮ですが、カルダノは「人類の叡智と未来をつなぐ分散台帳」としての役割を担うべく開発されていると妄想(=ほぼほぼ確信)しています。
ここまで言ったからにはそれを説明しなければなりませんね。
最近のカルダノの躍進で、カルダノに興味を持たれ、カルダノについて知りたいと思われた方は多いかと思います。なぜそこまで妄想、いや確信に至ったのか、私がカルダノを知ったきっけと現在に至るまでの経験をざっとお話ししながら、ミライのカルダノについて語りたいと思います。
まず最初にカルダノに出会ったのは2017年10月27日にアップされたチャールズさんのプレゼンテーション動画「IOHK | Cardano whiteboard; overview with Charles Hoskinson」です。これを見たときに衝撃と直感的に未来を感じました。(*カルダノを知りたい方はこれをぜひ最初に見て下さい。おすすめです!)
その時はブロックチェーンが何かもよくわかっていませんでした。
それを理解すべくカルダノの情報を追いかけ、意味不明な単語やわかりにくい自動翻訳を頼りに、なんとなく凄いけど本当に可能なのかなというのが正直な感想でした。なぜカルダノかというと、ビットコインとイーサリアム以外で色んなブロックチェーンプロジェクトの情報を見るにつけ、カルダノだけがブロックチェーンの本質を追求している、学術的というか特異な存在だったのです。またその頃よく”カルダノはただの学者さんのお遊びで、実際にビジネスや動くものにはなりえない”というような意見を多く目にしました。しかし一方でチャールズさんのプレゼンテーション動画の衝撃は消えず、カルダノに夢を密かに抱いていたのです。
そして思い切ってITN時代(実際の報酬が発生する分散化ネットワークのテスト)にステークプールに参加しました。その後Haskell(ハスケル)によるCardano-nodeがリリースされ、それをインストールしたときに(ITN時代はRust(ラスト)言語で書かれていました。)、その動きから衝撃を受け、これは実際に分散化が可能ではないかと実感したのです。これで自信を深め、その後の2020年のシェリーの開発から現在のメアリーのハードフォークのプロセスを経験するにつけ、最終的には(一気にワープします。。笑)カルダノが人類の未来であり、自律分散化型プラットフォームになれるのではないかと一層の確信を得るようになりました。ここまでいくと立派なカルダニアン(=カルダノ人)の誕生です。
現時点での正直な感想は”なんて夢のようでしょう。こんな話が実際に今現在進行形であるなんて。まるでSFです。”といった具合です。単純ですみません。。。笑
このシェリーに始まり現在のメアリーのハードフォークはモンスター級の夢のようなアップグレードの連続でした。そして今もそれは真最中なのですが。。。
*今後のハードフォークによるアップグレード(カルダノ1.0)は、遅くとも夏までには完成すると予想。
大きな時代の転換点にやってきたカルダノ
私は今の21世紀の時代はまさに量子の時代*だと考えています。1900年の黒体放射の分光放射輝度に関するマックス・プランクの研究に始まり、1927年ごろの議論でニールス・ボーアとアルベルト・アインシュタインの討論が有名ですが、現在は多くの研究の成果が現れ、具体的なものとしては量子コンピューターの出現が挙げられるでしょう。(*参考:2001年のWiredの記事「量子力学がひらく衝撃に満ちた未来」)。ただし量子コンピュータが次の覇権を取るかはまだわかりません。
ここで量子とは何かを詳しく述べることはしませんが、それまで物理世界で常識とされた概念、世界観が一変するという世紀の大発見です。すごく簡単に説明すると、量子は”粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位”で、ここがさらに衝撃的なのが”意識と量子はつながっている”という研究・学問なども誕生していることです。それがエネルギーや生物学など様々な分野で実用化されようとしているのです。
このとんでもない量子の世界をコンピューティングに持ち込んだのが、文字通り量子コンピュータですが、”01”の世界ではなく、”量子もつれ現象(2つの粒子が何の媒介もなしに同期して振る舞う。)を用いて従来のコンピュータでは現実的な時間や規模で解けなかった問題を解くことが期待される”コンピュータなのです。
そしてこのことがこれまでの常識と考えられていた概念や常識が大きく揺らぎ、時代の変化に深く大きな影響を与えていると考えています。例えば、多元宇宙論(Multiverse)の概念。多数の宇宙が存在するというもので、こうなると完全にSFの世界ですね。笑。
ちなみに、カルダノは初期の開発から量子暗号についても研究に取り組んでします。
この時代の転換点に立って、次の時代を考えたときに、今までは考えられなかった大きな変化が来ると思われます。いえもう来てます。
現在世界は、コロナ禍で国同士の激しい覇権争い、政府や金融システムをはじめとする権力基盤の混乱とデフォルトの可能性まで指摘され、マスメディアのイデオロギー操作、グローバル企業の独占、イデオロギーや民族による人々の分断など、世界秩序は混乱し様々な問題が露呈されています。もはやこれらを信用することは難しいということが正直な思いです。今の世界秩序がこのまま維持できるとは思えない状況の中、本当に信頼できる柱は何かというのが今最も大きな素直な問いの一つです。
ビットコイン、イーサリアムの登場とカルダノ
そのような中登場したのが、現在の政府や権力基盤を背景にせずに発行された世界初の分散型通貨であるビットコインでありビットコインシステム・ブロックチェーンです。そしてその分散台帳技術にスマートコントラクトを搭載することでブロックチェーンをインタネットコンピュータへと進化させたのがイーサリアムです。これは大変画期的なことで、DeFi、DAO、DApps、マルチアセットなどなど多くのイノベーションを生み出しました。現在ブロックチェーン(分散型台帳技術)は社会インフラとしての基盤として最も注目されているプラットフォームです。
これらの技術や思想を継承し、セキュリティ、ネットワーク、分散化、サスティナビリティ、スケーラビリティ、分散型アイデンティ、ガバナンスモデルを更に発展させるべく、ゼロから設計され、検証し、科学的な哲学と研究優先のアプローチから進化した最初のブロックチェーンプラットフォームがカルダノです。
カルダノは第三世代のブロックチェーンという立ち位置を目指して登場しました。そして現在では、ビットコインのエネルギー問題やイーサリアムの手数料問題、ブロックチェーンのトリレンマ(セキュリティ、分散化、サスティナビリティ)を解決するところまで来ており、時価総額も現在5位(一時は3位ま)まで浮上しているブロックチェーンにまで成長しています。
そしてカルダノは、これまでの社会基盤や権力機構に頼らないで、自律分散化された国家や社会のバックエンドとして機能すべく、さらに真の意味での民主主義を実現する基盤として開発とその実証実験が急ピッチで進んでいます。
まさにカルダノは到来する新しい時代の基盤となり得るものであり、その実現はすぐそこまで来ているのです。
チャールズさんは最新の動画「Bright Horizons」で語った言葉がとても印象的です。「特権的なごく少数の人のため以外に生きる意味がない世界にいたくありません、すべての人にとって価値のある世界に住みたいと思います。」と述べています。これこそがカルダノがブロックチェーンで成し遂げようとしていることであり、夢なのです。
*この動画の翻訳記事をアンバサダーのYUTAさんがこれまた素晴らしい翻訳をしてくれていますので、記事「チャールズ動画-今日は”レッドデー”だが輝ける地平線がある」をぜひチェックしてみてください。
ここで改めて思い出すのは、カルダノは学者の戯言ではないかという最初の疑問です。しかしもうそれは意味のない疑問になりました。
最終的に全ては私たちの手にかかっているという自由
しかしこの基盤を使って現実のものにできるかどうかは、最終的には私たち次第です。これまで政府や権力機構が私たちの代表として間接的に行ってきた統治が、私たち一人一人の手に渡り、私たちが直接完全自律分散型の基盤を活用できるところまで来ているのです。これこそが”真の自由”ではないでしょうか?
”真の自由”を諦めるべきか、獲得するべきか?
カルダノの未来はそこまできており、私たちはそれを活用でいるように準備をしなければなりません。これこそが次の時代の柱であり私たちの権利を取り戻せるチャンスとなり得るのではないかと強く思います。
また、ブロックチェーンの本質についてカルダノの創始者であるチャールズさんが語ったインタビューに次のような下りがあります。
——ビットコインは将来どうなると思いますか? 10年、20年後、ビットコインに関してどのような印象を持っていますか?
ビットコインは「価値があるから価値がある」という代物です。技術的なアドバンテージはまったくなく、もっと言えば暗号通貨の中で最も技術的に遅れた暗号通貨と言えます。…………….(中略)…………….
ブロックチェーンの構成は残り、ビットコインがもたらした「お金のメール化」という取引形態は定着しますが、そこにスマートコントラクトや分散化運営システム、相互運用可能モデル、グローバルな高速運用、プライバシーといった追加機能が導入されるでしょう。
*このインタビュー記事”ホスキンソンが語る「ブロックチェーンの重要性」とは”は、COFFEプールさんの大変素晴らしい翻訳でシリーズでありますので、ぜひチェックしてみてください。たくさんの名言が出ていますよ!(*現在この記事は連載中で、執筆時点で#4)
カルダノは今年一つの完成を迎えます
まとめるとカルダノはまさに時代の大きな転換の中で生まれ、人類の基盤の一つとして展開され得る壮大な計画と可能性を秘めたプラットフォームでありネットワークプロトコルなのです。
チャールズさんによるとカルダノは「マスタリング・カルダノ:Mastering Cardano」の制作出版に取り掛かっているようです。ビットコインの「マスタリング・ビットコイン」、イーサリアムの「マスタリング・イーサリアム」があるが、Andreas Antonopoulos氏が「Mastering Bitcoin」のためにやった同じような方法で執筆し、GitHubで章ごとに公開する予定。 チャールズさんによれば、”年末までに「マスタリング・カルダノ:Mastering Cardano」を完成させる”としています。
これは基本的にカルダノのバイブルになります。技術的な意味での台帳ルール、それがどのように機能するか、更新システム(ハードフォーク・コンビナント)、コンセンサスプロトコルがどのように機能するか、拡張UTXOがどのように機能するか、Plutusがどのように機能するか、Marlowがどのように機能するか、に至るまで、すべてを網羅しています。
これは大変楽しみな本で、これが出版されると世界中の多くの多様なジャンルやカテゴリーの人たちがこれを読むことで、カルダノの夢はさらに実現に向かって大きく前進することになるでしょう。カルダノを学ぶ学校や教育システムに始まり、多くのアプリケーションやビジネスなどなど、分散型社会を構築し動かすための人材とリソースが一気に動き出すと考えられます。
カルダノはその準備を着々と進めており、もうカルダノは誰にも止められない”ミライ”そのもなのです。
ぜひ皆さんのカルダノに自由意志のもと参加し、一人一人がお力でカルダノを動かしましょう!
ニュース動向:エポック in 252
カルダノは現在、クリプトバレー(Crypto Valley)で2番目に大きなユニコーンになっています。
カルダノは昨年、わずか869百万ドルの評価額で、それを達成することができませんでした。カルダノは最近、Maryハードフォークの発売でマルチアセットチェーンになりました。最近のレポートでは、カルダノはクリプトバレー(Crypto Valley)で2番目に大きなクリプトカレンシーのユニコーンになっています。
カルダノADAの購入時期
米国のmsn moneyサイトで「カルダノADAの購入時期」について記事が掲載されています。 最近の米国ハイテク株など、ビットコインへの投資の状況や比較の中で、なんと #カルダノ #ADA への投資がいかに魅力的であるかについて言及しているビッグニュースです。
最初の1200ドルの米国の給付金で、カルダノADAを購入していたなら今日45,000ドルの価値があります。
日本の「給付金10万円」であれば、アメリカと同じ時期に受領してkカルダノADAを購入していたとすれば、37.5倍の「375万円」になっていたことになります。
ビットコインのタイクーン(富豪)、マイク・ノボグラッツはカルダノに興味を持っています。
ビットコインのタイクーン、マイク・ノボグラッツはカルダノに興味を持っています。 イーサリアムキラーとしてのカルダノが徐々にビットコインのコミュニティにも受け入れられていることを示すU.TODAYの記事
チャールズさんの意味深ツィート
エマーゴ(EMURGO)のブロックチェーン・トレーサビリティ・ソリューションはがジャパンタイムズで取り上げられました。
あなたの夕食には原点があり、ブロックチェーン技術はそれを見つけるのに役立ちます。 エマーゴのブロックチェーンベースのトレーサビリティーソリューションは、インドネシアの500のコーヒー農家で利用されています。
米国の個人投資家はビットコインよりもカルダノに強気:ボイジャー・デジタル調査
米国の個人投資家はビットコインよりもカルダノに強気。
Decryptの記事で、ボイジャー・デジタルによる暗号資産市場への調査によれば、米国の個人投資家は、ビットコインよりもカルダノに強気であることが伝えられています。
ブロックチェーンとスマートコントラクトによるデジタルトランスフォーメーションが繁栄する経済の実現に貢献する。EMURGOアカデミー 最高技術責任者
エマーゴのインドにおける取組でブロックチェーンのユースケースは次の段階に入っているようだ。 “デジタルトランスフォーメーションとスマートコントラクトは、繁栄する経済の創造に役立ち、最小政府、最大ガバナンスのビジョンを実現する”
投資家はBTCに代わるカルダノ(ADA)を見ている – eToroのレギュラー暗号専門家
サイモン・ピーターズは、カルダノ(ADA)がビットコインに代わるものを探している投資家のトップチョイスになりつつあるという。
「鳥」は遅れています – ホスキンソンがエチオピアのプロジェクト、Coinbaseを語る
「鳥」についてチャールズさんが進捗を語った。 エチオピアのカルダノベースのプロジェクトは、新たな審査によって延期されていること、IOGはCoinbaseを「怒らせた」のではなく、むしろIPOは現在のところ暗号取引所の定義的な問題だという。
カルダノ初のDeFiアプリ「Liqwid Finance」はこうなる
ユーザーはLQトークンを獲得し、カルダノのステーキングに参加できるようになることが期待されている。 Liqwid Financeチームは現在、初期の探査段階にあるが、理論的には可能だという。