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Lace 1.9リリースにより搭載されたマルチアカウントとマルチウォレット機能について:ニュース動向 & ステーキング状況 in エポック477

Lace 1.9のリリースより搭載されたマルチアカウントとマルチウォレット機能について

Lace 1.9が公開されました。このリリースでは、マルチアカウントとマルチウォレット機能の導入により、ユーザーにとって利便性とセキュリティの両面で大きな前進となっています。今回のLace 1.9はバージョン一の最後の系譜と見られるため、これにより次なる本格的なweb3のための2.0バージョンへの進化のための土台であるLaceの基本的な機能が整備搭載されたと言えます。

マルチアカウントがもたらす効率的な資産管理

今回のマルチアカウント機能により、ユーザーは1つのリカバリーフレーズで複数のアドレスやアカウントを生成できるようになりました。これにより、複数のシードを管理する手間が省け、目的に応じて取引やステーク委任を分けて管理できるようになります。

例えば、日常的な取引用、長期保有用、DeFiでのステーキング用など、用途ごとに別のアカウントを使い分けることが可能です。資産の出所や使途を明確に区分でき、ポートフォリオ管理がしやすくなるでしょう。

複数のウォレットの作成と管理:ホットウォレットとコールドウォレットの組み合わせによるセキュリティ強化

Lace 1.9では、もうひとつそれぞれ独自のキーとリカバリーフレーズを持つ複数のウォレットを作成できるマルチウォレット機能も導入されました。

これにより、ユーザーはホットウォレットとコールドウォレットを組み合わせて使えるようになります。大半の資産をコールドウォレットで安全に保管しつつ、日常的な取引にはホットウォレットを使うことで、ハッキングリスクを最小限に抑えられます。

また、複数のウォレットに資産を分散させることで、1つのウォレットが危殆化した場合の被害を最小限に食い止められます。秘密鍵の管理も分散できるため、総合的にセキュリティが向上します。

LaceウォレットとDaedalusウォレットを連携して使う利点

今回のLace 1.9のマルチアカウントとマルチウォレット機能の導入により、LaceとDaedalus(ダイダロス)ウォレットとの連携使用の利点がさらに高まったと言えます。Daedalusで管理されていた複数のウォレットを、Laceでも復元して利用できると言う点で、柔軟な管理が可能になります。

  1. セキュリティと利便性の最適なバランス
    Daedalusはフルノードウォレットで高いセキュリティを提供しますが、同期に時間がかかり、リソースも消費します。一方、Laceは軽量で使いやすいライトウォレットです。
    Laceのマルチアカウント機能で日常利用の口座を作り、ダイダロスで長期保有用の口座を管理することで、両者の長所を活かせます。
  2. 柔軟な資産管理
    Laceのマルチウォレット機能により、Daedalusの複数ウォレットをLace上で管理できるようになりました。Daedalusの資産をLaceに移動して、DeFiやNFTなどに活用しやすくなります。
  3. ステーキングの最適化
    Daedalusはフルノードなので安全なステーキングに適していますが、Laceのマルチアカウントを使えば、複数のステークプールに分散委任できます。両者を使い分けることで、ステーキング戦略の最適化が可能になります。
  4. エコシステム全体の発展
    Daedalusの堅牢さとLaceの利便性を組み合わせることで、より多くのユーザーがカルダノを安全に利用しやすくなります。これは、カルダノエコシステム全体の発展にも寄与するでしょう。

LaceとDaedalusのシームレスな連携は、ユーザーにとって資産管理の選択肢が広がることを意味します。目的に応じて両者を使い分けることで、セキュリティと利便性、そして資産運用の効率を高められるでしょう。

DaedalusのセキュリティとLaceの利便性を組み合わせることで、効果的な資産管理が可能になります。
自身の運用スタイルに合わせて、適切に活用していくことが肝要だと言えるでしょう。

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カルダノとWeb3の発展を後押しするLace

Laceは、ユーザーがカルダノブロックチェーンと簡単にやり取りできるよう設計されたライトウォレットです。直感的なインターフェースにより、初心者でも迷わず使えるのが特徴です。

今回のアップデートにより、利便性とセキュリティがさらに向上したLaceは、より多くのユーザーをカルダノエコシステムに呼び込むことが期待されます。また次のメージャーアップデート2.0への準備が整ったことで、本格的なweb3ウォレットとしての機能が搭載されるようになり、DeFiやNFTなどのWeb3サービスへの参加障壁が下がることで、カルダノの利用拡大と発展を後押しするでしょう。

IOGは今後も、3〜6週間ごとに新機能を追加していくとのことです。次世代のWeb3プラットフォームを目指すLaceの今後の進化から目が離せません。

今回のLace 1.9は、マルチアカウントとマルチウォレットという画期的な機能により、カルダノの利便性とセキュリティを大きく前進させました。ユーザーフレンドリーなインターフェースと相まって、より多くの人々をカルダノとWeb3の世界に引き込むことが期待されます。カルダノの大量採用とエコシステムの発展を加速させる上で、Laceの果たす役割はますます大きくなっていくでしょう。

Lace 1.9のアップデート

Lace 1.9のアップデートにより、カルダノエコシステムには以下のような影響があると考えられます。

  1. ユーザーエクスペリエンスの向上
    マルチアカウントとマルチウォレット機能により、ユーザーは1つのウォレット内で複数のアカウントを管理でき、資産や取引を整理しやすくなりました。これにより、ウォレットの利便性が高まり、より多くのユーザーがカルダノを利用しやすくなると期待できます。
  2. セキュリティの強化
    マルチウォレット機能により、ユーザーはホットウォレットとコールドウォレットを組み合わせて使えるようになりました。大半の資産をコールドウォレットで安全に保管しつつ、日常的な取引にはホットウォレットを使うことで、ハッキングリスクを最小限に抑えられます。これにより、カルダノ上の資産がより安全に保護されるようになります。
  3. Web3エコシステムへの参加促進
    Laceは、ユーザーがカルダノブロックチェーンと簡単にやり取りできるよう設計されています。1.9のアップデートにより利便性とセキュリティが向上したことで、より多くのユーザーがカルダノ上のDeFiやNFTなどのWeb3サービスに参加しやすくなると考えられます。
  4. カルダノ全体の発展への貢献
    Laceの改善は、P2Pノード運用の進展やOuroboros Genesisのリリースなど、カルダノ全体の技術的進歩と歩調を合わせています。ユーザーフレンドリーなインターフェースを提供することで、Laceはカルダノの利用拡大と発展を後押しする重要な役割を果たすと期待されます。

以上のように、Lace 1.9のアップデートは、カルダノのユーザビリティ、セキュリティ、Web3への適応力を高めることで、エコシステム全体の成長と発展に寄与すると考えられます。使いやすく安全なウォレットは、ユーザーアダプション(採用)を促進する上で不可欠な要素だと言えるでしょう。

Laceは、幅広いユーザー層に適したウォレット

Laceは、下記のような幅広いユーザー層に適したウォレットとなっています。

  1. 初心者ユーザー
    Laceは直感的なインターフェースと使いやすさを重視して設計されているため、暗号資産の初心者でも簡単に使うことができます。複雑な設定や専門知識は不要で、シンプルな操作で資産管理ができます。
  2. モバイルユーザー
    Laceはモバイルアプリとしても提供されるため、スマートフォンやタブレットを使って、いつでもどこでも暗号資産にアクセスできます。モバイル中心のライフスタイルに適したウォレットと言えます。
  3. カルダノエコシステムのユーザー
    LaceはカルダノのネイティブウォレットとしてIOGが開発しているため、ADAやカルダノ上のトークン、NFTなどを seamless に管理できます。カルダノエコシステムを活用したいユーザーにとって最適なウォレットです。
  4. セキュリティ重視のユーザー
    Laceは高いセキュリティ基準で設計されており、ユーザーの資産を安全に保護します。プライバシーを重視するユーザーにとっても、信頼できるウォレットと言えます。
  5. Web3の可能性を探るユーザー
    LaceはWeb3へのポータルとして機能し、分散化の要素を網羅しています。他のユーザーや組織とのピアツーピアのやり取りを通じて、Web3の可能性を体験したいユーザーにもおすすめです。

以上のように、Laceは初心者から上級者まで、幅広いユーザー層のニーズに応える多機能なライトウォレットとなっています。使いやすさ、モバイル対応、カルダノ連携、セキュリティ、Web3対応など、さまざまな特徴を兼ね備えた万能型のウォレットと言えるでしょう。

マルチアカウントの利点

ここでは今回Lace 1.9リリースにより、搭載されたマルチアカウントとマルチ(複数)ウォレット機能について一つ一つ見ていきます。

なお、Lace 1.9に対応したマニュアルは、下記をご覧ください。

1つの復元フレーズで複数のアドレスやアカウントを生成できる」ことの利点について

マルチアカウントの最大の利点は、1つのシードフレーズ(リカバリーフレーズ)で複数のアカウントアドレスを管理できることです。

これには以下のようなメリットがあります。

  1. 管理が簡単になる
    複数の秘密鍵を別々に管理する必要がなく、1つのシードフレーズのみで済むため、管理の手間が大幅に減ります。シードフレーズさえ安全に保管しておけば、すべてのアカウントを復元できます。
  2. 目的に応じてアカウントを使い分けられる
    例えば、日常的に使う「ホットウォレット」と、長期保有用の「コールドウォレット」を分けたり、DeFiでのステーキング用、NFT購入用など、用途に応じて別のアカウントを使い分けることができます。
  3. プライバシーの向上
    取引を複数のアドレスに分散させることで、特定のアドレスと個人が紐付けられるリスクを下げられます。
  4. ハッキングリスクの分散
    万が一1つのアカウントが何らかの理由で危険にさらされても、他のアカウントは安全です。「一つのカゴに全ての卵を盛るな」のセキュリティ原則に合致します。

ただし、シードフレーズを紛失したり盗まれたりすると、全てのアカウントが危険にさらされるというリスクもあります。マルチアカウントのメリットを生かすには、シードフレーズの管理を徹底することが何より重要です。

複数のシードを管理する必要がなく、資産管理が効率化できる

マルチアカウントを使うことで、複数のシードフレーズを管理する手間が省けるため、資産管理の効率化につながります。

  1. 管理コストの削減
    各アカウントごとに別のシードフレーズを用意する必要がないため、管理すべきシードフレーズの数を最小限に抑えられます。これにより、シードフレーズの保管や定期的な確認などの管理コストを大幅に削減できます。
  2. 人的ミスのリスク低減
    管理するシードフレーズが少ないほど、紛失や盗難のリスクを減らせます。また、誤って別のアカウントのシードフレーズを使ってしまうといった人的ミスの可能性も下がります。
  3. 一括リカバリーが可能
    万が一シードフレーズが失われた場合でも、1つのフレーズから全てのアカウントを復元できます。複数のシードフレーズを別々に復元する手間が省けます。
  4. 包括的な資産把握
    全てのアカウントが1つのシードフレーズ下にあるため、ポートフォリオ全体を鳥瞰しやすくなります。資産配分や取引履歴の確認などが容易になり、効率的な資産管理につながります。

以上のように、マルチアカウントによってシードフレーズの一元管理が可能になることは、管理負荷の軽減とミスのリスク低減の両面で大きなメリットがあると言えます。ただし、一方でシードフレーズの重要性がさらに高まるため、その保管には細心の注意を払う必要があります。

取引やステーク委任を目的別に分けて管理できる

マルチアカウントを活用することで、取引やステーク委任を目的別に分けて管理できるのは大きな利点です。

  1. 資産管理の明確化
    例えば、取引用、ステーキング用、長期保有用など、それぞれ専用のアカウントを作ることで、資産の出入りを明確に区別できます。これにより、どのアカウントでどれだけの利益や損失が出ているかが一目瞭然になります。
  2. リスク管理の徹底
    取引は価格変動リスクがありますが、ステーキングは比較的安定したリターンが期待できます。これらを別のアカウントで管理することで、一方のリスクが他方に影響することを防げます。
  3. 税務処理の簡素化
    国によっては、取引益とステーキング報酬で税務上の扱いが異なる場合があります。アカウントを分けておけば、それぞれの所得を算出するのが容易になります。
  4. 委任先の最適化
    複数のバリデーターやステークプールに委任する場合、それぞれ別のアカウントを使い分けることで、委任状況を把握しやすくなります。パフォーマンスに応じて委任先を柔軟に変更することもできます。

以上のように、マルチアカウントを目的に応じて使い分けることで、資産管理の透明性とリスク管理の両立、税務処理の効率化、ステーキング戦略の最適化など、様々なメリットが得られます。
一方で、多くのアカウントを管理するのは手間がかかるというデメリットもあるので、自身の運用スタイルに合わせて適切な数のアカウントを設定することが肝要です。

複数ウォレットの利点

ホットウォレットとコールドウォレットを組み合わせて使える

ホットウォレットとコールドウォレットを組み合わせて使うことで、両者のメリットを活かした資産管理が可能になります。

  1. 利便性と安全性のバランス
    ホットウォレットは利便性が高い一方、ハッキングのリスクがあります。対してコールドウォレットは非常に安全ですが、取引のたびに接続する手間がかかります。両者を使い分けることで、利便性と安全性のバランスを取ることができます。
  2. 大口資産の分散管理
    大半の資産をコールドウォレットで保管しつつ、取引に必要な分だけホットウォレットに移すことで、ハッキングによる被害を最小限に抑えられます。
  3. 迅速な取引と堅牢な保管
    頻繁に取引する資産はホットウォレットに、長期保有する資産はコールドウォレットに置くことで、使い勝手と資産防護を両立できます。
  4. ウォレットの特性の補完
    ホットウォレットの弱点はコールドウォレットで、コールドウォレットの弱点はホットウォレットでカバーできます。両者の長所を活かした資産管理が可能になります。

以上のように、ホットウォレットとコールドウォレットのハイブリッド運用は、利便性を犠牲にせずに高いセキュリティを確保する上で効果的なアプローチだと言えます。資産の特性に応じて適切に使い分けることが肝要です。

資産を分散して保管でき、セキュリティリスクを軽減できる

複数のウォレットを使って資産を分散することで、セキュリティリスクを大幅に軽減できます。

  1. 単一障害点の排除
    全ての資産を1つのウォレットに集中させると、そのウォレットが何らかの理由で危殆化した場合、全てを失うリスクがあります。複数のウォレットに分散することで、一部のウォレットが被害に遭っても、他の資産は安全に保全されます。
  2. ハッキングリスクの最小化
    特に、ホットウォレットは利便性が高い反面、インターネットに接続しているためハッキングのリスクがあります。大半の資産をコールドウォレットで保管し、必要な分だけホットウォレットに移すことで、万が一ホットウォレットが攻撃されても被害を最小限に抑えられます。
  3. 秘密鍵の漏洩リスクの分散
    各ウォレットには独自の秘密鍵があります。1つの秘密鍵が何らかの理由で漏洩しても、他のウォレットの資産は安全です。秘密鍵の管理を分散することで、リスクを軽減できます。
  4. 物理的な損失リスクの軽減
    ハードウェアウォレットなどの物理的なウォレットを複数の場所に分散して保管することで、火災や盗難などによる一括喪失のリスクを下げられます。

以上のように、複数ウォレットを用いた資産の分散管理は、ハッキングや秘密鍵の漏洩、物理的な損失など、様々な脅威に対する耐性を高める効果があります。ただし、分散させたウォレットの秘密鍵やリカバリーフレーズの管理は慎重に行う必要があります。管理が煩雑になるというデメリットもあるので、自身の管理能力に見合った適切な分散度を設定することが重要です。

資産や取引を整理しやすくなる

複数のウォレットを使い分けることで、資産や取引を整理しやすくなるというメリットがあります。

  1. 資産の分類管理
    例えば、長期保有用、トレード用、ステーキング用など、目的に応じて別のウォレットを使うことで、資産の出所や使途を明確に区分できます。これにより、ポートフォリオ管理がしやすくなります。
  2. 取引履歴の可視化
    ウォレットごとに取引記録が分かれているため、どのウォレットでどのような取引を行ったかが一目瞭然になります。資産の移動を追跡するのに便利です。
  3. 会計処理の効率化
    税務申告の際など、ウォレット別に取引履歴を整理しておくことで、必要なデータの抽出が容易になります。
  4. 利用目的に応じた最適化
    例えばDeFiでは、専用のウォレットを用意することで、そのウォレットに最適なセキュリティ設定やバックアップ体制を敷くことができます。

以上のように、ウォレットを適切に分けることで、資産管理における「見える化」が進み、効率的な運用が可能になります。
ただし、複数のウォレットを管理するためには、それぞれの秘密鍵やシードフレーズを厳重に管理する必要があります。利便性とセキュリティのバランスを取ることが肝要だと言えるでしょう。

新機能の概要

マルチアカウント:1つのシードで複数のアカウントアドレスを生成

マルチアカウントとは、1つのシードフレーズから複数のアカウントアドレスを生成できる機能のことです。

シードフレーズとは、ウォレットを復元するための秘密の言葉で、通常12〜24個の単語で構成されます。

従来は1つのシードフレーズから1つのアカウントアドレスしか生成できませんでしたが、マルチアカウント機能により、1つのシードフレーズから複数のアカウントアドレスを作ることができるようになりました。

つまり、1つのシードフレーズさえ大切に保管しておけば、そこから目的に応じて複数のアカウントを作り分けられるのです。
例えば、日常使い用、貯蓄用、DeFi用など、使い分けが可能になります。

また、シードフレーズから生成される各アカウントアドレスは、それぞれ固有の公開鍵と秘密鍵のペアを持っています。なので、1つのアカウントのセキュリティが損なわれても、他のアカウントは安全です。

このように、マルチアカウント機能によって、利便性とセキュリティを両立した、柔軟な資産管理が可能になったと言えるでしょう。
シードフレーズさえ厳重に管理すれば、その下に複数のアカウントを展開できるため、初心者にとっても使いやすい仕組みだと言えます。

複数ウォレット:それぞれ独自のキーと復元フレーズを持つ複数のウォレットを作成可能

複数ウォレット機能とは、1つのアプリ内で複数の独立したウォレットを作成・管理できる機能のことです。

従来は1つのアプリにつき1つのウォレットしか作れませんでしたが、この機能により、1つのアプリ内で複数のウォレットを使い分けられるようになりました。

それぞれのウォレットには、固有の「秘密鍵」と「リカバリーフレーズ」が割り当てられます。

秘密鍵は、そのウォレットを操作するための鍵のようなもので、ウォレットごとに異なります。
リカバリーフレーズは、ウォレットを復元するための言葉で、これもウォレットごとに異なります。

つまり、複数ウォレット機能を使えば、1つのアプリの中に、それぞれ独立した「鍵」と「復元方法」を持つ複数の金庫を作ることができるようなイメージです。

例えば、日常使い用、貯蓄用、NFT用など、目的に応じて別のウォレットを使い分けることが可能になります。

また、万が一1つのウォレットの秘密鍵が漏洩しても、他のウォレットは安全です。

ただし、複数のウォレットを管理するためには、それぞれの秘密鍵とリカバリーフレーズを厳重に管理する必要があります。

このように、複数ウォレット機能によって、1つのアプリの中で複数の独立したウォレットを柔軟に使い分けられるようになったと言えます。
利便性とセキュリティのバランスを取りつつ、自分の使い方に合わせて活用していくのが良いでしょう。

注意点

復元フレーズは厳重に管理する必要がある

復元フレーズ(リカバリーフレーズやシードフレーズとも呼ばれます)は、ウォレットを復元するための非常に重要な情報です。この復元フレーズを知っている人は、誰でもそのウォレットにアクセスし、資産を自由に動かすことができてしまいます。

つまり、復元フレーズは、ウォレットの中身を守るための「マスターキー」のようなものだと言えます。

したがって、復元フレーズの管理は非常に重要です。具体的には以下のような点に注意が必要です。

  1. 紙に書いて安全な場所に保管する。デジタルデータとして保存するのは避ける。
  2. 信頼できる人以外に共有しない。
  3. スクリーンショットは撮らない。キーロガーなどのマルウェアに狙われる可能性がある。
  4. 定期的に復元フレーズを使ってウォレットを復元できるか確認する。

特に、マルチアカウントや複数ウォレットを使う場合、それぞれのアカウントやウォレットに別の復元フレーズが割り当てられます。
それぞれの復元フレーズを厳重に管理することが、資産を守る上で非常に重要になります。

万が一復元フレーズを紛失したり、他人に知られたりしてしまうと、二度とウォレットにアクセスできなくなったり、資産を盗まれたりする可能性があります。

したがって、初心者の方は特に、復元フレーズの重要性を理解し、その管理には細心の注意を払う必要があります。
安全な管理方法を徹底し、定期的にウォレットの復元をテストすることをおすすめします。

複数のウォレットを使う場合は、どのウォレットにどの資産があるか把握が必要

複数のウォレットを使い分ける場合、どのウォレットにどの資産があるかを正確に把握しておくことが非常に重要です。

特に、マルチアカウントや複数ウォレット機能を活用すると、1つのアプリの中に複数のアカウントやウォレットが存在することになります。

それぞれのウォレットは独立しているため、ウォレット間で資産を移動するには送金手続きが必要です。

もし、どのウォレットにどの資産があるのかを把握していないと、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

  1. 必要な資産がどのウォレットにあるのかわからなくなる。
  2. 送金先を間違えて、意図しないウォレットに資産を送ってしまう。
  3. ウォレット間の送金手数料を把握していないため、予期せぬ出費が発生する。
  4. 資産の全体像が見えず、適切なポートフォリオ管理ができない。

したがって、複数のウォレットを使う場合は、以下のような管理が必要不可欠です。

  1. ウォレットごとの資産内容を記録する。
  2. 定期的に各ウォレットの残高を確認する。
  3. ウォレット間の送金履歴を記録する。
  4. ウォレットごとの目的を明確にし、資産の使い分けルールを決める。

これらを徹底することで、複数のウォレットを有効活用しつつ、資産の全体像を適切に管理することができます。

特に初心者の方は、ウォレットの数を必要最小限に留め、各ウォレットの目的と中身を明確に管理することをおすすめします。
慣れてきたら徐々にウォレットの数を増やしていくのが賢明だと言えるでしょう。

ウォレット間の移動時には手数料がかかる

ウォレット間で資産を移動する際には、ブロックチェーンネットワーク上で取引を処理するための手数料(トランザクションフィー)が発生します。

この手数料は、取引を承認し、ブロックチェーンに記録するためのマイナーへの報酬です。

手数料の額は、ネットワークの混雑状況や取引の優先度によって変動します。
つまり、ネットワークが混雑している時や、より早く取引を処理してもらいたい時は、より高い手数料を支払う必要があります。

特に、複数のウォレットを頻繁に行き来する場合、手数料のコストが積み重なって無視できない額になることがあります。

したがって、ウォレット間の資産移動を行う際は、以下の点に注意が必要です。

  1. 手数料の額を事前に確認する。
  2. 手数料を最小限に抑えるため、まとめて送金するなどの工夫をする。
  3. 緊急性のない送金は、ネットワークが混雑していない時間帯に行う。
  4. 少額の資産を頻繁に移動することは避ける。

また、ウォレット間の送金は、ブロックチェーン上で処理されるため、一定の時間がかかります。
送金が完了するまでには、数分から数十分程度の時間を要することがあります。

したがって、即時性が求められる取引の場合は、ウォレット間の移動ではなく、直接取引先のアドレスに送金することをおすすめします。

以上のように、ウォレット間の移動にはコストと時間がかかることを理解した上で、賢明に資産を管理することが重要だと言えます。
特に初心者の方は、手数料の仕組みを理解し、無駄なコストを避けるように心がけましょう。

今後のアップデートに期待したいこと

今後のアップデートに期待したい点としては、以下のようなものが挙げられます。

  1. ハードウェアウォレットとの連携強化
    現在Laceはハードウェアウォレットとの連携をサポートしていますが、マルチステーキングには対応していません。今後のアップデートで、ハードウェアウォレットを使った複数のステーキングプールへの委任が可能になることを期待したいです。
  2. モバイルアプリの提供
    現在Laceはブラウザ拡張機能としてのみ提供されていますが、将来的にはモバイルアプリも予定されています。スマートフォンでも手軽にLaceを使えるようになることで、さらに利便性が高まるでしょう。
  3. DAppストアの実装
    Laceは将来的にDAppストアを実装する計画です。これにより、ユーザーはLace内から直接様々なDAppを探したり利用したりできるようになります。カルダノエコシステムの利用拡大にも繋がる重要な機能だと言えます。
  4. デジタルアイデンティティ機能の追加
    IOGはLaceにデジタルアイデンティティ機能を追加する構想を持っています。これが実現すれば、Laceは単なるウォレットを超えて、Web3の世界で自分のアイデンティティを管理するためのハブになるかもしれません。
  5. UI/UXの継続的な改善
    機能面での拡充と同時に、ユーザーインターフェースの使いやすさも継続的に磨いていってほしいです。特に暗号資産の初心者にとって、できるだけ直感的に操作できるUIが求められます。

Laceは今後も3〜6週間ごとに新機能を追加していくとのことなので、上記のような機能拡充に期待が持てますカルダノの大量採用とWeb3の発展を加速させるキーとなるLaceの今後の進化から目が離せません。

今後のLaceウォレットのアップデートに期待したい内容として、カルダノ以外のブロックチェーンとの連携、つまりマルチブロックチェーン対応は非常に重要だと思います。

  1. 相互運用性の向上
    カルダノ以外のブロックチェーンとの連携により、Laceウォレットはより広範なWeb3エコシステムとシームレスに相互作用できるようになります。これにより、ユーザーはLace上で様々なブロックチェーン上の資産を管理したり、クロスチェーンのDAppsを利用したりできるようになるでしょう。
  2. ユーザー利便性の向上
    複数のブロックチェーンを単一のウォレットで管理できるようになることで、ユーザーは複数のウォレットを行き来する手間が省けます。これにより、Web3の利用がよりシンプルになり、ユーザー体験が向上します。
  3. Laceの競争力強化
    マルチブロックチェーン対応は、他のウォレットとの差別化要因にもなります。幅広い資産とDAppsをサポートすることで、Laceはより多くのユーザーを引き付けることができるでしょう。
  4. Web3の発展への貢献
    相互運用性の高いウォレットは、Web3全体の発展にも寄与します。ブロックチェーン間のシームレスな連携は、分散型のエコシステム構築に不可欠だからです。Laceがその先駆けとなることが期待されます。

IOGは研究に基づく慎重な開発アプローチで知られているため、性急な実装は避けるべきでしょう。ユーザーの資産を守りつつ、使いやすさと相互運用性を追求していくことが肝要だと思います。

Laceは、カルダノエコシステムの発展とWeb3の普及に向けた重要な一歩を踏み出しました。今後のアップデートにより、マルチブロックチェーン時代の中核的なウォレットへと進化していくことが大いに期待されます。

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週刊開発レポート:2024年4月5日

ハイライト

複数のチームがノードv.8.10リリースを準備中
Lace v.1.9リリース
MithriネットワークでCandanoトランザクション認証が 進行中
2024年4月26日Fund12公式ローンチ
憲法委員会トレーニングのサポート準備開始

現時点の統計

開始されたプロジェクト:162
構築中のプロジェクト:1,343
ネィティブトークン:9.81m
トークンポリシー:110,950
トランザクション数:87.8m
Plutus v1:6,447
Plutus v2:32,803

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