チャールズさんの「Atala versus Cardano (Permissioned versus Permissionless)」という動画でプライベートとぱブロックを統合するGerolamoプロジェクトについての説明がなされました。
この動画ではチャールズさんはプライベート(許可型)やパブリック(無許可型)の異なるシステムの両方が補完し合う方法について説明しています。私はこれをみて本当にカルダノのポテンシャルを新たに確信しましたので、その概要をまとめてみます。
時に国家や行政のようにパーミッション(許可)が必要なプロジェクトがあります。このようなケースでは許可型のプライベートブロックチェーンを使用します。
大企業などもエンタープライズソリューションとして、ハイパーレジャーのようなプライベートブロックチェーンを使用します。
これに対してビットコインやイーサリアム、カルダノはパブリックブロックチェーンで無許可型です。
しかし、ユーザーからすれば、プライベート(許可型)もパブリック(無許可型)も同じようにその資産を使用できなければなりません。特に来るべきWEB3の場合には、いちいちパブリックかプライベートによってシステムを切り変えて運用したり、ユーザーも自分のアカウントも切り替えたり、そして何よりも両方の資産が切り離されているのは非常に非効率的といえます。
カルダノはその両方に対して柔軟にそのリソースを利用可能で、ユーザーはどちらのシステムに移動可能にするアーキテクチャーを既に備えています。
これは設計の勝利であり、バイロンからシェリーへの移行、ハイパーレジャー・ファブリックとの協業によって得られた経験の結晶であり、このカルダノブロックチェーンは美しい構造デザインにより、異なるシステム間の移動、ハイレベルなカスタマイズが可能になります。
つまり二つの異なるシステムは相互運用可能で、ユーザーはプライベート-チェーンvsパブリックチェーンの両方で、柔軟に両方のプロジェクトを行き来することが可能です。
そしてカルダノブロックチェーンから見れば、プライベート(バイロン)もパブリック(シェーリー)も同じように実行できるのでこれは当然の成り行きでもあったというわけです。
例えば、ユーザーはAtalaのPrismIDを使って両方を移動可能です。PrismやHydraなどはレイヤー2なので、同じDNAを含んだカルダノはその両方で実行できるアーキテクチャーになっているのです。
カルダノは、ポータブルなアイデンティティを利用して、プライベートおよびパブリックの両方のユーザーを獲得できる仕組みを既に有してるのです。
2021年にはこれらのカルダノエコシステムが統合されます。このプロジェクトをGerolamoと呼び、「Gerolamo Cardano」氏の名前に由来しています。
これはエンタープライズ市場で、ハイパーレジャーと競争することを可能にします。そして何よりも強調したいのはそれらの土台は既に完成しているということです。