Crypto News Flashが、カルダノのアタラ・プリズム（Atala PRISM）「政府規模のプロジェクトのため」に設計されている。また、政府だけでなく、フォーチュン500企業からも関心が寄せられており、現在は労働力の供給を上回っていると報じています。

下記の記事はCrypto News Flashの記事「Demand by Fortune 500, governments for Cardano’s Atala PRISM outpaces labor supply」を翻訳したものです。

カルダノのアタラ・プリズム（Atala PRISM）に対するフォーチュン500社や政府の需要は労働力の供給を上回る

By JAKE SIMMONS 2021年4月8日

カルダノベースのAtala PRISMは、「政府規模のプロジェクトのため」に設計された。
政府だけでなく、フォーチュン500企業からも関心が寄せられており、現在は労働力の供給を上回っています。

Input Output Global（IOG）が開発中のカルダノベースの分散型アイデンティティソリューションで、人々が自分の個人データを所有し、シームレス、プライベート、セキュアに組織とやり取りできるようにするアタラ・プリズム（Atala PRISM）は、これまであまり注目されていなかった。しかし、今後数ヶ月のうちに、この状況が変わる可能性があります。噂によると、エチオピア政府との取引では、アタラ・プリズム（Atala PRISM）が重要な役割を果たすと言われています。

また、IOGのソリューションデザイナー兼開発者であるAlan McSherry氏は、2020年10月に、30件以上の導入の可能性があることを明らかにしています。さらに最近では、IOGのCEOであるチャールズ・ホスキンソンが、Cardano Chatsのインタビューで、デジタルアイデンティティが普及の基盤になることを強調しています。そのため、アタラのPRISMが中心的な役割を果たす可能性があり、IOGはW3CのDIDの標準に依存しています。

PRISMのポイントは、過去に構築されたものから始めるということです。W3Cが策定したDIDは、分散型識別子の美しい規格であり、それらを管理するためのフレームワークを構築し、ブロックチェーンのバックエンドに不変のタイムスタンプを格納することができます。

さらにホスキンソン氏は、IOGがアタラ・プリズム（Atala PRISM）のフレームワークの開発に「何年も費やした」と述べ、「おもちゃとして作られたものではない」と語っています。

IOGの責任者によると、PRISMは「政府規模のプロジェクトのために」設計されたという。

政府が『国民IDを構築したい』と言い出したら、私はすべてのプロジェクトに参加したいですね。

例えばエチオピアでは、1億2700万人を対象とした国民IDシステムの入札を行っています。このシステムは、土地、投票、支払い、クレジット、そして政府がユニバーサル・ベーシック・インカムの導入を決定した場合には、政府サービスとのあらゆる接点に相互接続されることになります。

現在、アタラ・プリズム（Atala PRISM）の需要は非常に高く、「需要が労働力の供給を上回っている状況」にあるという。ホスキンソン氏が明らかにしたように、フォーチュン500の企業だけでなく、政府からも関心が寄せられている。

カルダノのAtala PRISMはどこへ向かうのか？

ホスキンソン氏は、匿名化された閾値証明（しきい値証明）を、アタラ・プリズム（Atala PRISM）の「次のレベル」と表現した。これは、他のデータを開示することなく、特定の特性を証明することができるものです。

この技術を説明するために、ホスキンソン氏はバーを訪れ、その人が18歳以上であることを証明する方法を説明しました。現在は、身分証明書を提示しなければならず、名前や住所などの他のデータはすべて開示されています。スレッショルドプルーフは、その人が18歳以上であることを匿名で証明することができます。同様に、研究機関は、ある州の何人がCOVID-19を持っているかという匿名化されたデータを収集する一方で、他の病気も収集して分析することができます。

そういう次のレベルの暗号が登場してくるわけですが、それにはアイデンティティが不可欠な要素です。閾値証明（しきい値証明）ができるようになれば、個人のメタデータや個人のストーリーをより深く分析することができるようになります。PRISMは製品として3年目から5年目に入るところにあります。そして、これには非常に多くの使用例があります。