*こちらの記事では、SundaeSwapのISPOとScooperのための『SPO選定』結果の公式発表があったため、情報を加筆し内容を更新しています。(2021.11.18 11:45)
*追加情報:ISOについてSundaeSwapの公式に確認したところ、委任者の皆様は、[SIPO]、[SIPO2]、[SIPO3]のどれに委任することで、ISOに参加できます。(2021.11.19 8:45)
『FAQ:SPO選定後、SundaeSwapのISPOおよびDEXについて現在わかっていること』は下記をg覧ください。(2021.11.24 19:45)
SundaeSwapのISPOとScooperのための『SPO選定』まとめ
ISPOとScooper Model を実行するためのための『SPO選定』終了
SundaeSwapはISPOとScooper Model を実行するためのための『SPO選定』開催しました。これには、500以人上の応募者の中から278のプールがノミネートされ選挙が行われました。
この選挙では、278プールの2つが選挙を途中離脱し、総勢276のプールの中から30のプールを選出し、10のプールをリザーブとして決めるための選挙で、エポック302の開始(日本時間11月12日 午前6時44分頃)と同時にスターし、エポック302の終了(本日の11月17日 午前6時43分)同時に投票が終了しました。
そして、2021年11月18日、SundaeSwap の『ISO』と『Scoopers』のための『SPO選定』投票結果が発表されました。これをSundaeSwap Labsがブログ記事「Meet Your SundaeSwap Scoopers!」で伝えています。
発表記事の翻訳はこちら🔽
日本からノミネートされた二つのプールは、たくさんの日本をはじめとするADA保有者からの投票により、見事『SIPO』2位、『XSP』3位という成績で、ISOとScoopersのための『SPO選定』の大一期生である30のプールと一緒に選出されました。
これはひとえに日本のカルダノコミュニティの皆様の熱い応援のおかげであり、世界に日本のカルダノコミュニティの存在感を示した結果となりました。本当に深く感謝申し上げます。
SandaeSwap Scoopersの第一期生30プールは下記の通りです。
WAV7/SKY
SIPO
XSP
AHL
CCV
ITC
DIGI
AZUR
TERA
BLOOM
WFFL
NORTH
ATLAS
TITAN
KIWI/RAMEN
NEDS1
FAIR
CRDNS
AAA
NERD
PAUL
MASTR
ATADA
STI
BLADE
FROG
DSHIN
BLOCK
GROW
BCSH
今回は日本から『SIPO』と『XSP』さんの二つのプールがノミネートされ、投票者は二つのプールを選んで投票する方法で選挙が開催されました。そしてなんと暫定ですが、『SIPO』と『XSP』が2位、3位と並んで選出される結果になりました。
選挙終了時の暫定結果(非公式ランキング)を現在こちらのページで見ることができます。このページの測定結果はVote1のみのあくまでも暫定的なもので、正式なものではありません。公式発表は準備が整い次第下記のページ公表される予定です。
公式発表ページ:iso.sundaeswap.finance.
*SundaeSwap公式ディコード内の日本語チャットで、結果発表について『XSP』さんの投稿によると、”チェーンを読むために使用しているOgmiosにバグが発生したため、バックアップとしてcardano-db-syncを立ち上げています。 完全な同期には時間がかかりますので、正式な結果は少し遅れるかもしれません。”とのことです。
記事ではSundaeSwapのこの投票には、驚異的な数字である16億近くのADAウォレットから投票され、その結果、Project Catalyst以外のCardanoのオンチェーンガバナンスの最初の、そして間違いなく最大の行為の1つとなり、1つのエポックでCardanoの100万トランザクションを突破する一助となったと伝えています。
また、記事ではこのリストはISOのためだけのものだけであり、SandaeSwap DEXではSPOを使ってスクーパを運営し、コミュニティがSandaeSwap DAOを通じて数、要件、報酬などの条件を設定するとし、投票で選ばれたSPOには、次のステップを調整するために非公開で連絡を取り、ISO(DEXと同時に公開される)、テストネット、その後のDEX公開についての情報を間もなく公開する予定とのこと。
今回の選挙の意味
今回の選挙は、カタリスト以外でカルダノ・エコシステムでは最初の選挙となりました。これは分散化によるコミュニテイベースの選挙により、SundaeSwapのDEXプロジェクトのエンジンとなるScooper Model を実行するためのための『SPO選定』であり、それと同時にSundaeSwapのトークン(SUNDAE)を配布するためのイニシャル・ステーク・プール・オファリング(ISPO)プログラムを開始するための『SPO選定』でもありました。
SundaeSwapとは
まずSundaeSwapについてもう一度おさらいします。SundaeSwapはカルダノ・ブロックチェーンのために構築されるAMM型の分散型取引所で、現在、プラットフォーム上で大きな注目を集めているプロジェクトの一つです。
ブロックチェーンの参加者が流動性を提供し、他の参加者が自分のネイティブトークンを交換するための市場を作ることができ、その見返りとして、交換者は少額の手数料を支払い、流動性提供者は預託金の再回転を得ることが可能になります。
すでに、イーサリアムとバイナンススマートチェーンをベースにしたDEXの第1位と第2位であるUniswapとPancakeswapと比較されており、SundaeSwapはDEXの中でも力を発揮することが期待されています。
そして、このプラットフォームは、ユーザーフレンドリーなシステムで、暗号資産のピアツーピア取引を可能にし、ユーザーは、このプラットフォーム上で、資産の取引、ステーク、貸し借りを行うことができます。
『Scooper Model』について
それでは、SundaeSwapのDEXプロジェクトのエンジンとなるScooper Modelについて説明します。SundaeSwapは、カルダノのDeFiエコシステムのバックボーンになるためのレイヤー1で最高のソリューションであるScooper Model (AMM-Orderbook)を発表しています。
SundaeSwapチームは、様々なソリューションを評価するために膨大な労力を費やしてきており、こちらの記事ではSundaeSwapがパブリックテストネットとその後のローンチに近づいているなか、SundaeSwapのプロトコルアーキテクチャであるとScooper Modelに至るまでの道のりについて説明しています。
そして多くのソリューションを研究した結果たどり着いたこのScooper Modelは、カルダノブロックチェーン上で早期に主要なDEXを立ち上げるために重要と思われるいくつかの基準について妥協のないソリューションとなっていると記事は説明しています。
Scooperは、自動化されたマーケットメーカーに対して多くのスワップを実行するトランザクションを構築して送信し、その見返りとして少額のADA手数料を徴収します。
これはインセンティブを調整し、セルフガバナンスのシステムを構築することで、プロトコルの信頼性を高め、システムを拡張することができます。
そしてこれを実現する方法として、コミュニティの信頼できるメンバーであるステークプールがマーケットメーカーとなり、Scooperを運営するすることで、Scooperが誠実であることを保証する目的を達成するもので、選定されたSPOは、DEX発売後の「Scooper」機能を提供します。今回これが『SPO選定』の理由です。
SundaeSwapは、最高のSPOを選ぶことは、彼らがDEX上で初期のScooperを運営するためにも非常に重要と考えており、SPOは、エンドユーザーの注文を満たすための取引の選択、バッチ処理、送信を行うSundaeSwap DEXの最初のパワーハウスとしての役割を果たすことになります。
将来的には、SundaeSwap DEXのガバナンス構造は、より詳細な選択プロセスを採用し、DEXが市場の需要に応えられるように、さらに多くのScoopersを承認することになるとしています。
『Initial Stake Pool Offerig(ISPO)』について
現在SundaeSwapのDEXのリリースは最終段階に来ています。Runtime Verification, Inc.による業界最先端のコードおよびプロセスの監査が進められており、完了後できるだけ早くサービスを開始する予定です。公式Discordのチャンネルでは、11月の終わりから12月の初旬にかけてのリリースが行われると話しており、開始はもうすぐそこまで来ているようです。
そのため、SundaeSwapは独自トークンである(Token name: SUNDAE)をInitial Stake Pool Offering(ISPO)によって、配布します。ISPOとは、カルダノにおける新しい革新的な全くリスクのない資金調達方法として注目されています。
ADA保有者は、プロジェクトチーム(ここではSundaeSwap)が所有するステークプールに委任することで、それらのADA委任者は、プロジェクトから新規発行のトークン(Token name: SUNDAE)を受け取ります。そして、ステークプールの運営者は、ADAの報酬をプロジェクトの資金とする仕組みです。
なお、SundaeSwapは、ISPOによる配布以外に、[SANDAE]トークン配布は行わないとしています。
今回のISPOについて、SandaeSwapの公式Discordで確認したところ、FAQに次のような記述があり、ISO期間にプールに委任することで、『ADA報酬+SandaeSwap[SANDAE]トークンを獲得』することができるとなっています。
SandaeSwapのISPOにはステーク・プール・オペレーター(SPO)が必要となります。SundaeSwapの目標である分散化を達成するために、『SPO投票』プロセスが執り行われました。
コミュニティはSPOの応募者を検討し、ISPOに参加する人を投票で選ぶことができ、最も多くの票を獲得した30のSPOに、ISPOのSPOになる機会が与えられました。
今後の予定
『SPO選定』が終了し公式に選出されたSPOが発表されました。また、ISPO期間についても5エポックの25日間となるようですが、これについての詳細はもう間も無く発表されることでしょう。
今回の選挙では繰り返しになりますが日本のコミュニティの皆様のお力添えのおかげで日本のプール『SIPO』『XSP』が選出されることになりました。これは世界に日本のカルダノコミュニティここにありの存在感を示すものであり、改めて深く感謝いたします。
SundaeSwapはカルダノのDeFiバックボーンとなるべく活動しており、今後の活動の影響はカルダノコミュニテイ、エコシステムにとっても大きなチャレンジとなるものだと考えています。
そしてコミュニティの皆さまと一緒にカルダノエコシステムを盛り上げることができることに、深く感謝しており、貢献することに喜びを感じている次第です。皆様の投票、熱い応援本当にありがとうございました。深く感謝申し上げます。
今後、新しい情報が入り次第TwitterとDicordの日本語チャンネルでお知らせしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
SundaeSwap公式ディコード内には、『XSP』さんが立ち上げた日本語チャットもありますで、ぜひご質問や情報が欲しい方はお立ち寄りください。もちろん『SIPO』も参加しています。
SundaeSwap公式ディコード:https://discord.com/invite/Sundae
もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします!10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル