エポックな日々, シリーズ連載:進化するカルダノ・ベーシック, ...

シリーズ連載『進化するカルダノ・ベーシック』【#5】Ouroborosとは?(その1)デジタル時代の分散型サークル社会を実現するOuroborosの精神性と古代日本との繋がり:ニュース動向 & ステーキング状況 in エポック405

シリーズ連載『進化するカルダノ・ベーシック』【#5】Ouroborosとは?(その1)デジタル時代の分散型サークル社会を実現するOuroborosの精神性と古代日本との繋がり

シリーズ連載『進化するカルダノ・ベーシック』は、カルダノについて初心者や、既に知っているが日々進化し続けるカルダノの現在進行形について知りたい方向けに、様々な視点と角度から、カルダノの基礎知識とその未来について、最新アップデート情報を交えてお伝えする企画(不定期)です。

前回は、第4回目の記事として『【#4】カルダノADAとは?ADA保有の魅力に迫る』についてお届けしました。

そして第5回目となる今回は激動する時代のターニングポイントとなりうる一つの強力な潮流として、分散型技術としてのブロックチェーンの未来である『Ouroborosプロトコル』についてお伝えしたいと思います。

なお、Ouroborosプロトコルはカルダノの重要な心臓部であり、技術や思想を一つにまとめたものであることから、数回に分けてお伝えしていきます。

そして、Ouroborosとは何か?何を目標にして開発され、存在し日々そのプロトコルを維持しているのか?未来に何をもたらすのか?などについて、技術的な視点というよりは、比較的抽象的な視点を交えながらその精神性についてお伝えしていきたいと思います。

今人類は科学技術による史上最大のターニングポイントが訪れている

現代社会における科学技術の発展は目覚ましいものがあります。最近チャールズ・ホスキンソンが公開した動画『The Five Pillars of the 21st Century:21世紀の5つの柱』では、21世紀の人類を定義すると考える5つの柱であるAI、量子コンピュータ、合成生物学、ナノテクノロジー、そしてブロックチェーン技術について語り、なぜブロックチェーンを構築するのか?その理由を説明しています。

ここには人類史上最大のターニングポイントが訪れていることが示されています。

これまでの人類の技術的ターニングポイントとは?

これまでの人類のターニングポイントとは、歴史を通じて技術や発明が人類の生活や社会に大きな影響を与え、進化や変革を促す重要な節目のことです。例えば以下のように、いくつかの顕著な技術的ターニングポイントの例が考えられると思います。

  1. 火の発見と利用: 人類が火をコントロールし、料理や暖房、防御などの目的で利用するようになったことは、生活の質を劇的に向上させ、社会の発展に寄与しました。
  2. 農業革命: 約1万年前に始まった農業革命は、人々が狩猟採集から定住生活に移行し、農地を開拓し、食料生産を効率化することで人口が急増しました。これにより、文明の基礎が築かれました。
  3. 産業革命: 18世紀から19世紀にかけて、機械化や工場制度が導入され、生産効率が大幅に向上しました。これにより、都市化が加速し、経済成長や雇用が拡大しました。
  4. 電気の発明と普及: 19世紀から20世紀にかけて、電気の発明と普及により、家庭や産業における照明や機器の利用が革新的に向上しました。これにより、生活の質や生産性が大幅に向上しました。
  5. コンピュータとインターネット: 20世紀後半から21世紀にかけて、コンピュータ技術とインターネットの発展により、情報や知識が瞬時に共有されるようになり、グローバル化が進みました。これにより、ビジネスやコミュニケーションの方法が劇的に変化しました。

これらの技術的ターニングポイントは、人類の歴史や社会に大きな影響を与え、私たちの生活を根本的に変えるものでした。

そして今、全く新しい技術革新がいくつも現れ、それらが融合し影響しあうことで、さらなるイノベーションが加速度的に生まれ展開されていくことが予測されています。

新技術がもたらす今後21世紀の未来

21世紀の人類を定義するとされる5つの柱であるAI、量子コンピュータ、合成生物学、ナノテク、そしてブロックチェーン技術は、それぞれが科学技術の進歩と新しい技術の創造に大きな影響を与えることになるでしょう。

まず以下に各技術の概要を簡単に説明ます。

  1. AI(人工知能): AIは、機械やコンピュータが人間の知能を模倣し、学習・推論・認識・問題解決などの能力を持つ技術です。AIは、自動運転車、医療診断、製造業、金融業界など、あらゆる産業において変革をもたらしています。
  2. 量子コンピュータ:Quantum Computing 量子コンピュータは、量子力学の原理に基づいて情報を処理するコンピュータで、従来のコンピュータよりもはるかに高速な計算が可能です。量子コンピュータは、薬物開発、気候モデリング、暗号解読など、複雑な問題解決に大きな影響を与えるとされています。
  3. 合成生物学:Synthetic Biology 合成生物学は、遺伝子や生物システムの設計・構築・改変を行う学問で、バイオテクノロジーの進化を牽引しています。合成生物学は、環境修復、持続可能なエネルギー生産、新薬開発、農業などにおいて革新的なソリューションを提供します。
  4. ナノテク:Nanotech ナノテクノロジーは、ナノメートル(1億分の1メートル)スケールで物質を操作する技術です。ナノテクは、医療、エネルギー、環境、材料科学などの分野で新たな材料やデバイスの開発に貢献しています。
  5. ブロックチェーン技術:Blockchain ブロックチェーンは、分散型データベース技術で、取引やデータの改ざんが困難である特徴を持ちます。ブロックチェーンは、金融、サプライチェーン、データ管理、デジタルアイデンティティ、電子投票など、多くの産業や社会的課題に革新的な解決策を提供しています。

さらに、これらの技術は互いに融合しながら、さらに新しい技術やイノベーションを作り出すことになると予想され、これまでになかった新しい学問も生み出されることになると考えられます。

例えばAIの進化は、新しく強力な技術(量子コンピュータ、合成生物学、ナノテク、ブロックチェーン技術)を吸収し続け、さらに自ら新しい技術やイノベーションを創造し続けることが予想できます。

様々な個々の技術が影響しあって融合し、ダイナミックな進化をもたらすことになるでしょう。そしてこの進化の度合いは、これまでの人類の進化の速度とは比べものにならないほどの、スピードでやってくると考えられます。

未来はディストピアか?ユートピアか?

こうした世界に突入する人類は、どのように地球環境や他の生命、自分たち自身を守り、安定した持続可能な世界を築くことができるのでしょうか?本当にこうした技術を人類はきちんと扱えるようになるのでしょうか?

最悪のシナリオは、これらのテクノロジーを独占した中央集権的な権力の台頭と、権力闘争による戦争(歴史が証明)、人類の分断と階級社会の台頭、経済格差、歴史湾曲や情報操作など、ディストピアな世界を招く可能性も十分になります。これらの強力な技術の進化には良いことばかりではないのです。

世界中の様々な文化、イデオロギー、立場の違いを超えて、技術を正しく使うことができなければ、分断された世界で不公平が横行したままになります。

ブロックチェーンがデジタル社会の基盤になるべき理由

これを解決するためには公平なアイデンティティと評価が必要であり、自由と人権を尊重した上で、『信用することなく信用を醸成する基盤』が必要です。私たち人類が持続可能な合意に達し、こうした問題に対処するためにも、これを実現するためのブロックチェーンの役割がますます大事なものになってくるでしょう。

それはなぜでしょうか?

ブロックチェーン技術を構築する理由は以下のことがあります。

  1. 透明性と信頼性: ブロックチェーンは、取引の記録が分散型ネットワーク上の全ての参加者に公開されるため、透明性が高まります。この特徴により、ブロックチェーンは信頼性の高いデータ管理システムとして利用されています。
  2. セキュリティ: ブロックチェーン技術は、暗号化と分散型アーキテクチャの組み合わせにより、データの改ざんや不正アクセスが非常に困難になっています。これにより、ブロックチェーンはセキュリティが求められる分野での利用が増えています。
  3. 中央集権の排除: ブロックチェーンは、中央機関を必要としない分散型ネットワークで動作するため、中央集権のリスクが軽減されます。これにより、効率的で公平な市場が形成され、新たなビジネスモデルが生まれています。
  4. コスト削減: ブロックチェーン技術を用いることで、従来の中央集権型システムに比べて管理や運営のコストが削減されます。また、取引手数料や仲介手数料などの削減により、エンドユーザーにもメリットがあります。
  5. 新しい可能性の開拓: ブロックチェーンは、スマートコントラクトや分散型アプリケーション(dApps)などの新しい技術を実現し、従来のビジネスモデルやインフラストラクチャを変革する可能性があります。これにより、新たなビジネスチャンスやイノベーションが生まれます。

これらの理由から、ブロックチェーン技術は21世紀の人類を定義する重要な柱の一つとなっており、今後もさまざまな産業や社会を持続可能化し、人類の民主化したコンセンサスを司るデジタルな社会基盤となり得ると考えられます。

チャールズ・ホスキンソン氏は、先ほどの動画『The Five Pillars of the 21st Century:21世紀の5つの柱』で、これらの5つの技術が相互に関連し、一緒に使うことでどのように増幅効果を発揮するのかを考察しています。また、これらの技術の潜在的なメリットとリスクとして、どのように我々を拡張し、同時にどのように規制することもできるかを説明しています。

さらにホスキンソン氏は、ブロックチェーンを構築する理由として、人類の権利の保証を提供し、そのための分散型ガバナンスシステムとオープンソース技術への支持を表明しています。そして、AI、量子コンピュータ、合成生物学、ナノテクが融合する時代に、ブロックチェーンによる経済的主体性、自分のデータとアイデンティティのコントロール、政府権力の抑制能力の追求は、将来的に避けられないと主張しています。

そして最終的に、私たち人類はサークル側の人間になるか?ピラミッド側の人間になるかを選択しなければならない時が、5年後、10年後にはやってくるだろうと述べています。

サークル型の社会とは?

サークル型の社会とはどういったものでしょうか?実はそれを実現した時代があります。それも圧倒的な長い期間、平和を維持していた時代がありました。

最近日本の古代史である縄文時代についての新しい発見が多数見つかっています。特に定住型の生活様式であるにもかかわらず、少なくとも一万年以上にわたって、ピラミッド社会ではなくサークル型社会を実現していたことがわかっています。しかも、ペテログリフの発見により、地球規模で大くの共通点が発見されており、まるで地球国家ともいうべき、繋がりとその形跡も見つかっているのです。

これらはこれまでの歴史観をくつがえすもので、縄文時代や古代というイメージといえば原始的な生活というイメージが強いですが、どうやらそういうレベルでは全くないという事実が浮かび上がっています。ぜひこうした新たな発見はネット上に多くアップされていますので、興味がある方は調べてみることをお勧めします。

これらの社会基盤は、農耕文明以降のピラミッド社会とどのような違いがあったのでしょうか?

考古学における近年の発見では、縄文時代(約1万4500年前から約2300年前に始まる)は、日本の先史時代のうち最も古い時代であり、狩猟採集生活を主体とした文化が栄えていましたが、定住型の生活を実現していました。古いものでは3000年以上にわたって同じ場所に定住していたことが発見されています。

そして、最近の調査ではこの時代は定住型のボトムアップ型の社会が実現し、ピラミッド型の階層構造が存在しないサークル型の社会が形成されていたとされています。

さらに驚くべきことは、これにより少なくとも約1万4500年間(それ以上の可能性もあります。)戦争がなく、人類史上最も安定した持続可能な世界を実現していたと言われてます。これほどの期間戦争をしていない時代は、当然農耕文明以降のピラミッド型社会の歴史には存在していません。

このことは、当然世界中の歴史ファンから最大限の注目を浴びることとなっています。さらに考古学における調査技術の発達、例えば遺伝子技術や歴史測定炭素技術などにより、様々な新しい発見が毎日のように報告されているのです。これはこれまでの歴史観を大きく覆すものであり、人類が未来に持続可能な世界を構築する上で最も参考にすべき歴史的なモデルの一つであるという事実が導き出されるのです。

サークル型社会とピラミッド型社会との違い

縄文時代のサークル型社会と、農耕文明以降のピラミッド型社会との違いは以下のような点が挙げられます。

  1. 社会構造: 縄文時代のサークル型社会は、階層が存在せず、地位や権力に大きな差がない平等な社会でした。しかもこれまで移動型生活だと考えられていましたが、定住型の社会であったことがわかっています。一方、農耕文明以降のピラミッド型社会では、階層制度が存在し、王や支配者が頂点に立つ社会構造が形成されました。
  2. 経済基盤: 縄文時代は狩猟採集生活が主体であり、自然環境との共生を重視した持続可能な生活が行われていました。対照的に、農耕文明以降のピラミッド型社会では、農業が経済の基盤となり、土地や資源を巡る争いや支配が生じていた歴史がありました。今も戦争は無くなることはありません。
  3. 地域コミュニティ: 縄文時代のサークル型社会では、地域コミュニティが重要な役割を果たしており、コミュニティ内での協力や連帯が求められました。一方、農耕文明以降のピラミッド型社会では、国家や領土が重要視され、地域コミュニティよりも国家や王の権力が強調される傾向がありました。
  4. 宗教・信仰: 縄文時代のサークル型社会では、自然崇拝やアニミズムが主体の信仰であり、自然界の神々や精霊を敬う信仰が行われていました。しかし、農耕文明以降のピラミッド型社会では、一神教や神々の階層構造を持つ宗教が発展し、それに伴い王や支配者が神の代理人としての権威を持つことが一般的となりました。
  5. 文化と芸術: 縄文時代のサークル型社会では、土器や石器、装身具などの芸術品が制作され、装飾技法が発展しました。これらの芸術品は、宗教的・神秘的な意味合いを持ちつつ、日常生活に密着したものでした。一方、農耕文明以降のピラミッド型社会では、権力者や神々を讃える壮麗な建築物や彫刻が発展し、芸術品はより階層構造を反映したものとなりました。
  6. 情報伝達と記録: 縄文時代のサークル型社会では、これまで文字や書記システムが存在しなかったとされていますが、最近では縄文時代にはペトログリフ(**Petroglyphs:ペトログラフともいう)という石板や岩に描かれた幾つかの種類の古代文字が数多く発見されています。しかもこれらの文字は地球上で広く分布した形で発見されており、文字の種類や形が同じものが多く、地球規模の繋がりの痕跡が数多く見つかっています。一方、農耕文明以降のピラミッド型社会では、中央有権における権力者の争いや入換えに乗じて、歴史や史実の改竄やメディアの印象操作などによる情報コントロールが横行しています。

このように、縄文時代のサークル型社会と農耕文明以降のピラミッド型社会は、社会構造や経済基盤、文化や信仰など様々な面で大きな違いがありました。縄文時代は、より自然環境との共生を重視し、階層のない平等な社会が実現していたことが特徴です。それに対して、農耕文明以降のピラミッド型社会は、階層制度や国家権力が発展し、経済や文化の多様化が進んだことが特徴となっています。

縄文時代のサークル型社会とブロックチェーン技術

ここまで話を進めていくと、とんでもなく長期的に続いた縄文時代のサークル型社会の新たな発見と考察は、現代の新しい時代のターニングポイントにおいて、何らかの大きな意味を持つ可能性が考えられます。

例えば、縄文時代のサークル型社会は、ブロックチェーン技術がもたらす分散型社会とどのような関係性と可能性があると考えられるでしょうか?

縄文時代のサークル型社会とブロックチェーン技術がもたらす分散型社会は、いくつかの類似点と相互補完的な可能性があると考えられます。

  1. 平等と分権化: 縄文時代のサークル型社会では、階層がなく平等な関係が重視されていました。ブロックチェーン技術による分散型社会も、権力を中央集権から分散化し、個人やコミュニティのエンパワーメントを促すことで、より平等で公平な社会を実現する可能性があります。
  2. 持続可能性: 縄文時代のサークル型社会は、自然環境との共生を重視していました。ブロックチェーン技術を用いた分散型社会も、エコシステムの持続可能性を向上させることができます。例えば、エネルギー効率の高いプロトコルを使用することで、環境への影響を軽減できます。
  3. コミュニティの参加: 縄文時代のサークル型社会では、コミュニティ全体が意思決定に関与していました。ブロックチェーン技術を活用することで、より民主的な意思決定プロセスを実現し、コミュニティメンバーがプロジェクトのガバナンスに参加できるようになります。
  4. 信頼と透明性: 縄文時代のコミュニティは、信頼を基盤に構築されていました。ブロックチェーン技術は、その分散型の特性により、透明性と信頼性が向上します。これにより、情報や取引の改ざんや不正行為が防がれ、より信頼性の高い社会を実現することができます。

これらの類似点を考慮すると、縄文時代のサークル型社会の価値観や特徴を、ブロックチェーン技術を通じて現代社会に取り入れることができれば、それは実現可能性といった点からも、大きな意味があると考えられます。

ブロックチェーンがデジタル時代の分散化され、公平なボトムアップ型のコンセンサスを司る基盤であり、持続可能な社会を実現する技術としてすでに存在することを考えれば、縄文時代の歴史的事実は、今後の分散型社会の実現に大きな自信と明確なゴールと思想をもたらすことになると考えられます。

先ほどの五つの柱の技術革新においても、技術や成果を一部の権力者が独占するのではなく、誰もが公平にその恩恵を受けられ共有することで、ディストピアな世界を避け、人類を次の次元に導くことが考えられます。

また、縄文時代の多く遺伝子や最新の考古学技術、ペトログリフなどに関する研究により、日々縄文時代の文化や歴史に関するこれまでの見解や常識が覆るような新たな発見がなされることで、理解がより深まることが期待されています。

カルダノの始まりとOuroboros

カルダノの始まりは、未来のブロックチェーンの世界を定義するために行われた「カルダノサミット2021」でのチャールズ・ホスキンソン氏のスピーチによれば、この壮大なカルダノ・ブロックチェーンのアイディアは、2015年2月に日本の大阪で「日本のイーサリアム」を作ろうという話から始まったと述べています。

また最近ホスキンソン氏の『Okonomiyaki お好み焼き』と題した動画では、カルダノ・ブロックチェーン展開の最新状況や、米国で広がる反競争的な環境や、業界が成熟して協力し合う必要性について話すなど、カルダノと日本の関係が深いことが考えられます。

またこうした日本由来(日本で開発されたわけではない)のカルダノ・ブロックチェーンは、ADA保有規模において世界トップレベルのコミュニティを誇っており、日本のブロックチェーン産業の展開においても、カルダノは重要な立ち位置を有しています。

これらのことを考えると、世界が注目する近年の縄文時代に関する新たな発見は、カルダノ・ブロックチェーンの思想や背景にある関係性と未来への可能性を感じざるを得ません。

では、カルダノは縄文時代のようなサークル型社会をベースにした新しいデジタル時代の分散型社会を実現することは可能でしょうか?

Ouroborosが繋ぐ古代から未来への精神性

カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、日本の歴史と文化に深い敬意を持っており、カルダノの開発においても、日本の価値観や精神性に影響を受けた可能性も考えられます。

縄文時代のサークル型社会は、まさに暗号技術やカルダノが実現したいと考える分散型社会のモデルに似ているものであり、共同体主義や協力、共有の文化を重視していました。そして現代において、カルダノ・ブロックチェーンは、分散型技術とその精神・思想を用いて、これらの価値観を現代のデジタル世界に適用しようとしています。縄文文化とカルダノの共通点は、中央集権的な権力構造を避け、個人やコミュニティの力を重視する点にあります。

カルダノ・ブロックチェーンが縄文文化を新しい形で実現することは、技術的な観点から考えると十分可能です。カルダノは、分散型の社会を構築するために、分散型アプリケーション、スマートコントラクト、デジタルアイデンティティなどの機能を提供しています。これにより、個人やコミュニティが持続可能で公正なデジタルエコシステムの中で力を発揮できるでしょう。

ただし、縄文文化を完全に再現することではありません。なぜなら、縄文時代と現代とでは、社会や技術の状況が大きく異なるためです。しかし、カルダノは、縄文文化の価値観や理念を現代の技術と組み合わせることで、新しい形で縄文文化の精神性を実現できる可能性があります。

こうした背景から生まれたのが、Ouroborosであり、未来をサークル側の人類の社会基盤として機能する分散型プラットフォームを目指しています。

もう一つロマンのある話をすると、縄文時代や日本の神話、さらにシュメール文明など多くの神信仰には、蛇や龍への信仰が強く、事実日本の神社や神話、さらに縄文時代に出土する土器などにはの多くのそ痕跡が残されています。

そしてOuroboros(ウロボロス)とは、『古代の象徴の1つで、己の尾を噛んで環となったヘビもしくは竜を図案化したもの by ウィキペディア』であるとされています。

現在進行中の人類史上最大のターニングポイントにおいて、Ouroboros(ウロボロス)の存在は、非常に多くのロマンと古代から未来への繋がりを感じざるを得ません。

私たちはサークル側の人間になるか?ピラミッド側の人間になるかを選択しなければならない時が、5年後、10年後にはやってくるだろう。

皆さんは、いかがお考えでしょうか?

今回はOuroboros(ウロボロス)の精神性とそのロマンについて語りましたが、次回はカルダノにおけるOuroboros(ウロボロス)とは何かについて、具体的に説明していきたいと思います。

シリーズ連載『進化するカルダノ・ベーシック』

ニュース動向 in エポック405

DeFiマーケットとカルダノ【2023年第一四半期終了時点】成長を予感させる指標
Ouroboros Leiosは、UTXOsでしか実現できないトランザクション速度の10倍の改善が印象的

Web3プロダクトリード兼暗号アドバイザーであるVanessa Harris氏はツィートで、カルダノの将来的な改良であるOuroboros Leiosは、UTXOsでしか実現できないトランザクション速度の10倍の改善が印象的だとし、ディズニーランドの乗り物の運営手法に例えて説明しています。

カルダノ(ADA)は新たなAIに焦点を当てるかもしれない、カルダノ創設者がヒントを投じる

ブロックチェーンスタートアップInput Outputの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、人工知能(AI)を含む可能性がある、カルダノ(ADA)ネットワークの新しい焦点について示唆しています。

SingularityNETが新しいSingularityNETのコラボレーションを発表し、AGIXが急騰

SingularityNETのトークンであるAGIXは、24時間で4%の価値上昇と40%の取引増加を見せ、時価総額は7億8900万ドルに達しました。この急激な上昇は、SingularityNETが最近がAtrium Labとカルダノとの協力関係を結んだことに起因しており、4月28日にテキサス州オースティンで開催されるミートアップで発表されました。

Paima Engineが25カ国以上に27,000人以上の従業員を抱える10億ドル企業規模であるGlobant社と提携:カルダノ・エコシステムに更なる強力な追い風

カルダノのレイヤー2サイドチェーンPaima Engineは、25カ国以上に27,000人以上の従業員を抱える10億ドル企業規模であるGlobant社と提携したことを発表しました。GlobantはPaima Engine Professionalとして、Paima Studiosから直接サポートを受け、Paimaエコシステムの推奨パートナーになります。

カルダノ(ADA)に高まる関心!クジラアドレスの爆買いにアナリストが驚愕!YoroiのByronウォレットがサポートを終了!
Lace 1.0のメインネットリリース

2023年4月11日、カルダノの開発会社であるInput Output Global(IOG)は、自社の最初のライトウォレットプラットフォームであるLace 1.0のメインネットリリースを発表しました。

チャールズ・ホスキンソン氏動画『Okonomiyaki お好み焼き』要約&翻訳:カルダノ・エコシステムの様々な最新状況と展開、米国で広がる反競争的な環境と業界が成熟して協力し合う必要性について

カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、『Okonomiyaki お好み焼き』と題した動画を公開し、カルダノ・エコシステムの様々な最新状況と展開、米国での暗号業界が置かれておる状況について話しています。

開発プロセスをより簡単で効率的にするAiken alphaフェーズがリリース

カルダノ・プラットフォーム上でのスマートコントラクト開発を簡素化し、強化するために設計されたオープンソースのスマートコントラクト言語およびツールチェーンであるAiken alphaフェーズがリリースされました。

カルダノベースのプロジェクトBook.ioに、Mark Cuban氏が投資家として参加

カルダノをベースにしたプロジェクトであるBook.ioは、本やメディアをブロックチェーン上で実現することを目指しており、億万長者のマーク・キューバン氏などの有名投資家から支援を受けています。

カルダノ週間開発レポート:2023年4月14日
EMURGO最大規模のハッカソン『Cardano EMURGO BUILD 2023』を5月に開催すると発表

EMURGOは、5月にCardano EMURGO BUILD 2023 Hackathonを開催することを発表しました。

ステーキング状況 in エポック405

エポック406開始時点ステーキング動向
SIPO、SIPO2、SIPO3エポック405ステーキング報告
SIPOエポック405ステーキング報告
SIPO2エポック405ステーキング報告
SIPO3エポック405ステーキング報告

カルダノエコシステムとSITION

お問い合わせ

Contact Us
SIPOのステーキングサービス、Cardano ADA、ADAの購入方法から保管方法についてご興味、ご質問がある方はこちらのフォームからお問い合わせください。24時間以内にメールにてご返信いたします。

最新投稿