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自走が形になった5日間——Cardano L2フルスタック・Filecoin OG・Scorechain統合:エポック628

エポック628(2026年4月30日 午前6時44分頃 〜 5月5日 午前6時44分頃)

序章:「拡張」の翌週、Cardanoは何を実装に落とし込んだか

エポック627を振り返るとき、私たちは「拡張するカルダノ——x402公式・Hydra v2 alpha・Lace 2.0が示すマルチチェーン・ハブの始動」と書きました。Coinbaseの公式リストにCardanoが正式に載り、Hydra v2 alphaがcollectComフェーズを撤廃し、LaceがCardano・Midnight・Bitcoinの3チェーン初日対応で公開された——「自立から自走へ」を3つの実装が具体的に示した週でした。

エポック628は、その翌週です。

宣言と単発実装から一歩進んで、実装が連鎖し、外延が標準に接続した5日間でした。

5月1日、IOGがCardano用フルL2スタック(Midgard + Hydra + optimistic rollup)を正式発表。Cardanoは「L2の選択肢」から「L2スタックを持つチェーン」へと位置取りを変えました。4月30日には、Charles HoskinsonがFilecoin財団CEO Marta Belcherと公式対談を実施。Cardanoエコシステムは「閉じた島」から「主権ハブ」へという外延拡張の象徴的な一週間を迎えました。5月4日、Cardano FoundationがコンプライアンスインフラのScorechainと統合を発表。エンタープライズ向けの土台が、技術側だけでなく規制対応側でも接続されました。

そして5月1日、Intersect憲法委員会(CC)の選挙投票が1200 UTCで締切を迎え、Cardanoガバナンスの新たな主体構造が実質的に確定しました。5月3日にはIOG Weekly DevでLace 2.0 Android版の始動と、Cardano自動正当性証明 Blasterが報告され、Leiosもliveの段階に入りました。

外部世界では、4月30日夜の日銀円買い介入がUSD/JPYを2.34%押し下げ、5月1日のSBI×bitbank子会社化協議JPX山道CEOの「来年にも暗号資産ETF上場」発言が、日本暗号資産市場の制度面での位相転換を予告しました。5月11日週のCLARITY Act上院マークアップは確定路線となり、Polymarketの「年内成立」確率は59%まで上昇。Trump大統領は5月4日、「Project Freedom」発動でホルムズ護衛艦15,000名動員を開始し、Iran情勢は新局面に入りました。

実装が連鎖した5日間——エポック628を、序章から順に振り返ります。

▶ エポック627振り返り:https://sipo.tokyo/?p=45754


第1章:外部の圧力——日銀円買い介入・Project Freedom・CLARITY Actカウントダウン

4月30日夜、日銀円買い介入確定——USD/JPY -2.34%

エポック628初日の日本時間4月30日夜、日本銀行が円買い介入を実施したことが確定しました。USD/JPYは介入を受けて-2.34%(159円台後半→156円台)まで急落しました。

▶ 関連記事:https://x.com/SITIONjp/status/2049873930887077958

これに先立つ4月30日昼から夕にかけて、片山財務相が「断固たる措置」を示唆し、日本10年JGB利回りが過去最高を更新する局面が続いていました。利回り上昇とドル高円安の二重圧力に対して、財務省・日銀が為替市場で実弾を投入した形です。

介入は単発ではなく、エポック628期間中の日本マクロ局面を形作る背景圧力として継続しました。日経平均先物は円高を受けて軟調に推移、外為市場のボラティリティが急拡大しました。

4月30日夜、JPX山道CEO「来年にも暗号資産ETF上場」——日本市場の位相転換

同じ4月30日夜、JPX(日本取引所グループ)山道CEOが「来年にも暗号資産ETFを上場できる」と発言しました。

▶ 関連記事:https://x.com/SITIONjp/status/2049873930887077958

JPXは東京証券取引所・大阪取引所の親会社です。トップが暗号資産ETFの国内上場の具体的タイムラインに言及した意味は、単なる希望的観測の表明ではありません。金融商品取引法上の位置付け、税制、上場基準、機関投資家の参加——複数の論点が並行して進んでいることを示唆します。

エポック626でJapan FSAがステーブルコイン・カストディ最終ガイドライン(2026年7月施行)を発表したのに続き、エポック628では取引所側のETFタイムライン宣言が来ました。日本暗号資産市場の制度面は、決済→カストディ→ETFという順序で、主要国の中でもっとも早く整いつつあります。

5月1日、SBI×bitbank子会社化協議——日本取引所の再編フェーズ

日本時間5月1日昼、SBIホールディングスがbitbankの子会社化を協議中との報道が出ました。

▶ 関連記事:https://x.com/SITIONjp/status/2050098003625832624

SBIは2026年に入ってからVISAとの暗号資産還元クレジットカード提携(5月1日夕報道)も推進しており、日本国内の暗号資産ビジネスをエンドツーエンドで構築する戦略を加速させています。bitbankは国内主要取引所のひとつで、買収が成立すれば日本暗号資産取引所の勢力図が大きく動きます。

JPX ETF発言、SBI×bitbank子会社化、SBI×VISA暗号資産還元カード——これらは独立した3つの動きではなく、「日本の暗号資産市場が制度・取引所・決済の3レイヤーで再編に入った」ことを示すシグナル群です。

5月1日〜3日、CLARITY Act 5月11日週マークアップ確定路線

日本時間5月1日夕、CLARITY Actが5月中旬の上院マークアップを目標にしている旨が確認されました。5月2日昼にはPaul Barronが「5月11日週マークアップ」を確認し、Polymarketの「年内成立」確率は59%まで上昇しました。

▶ 関連記事:https://x.com/SITIONjp/status/2050795008245272755

5月2日夕には、Tillis上院議員とAlsobrooks上院議員のステーブルコイン利回り合意の全文がPunchbowl Newsで公開されました。「同等性テスト」——銀行預金との利回り格差をどう扱うか——が、CLARITY Actの最終的な落としどころとして浮上しました。

▶ Deep Dive:https://x.com/SITIONjp/status/2050558518290534492

CLARITY Actは、米国における暗号資産の証券/コモディティ区分を明確化する立法パッケージです。5月3日朝までにマークアップ準備が整い、年内成立路線が現実味を帯びてきました。

5月3日夜、ETH unstakeキュー2週間で72,000%急増——$8B規模

日本時間5月3日夜、Ethereumのunstakeキューが2週間で約72,000%増加し、合計約$8Bに達したことが報告されました。

▶ 関連記事:https://x.com/SITIONjp/status/2050961208938017194

この規模のunstake需要は、ETH stakingエコノミクスの構造的な圧力を示しています。ETH ETFの登場後、機関投資家は流動性確保を理由にステーキングから離脱する動きを強めており、Ethereumのunbonding期間(数日〜数週間)の長さがリスクとして再評価されています。

CardanoはOuroborosの設計上、unbonding期間がほぼゼロです。委任先変更も即時に可能で、流動性とステーキング報酬の両立が構造的に組み込まれています。Ethereumの構造的unbonding渋滞は、Cardanoの設計優位性を間接的に再確認させる事例となりました。

5月4日、Trump「Project Freedom」発動——ホルムズ護衛15,000名

日本時間5月4日昼、Trump大統領が「Project Freedom」を発動し、ホルムズ海峡に15,000名規模の護衛展開を月曜から開始しました。

▶ 関連記事:https://x.com/SITIONjp/status/2051164949054201869

エポック626以来続いていたIran情勢は、エポック628で新局面に入りました。5月4日夜、Trumpは「Iranは十分な代償を払っていない」としてNewsmaxでpeace proposalの拒否方針を明らかにし、ホルムズ封鎖×米軍護衛×停戦交渉決裂の三重の圧力が同時進行する状態となりました。

エポック628期間中、WTI原油は$95台から始まり、5月4日のProject Freedom発動を経て$105.09(24h +3.09%)まで上昇——$110突破ならインフレ期待再燃→利下げが更に遠のく経路に注意が必要です。

5月4日、Tether Q1 2026アテステーション——過去最強の四半期スタート

日本時間5月4日夕、Tetherが2026年第1四半期のアテステーションを公開し、過去最強の四半期スタートとなりました。

▶ 関連記事:https://x.com/SITIONjp/status/2051247993047887942

Tetherの2026年Q1は、米国政権交代後のステーブルコイン規制明確化を背景に、機関投資家・取引所・新興市場でのUSDT需要が同時に拡大した時期です。Q1アテステーションが過去最強だったことは、ステーブルコインがTradFi決済インフラに本格組み込まれていることを示しています。

外部世界では、日本マクロショック・米クリプト立法カウントダウン・Iran情勢の三重圧力が同時進行しました。一方で、Tether Q1アテステーション・Western Union USDPT Solana 5月稼働確定(5月4日夜)など、ステーブルコイン側の制度内化は着実に進みました。


第2章:Cardano L2フルスタック——Midgard・Hydra・Optimistic Rollup

5月1日夕、IOG L2フルスタック正式発表

日本時間5月1日夕、IOG(Input Output Global)が、Cardano用L2フルスタック——Midgard + Hydra + optimistic rollup——の正式発表を行いました。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050160846874304977

これまでCardanoのL2スケーリングは、Hydraが主要選択肢として位置付けられていました。しかしHydra単体ではOptimistic RollupやZK Rollupのように「複数の独立したL2が並走する」スケーリング戦略には届きません。EthereumがArbitrum・Optimism・Base等のRollup群でスケーリングする一方、Cardanoは「Hydraのチャネル群」として広がってきました。

エポック627でHydra v2 alphaがcollectComフェーズを撤廃し、L2構造の簡潔化が進みました。エポック628では、その上にさらにMidgard(IOG Midgard Labsが開発)とOptimistic Rollupを加えたフルスタックとしての発表が来た形です。

Midgard Labs——Cardano用フルL2スタック開発

日本時間5月4日夕、Midgard Labs(@sharan_konerira率いる)から、フルL2スタックの詳細が発表されました。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2051248017035108610

Midgardは、Cardano UTxOモデルの並列性決定論性を活かしたL2フレームワークです。Optimistic Rollupの紛争解決メカニズムと、Hydraの状態チャネルアーキテクチャを組み合わせることで、スループット・コスト・確定性のバランスを取ります。

Cardano L2フルスタック発表の意味は、単なる「スケーリング技術の追加」ではありません。これまでL2に弱いと見られていたCardanoが、Ethereum L2エコシステムと同等の選択肢を提示できる段階に入ったことを示します。AIエージェント決済・エンタープライズB2B・DeFi——いずれの用途でも、開発者は「どのL2を選ぶか」という設計判断ができるようになりました。

IOG Weekly Dev Report 5月1日——Lace 2.0 Android、Blaster、Leios live

日本時間5月3日早朝、IOG Weekly Dev Report 2026年5月1日号が公開されました。エポック628期間中の主な進捗は次の通りです。

▶ SIPO週次まとめ:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050731967403192644

  • Lace 2.0 Android版始動 — エポック627でデスクトップ初日マルチチェーン対応したLaceが、Androidモバイルでも動き始めた
  • Cardano自動正当性証明 Blaster — IOG内製のチェーンステート検証ツール
  • Leios live — テストネットローンチ前のlive開発フェーズ。エポック627で「6月テストネット」と確定された通りのスケジュール感

Cardanoのコア開発は、エポック627の「予算50%削減・自立宣言」を経たあとも、進捗を緩めていません。むしろ「IOGが汎用支援から退き、コア研究開発に集中する」という構造転換が、開発スピードに反映され始めた印象です。


第3章:Filecoin × Cardano 公式対談——「閉じた島」から「主権ハブ」へ

4月30日、Charles × Marta Belcher 公式対談

日本時間4月30日、Charles HoskinsonとFilecoin財団CEO Marta Belcher公式対談が公開されました。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2049672914644132139

対談のテーマは、Cardanoが「閉じた島」から「主権ハブ」へという外延拡張です。CardanoのUTxOモデル・Partner Chain・Hydraアーキテクチャは、これまで「独自すぎる」「他のエコシステムとつながりにくい」と見られてきました。しかしエポック627のLace 2.0マルチチェーン対応、エポック628のFilecoin協業を経て、Cardanoが他の主要エコシステムと対等に対話する段階に入ったことが、この対談で象徴的に示されました。

Filecoinは分散型ストレージのリーダーで、IPFSプロトコルの上にトークンインセンティブを構築したエコシステムです。Cardano側のPartner Chain設計とFilecoin側のストレージ証明を組み合わせることで、分散型データレイヤー × 分散型計算レイヤーの統合が現実的な議論になりました。

5月3日、Filecoin × Cardano × Midnight ハッカソン

日本時間5月3日朝、IOGがFilecoin × Cardano × Midnight 三者ハッカソンを発表しました。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050689338946769149

エポック627で確定したCharlesドクトリン「WE NEED MIDNIGHT!!!!!」は、エポック628でも繰り返されました(5月3日夕・5月4日)。Cardano(公開台帳)× Midnight(プライバシー)× Filecoin(ストレージ)——3つのレイヤーが一体となった分散型インフラ構想は、ハッカソンを通じて具体的な実装事例の創出フェーズに入りました。

5月3日夜には、Monument Bank の Mintoo BhandariblockworksDASMidnight 押しを継続的に展開しました。エンタープライズ・銀行レイヤーからのMidnight支持は、エポック626のUSDM × Midnight初ブリッジ以来、確実に積み上がっています。

▶ 関連:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050961244593779047

5月3日夕、Charles「WE NEED MIDNIGHT」×「Filecoin OG ようこそ」

日本時間5月3日夕、Charlesは「WE NEED MIDNIGHT!!!!!」「Filecoin OG ようこそ」「Mexico…」と続けてポスト。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050885625596072202

Cardanoエコシステムは、テクニカルコミュニティが歴史的に強い一方、外向きの広がりとブランディングは後発でした。エポック628のCharlesの一連の発信は、外部エコシステム(Filecoin・Mexico Web3コミュニティ)への積極的なリーチを、創業者自らが示し続けた週でした。


第4章:Cardano Foundation × Scorechain——コンプライアンス基盤フル接続

5月4日夜、Cardano Foundation × Scorechain統合発表

日本時間5月4日夜、Cardano Foundationが、ブロックチェーンコンプライアンス基盤のScorechain統合することを発表しました。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2051323539215847774

Scorechainは、AML(マネーロンダリング対策)・KYT(Know Your Transaction)・トラベルルール対応・コンプライアンスレポートを提供する欧州系のブロックチェーン分析プラットフォームです。Cardano Foundationとの統合により、Cardano上の取引・ウォレット・dAppが、機関投資家・取引所・銀行のコンプライアンス要件に対応するインフラがフル接続されました。

エポック626のJapan FSA最終ガイドライン(2026年7月施行)、エポック627のIOG「自立型エコシステム」転換、エポック628のCardano Foundation × Scorechain統合——これらは独立した動きではなく、Cardanoがエンタープライズ・規制対応・コンプライアンスの3レイヤーで本格的に整備されていくプロセスの連続です。

Filecoin協業 × Scorechain統合 × Lace 2.0マルチチェーンの三位一体

エポック628で象徴的だったのは、Cardanoの外延拡張が3つの方向で同時に進んだことです。

  • 技術連携(Filecoin協業・Midnight・Hydra・Midgard) — オープンソース・プロトコル間の協業
  • コンプライアンス(Scorechain統合) — 規制対応インフラの接続
  • マルチチェーンUX(Lace 2.0 Android) — エンドユーザー向けのチェーン横断体験

これら3つは、エポック627まで「Cardanoが自立宣言した」という政治的な動きの実装フェーズです。「自走」が形になるとは、こういうことです。

5月2日、Jeremy Firster Cardano Foundation 退任発表

日本時間5月2日夕、Jeremy Firster氏のCardano Foundation 退任が発表されました。Firster氏は2017年からCardano Foundationに在籍し、初期Cardanoエコシステム形成期の中心メンバーのひとりでした。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050554693018161378

エポック627のIOG「自立型エコシステム」転換、エポック628のScorechain統合と並行して、Cardano Foundationの内部体制も世代交代フェーズに入っています。これはCardanoエコシステムが「創業フェーズ」から「成熟・標準化フェーズ」へ移行している、もう一つの兆候です。


第5章:Intersect憲法委員会選挙完了とガバナンスの新主体構造

5月1日 1200 UTC、Intersect CC選挙投票締切

日本時間5月1日 21:00 JST(1200 UTC)、Intersect憲法委員会(CC)選挙の投票が締切を迎えました。

▶ SIPO速報:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050355857221910549

Intersect CC選挙は、エポック626末期からエポック628初期にかけて、Cardanoガバナンスの主体構造を実質的に確定する重要イベントでした。エポック626末で開始された投票は、当初の予定から1週間延期されたあと、5月1日に最終締切を迎え、結果待ちフェーズに入りました。

CCはCardano憲法の解釈・運用に関する最高決議機関で、DRep・SPO・コミュニティ提案の最終的な憲法適合性審査を担います。新メンバーの構成は、今後数年間のCardanoガバナンスの方向性を決めます。

IOG 2026年予算9提案・$3,890万 DRep投票継続

エポック626末から開始されたIOG 2026年予算9提案・合計約$3,890万のDRep投票は、エポック628も継続中です。投票期限は5月24日で、エポック629〜630の期間に最終結果が出ます。

SIPO DRepは、Cardanoガバナンスの安定的な判断主体として、引き続き各提案をTreasury Fit Doctrine v2.0(内部ドクトリン)に照らして精査しています。SIPO DRepは現在、₳101.39M(ランク11位 / 1,010 registered DReps)、委任者359名の状態を維持しています。


第6章:Cardano DeFiとBitcoin DeFi接続——BIFROST・FluidTokens・pogun.io

5月1日夜、FluidTokens × SIPO BIFROST cohort

日本時間5月1日夜、FluidTokensがSIPOを含むBIFROST cohortの取り組みに言及しました。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050353563344519414

BIFROSTは、DKG(Distributed Key Generation) + FROST(Flexible Round-Optimized Schnorr Threshold) + stake-weighted cascadeを組み合わせたCardanoネイティブのthreshold signatureプロトコルです。SIPOはエポック627末(4月29日)に「we would like to have you onboard」(@FluidTokens)として正式に受諾を確認し、エポック628でtestnet統合に向けた準備を進めています。

5月1日夜、pogun.io BTC DeFi → Cardano

同じ5月1日夜、pogun.ioBitcoin DeFiをCardanoに接続するプロジェクトを発表しました。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050353563344519414

5月4日朝にはpogun Bitcoin DeFi監査開始が報じられました。

▶ 関連:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2051051770655449444

Bitcoin DeFiは長らく「Bitcoinに直接DeFiを実装する」アプローチが主流でしたが、Bitcoin L1の表現力の制限がボトルネックでした。pogun.ioのアプローチは、Cardano側の表現力を活かして、Bitcoin資産をCardano DeFiにブリッジするという設計です。CardanoのUTxO + Plutusは、BitcoinのUTxOモデルと親和性が高く、技術的に自然な選択肢です。

5月2日、IOG Babel Fees——初心者のUSD決済

日本時間5月2日夕、IOG Babel Feesが、初心者向けのUSD決済対応を進めることが報告されました。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050554693018161378

Babel Feesは、Cardanoのトランザクション手数料をADA以外のトークンで支払える仕組みです。USD決済対応は、特に新規Cardanoユーザー——「ADAを持たないが、CardanoのdAppを使いたい」層——にとって、エントリーバリアを大きく下げます。

エポック627でMasumi x402がAIエージェント決済標準対応を実現し、エポック628でBabel Feesが初心者USD決済に拡張する。Cardanoの決済レイヤーは、機械(AIエージェント) × 人間(USD払い)の両方向で同時に整備されています。

5月1日、TapTools 4周年——VCなしでCardanoインフラ

日本時間5月1日昼、TapToolsが4周年を迎えました。TapToolsはVCの資金調達なしでCardano DeFi/エコシステムインフラを構築してきた、コミュニティ主導の成功事例です。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2050098024685478289

エポック627のIOG「自立型エコシステム」転換は、TapToolsのようなボトムアップで持続可能なインフラビルダーを中心に据える方向性です。VCに依存しない開発モデルが、Cardano特有の文化的強みとして再認識される週でもありました。

5月4日、Midnight Japan週間ダイジェスト——Hilo Demo Day + Bermuda

日本時間5月4日昼、Midnight Japan週間ダイジェスト 4/25-5/1が公開されました。Hilo Demo DayBermudaでのMidnight関連イベントが報告されています。

▶ SIPO解説:https://x.com/SIPO_Tokyo/status/2051164979211260027

エポック627末のLace 2.0マルチチェーン対応、エポック628のFilecoin × Midnight協業、Monument Bank Bhandari氏のblockworksDAS発信、そしてHilo・Bermudaでの実地イベント——Midnightエコシステムは、地域的にも用途的にも広がりが加速しています。


第7章:エポック628 市場指標・KPI分析

マクロ12指標——リスクオン×ドル高×利回り上昇の三重奏

エポック628最終日(2026年5月5日 朝)時点のマクロ12指標は次の通りです。

指標24h変化
BTC/USD$80,258+1.47%
ETH/USD$2,360+0.93%
ADA/USD$0.25058-0.07%
NIGHT/USDT$0.03020-1.46%
S&P 5007,201-0.41%
日経平均先物59,550+0.18%
DXY98.479+0.27%
USD/JPY157.21+0.15%
Gold$4,531-2.14%
WTI原油$105.09+3.09%
米10年債利回り4.45%+1.55%
VIX18.29+7.65%

▶ 12指標日次レポート:https://x.com/SITIONjp/status/2051438615528649212

レジーム:リスクオン × ドル高 × 利回り上昇の三重奏(「景気は崩れない + インフレ粘着 + Fed据え置き」)+ ホルムズプレミアム継続

エポック628期間中の主な動きは次の3点です。第1に、4月30日夜の日銀円買い介入でUSD/JPYが一時156円台まで急落するも、エポック後半には157円台に戻し、利下げ期待後退による金利差トレード(USD買い・円売り)が継続しました。第2に、5月1日のBTC $78K突破からエポック末の$80K乗せへ、ETF月次フロー初プラスを支えに「制度的不確実性が薄まったあとの本格上昇局面」入りが鮮明になりました。第3に、5月4日のTrump「Project Freedom」発動でホルムズ護衛艦15,000名展開が始まり、WTI原油は+3.1%$105台まで上昇——$110突破ならインフレ期待再燃→利下げが更に遠のく経路に注意が必要です。

Cardano/ADAは、エポック末日時点で$0.25058(24h -0.07%)。エポック期間を通じてはBTC・ETH比でアンダーパフォームしましたが、Cardano L2フルスタック発表・Filecoin協業・Scorechain統合・Charles発信の連鎖が下支え要因として機能しました。VIX 18.29は朝時点では依然complacentゾーンでしたが、エポック切替後の早朝(5月5日午前)にかけてVIXは20.50まで急伸——「Iran海上衝突がエスカレーション局面入りすれば22-25への跳ね上がりリスク」が実現フェーズに入った可能性があります。エポック629序盤の動向に要注目です。

Cardanoオンチェーン指標(adastat / Koios)

エポック628終了時点(2026-05-05)のCardanoオンチェーン指標は次の通りです。

指標
ADA価格$0.2515
時価総額$9.38B
流通供給量37.29B ADA
ステーキング率約58.3%
総ステーク21.72B ADA
総ホルダー3,266,883
総ウォレット数5,838,049
総委任数1,352,396
アクティブプール2,715

特筆点

  • 総ホルダー3,266,883は、前エポック比で約+1,257名の増加。
  • 総委任数1,352,396は、前エポック比で-133名の微減。
  • アクティブプール2,715は、前エポック2,720から-5プール
  • 時価総額$9.38Bは、ADA価格上昇を受けて前エポック$9.12Bから+$0.26B増加。

SIPO DRep活動

エポック628終了時点のSIPO DRepステータスは次の通りです。

項目
Live Stake₳101.4M
Delegators359名
Rank11位 / 1,010 登録済みDReps
Active UntilEpoch 645
Deposit500 ADA

SIPO DRepは、IOG 2026年予算9提案(5月24日期限)の精査を継続中です。Treasury Fit Doctrine v2.0に基づく判断と、voteContextは順次sipo.tokyoで公開していきます。


第8章:エポック628 配信記事の紹介

エポック628期間中(2026年4月30日〜5月5日)に、SITIONグループから公開された主要記事を紹介します。

@SIPO_Tokyo(Cardano / Midnight / SIPO)

4月30日

5月1日

5月2日

5月3日

5月4日

@SITIONjp(暗号資産・ブロックチェーン関連)

5月5日

@LifeMakersCom(AI・ロボット・宇宙・ライフ)


第9章:エポック628終了時点 ステーキング動向

ネットワーク全体(adastat.net)

指標
総サプライ₳37.29b
総ステーク₳21.72b
総ウォレット数5,838,049
総ホルダー3,266,883
総委任数1,352,396
アクティブプール2,715
時価総額$9.38b
ADA/USD$0.2515

前エポック627終了時点と比較すると、ウォレット数+3,195・ホルダー+1,257・委任数-133です。アクティブプールは2,720→2,715(-5)でわずかに減少。委任数の微減はあるものの、ホルダー基盤は引き続き拡大基調です。

SIPO 3プール合計

指標
エポック628ブロック124
総ブロック数44,537
総アクティブステーク₳113.94M
総ライブステーク₳114.47M
総委任者数2,191

プール別実績(エポック628:100%)

SIPO

  • エポックブロック:53 / 総ブロック:18,911
  • 有効ステーク:₳48.05M / ライブステーク:₳49.65M
  • 委任者:1,140名
  • マージン 2.5% / 固定費 340₳ / 保証金 50.0k

SIPO2

  • エポックブロック:42 / 総ブロック:14,246
  • 有効ステーク:₳35.85M / ライブステーク:₳34.77M
  • 委任者:479名

SIPO3

  • エポックブロック:29 / 総ブロック:11,380
  • 有効ステーク:₳30.04M / ライブステーク:₳30.05M
  • 委任者:572名

3プール合計で124ブロックを生成。前エポック627(124ブロック)と同水準で、稼働実績は安定しています。委任者数は総計2,191名で、前エポック627(2,189名)から+2名の微増。総ライブステークも₳113.91M→₳114.47M(+0.56M ADA)で増加し、基盤コミュニティは引き続き拡大基調を維持しています。

委任いただいた皆様、いつもありがとうございます。エポック629も安定運用でお応えします。


終章:実装が連鎖し、外延が標準に接続した5日間

エポック628(2026年4月30日〜5月5日)は、Cardanoにとって「自走が形になった5日間」というタイトルにふさわしい一週間でした。

エポック627でCardanoは「Coinbase x402公式リスト掲載・Hydra v2 alpha・Lace 2.0マルチチェーン」という3つの単発実装を揃え、「自立から自走へ」の宣言を実装で証明しました。エポック628は、その翌週として、実装の連鎖外延の標準への接続が同時に進んだ週です。

Cardano L2フルスタック(Midgard + Hydra + optimistic rollup)の正式発表は、CardanoがEthereum L2エコシステムと並ぶ選択肢を提供できる段階に入ったことを示しました。Filecoin × Cardano公式対談Filecoin × Cardano × Midnight ハッカソンは、Cardanoが「閉じた島」から「主権ハブ」へという外延拡張の意志を、実際のプロトコル間協業として落とし込みました。Cardano Foundation × Scorechain統合は、コンプライアンス基盤がエンタープライズレベルでフル接続したことを意味します。Intersect CC選挙完了は、ガバナンス主体構造の世代交代を確定させました。

外部世界では、4月30日夜の日銀円買い介入がUSD/JPYを2.34%押し下げ、5月1日のSBI×bitbank子会社化協議JPX山道CEOの「来年にも暗号資産ETF」発言が、日本暗号資産市場の制度的位相転換を予告しました。米国ではCLARITY Act 5月11日週マークアップが確定路線となり、Polymarketの「年内成立」確率が59%まで上昇。Trump大統領のProject Freedom発動でIran情勢は新局面に入りました。ETH unstakeキュー$8B規模急増は、CardanoのOuroboros設計の構造的優位性を間接的に再確認させました。

エポック627の記事でSIPOは、「自立宣言から実装へ」と書きました。エポック628では、実装が連鎖し、外延が標準に接続する——この進化を見届けられたことは、SIPOとしても意義深い5日間でした。

エポック629は、5月5日からConsensus Miami(5/5-7)が開幕し、Cardano・Midnight関連の対外発信が一気に加速する週です。IOG 9提案・$3,890万のDRep投票最終結果(5月24日期限まで残り19日)、Leiosテストネット6月ローンチへの最終準備、Midnightエコシステムの欧米実地展開——重要な節目が続きます。SIPOはDRepとして、SPOとして、コミュニティとして、このすべての節目に参加していきます。

実装が連鎖し、外延が標準に接続した5日間。エポック628は、Cardanoの「自走」が、宣言から事実へ変わった一週間でした。


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シリーズ連載:進化するカルダノ・ベーシック
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SIPOのDRepとしての目標と活動方針・投票方法

SIPOのDRepとしての目標と活動方針・投票方法:ニュース動向 & ステーキング状況 in エポック507

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