チャールズ・ホスキンソン氏、Midnightの今後180日を語る——Night Force 1,000名へ、DeFiカーネル・Midnight Cityが始動
2026年4月14日、Charles Hoskinson氏がコロラドからライブ配信を行いました。
テーマはMidnightの「次の90日〜180日」。約22分間の動画で、トークンの流動性、メインネット進捗、Night Forceの拡大、そして4つの主要R&Dプロジェクトについて詳しく語っています。
以下、重要なポイントを整理してお伝えします。
Midnightの現在地——トークンとメインネット
NIGHTトークンは2025年12月にローンチし、現在は「ほぼ全域的な流動性」を達成しています。
バイナンス(スポット取引)・Krakenをはじめとする主要取引所に対応済みで、流動性のピーク時には1日最大90億ドルの取引に対応できる規模になっています。
「日本・韓国はまだこれから。でも、もうすぐ来ます。そしてCoinbaseは多くの人が思うよりも早く上場します」(ホスキンソン氏)
Federated Guarded Mainnet(メインネット第1フェーズ)は2026年3月末に予定通りローンチ済みです。現在はバックログをチーム全員で消化しながら、コミュニティ施策を並行して進めている段階です。
Night Force——1,000名のアンバサダー軍団へ
Midnightのアンバサダープログラム「Night Force」は急速に成長しています。
ホスキンソン氏は毎週2時間のホワイトボードセッションをNight Forceメンバーと行っており、目標は1,000名の獲得。これはCardanoの立ち上げ期に形成したコミュニティを超える規模です。
「Midnight AmbassadorsやNight Forceの人たちと話すとき、彼らは”わかっている”。シンプルさ、ルール、そしてプライバシー——これが次世代だと、彼らは理解しています」
ホスキンソン氏が「初期イーサリアム以来、こんなエネルギーは見たことがない」と述べたのは、Night ForceとBuilder Clubの成長を指しての言葉です。
Builder Club——多様な産業から構築者が集結
「Builder Club」では数週間ごとにコホートを組み、Midnight上でプロダクトを構築するチームが発表を行っています。
参加チームは医療・不動産・NFTマーケットプレイス・Web3と業種が幅広く、地理的にも非常に多様です。短期間でこれほど多様な構築者が集まったのは、Midnightのポテンシャルを示していると言えます。
4つの主要R&Dプロジェクト
今後のロードマップに向けて、4つの重大なR&Dが並行して進行中です。すべて「意味のある、非常に大きな進捗」があり、5月のConsensus(業界カンファレンス)での発表が予定されています。
① Midnight DeFi Kernel
HyperliquidにインスパイアされたオンチェーンDeFiカーネルです。NIGHT・DUSTトークンの循環経済を設計し、BTC・ETH・SOL・AVAX・BNBを受け入れる「キャパシティ取引所」との連携を目指します。
② Midnight Passport
自己主権型IDに関連するプロジェクトです。詳細は近日公表予定。
③ Midnight × Minotaur(次世代コンセンサス)
Minotaurとの統合による将来のコンセンサスアーキテクチャを探求するR&Dです。
④ Nightstream
詳細は未公開。コンセンサス関連の研究とともに開発中。
Midnight City——暗号資産の「フロントページ」
「Midnight City」はMidnightの最も独創的な取り組みのひとつです。
暗号資産プロトコルのフロントページ(ユーザーインターフェース)として機能するエージェント型仮想空間で、ここ数ヶ月で複数回の完全再構築を経て進化してきました。
近日中に、ユーザーが自分自身の「エージェント」を所有できるようになります。エージェントは独自の外見・職業・インタラクションを持ち、Midnight City内で自律的に動作します。
「エージェントが何をするか、どこへ行くか——私たちにもわかりません。それが面白いんです」
Midnight CityのサブスクリプションはすべてNIGHTトークンで支払われる設計で、クレジットカードでの支払いも自動的にNIGHT購入に変換されます。ユーザーが増えるほどNIGHTへの需要が高まる循環設計になっています。
トークノミクスの革新——「協調のトークノミクス」
MidnightのデュアルトークンであるDUST+NIGHTには、ユニークな哲学があります。
DUSTの価値はシステムの使用量に比例します。使う人が増えるほど価値が高まり、かつキャパシティ取引所でBTC・ETH・SOL・AVAX・BNBとも交換できます。
「Midnightはどのチェーンとも争いません。すべての人と協力して価値を提供することで初めて機能する——すべてのNIGTHホルダーは全チェーンと友達になりたい」
ホスキンソン氏はこれを「協調のトークノミクス」と呼び、競争ではなく協調を基本設計にしていると説明しました。
ホスキンソン氏のビジョン——プライバシーという権利
動画後半は、より大きなテーマへと展開します。
Midnightが目指すのは「選択的開示(Selective Disclosure)」——自分に関するどの情報を、誰に、いつ開示するかを自分で決める権利の技術的実装です。
「揺りかごから墓場まで、あなたのすべての行動と思考が記録され、最悪のタイミングで使われる監視社会から脱出するために、この技術が必要です」
また、AIによる雇用代替という社会課題にも言及し、「暗号資産が失敗したとき、我々が帰る先は何か」と問いかけました。
悲観論と楽観論の対比については、こう述べています。
「シニシズム(悲観論)を選ぶ人は、自分の人生に影響を与える能力を放棄した人。オプティミズム(楽観論)を選ぶ人は、未来に対して主体性を持って行動する人。私は15年間このスペースにいて、本当に変化を起こせると信じています」
まとめ——近い将来の注目点
ホスキンソン氏の動画から浮かび上がる今後の注目点です。
・Coinbaseへの上場(「予想より早い」)
・日本・韓国市場での取引所対応拡大
・Midnight Cityエージェントの一般公開
・DeFiカーネルの具体化
・Consensus(5月)での4R&Dお披露目
Night Forceの一員として、SIPOはMidnightの進捗を最前線からお伝えしていきます。
動画はこちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/live/1TRwThp7PxU
Midnight公式サイト
https://midnight.network
SIPOのMidnight Ambassador活動について
https://x.com/SIPO_Tokyo
チャールズ・ホスキンソン氏動画「Midnight」翻訳
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■ 原題:Midnight(YouTube Live)
■ 動画:https://www.youtube.com/live/1TRwThp7PxU
■ 収録日:2026年4月14日
■ 翻訳:SIPO(日本語意訳・全文)
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【00:01】
こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。暖かく晴れたコロラドからライブ配信しています。いつも暖かくていつも晴れている、まあ「だいたい」コロラドらしいですが(笑)。
今日は2026年4月14日。もう2026年だなんて信じられないし、これだけ長くこの世界でやってきたことも、改めて考えると不思議な感じがします。
今日は、Midnightの今後90日〜180日について話したいと思います。
【00:28】
ご存知の通り、Midnightはおそらく今年私たちが取り組んでいる中で最もエキサイティングなプロジェクトです。とはいえ、Cardanoにも面白いものがたくさんありますし、RealFiも控えています。どの子が一番好きかなんて選べませんが(笑)、とにかくすごいものが動き始めています。
【00:46】
そして何より素晴らしいのは、Midnightはローンチしてスケジュール通りに進んでいるということです。トークンは12月にローンチし、ほぼ全域にわたる流動性を確立しました。韓国や日本などいくつかの地域はまだこれからですが、それはそれで楽しみです。そしてCoinbaseのような旧来の大手取引所も、みなさんが思うよりずっと早く対応すると思っています。
【01:06】
バイナンスのスポット取引やKrakenなど多くの取引所に対応しており、Midnightは流動性のピーク時に1日最大90億ドルの取引に対応できる規模になっています。これほど新しいトークンが流動性の問題を解消しているのは驚異的です。通常、トークンが様々な試練を乗り越えるには2〜3年かかるものですが、Midnightはファストモードで走っています。
【01:29】
そしてメインネットのローンチですが、Federated Guarded Mainnetは予定通り3月末にローンチしました。まだやるべきことは山積みで、チーム全員が残業しながらバックログを消化しています。それと並行して、コミュニティ施策も大量に立ち上がっています。
【01:47】
その一つが「Night Force」——Midnightのアンバサダープログラムです。毎週2時間、私が直接メンバーとホワイトボードセッションを行っており、基盤をどんどん拡大しています。目標はNight Forceを約1,000名にすること。これはCardanoを立ち上げた当初のコミュニティ規模を超えるもので、ブランドを代表する強力なアンバサダー軍団を作りたいと思っています。
【02:06】
そして「Builder Club」もあります。私もさっきまで参加していましたが、数週間ごとにコホートを組んで、Midnight上で構築しているプロジェクトチームが発表を行います。地域的にも非常に多様で、業種も医療・不動産・NFTマーケットプレイス・従来のWeb3まで幅広い。これはとても嬉しいことです。
そして、次のMidnightロードマップの大きなイテレーションに向けて、4つの主要なR&Dプロジェクトが進行中です。具体的には、Midnight DeFiカーネル、Midnightパスポートプログラム、MinotaurとそのFuture Consensusサイトを組み合わせたMidnight、そしてNightstreamです。すべてにおいて意味のある、非常に大きな進捗があります。Consensusカンファレンスでは多くのことをお見せできる予定です。
また、Input OutputのARC部門がこれだけ活用されているのを見られて本当に嬉しいです。とても楽しみながら進めています。
全体的に、プロジェクトはスケジュール通りです。私が期待していたマイルストーンとKPIを着実に達成しています。今年はワイルドな一年になるでしょう。基礎資産の価格には大きな変動があると思います。
【03:10】
市場のある勢力が価格を意図的に下げようとしていることは明らかで、それはパーペチュアル市場や売りパターンを見ると分かります。競合他社かもしれないし、そうでないかもしれませんが、ロードマップやプロジェクトの展開には実質的な影響を与えていません。これは一時的なことです。
【03:30】
バネをいくら押さえつけても、いつかは跳ね返ります。この場合は、目に刺さるくらいの勢いで。Midnightはここに留まり続ける、そして途方もないプロジェクトです。これほど短期間で、これほどの熱意と興奮、そして進捗を目にしたことは、これまでにありません。
【03:51】
Midnightアンバサダーやnight Force、あるいは普通のMidnightコミュニティの人たちと話すと、みんなわかっています。私たちにはシンプルさが必要だ、ルールが必要だ、プライバシーが必要だと。本当に新しい世代が来ています。正直に言って、初期イーサリアムの頃以来、こんなエネルギーは見たことがありません。
【04:08】
このプロジェクトの成長スピードは本当に驚異的です。私たち自身も懸命に取り組んでいます。例えば、私が先日出版した本『Proving Nothing』はすでにバージョン1.1になっています。バージョン1.2や1.3をどうすべきかについても、すでに話し合いが始まっています。Midnightのドキュメントについても同様です。
【04:30】
教育体系は急速に進化しており、エコシステム全体でプライバシーの仕組みについてリーダーシップを取り、人々に教えています。ZKシステムとMPCシステム、Trusted Execution Environmentなど、様々なプライバシー強化技術の組み合わせ——それらをどう組み合わせれば、実用的で使いやすい大規模なプライバシーが実現できるかを。
【04:56】
目指す北極星はたくさんあります。例えば私は、60秒以内にアカウントを作れて、それが実際に役に立つものになってほしい。スマートフォンで動作して、24のキーワードを管理したり、暗号資料を扱ったりしなくて済む。OneDriveやGoogleドライブ、何十億人もの人が使っているそういったサービスと連携して動いてほしいと思っています。
【05:16】
戦略的パートナーも多数います。タイミングが合えばどんどん参加してもらい、体験をさらに高いレベルへ引き上げていきます。全体的に、全員がフルスロットルで動いています。Midnight Foundationの積極性が本当に好きです。彼らは飢えている。勝ちたいと思っている。
【05:32】
開発者たちの積極性も好きです。彼らも飢えている。勝ちたいと思っている。新しいことに挑戦する姿勢への認識も広まっています。その中でも特に輝いているのが、Midnight Cityの進捗スピードです。ここ数ヶ月で何度も完全に作り直してきましたが、
【05:50】
素晴らしい成果が生まれています。そして今、皆さん自身のエージェントを持てる夜明けが来ています。美しい2週間スプリント構造があり、外見・職業・インタラクションについて話し合い、AIとエージェント環境の双方からの側面と、説得力のある面白い世界をどう構築するかを議論しています。
【06:09】
Midnight Cityは、暗号資産プロトコルのフロントページを実際に構築しようとする試みです。暗号資産はそもそも視覚化が難しく、しかもプライバシーコインは特に難しい——なぜなら、見えないようにすることが目的だからです。だからこれは、エージェント型文明をMidnightのフロントページとして使うという、ある意味で「海を沸騰させる」ようなプロジェクトなのです。
【06:34】
素晴らしいのは、非常に参加型であるという点です。Midnight Cityで何かを作りたいという素晴らしいパートナーが大勢います。そしてもうすぐ、彼らがそれを実現できるようになります。そのローンチを見守るだけでなく、皆さん自身のエージェントを持ち、そのエージェントが街の中でどう動くかを見るのも、とても楽しみです。
【06:52】
エージェントの何が面白いかというと、予測不能だということです。ゲームの制作者・ページの制作者である私たちにも、皆さんのエージェントが何をするか、どこへ行くか、どう機能するかは分かりません。Midnight Cityのクールな点の一つは、すべてのサブスクリプションがNIGHTで支払われるということです。
【07:09】
オンボード・オフボードも含め、クレジットカードなどで支払うこともできますが、それはNIGHTに変換されてNIGHTを購入することになります。つまり、Midnight Cityにサブスクリプションする人は誰もが、実際にネットワークへの需要を生み出しているのです。そしてこれをDeFiカーネルでも試みます。HyperLiquidに非常にインスパイアされています。
【07:26】
循環経済を作らなければなりません。トークンへの消費需要を生み出し、DeFiカーネルの場合はそれをトレジャリーに寄付する仕組みが必要です。私たちの目標はこれらのループを実験することで、Midnight Cityはその最初の試みですが、決してそれだけではありません。
【07:46】
これを構築し続ければ、持続可能な経済を作れるだけでなく、その経済のユーザーがシステム内の需要を促進するインセンティブを持つ、持続可能な経済の作り方を見つけられると思います。Midnightのデュアルトークノミクスが本当に革命的であることを、みんな忘れがちです。
【08:03】
DUSTコンポーネントは、人々がシステムを使った場合にのみ価値を持ちます。需要が増えれば増えるほど価値が高まるだけでなく、キャパシティ取引所でトレードされることで様々なトークンも得られます。そのキャパシティ取引所はBitcoin・Ether・Solana・Avalanche・BNBを受け入れます。
【08:25】
つまり、私たちが見つけたのは「対立のトークノミクス」ではなく「協調のトークノミクス」です。Midnightは他のチェーンと戦ったり嫌ったりすることで利益を得るわけではありません。他者と協力し、他者からビジネスを得て、他者に価値を提供することでのみ利益を得る。だからNIGHTホルダー全員が、この空間の全員と友達でありたいと思っているし、事実上全員へのレイヤー2であるわけです。
【08:50】
これは異なるアプローチです。そして願わくば、私たちが見てきたマキシマリズムやミームコイン文化のページをめくれればと思います。チャンネルを見ると、大きく分けて2種類の人がいます。違う方法でやりたいと思っている人、新しい世代を求めている人、人々が協力し合える世界に生きたいと思っている人——そして次のステージへの道を見つけようとしている人たち。
【09:15】
そしてもう一方には、恐れと怒りで満ちた人たちがいます。富がどのように生まれるかについて、まったく非現実的な期待を持っている人たちです。何かが瞬時に10倍にならなければ、詐欺に違いない、悪い、間違っていると言う。彼らが本当に言っているのは、怖いということです。本当に言っているのは、フラストレーションを感じているということです。
【09:38】
彼らはもしかすると——私は間違っていると思いますが——暗号資産が救世主として現れて、辛い生活、未払いの家賃、給料の低い仕事、払えない養育費から自分たちを救い出してくれると信じていたのかもしれません。そしてそれが実現しなかったから、怒りに変わった。
【10:00】
しかし、暗号資産に怒ろうと愛しようと、暗号資産の現実は変わりません。暗号資産は私たち全員のためにより良い世界を作るためにあります。お金の概念を再定義し、互いに信頼し合えるシステムを構築し、誠実なビジネスを生み出す。そしてMidnightによって、揺りかごから墓場まであなたのすべての行動と思考が判断・記録され、最悪のタイミングで利用されるパノプティコン的監視国家から脱出するために必要な「選択的開示」を、私たちに与えてくれる。
【10:33】
私は、互いに信頼し合える世界に生きたいと思っています。自分のアイデンティティが自己主権的であり、全員が自分自身の銀行であり、揺りかごから墓場まで私たちの生活・アイデンティティ・評判を完全にコントロールするために第三者サービスを信頼しなくていい世界に生きたいと思っています。
【10:50】
そのためにこの技術が必要なのです。その価値は何か?トークンの価格はどうあるべきか?では、自由の価値は何でしょうか?リバティの価値は何でしょうか?これは空虚な言葉ではありません。これは現実です。この空間で15年間を生きてきて、数えきれないほどの浮き沈みを経験し、数えきれないほどの批判に耐えてきた——そして自分が始めた頃の若い男ではなくなっていることを認識しながら——それでも私がこの空間に留まり続けるのは、本当に違いを生み出せるという揺るぎない信念があるからです。
【11:24】
この業界全体に流れる根本的なメタナラティブは、シニシズム(悲観論)対オプティミズム(楽観論)です。私がよく言うことですが、ここでも繰り返します。もしあなたがシニカルな人間なら、あなたは自分の人間的主体性を放棄しています。自分の人生や自分に起きることに影響を与える能力がないと決めてしまっているのです。
【11:46】
基本的に、鎖につながれたまま座ってひたすら虐待を待ち、残飯を期待しているだけです。楽観的な人間なら、檻から脱出して自分の未来に対する支配権と主体性を持てると信じている。物事が良くても悪くても、集合的に何らかの役割と発言権を持っている——私たちが協力することを選べば、互いに信頼し合える楽観的な世界を作れます。
【12:14】
シニカルを選んで互いに敵対すれば、自己成就的予言を生み出すことになります。それが非常に難しいことは理解しています。なぜなら、私たちを率いる人々はそれほどの権力に値しないからです。彼らは嘘をつく。ごまかす。盗む。腐敗している。そして誰に投票しても、結果はどんどん悪くなっていくように思えます。
【12:40】
アメリカは「痴呆」から「狂気」に移行しました。誰もが簡単な答えを求めています。誰かを責めたい。あなたはあの人を支持した、こっちの人を支持したと言いたがる。しかし、それは状況への適切な対応ではありません。現実は、二人のうちの一人がリーダーになる。それ以外の選択肢はない。
【13:01】
そしてどちらが選ばれようとも、その人たちは私たちをリードするための資格も能力も道徳的健全性も持っていません。だから私たちは自らをリードし、システムからオプトアウトしなければならない段階に来ています。悪いお金からオプトアウトしなければなりません。私たちをスパイするシステムからオプトアウトしなければなりません。そして私たちの主体性を奪うシステムから、揺りかごから墓場まで私たちをコントロールする独占的・寡頭的なビジネスからオプトアウトしなければなりません。
【13:32】
簡単なことではありません。険しい道です。2021年のような良い年もあれば、私たちが耐え忍んできたような酷い年もある。しかしそれは、なぜ私たちがこれをするのか、どのようにやるのかという重要性を少しも損なうものではありません。トークンはここに残り続けます。これらのリソースの分散型オーナーシップを生み出すために必要だからです。
【13:54】
ブロックチェーンはここに残り続けます。私たち全員が信頼できる「合成された真実」を生み出すために必要だからです。そして暗号資産エコシステム全体も、この新しいシステムを構築するための仲間が必要だから、ここに残り続けます。松明を掲げて実現に向けて動く革命家たちが必要です。
【14:16】
この15年という短い間に、私たちはゼロから5億人にまで成長しました。それなのに、市場に暗い赤い日があったり、特定のトークンが上がらなかったりするだけで、「革命は終わった、家に帰ろう」と言う図々しい人たちがいかに多いことか。家に帰るって、どこへ帰るというのか?終わりのない嘘、終わりのない戦争、価値のないお金、買うたびに高くなる土地——
【14:48】
一体、帰る場所はどこにあるのか?どんな未来を楽しみにしているのか?5〜10年でロボットとAIが仕事を奪ったとき、職を失うのを待つのか?近い将来のAmazonの配達ドライバーを想像してみてください。右を見ると、助手席にロボットが乗っています。
【15:13】
そのロボットの仕事は、車から荷物を取り出す手伝いをすることです。そしてその近い将来から更に少し先には、ロボットが運転し、配達ドライバーが助手席に座っています。そして更に時計の針が進めば、ロボットとその友達——もう一台のロボットだけが残ります。
【15:39】
これが、数千万人のアメリカ人、そして世界では数億人、場合によっては数十億人のブルーカラー労働者が直面しつつある現実です。そしてすでに、知識労働の世界でも壊滅的なリストラと削減が始まっています。少ない人数でより多くのことができるようになっており、経済は変化せざるを得ません。
【16:05】
これは兆万長者の、寡頭政治家の、国家が後押しする独占企業の、彼らが与えようとするユニバーサル・ベーシックインカムの世界です。だから、暗号資産空間で負けたら、私たちが帰る場所はそこになります。そこには希望がなく、シニシズムに屈服してしまう——なぜならシニシズムがリアリズムになり、それが現実になるからです。
【16:29】
暗号資産の世界に踏み込めば、少なくともテレビにカラーが来たときのような新しい次元があります。新しい経済を設計するための何か別のものがある。そして、AIに置き換えられるのではなく、AIを自分のために使って富と主体性を高める側に回れる可能性があるかもしれない。
【16:50】
これは万能の解決策ではありません。しかし、互いに信頼し合える場所、協力し合える場所を持ち、一部の人だけでなく全員が所有できるものを作れる能力を持つまで、解決策は構築できません。もしこれに異論があるなら、あなたの解決策を教えてほしい。今はキーボードの後ろに座って、全員が悪だの愚かだの不道徳だの理想主義だのと批判する時ではない。
【17:22】
批判するなら、代替案を提示すべきです。率直に言って、それができないなら、黙っていなさい。あなたは何も貢献しない。あなたは何者でもない。あなたは人間であることの本質をめぐる議論から自ら降りることを選び、自分の手首に鎖をつけて、もう二度と戻れない暗い洞窟に入ることを決めたのです。
【17:53】
もしそれがあなたの望むものなら、あなたの意見はどうでもいい。そして、私が洞窟に一緒に入ることが唯一の解決策だとあなたが言おうとも、それも聞きたくない。そんな地獄に生きるくらいなら、死んだほうがましです。破産したほうがましです。街角で独り言をつぶやくホームレスになったほうがましです。
【18:20】
人間はこのために生まれたのではありません。私たちは啓蒙主義の時代に多くを成し遂げてきました。農奴と王の世界に戻ることは、壊滅的な事態でしょう。私たちはそれを許しません。自由のためのツールは目の前にあります。使いやすいツールではない。楽しいツールでもない。大きな強さと確信が必要です。
【18:44】
規律と時間と努力が必要です。犠牲を払う覚悟が必要です。間違っていても前進し続け、何も生み出さずに批判するだけの世界の中で正しい答えを見つける勇気が必要です。そして、一人で進む勇気も必要です。
【19:09】
もし市場が下落し続け、他の全員が離れていったとしても、私とAIエージェントたちだけでコードを書き、物事を自分で作り続けない理由はありません。もしかしたら、私が旗を掲げ続ける最後の一人になるかもしれない——本当に物事を変える力があるという夢と炎を持ち続けながら。
【19:33】
これが私が選んだことです。私は洞窟に戻れない。私のことを少しも気にかけず、人間的なものを何一つ価値あるものと見なさないシステムへの隷属の中で生きることはできない。選択の時です。Midnightのようなプロジェクトを見るとき、私たちは決断しなければなりません。自分のアイデンティティをコントロールできる世界に生きたいのか?他者ではなく、自分で選択的に情報を開示する世界に。
【20:06】
何十億人もの人々が安全に暗号資産を使える世界に生きたいのか?必要な方法で使える世界に。ルールを押しつけられるのではなく、一緒に設定できる世界に生きたいのか?そして、サトシの原則に基づいた暗号資産が勝つ世界に生きたいのか、それともトークン価格が上がるからという理由だけで全てを銀行に渡す世界に生きたいのか?
私はこの旅を15年前、何も持たずに始めました。
【20:37】
この旅を何も持たずに終えることになっても、それほど気にしません。なぜなら、これは何かを手に入れることが目的ではなかったから。誰もが使えるものを構築することが目的だったから。これが機能するのは、他の人たちが立ち上がり、シャベルを手に取り、助けてくれるときだけです。Night Forceを見ていると、これほど急速に成長したことに深く勇気づけられます。
【21:08】
MidnightのDiscordを見ても同じ。すべてのチャンネルを見ても同じです。そうです、良い日も悪い日もあるでしょう。トークンの価格は上がったり下がったりします。私たちはNIGHTを8つの異なるエコシステム、7つのブロックチェーンに配布しました。そして誰も何も支払いませんでした。もちろん、売る人は出てきます。
【21:28】
彼らはここ5年間のミームコインマニアを生き抜いてきたのだから。もしそれが私たちがこれをやった唯一の理由だと思うなら——私たちがこれほど労働し、これほど費やし、これほど構築した理由が——手首に鎖をつけて洞窟に入りなさい。もうあなたの話は聞きません。あなたは酸素の無駄遣いです。
【21:48】
私たちは時間も費用も努力も関係なく、世界を変えるためにここにいます。より良い場所にするためにここにいます。なぜなら、私たちの前には大きな課題があるから。巨大なものが。人類がこれまで直面したことのない、21世紀における人間であることの意味を完全に再定義するものが。
【22:12】
私たちはかつてないほどの奇跡と恐怖を前にしており、かつてないほどの実存的危機に直面しています。シニシズムに基づいて「もうおしまいだ、終わりだ」と考える人がいます。そして私のような楽観主義者は、丘の上に輝く街を建てられると信じています。ただそこに行くまでの旅があるだけです。道の先には曲がり角や困難があるかもしれない。
【22:40】
道の先が時に暗く、恐ろしいこともあるかもしれない。しかし、私たちが一緒に作れるその街から目を離さないようにしましょう。
聞いてくれてありがとう。この一員でいてくれてありがとう。地平線に広がる素晴らしいことを皆さんと分かち合える日が待ちきれません。
必ず、たどり着きます。Cheers。
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翻訳:SIPO / Night Force Japan
原文:Charles Hoskinson YouTube Live 2026-04-14
























