cointelegraphは、エチオピア政府と提携を伝えつつ、今後5年間でブロックチェーンのインフラを展開する上で、アフリカが重要な役割を果たし、その期間中に大陸全土に複数の本部を設置し、アフリカ全体にカルダノブロックチェーンを展開するチャールズさん考えを伝えています。
下記の記事はcointelegraph掲載の記事「IOHK partners with Ethiopian government to revamp education system」を翻訳したものです。
IOHKがエチオピア政府と提携し、教育システムの刷新を目指す
ブロックチェーン技術を用いて、東アフリカの国全体で500万人の学生と75万人の教師の教育体験を向上させます。
インプット・アウトプット・ホンコン(IOHK)は、エチオピア政府がブロックチェーン技術を活用して教育システムを刷新するのを支援しています。
カルダノの研究開発部門は、その専門知識を活用して、エチオピア当局に生徒と教師の識別、デジタル成績認証、学校の成績の遠隔監視のための新しいシステムを提供しています。IOHKのアタラ・プリズム(Atala PRISM) IDは、エチオピア当局が3,500の学校に通う500万人の生徒の教育成績を改ざん不可能な形で記録することを可能にします。また、エチオピア政府は、教育成績が低下している場所や原因を絞り込むことができるようになります。
IOHKのアフリカ事業部のディレクターであるジョン・オコナーは、エチオピアのブロックチェーンベースの教育システムを、同組織にとって「重要なマイルストーン」と呼んでいます。彼はこう説明します。
5年間の研究開発を経て、カルダノは国民全体にサービスを提供できる規模のブロックチェーンソリューションを支えるのに十分なほど成熟しています。
と説明しています。
IOHKは、エチオピアの教育システムにおける現在のブロックチェーンベースの変革は、特にデジタル認証の適用において、中等教育機関にも拡大できると考えています。
エチオピアの教育大臣であるGetahun Mekuria氏は、この取り組みについて次のようにコメントしています。
ブロックチェーンは、デジタルエクスクルージョンを解消し、高等教育や雇用へのアクセスを拡大するための重要な機会を提供すると考えています。
アフリカは、長年にわたり、IOHKの主要な開発対象の一つとなっています。2019年には、エチオピアとウガンダで、女性にカルダノの主要プログラミング言語であるHaskellでのコーディング方法を教える新たなトレーニング活動に着手しました。現地での取り組みにとどまらず、およそ17億人と推定される世界の「銀行口座を持たない人々」に金融サービスを提供するというIOHKのビジョンにおいて、アフリカは中心的な役割を果たしています。
カルダノの創業者であるチャールズ・ホスキンソンは、今後5年間でブロックチェーンのインフラを展開する上で、アフリカが重要な役割を果たすと考えています。同氏は、その期間中に大陸全土に複数の本部を設置することを期待しています。