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フェデレーテッドメインネット始動へ──日本ツアーと香港発表が示す次のフェーズ:ニュース動向 & ステーキング状況 in エポック612

フェデレーテッドメインネット始動へ──日本ツアーと香港発表が示す次のフェーズ

第1章:Consensus Hong Kongで明かされた“本番移行”の全体像

今回の香港発表の核心は3つです。

Consensus Hong KongのMidnightブース配信、正直かなり情報量が多くて濃かったです。

でも一言でまとめるなら、これです。

Midnightはいよいよ“本番環境”に入ります。

研究や思想の話ではなく、実際に動くネットワークとしてスタートさせるフェーズに入りました。

3月末、フェデレーテッド・メインネット始動へ

まず最大のポイントはここです。

フェデレーテッド・メインネットを3月末にローンチ予定。

6年間積み上げてきた研究とエンジニアリングを、ここから実運用環境へ持っていく、という宣言でした。

ただし重要なのは、「メインネット」という言葉よりも、

その前に付いている “フェデレーテッド” という部分です。

なぜいきなり完全分散で始めないのか?

ここが今回の核心でした。

Cardanoの経験も踏まえて、

  • いきなり完全分散では始めない
  • まずは信頼できる事業者ノードで安定運用
  • ユーティリティと開発体験を最優先
  • その後、段階的にSPOなどへ運用を移していく

という「責任ある分散化」の進め方を選んでいます。

例えで出ていた

「子どもにいきなりクレカは渡せない」

という説明、すごくわかりやすかったですね。

フェデレーテッドは妥協ではなく、

安全に立ち上げるための順番設計です。

最初から完璧な分散を目指すより、

まずは確実に動く状態を作る。

ここに重心があります。

“10年ロードマップを1年に圧縮”する4フェーズ戦略

もうひとつ印象的だったのが、

Cardanoの時代区分(Byron → Shelley → …)を引き合いに出しながら語られた話です。

Midnightでは、

4フェーズで短い間隔で機能を追加していく

という設計思想が示されました。

目安は2〜3ヶ月単位。

  • 早く出す
  • 早くフィードバックをもらう
  • 早く直す

このアジャイルな姿勢がとても強いです。

「じっくり完璧に作る」というより、

動かしながら洗練させるイメージですね。

初期のキラー機能:Zswap

ローンチ初期で強調されていたのが Zswap です。

Zcashがプライベート送金中心だったのに対して、

Midnightは

  • 任意トークン同士のスワップをプライベートに実行
  • 注文や意図が見えない
  • フロントランやサンドイッチ攻撃の余地を減らす

という設計を最初の土台に置きます。

その後すぐに Composable Contracts(合成可能なコントラクト) を追加して、表現力を一気に広げていく流れです。

単なるプライベート送金チェーンではなく、

DeFiを前提にしたプライバシー基盤を目指しているのがわかります。

GoogleやTelegramがノード側に関わる意味

フェデレーテッド・メインネットでは、

GoogleやTelegramなどの大手がノード運用に関与する話も出ていました。

これはブランド的な話というより、

  • 大規模な計算資源が必要になる現実
  • プライバシー強化技術(PET)を前提にした協調構造
  • 企業同士が相互に信用せずとも成り立つ設計

という文脈で語られていました。

“企業間の接着剤”という表現が印象的でしたね。

プライバシーはON/OFFではなく「道具箱」

個人的に一番腑に落ちたのがここです。

プライバシーはスイッチではない。

用途に応じて必要な装備が違う、防水のようなものだ、と。

MidnightはZKを核にしつつ、

  • MPC(マルチパーティ計算)
  • TEE / Confidential Compute
  • ネットワーク匿名化

などを統合した枠組みを作る。

Selective Disclosure(必要な分だけ開示) を実現するための“道具箱”という説明でした。

ここが設計思想の中心ですね。

三角形モデル:Abstraction × PET × Smart Compliance

Midnightの全体像は三角形で説明されていました。

  1. Abstraction(使いやすさ・統一UX・ウォレット抽象化)
  2. PET(プライバシー強化技術スタック)
  3. Smart Compliance(証明による最小限の準拠)

この3つが揃わないと、

15年言われ続けた「今年こそ実需」は来ない。

だからこそ、Midnightはこれをセットで取りにいくという宣言でした。

RWAの具体例:請求書ファイナンス

RWAの例として出ていたのが、請求書(インボイス)金融です。

  • 情報は機微
  • 二重担保問題がある
  • でも全部公開はできない

Midnightなら、

  • 中身をさらさず
  • 正当性だけを証明し
  • トークン化して資金調達

といった流れが可能になる、という説明でした。

ここは「RWAが本当に回る可能性が出てきた」という温度感がありましたね。

Midnight Cityは“ただのデモ”ではない

2月26日開始予定の Midnight City

見た目はゲームですが、

  • 大量トランザクションのスケール検証
  • エージェントによる攻撃シミュレーション
  • L2として高速実験し、本体へ還元

という、かなり実践的な実験場です。

「成功しすぎて詰まる事故」を事前に潰す。

かなり現実的なアプローチです。

まとめ

香港で語られたのは、価格材料ではありません。

でも構造としては大きな一歩です。

Midnightは、

思想を語るフェーズから

“動かすフェーズ”へ

確実に移行しました。

そしてこの発表は、日本ツアーで語られた内容と深く繋がっています。

次章では、札幌・東京で語られたメッセージが、この構造とどう接続するのかを整理していきます。


第2章:日本ツアー(札幌・東京)が示した思想と実装の接続

香港で語られたのが「構造」だとすれば、

日本ツアーで語られたのは「思想」と「覚悟」でした。

札幌、そして東京。

この2つのイベントは、単なるコミュニティミートアップではありません。

Midnightがどこへ向かうのかを、技術だけでなく“価値観”のレベルで共有する場だったように感じました。

札幌:プライバシーは“贅沢品”ではない

札幌で特に強調されていたのは、プライバシーの位置づけです。

プライバシーは、

・犯罪者のためのものではない

・民主主義社会の基盤である

・経済活動を成立させる前提条件である

という整理でした。

香港では技術やロードマップが中心でしたが、

札幌ではより哲学的でした。

ただし、ここで終わらないのがMidnightの特徴です。

「思想」で終わらせない。

それを実装へ持っていく構造がすでに用意されている。

この接続が、今回のツアー全体を通じて見えてきました。

東京:実装ロードマップがより具体化

東京では一気に実装寄りの話へ移ります。

香港で語られた

・フェデレーテッドから段階的分散へ

・ZswapからComposable Contractsへ

・Abstraction × PET × Smart Complianceの三角形設計

これらが、より噛み砕かれて説明されました。

特に印象的だったのは、

Midnightは「誰を取りにいくのか」を明確にしている、という点です。

既存のプライバシーコイン層ではなく、

自分がプライバシーを必要としているとまだ気づいていない大多数。

つまり、

・企業

・金融機関

・RWA発行体

・規制当局と向き合うプロジェクト

この層が使える設計を目指しています。

ここが、単なる思想プロジェクトと違うところです。

日本市場との相性

日本という場所でこの話をしていること自体、象徴的です。

日本は、

・規制が明確

・コンプライアンス重視

・金融庁の監督体制がはっきりしている

という環境です。

その国で、

「プライバシーと規制適合は両立できる」

と語ることには意味があります。

Smart Compliance、つまり

必要なときに必要な分だけ証明する

という発想は、日本の市場構造と相性が良い可能性があります。

全部を隠すのでもなく、全部を晒すのでもない。

“証明による準拠”。

ここがMidnightの独自ポジションです。

香港と日本は一本の線でつながっている

整理すると、

香港では

→ 技術構造と実装計画

札幌では

→ 思想と社会的意義

東京では

→ ロードマップとユースケース

が語られました。

別々のイベントのように見えて、実は一本の線で繋がっています。

思想だけでは動かない。

構造だけでも広がらない。

その両方を揃えたうえで、3月末のフェデレーテッド・メインネットへ進む。

これが、今回の日本ツアーの意味だったように思います。

次章では、この思想と構造を支える中核概念、

「プログラマブル・プライバシー」と「Smart Compliance」をもう一段掘り下げていきます。


第3章:プログラマブル・プライバシーとSmart Complianceの中身

ここまで読んでいただくと、「Midnightがやろうとしていること」はなんとなく見えてきたと思います。

でも本当に重要なのは、

その中核にある設計思想です。

キーワードは、

プログラマブル・プライバシー

そして

Smart Compliance です。

この2つがつながったとき、Midnightの全体像がはっきりします。

プライバシーは“ON/OFF”ではない

香港でも日本でも繰り返し語られていたのが、

「プライバシーはスイッチではない」

という話でした。

全部を隠すか、全部を公開するか、という二択ではない。

用途によって必要な装備が違う。

防水やセキュリティ対策と同じで、状況に応じたレベルがある。

だからMidnightは、単一技術に依存しません。

ZK(ゼロ知識証明)を核にしつつ、

・MPC(マルチパーティ計算)

・TEE / Confidential Compute

・ネットワーク匿名化

・その他のPET(Privacy Enhancing Technologies)

を統合する“枠組み”を作る、という発想です。

ここがいわゆる「道具箱(Toolbox)」という表現の意味ですね。

Selective Disclosureという現実解

この道具箱が目指しているのは、

Selective Disclosure(選択的開示)です。

つまり、

・全部は見せない

・でも必要な部分だけは証明できる

という状態。

これがなぜ重要か。

これまでのブロックチェーンは、

「完全透明」か「完全非公開」か

という両極に寄りがちでした。

でも企業や金融の現場では、

完全非公開では規制をクリアできないし、

完全公開ではビジネスが成立しません。

Midnightはここに、

“証明による準拠”

という第三の選択肢を持ち込みます。

Smart Complianceとは何か

Smart Complianceは、

データを公開するのではなく、

ルールを満たしていることを証明する

という考え方です。

たとえば、

・KYCを通過している

・特定地域の規制を満たしている

・担保が二重計上されていない

こうした条件を、

中身を晒さずに証明する。

これが可能になれば、

プライバシーと規制適合は対立しません。

ここが、日本ツアーで語られた「日本市場との相性」ともつながります。

全部を見せなくても、

“守るべきルールを守っていること”を証明できる。

この設計は、実務寄りです。

三角形モデル:Abstraction × PET × Smart Compliance

Midnightの全体像は三角形で説明されていました。

  1. Abstraction  UXの抽象化、ウォレット抽象化、インテントモデル  開発者やユーザーが複雑さを意識しなくて済む設計
  2. PET  プライバシー強化技術スタックの統合
  3. Smart Compliance  証明による最小限の準拠

この3つが揃って初めて、

・使いやすく

・守られていて

・規制にも対応できる

基盤になります。

どれか1つだけでは足りません。

プライバシーだけでは広がらないし、

UXだけでも信頼は得られません。

Midnightはこの三点を同時に取りにいっています。

なぜこれが“今”なのか

ここで少し引いて見ると、

世界的にデータ集中のリスクは高まり、

規制は強まり、

企業は説明責任を求められています。

その中で、

「全部を公開する透明性」だけでは限界がある。

でも「全部隠す」では社会に接続できない。

だからこそ、

プライバシーを“思想”ではなく

“設計レベルで統合する”

というアプローチが出てきています。

Midnightは、そこを本気で取りにいっている印象です。

ここまでが理論と設計思想の話でした。

次章では、これが実際のプロダクトにどう落ちていくのか。

Zswap、Composable Contracts、そしてUXの抽象化が

どう現実の体験に変わるのかを整理していきます。


第4章:Zswap・Composable Contracts・UX抽象化──思想を“動く体験”へ

ここまでで、Midnightの思想と設計の骨格は見えてきました。

ではそれが、実際に“どう動くのか”。

この問いに対する最初の答えが、

ZswapとComposable Contracts、そしてAbstraction(抽象化)です。

ここからは、かなり実装寄りの話になります。

Zswap──プライベートな“スワップ”から始める意味

ローンチ初期の中核機能として強調されていたのがZswapです。

単なるプライベート送金ではありません。

・任意トークン同士をプライベートにスワップできる

・注文や意図が外部から見えない

・フロントランやサンドイッチ攻撃の余地を減らす

ここが重要です。

DeFiの現場では、

「見えている」ことが攻撃の起点になります。

注文が見える。

流動性が見える。

意図が読まれる。

そこからMEVやフロントランが生まれます。

Zswapは、最初からこの問題に切り込んでいます。

これは“プライバシー機能”というより、

市場設計の再定義に近い話です。

Composable Contracts──表現力を一気に広げる

Zswapの後に控えているのが、Composable Contractsです。

合成可能なコントラクト。

つまり、

・単体機能で終わらない

・組み合わせられる

・拡張できる

設計。

プライバシーが単独機能だと広がりません。

でもComposableにすることで、

・レンディング

・RWA

・デリバティブ

・エージェント経済

などへ接続できるようになります。

Zswapは入口。

Composableは拡張。

段階的に“表現力”を上げていく流れです。

Abstraction──複雑さを見せない設計

そして三角形の一角、Abstraction。

これがないと、技術は広がりません。

ウォレット抽象化、

インテントモデル、

手数料や署名の扱いの簡素化。

ユーザーが

「裏で何が起きているか」

を意識しなくても動く設計を目指しています。

プライバシー強化技術は、どうしても計算負荷が重くなります。

だからこそ、

・大規模計算資源

・フェデレーテッド開始

・UX抽象化

がセットになっているわけです。

思想だけでなく、

体験として成立させるための設計です。

Midnight City──“遊び”が検証になる世界

ここで登場するのがMidnight Cityです。

一見ゲーム的なビジュアルですが、

役割はかなり本気です。

・大量トランザクションのスケール検証

・エージェントによる攻撃シミュレーション

・L2として高速実験し、本体へフィードバック

つまり、

“実験場”です。

CryptoKittiesのような

成功しすぎてネットワークが詰まる事故。

あれを事前に潰しにいく。

これはかなり現実的なアプローチです。

実装フェーズに入ったということ

ここまでを整理すると、

第1章では構造

第2章では思想

第3章では設計原理

そして第4章では実装

が見えてきました。

Midnightは、

・研究プロジェクト

・思想プロジェクト

の段階を越えて、

実装を積み上げるフェーズ

に入りました。

Zswapから始まり、Composableへ広がり、

UXを抽象化しながら、Smart Complianceへ接続する。

すべてが一本の線でつながっています。

次章では、少し視点を広げます。

USDCx、Bitcoin DeFi、そしてクロスチェーンの動き。

周辺で進んでいる基盤整備が、

Midnightとどう接続していくのかを整理していきます。


第5章:USDCx・Bitcoin DeFi・LayerZero──広がる“相互運用”と基盤整備

ここまでMidnightの中核を見てきましたが、

もう一つ重要なのが「周辺の動き」です。

優れた設計だけでは、エコシステムは広がりません。

流動性、接続性、そして相互運用性。

ちょうど今、Cardano周辺では

基盤を大きく押し広げる動きが同時進行しています。

USDCx──オン/オフランプの整備

まず外せないのがUSDCxです。

2月末ローンチ予定とされ、「美しいUX」「シームレスな統合」が強調されています。

ここで重要なのは価格ではなく、

・資金の出入り口が整う

・企業が使いやすくなる

・取引所との接続が滑らかになる

という点です。

Midnightが目指すSmart ComplianceやRWA実装は、

安定した決済レールがあって初めて現実になります。

USDCxは、その“土台”を整える存在です。

Bitcoin DeFiの胎動

Bitcoin側でも動きがあります。

LightningやAIエージェントとの接続、

プログラム可能な決済、

そしてDeFi的拡張。

Bitcoinが価値保存だけでなく、

“動く資産”へと拡張しようとしています。

ここで面白いのは、

Bitcoinはセキュリティと流動性、

Midnightはプライバシーと証明。

補完関係が見えてくる点です。

競合というより、

役割分担の可能性です。

Cardano史上最大級の相互運用拡張──LayerZero統合承認

そして、今回非常に大きなニュースがありました。

これはCardanoにとって“孤立から接続へ”の構造転換です。

CardanoへのLayerZero統合が正式承認されました。

Intersectが主導する「Critical Cardano Integrations」ワークストリームのもと、

・IOG

・Cardano Foundation

・EMURGO

・Midnight Foundation

・Intersect

から成るステアリング委員会が承認。

これは象徴的です。

LayerZeroは、

・150以上のブロックチェーン接続

・400以上のトークン

・総額800億ドル超規模のオムニチェーン資産

と接続可能な、Web3でもっとも広く採用されているメッセージングプロトコルの一つです。

今回の統合は、Cardano史上最大規模のクロスチェーン拡張といっても過言ではありません。

これにより、

・ステーブルコイン流動性へのアクセス拡大

・ビットコイン担保型アセットとの接続

・トークン化RWAとの接続

・他チェーンと共有するDeFiインフラ活用

といった可能性が一気に広がります。

重要なのは、これが単発施策ではなく、

エコシステム全体の長期インフラ戦略の一環

として進められている点です。

Intersectが管理主体となり、ここから実装フェーズへ移行します。

これは、ある意味で

「孤立しないCardano」への転換点

と言えるかもしれません。

Midnightとの接続

ここで見えてくるのは構造です。

LayerZeroで相互運用性が拡張され、

USDCxで流動性が整備され、

Bitcoin DeFiで価値が動き始める。

その上で、

Midnightは

・プライバシー

・Selective Disclosure

・Smart Compliance

を提供する。

流動性と接続性が広がるほど、

“証明できるプライバシー基盤”の重要性は増します。

閉じた世界のプライバシーではなく、

接続された世界で機能するプライバシー

ここにMidnightのポジションがあります。

点ではなく、面で整い始めている

USDCx、Bitcoin DeFi、LayerZero。

これらは単発ニュースに見えるかもしれません。

でも、

・決済レール

・流動性

・相互運用性

という観点で見ると、

フェデレーテッド・メインネット始動と重なっています。

思想、構造、実装、そして接続性。

すべてが同時に動いています。

エコシステム全体が、

“本番フェーズ”に入りつつある印象です。

次章では、ここまでを踏まえ、

フェデレーテッドから段階的分散へ。

そして2026年以降、Midnightがどこへ向かうのかを改めて整理します。


第6章:フェデレーテッドから段階的分散へ──Midnightのこれから

ここまで整理してくると、

Midnightが“今どこにいるのか”はかなりはっきりしてきます。

研究は終わり、

テストも積み重ね、

いよいよフェデレーテッド・メインネットが始動する。

ではその先はどうなるのか。

フェデレーテッドは「通過点」

まず大前提として確認しておきたいのは、

フェデレーテッド構造は最終形ではない、ということです。

段階的に、

・運用権限

・鍵管理

・ノード構成

を広げていくロードマップが前提にあります。

最初は安定と責任を優先し、

その後、SPOなどへ役割を移していく。

これはCardanoで経験した進化を、

より短いサイクルで再現しようとする試みでもあります。

SPO参加の可能性と役割

将来的にSPOが関わる形になるとすれば、

・プライバシー基盤を支えるノード運用

・分散化の加速

・地域ごとの分散

といった役割が見えてきます。

ここはまだロードマップ上の話ですが、

フェデレーテッド開始が“終点”ではなく“入口”であることは明確です。

2026年は分岐点になる可能性

もし、

・Zswapが安定稼働し

・Composable Contractsが広がり

・Smart Complianceが実装レベルで機能し

・USDCxなどの基盤が整い

この流れが重なれば、

Midnightは単なるサイドチェーンや実験プロジェクトではなく、

企業やRWAにとって現実的な選択肢になります。

ここが分岐点です。

思想だけなら評価は得られても、

実需にはつながりません。

でも、

実装が積み上がり、

規制と両立し、

UXが抽象化されれば、

初めて「使える」と判断されます。

“プライバシーをインフラにする”という挑戦

改めて整理すると、

Midnightは

・プライバシーを機能として追加する

のではなく、

・プライバシーを前提に設計する

というアプローチを取っています。

これは短期的なトレンドではありません。

長期の構造変化を狙っています。

透明性一辺倒でもなく、

完全匿名でもない。

証明によって橋をかける。

ここがMidnightのポジションです。

次の注目ポイント

これからの注目は、

・3月末のフェデレーテッド・メインネットの安定性

・Zswapの実際の体験

・Midnight Cityでの検証結果

・Smart Complianceの具体的ユースケース

このあたりになります。

価格ではなく、

動きと実装。

そこを見るフェーズに入っています。

次号では、

Midnight Cityの挙動や実際のトランザクション動向、

そしてSPO視点での参加可能性について、もう少し具体的に掘り下げてみたいと思います。

いよいよ“ラボから現場へ”。

Midnightの本番は、ここからです。


第7章:ラボから現場へ──“本番環境”で問われるもの

ここまで読み進めていただいた方なら、もう感じていると思います。

Midnightは、

思想や設計図を語る段階を終え、

「本番でどう動くのか」が問われるフェーズ

に入りました。

ここからは、理論ではなく挙動です。

Midnightは、プライバシーを語るプロジェクトではなく、

プライバシーを“使える構造”に変えるプロジェクトです。

本番環境で試されるのは“整合性”

まず試されるのは、整合性です。

・フェデレーテッド構造は安定するのか

・Zswapは実用的な体験になるのか

・Smart Complianceは実際に証明として機能するのか

・UX抽象化は本当に複雑さを隠せるのか

設計思想は美しくても、

実装が噛み合わなければ意味がありません。

だからこそ、

フェデレーテッド開始は“保守的”に見えて実は攻めの姿勢です。

まずは安全に動かす。

ここが最優先です。

開発者エコシステムが鍵になる

香港のステージでも、日本ツアーでも、

明確なメッセージがありました。

「Go build」

これは単なる掛け声ではありません。

Midnightの三角形モデルは、

・Abstraction

・PET

・Smart Compliance

という“基盤”を用意するものです。

でもその上に何が立つかは、

開発者次第です。

・RWAアプリ

・企業向けプロトコル

・プライベートDeFi

・エージェント経済

ここが広がらなければ、インフラは活きません。

コミュニティの役割

もう一つ大事なのが、コミュニティです。

フェデレーテッドで始まるということは、

まだ発展途上であるということでもあります。

・フィードバック

・バグ報告

・UX改善提案

・実験参加

この積み重ねが、

段階的分散のスピードを決めます。

Midnight Cityも、単なる遊びではなく、

コミュニティ参加型の検証場です。

ここにどれだけ人が入るかは、かなり重要です。

Cardanoとの関係性

MidnightはCardanoと競合するものではありません。

むしろ補完です。

Cardanoが

・安全なベースレイヤー

・堅牢なガバナンス

・長期志向の設計

を担うなら、

Midnightは

・プライバシー

・証明

・企業接続

を担う。

役割が分かれてきています。

この関係性がうまく機能すれば、

エコシステム全体の表現力は一段上がります。

いよいよ“評価フェーズ”

これから半年ほどで、

・実際のトランザクション

・実際のユースケース

・実際のパートナー導入

が見えてくるはずです。

ここで評価が決まります。

思想が正しかったかどうか。

設計が現実に耐えられるかどうか。

Midnightにとって、ここが本当の意味でのスタートラインです。

ここまでが「フェデレーテッドメインネット始動」の全体像でした。

価格でもなく、

短期材料でもなく、

構造変化の話です。

3月末、ネットワークは動き出します。

次に見るべきは、

“どう動くか”。

そこを、SIPO視点で追っていきたいと思います。


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