カルダノのチャールズ・ホスキンソン氏が、暗号通貨業界の問題と展望について語ったBloombergとのインタビューの中で、テザーの破滅と暗号市場への壊滅的な影響について語った内容をzycrypto.comが伝えています。＊途中から別のアナリストの見解が続いています。

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以下はzycrypto.comに掲載された記事「Cardano’s Charles Hoskinson Talks Tether Doom And Devastating Effect On The Crypto Market」を翻訳したものです。

カルダノのチャールズ・ホスキンソン氏、テザーの破滅と暗号市場への壊滅的な影響を語る

By Olivia Brooke　August 9, 2021

カルダノ（ADA）の創業者であり、イーサリアムの共同創業者でもあるチャールズ・ホスキンソン氏は、暗号通貨業界最大のステーブルコインであるテザーの問題点を長らく訴えてきましたが、業界が一緒に潰れないためには、ステーブルコインを「デレバレッジ」「デリスク」「削除」しなければならないと再確認しました。

テザーは、香港に拠点を置く暗号通貨取引所ビットフィネックスのオーナーが支配するテザー・リミテッドが発行するトークンを持つ暗号通貨で、かつては各トークンが1米ドルで裏付けられていると偽っていました。しかし、2019年3月14日、同社は物議を醸し、ドルと1対1であるはずの裏付けに、関連会社への融資が含まれていることを明らかにしました。

ホスキンソン氏は、暗号通貨業界の問題と展望について語ったBloombergとのインタビューの中で、この論争を重く見て、テザー社が「テザーが流通するごとに銀行口座に米ドルが入っていた」という当初の前提を維持できなかったことが、自信を失った理由だと述べています。

「通常、600億ドル以上の資金を運用していて、その資金を得るために非常に強力な約束をしている場合は、米国の規制を受けることになります。誰かに報告書を提出しなければならず、カストディアンが関与することになるでしょう。

また、「行動には制限があり、適切なコンプライアンス担当者などもいます」と述べながら、USDCをはじめ、テザー社の優位性を徐々に崩していく、より信頼性の高いステーブルコインプロバイダーが存在することから、同社は暗号空間から撤退することになると指摘しました。

驚くべきことに、今年初めにニューヨークの司法長官事務所に1850万ドルの和解金を支払うという、物議を醸した公開とそれに続く規制当局とのトラブルにもかかわらず、テザー社の時価総額は大幅に増加しています。現在、テザーは620億ドル以上が流通しており、世界最大の暗号通貨取引所で最も人気のある安定したコインであり続けています。

一方、テザー社は、その裏付けの完全な監査を提供するという多くの約束にもかかわらず、そうすることができませんでしたが、予備の保有の内訳を発表しました。それによると、裏付けの75.9%が現金および現金同等物、その他の短期預金、コマーシャルペーパー、12.6%が担保付きローン、10.0%が社債、債券、貴金属、1.5%がその他の資産（デジタルトークンを含む）となっていました。

しかし、暗号通貨のアナリストやキーパーソンは、その発行者の不透明さや、完全な透明性の確保に失敗していることを警戒しています。この状況を監視しているアナリストの一人であるCryptoWhale氏も、暗号通貨の偽物リストにテザーを含めていますが、同氏が注目しているのは、破たんした暗号通貨取引所であるBinanceです。CryptoWhale氏は、テザーがビットコインの価格高騰の原因になっていると感じています。

何億もの裏付けのないテザーが腐敗した取引所に送られ、価格を明示的に吊り上げています。マクシーは「機関投資家の需要」とかデタラメなことを言って嘘をつくだろうが、真実は、舞台裏ですべてをコントロールしている人々がいるということだ。