IOHKによると、2020年11月には1日あたり1万件以下だった取引件数が、1日あたり20万件以上になり、1年の間に20倍以上に増加しており、ブロックチェーンの開発の次のフェーズに向けて、ネットワークをアップグレードしていることをThe Daily Hodlが伝えています。
以下はThe Daily Hodlに掲載された記事「Cardano Developers Introduce New Upgrade As Network Moves Into Next Phase of Roadmap」を翻訳したものです。
カルダノの開発者が新たなアップグレードを導入し、ネットワークがロードマップの次の段階へと進む
By The Daily Hodl 2021年11月29日
カルダノ(ADA)の構築を担当する技術会社は、ブロックチェーンの開発の次のフェーズに向けて、ネットワークをアップグレードしています。
Input Output Hong Kong(IOHK)は新しいブログ記事で、9月のAlonzoアップグレードのロールアウトでネットワークにスマートコントラクト機能を展開した後、カルダノはユーザーと取引が大幅に増加していると述べています。
最近のハードフォーク(ネイティブトークンとスマートコントラクト機能の追加)により、多くの新しいユーザーがカルダノのエコシステムに参加し、取引量とネットワークトラフィックの急激な成長(およびスパイク)が見られます。
IOHKによると、2020年11月には1日あたり1万件以下だった取引件数が、1日あたり20万件以上になり、1年の間に20倍以上に増加しているという。
トラフィックの大幅な増加に対応するため、カルダノのブロックサイズを8キロバイトから72キロバイトへと12.5%増加させるとしています。
ブロックサイズを大きくすることは、より多くの取引を1つのブロックに収めることを意味し、ユーザーに大きな容量を提供することになります。12.5%多くのトランザクションをブロックに収めることができるということは、1秒間により多くのトランザクションを処理していることを意味しており、より有用な指標である「より大きなデータスループット」を主張しているため、重要な意味を持ちます。
また、IOHKは、現在、カルダノのロードマップの次の時代、つまり、ネットワークのスケーラビリティと相互運用性の最適化と改善を目的としたBashoフェーズに進んでいるとしています。
安全で高度に分散化されたプルーフオブステークネットワークがしっかりと確立され、コアとなるスマートコントラクト機能が展開された今、我々は最適化、スケーリング、ネットワークの成長に焦点を当てたBashoフェーズに向かっています。