拡張し成長するカルダノエコシステム
日本で初めてカルダノADAの板取引が開始されます
いよいよカルダノADAの板取引が、ビットポイントの運営するBITPOINT PROにて始まります!取扱い開始日時は2月10日(木)のメンテナンス終了後に開始予定です。
これまで日本おいてカルダノADAは販売所のみの取り扱いでした。通常のADAのグローバル価格よりも割高となっており適正な価格で購入するには、Binanceなどのグローバル取引所を利用するしかありませんでした。今回の板取引開始に伴い、日本のユーザーはADAを適正な価格で売り買いが可能になります。
ビットポイントの発表の詳細はこちらの記事をご覧ください。
また、2022年1月27日のビットポイント発表の同じ日に、暗号資産取引のGMOコインが、カルダノ(ADA)取扱開始を発表。同日「販売所」と「つみたて暗号資産」にてカルダノ(ADA)の取り扱いを開始しています。今回のカルダノ(ADA)追加により、GMOコインは取扱銘柄数が国内No.1となっています。
この二つの取引所の取り扱いによって、日本におけるカルダノADAの存在感はますます大きくなりました。またカルダノADAの保有率が世界の40%を占めると言われる日本のカルダノコミュニティが、より取引を活性化させることで、これにより流動性が増すことになります。
これは現在多くのDEXやNFT関連のDapps(分散型アプリ)のリリースを間近に控えているカルダノエコシステムの成長と拡張に大きな影響を与えることになりそうです。
またカルダノが時価総額5位で、取引量も上位を占めるメジャーな通貨という意味で、今後日本の暗号市場の流動性にも大きな影響を与ることになるでしょう。この二つの取引所が取り扱い開始したことで、他の取引所のカルダノADAの取り扱いを検討することにも繋がりそうです。
カルダノはイーサリアムやその他の競合他社よりも上位に位置している
取引所といえば世界最大級の規模を誇るKrakenが顧客向けのレポートで、カルダノADAについてとても嬉しい見解を述べています。
そのレポート中で、カルダノブロックチェーンは、ネイティブコインADAを促進し、開発者がその上で安全にDAppsを構築できるように設計されていると指摘しています。
また最近の24時間で、カルダノは取引量の点でイーサリアムを上回っており、カルダノは40億2000万ドルを処理し、ETHは24億1000万ドルを処理したと説明。また、カルダノのユーザーが支払った取引手数料は、イーサリアムの2544万ドルに対し、わずか63,254ドルであっとことなどを引用して、カルダノはイーサリアムのいくつかの著名な名声と市場シェアを獲得しており、イーサリアムやその他の競合他社よりも上位に位置していると報告しています。
Krakenは、2011年に米国で誕生した世界最古の取引所の一つで、現在日本では、暗号資産交換業の登録を行っているので、今後の展開がますます楽しみなところです。
まもなく多くのDEXがオンラインに
取引所といえばチャールズ・ホスキンソン氏が『まもなく多くのDEXがオンラインになる』と述べている通り、最近では2つのDEX、WingRidersとMinswapがtestnetでライブになりました。DEX(Decentralized Exchange)とは、先程の取引所とは異なる形式の分散型取引所のことを言います。ちなみにビットポイントやGMOコイン、KrakenなどはCEX(Centralized Exchange)のことで中央集権型取引所と言います。
先週は、初の完全機能型AMM DEXであるSundaeswapがメインネット上でベータ版のローンチを行なっており、カルダノのブロックチェーン負荷が過去最高を記録するなどし、すでに多くの需要が発生しています。
また、オーダーブック型DEXのMuesliSwap(MILK)は、ビットコインキャッシュ(BCH)ブロックチェーンのサイドチェーンであるスマートビットコインキャッシュ(smartBCH)上で最初にローンチされました。
これらのローンチにより、DefilLamaのデータでは、カルダノブロックチェーン上のDeFiプラットフォームにロックされた総TVLは、一時8600万ドルまでいき、執筆時点で約7500万ドルとなっています。
これは始まりに過ぎませんが、今後多くのDEXが出てくるとなると、今後の展開がますます楽しみになってきています。
最初のネットワーク最適化シリーズ:ネットワークパラメータの更新作業を実施
前回の記事『カルダノの新しい旅が始まった』でもお伝えしましたが、これらの需要に対応するためにカルダノは早速ネットワークの最適化の作業を開始しました。その最初の作業としてエポック317の境界でパラメータ変更しています。
数時間後、ネットワークパラメータの更新により、カルダノメインネットの1トランザクションあたりのPlutusスクリプトのメモリユニットが11.25Mから12.5Mに増加しました。(125万個の増加)
カルダノの開発会社であるIOGによれば、今回の調整は引き続き計画されているネットワークの最適化シリーズの最初のものであり、将来の成長に向けてカルダノを慎重かつ計画的に拡張しながら、一連の慎重なステップでコアネットワークの最適化を続けていく計画です。
またIOGは、カルダノエコシステムの成長に合わせて、ロードマップのスケーリングフェーズを提供することを約束すると伝えています。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
SundaeSwap DEXのバックログ処理にみるカルダノのEUTXOモデルとイーサリアムのアカウントモデルの大きな違い
最後にベータ版として稼働を開始したSundaeSwap DEXについて少しお話ししましょう。前回の記事でもお伝えした通り、現在SundaeSwap DEXは、予想されていた通り、現在のカルダノブロックチェーンが一度に処理する限界を超えて、多くの取引が殺到したことで、多くのバックログ(未処理取引)が発生しています。このバックログの処理方法についてカルダノの特質が見えてきています。
最近IOGはテストネットでPlutusの手数料見積もり計算ソフトをリリースしており、これについてブログ『Plutusの手数料見積もり、カルダノでの取引コストを確認する』で伝えています。
その記事の中で、カルダノのEUTXOモデルをイーサリアムのアカウントモデルと比較して、次のように述べています。
比較のために、イーサリアム上のスマートコントラクトの実行コストはネットワーク負荷に応じて変化し、手数料は5ドルから数百ドルまで変動します(「The ridiculously high cost of Gas on Ethereum」を参照)。さらに、イーサリアムは取引に失敗した場合も手数料が発生することがあり、価格設定にさらなる不確実性が生じています。
まず最初に驚くべきは手数料の違いです。カルダノの手数料は安定して安価に設定されており、しかもその手数料は予測されるものなので、取引の失敗が起こりません。
先程のSundaeSwap DEXのバックログは遅延しながらも、確実に処理されており、取引をキャンセルしない限りいつかは処理が可能となります。
ゆえにイーサリアムのように取引が失敗したのに手数料を取られるということが生じません。バックログの発生は単純にスケーリングにおける問題です。この部分はカルダノのEUTXOモデルとイーサリアムのアカウントモデルの大きな違いの一つと言えるでしょう。
DEXの強い味方となりそうな『ccvault.io』ウォレット
SundaeSwap DEXで使用できるウォレットで皆さんにおすすめしたいのが、『ccvault.io 』です。このウォレットは、ヨロイのようなライトウォレットですが、操作性はダイダロスウォレットを使う感じに似ています。またDappsに対応しており、SundaeSwap DEXでも利用できるウォレットです。
そしてダイダロスやヨロイと互換性があるので、ダイダロスやヨロイで作ったウォレットをccvault.ioで『復元』可能で、一つのウォレットをダイダロスやヨロイと併用しながら使うことができます。
ccvault.ioは、SundaeSwap DEXで利用するときは、各ウォレットをDappsで使えるようにする必要があります。
その方法は、ウォレットを選んだ状態で、下記の画面のオレンジの部分をクリックしDappsを使用可能にします。この操作でSundaeSwap DEXでccvault.ioを利用できます。
もし可能であれば練習用にアカウントを新規作成して、ADAを少量入れてDEXを試してみることをお勧めします。
現在のことろ時間が取れずにマニュアルを作成できていませんが、今後様々なDEXで利用できそうなので、要注目のウォレットです。時間ができ次第マニュアルも作成する予定です。
もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします!10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル
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