PARAMETER UPDATE: 本日、カルダノメインネットのPlutusスクリプトのブロックごとのメモリユニット数の上限を引き上げるアップデート提案のプロセスを開始しました。この変更は、2月14日UTC 21:44:51のエポック321の境界で有効になります。
エポック321:2月15日 午前6時44分頃(日本時間)
これは、現実のネットワークの使用状況を継続的に監視し、安全かつ測定された方法で、カルダノネットワークの容量を着実に増やし、パフォーマンスを改善するという私たちの継続計画の最新版です。
2月14日のエポック境界で、ブロックごとのPlutusメモリユニット上限が50Mから56Mに増加します。前回行った変更により、トランザクションごとのPlutusメモリ制限が14Mに増加しました。注意深く監視した結果、ブロックプロパゲーションへの悪影響は確認されていません。
ブロックごとのメモリ制限を増やすことで、開発者はその最後の変更の価値をフルに活用することができます。56Mは自然な選択で、開発者は1ブロックあたり最大4つのPlutusスクリプトを実行でき、それぞれが前回追加したメモリ(最大14Mユニット)を利用することができます。
この増加分は、エコシステムの継続的な成長に向けてCardanoを拡張する際に、我々が計画している調整と最適化のシリーズの最新版となります。
展開されたら、少なくとも1エポック(5日間)かけて慎重にモニターし、近いうちにさらなる増分が必要であるかどうかを判断するものとします。ネットワーク容量の拡大には、継続的な注意深い観察とオリエンテーションが重要です。
カルダノでは、ユーザーが取引に遅延を感じることがありますが、ネットワークは高いピークロードを安全かつ確実に管理できるように設計されています。今後もネットワークの最適化を進めることで、スループットは着実に向上していくでしょう。
私たちは、このようなネットワークの調整、最適化、新たなイノベーションを通じて、年間を通じてカルダノのキャパシティを拡大し続けていきます。BASHO(芭蕉)のスケーリング計画の概要については、こちらのブログをご覧ください。記事『2022年Cardanoをスケーリングする方法』