分散化の意義とアンバサダーとSPOの立場について
カルダノジャパンの公式テレグラムでBTBFさんからの提案があり話題になっていますので、これに対する私の考えを述べたいと思います。
また、SPOのプール運営のあり方やアンバサダーの議論なども多く見受けられましたので、合わせて考えをまとめてみました。
私はBTBFさんの提案において、これは争いや中傷でもなんでもなく、分散化の意義と価値について語っており、長期的にカルダノの価値とADAの価格にもいい意味で影響する提案としてとらえています。
今の価格からの利益を重んじるか、永続的かつ将来の価値から利益を得られるようにするかによって意見が分かれます。
総合的に利益を得られるのは、後者の方でありカルダノプロトコルをより強くするのも後者の方ではないでしょうか?
これまでのアンバサダーの方の貢献は素晴らしいものであり賞賛に値します。それを支えてきたコミュニティの方がまさに今のカルダノの価値を支えてきたという事実について誰も異論はないと思います。
しかし、これからは完全分散化が価値の要因となり、スマートコントラクト、ガバナンスプラットフォームとして、世界の10億人以上の人々が参加し、より多くの企業やビジネスが参入してくるのは、バイロンプロトコルの中央集権ではなく、現在分散化が進行中のシェリープロジェクトによる分散化されたプラットフォームです。分散化率68%=エポック234現時点で68%のブロックが、ステークプールによって生成されています。
しかも完全であればあるほど参入する価値が高まります。これによってADAの価値も高まり価格も上昇します。
なぜかというと、言うまでもなく、中央集権プラットフォームよりも、誰も改ざん、コントロールできない、永続的かつ強力な完全分散型プラットフォームが誕生するからです。
中央集権は権力者が倒れれば終わり、それを後ろ盾としていた価値もなくなります。
分散化は、長期的に存在が可能であり、より多くの人が集まり安定した成長と価値を育み続けます。
そもそもどちらがカルダノの目指す世界でしょうか?
具体的な方法としては、アンバサダーとSPOの併用をなくすことで、利害関係が切り離され、誰もが同じスタート地点に立てるので、権力の集中を低くしより多くの人が参加するようなオープンな状況が生まれます。
多くのSPO参加者がそれぞれの誓約ADAを持ち寄り価値を高めようとするので、価格も上昇します。
そしてより競争が増し新しいイノベーションも生まれ成長も促進されると考えます。公正な競争の勝者に対して誰も文句はないでしょう。SPO同士の争いやコミュニティの分断も減るでしょう。
また、カルダノプロトコルは元々中央集権化ではなく、完全分散型を目指して設計されているので、その外側にあるアンバサダーとプールオペレータの併用をやめるだけで、より分散化が促進されます。安いコストです。
例えば、財団がアンバサダーを雇い、期間で交代するのもありでしょう。回数を決めて、再任もありです。もちろん間をおいて復帰も。
BTBFさんの提案はとてもいいアイディアのように思います。
カルダノプロトコルは統制経済ではなく、今の利権で凝り固まった名ばかりの市場経済でもなく、より開かれた公正な競争を促する真の市場経済を目指しています。
最終的にプールの数や質に対する価値を決めるのは市場です。
公正な競争がよりカルダノプロトコルを強くすると思いますが、皆さんはいかがお考えでしょうか?
以上です。