カルダノ・コミュニティが大きく期待を寄せる、IOGがCOTIネットワークと共同で開発を進めるカルダノの自律的な銀行として機能する、暗号化された『過剰担保型・アルゴリズム・ステーブルコイン』であるDjedが、Vasilハードフォーク・メインネットローンチ後、監査の最終結果とともにすぐにローンチする可能性が出てきました。
実今年5月に暗号市場を襲った暗号業界最大の教訓となった『ステーブルコインUSTおよびTerra(テラ)の崩壊』とDjedの共通点と違いについてCardano Daily(@cardano_daily)が『DJEDとUSTの比較』について、詳しくツィートしていますのでご紹介します。
下記にこのツィートについて翻訳したものを掲載します。
よろしければ、最近のDjedについての記事『いよいよカルダノDeFiキラー『Djed』がVasilと共にやってくる』も併せてご参考ください。
以下はCardano Dailyがツィートした「DJED and UST Comparison」を翻訳したものです。
DjedとUSTの比較:Cardano Dailyによるツィート
2つのステーブルコインの共通点について
DjedとUSTはアルゴリズム・ステーブルコインです。
つまり、ユーザーは常に1ドル分のステーブルコイン=1ドル分のネイティブトークンを交換することができるのです。
この場合、ADAでDjed、LUNAでUST。ただし、USTCとLUNCは今はジョークです。
両者の仕組みの(違い)を見てみましょう。
昨日のツイートで説明したように、ADAの他にDjedはもう一つの準備コインであるSHENを使って1ドルペグを安定させています。
しかし、USTの場合は、USTとLUNAを燃やして造幣する程度の仕組みです。最近、プロジェクトはBTCリザーブを導入しましたが、このリザーブはUST – LUNAの崩壊で何もできませんでした。
2つ目は、Djedは担保比率が過剰(担保)に有すること。ステーブルコインと比較すると約400%~800%の比率です。つまり、1ドルのDJEDに対して、4ドル~8ドルの担保価値が保証されているのです。
*DJEDはハイブリット型の『過剰担保・アルゴリズム型ステーブルコイン』です。
この比率はUST – LUNAでは1:1でしかなく、USTの価値はLUNAの価値で保証されています。5月12日にそのようなLUNAの処理能力をUSTの時価総額が大きく上回った途端、全てが崩壊したのです。
3つ目は、ステーブルコインの鋳造と焼却についてです。明らかにUSTよりDjedの方が革新的な仕組みを持っています。君たちはそう簡単にミントやバーニングはできない、仕組みは担保率でコントロールされています。
Djedと違い、USTにはそのコントロールがなかった。そのため、テラのエコシステムでハイパーインフレが起きたのです。たった1週間でLUNAの供給量は100000%になり、LUNAの価格はATHから99,99%減少しました。
4つ目は、Djedはカルダノでしか利用できないことです。USTと比較すると、この「ステーブルコイン」の存在感は暗号市場においてとても広大です。チェーンもいくつか挙げることができます。Terra、Solana、Cosmos、Ethereum、Avalancheなど、・・・。
しかし、他のチェーンに存在しすぎるということは、市場にUSTが無秩序に供給されることを意味する。USTはその仕組みの能力から大きく逸脱し、崩壊に至った。Djedがこの教訓をよく学ぶことを願っている。
最後に、DjedはCOTIの開発したステーブルコインであることを忘れてはいけません。
COTIネットワークのステーブルコインであり、カルダノのエコシステムのために開発されたものです。(従って)DJEDがなくても、カルダノのエコシステムは健全なままです。
しかし、USTはTerraエコシステムのデュアルネイティブトークンと見なされます。USTがなければ、Terraのエコシステムは何も残りません。
よろしければ、最近のDjedについての記事『いよいよカルダノDeFiキラー『Djed』がVasilと共にやってくる』も併せてご参考ください。