カルダノエコシステムでは、日々より多くの改善提案や機能の追加がコミュニティの手によって行われています。
カルダノ(ADA)エンジニアであるImperatorLang氏が、最近新しいツィートを公開し、eopsinはカルダノ上のスマートコントラクトの開発をシンプルにし、それはまた、いくつかの革新的な機能をもたらすと述べています。
ツィートによれば、現在の開発パイプラインには、同じスクリプトがミンティングポリシーとコントラクトアドレスとして機能する機能があり、スクリプトは、有効なスマート・ミントークンを添付することで、コントラクトアドレスのDatum(データム)が信頼できるものであることを検証することができると説明しています。
この機能を利用できる具体的なケースとしては、現在行われているテストネットでの下記のトランザクションを紹介し、ミントとトランザクションの検証に同じコントラクトを使用してします。
この機能は、現在提出されているCIP-69により将来のPlutusのバージョンでネイティブになる可能性が高いものですが、eopsinを使えばPlutusV2/現在ですでに使用できると説明しています。
CIP-69の提案は、1つのスクリプトを支出と造幣の両方のバリデータとして使用できるようにするもので、よく知られているプロトコル設計上の問題である「相互依存」バリデータを解決することを可能にするものです。
https://github.com/cardano-foundation/CIPs/pull/321
CIP-69の提案者であるzygomeb氏はツィートで、eopsinの機能について触れ、CIP-69で標準化される前に、このeopsinの機能によって、非常に重要なパターンが可能になり、多くの設計が簡素化され、これはとても素晴らしいことであると述べてます。
今年に入ってLang氏は、開発者が100%有効なPython 3コードをカルダノ(ADA)のスマートコントラクトアセンブリにコンパイルできるようにする「Eopsin」で書かれた最初のカルダノ用のスマートコントラクトのサンプルを、カルダノのPreProd TestNetで公開したことで、カルダノ・エコシステム上で注目を集めていました。
このような改善と機能追加の積み重ねが、カルダノを日々より優れたプラットフォームにしています。