カルダノの創設者チャールズ・ホスキンソン（Charles Hoskinson）氏は、Twitter Spacesで、カルダノ・ブロックチェーンのコンティンジェント（条件付き）・ステーキング機能について参加者と議論を交わしました。
現在、主にこのコンティンジェント（条件付き）・ステーキング機能がカルダノブロックチェーンの第1層に含まれる可能性について、カルダノコミュニティ内で議論が交わされており、一部のメンバーは、排除や中央集権化の可能性に懸念を表明しています。
ホスキンソン氏はこの会話の中で、カルダノ・ブロックチェーンのコンティンジェント（条件付き）・ステーキング機能に対するこれらの懸念について答えています。
ホスキンソン氏によれば、このコンティンジェント（条件付き）・ステーキング機能により、ステークプール・オペレーターは、委任候補者に情報を要求し、提供されたデータに基づいて委任の受け入れまたは拒否の決定を行うことができると述べています。また、KYCとは関係ない他のユースケースも可能になり、エコシステムにKYCの要素を押し付けることはないとし、この機能は規制上の問題やトランザクションの検閲とは関係がないと主張しています。
彼はまた、コンティンジェント・ステーキングなしでもステークプール・オペレーターがトランザクションを検閲することができるとも指摘しました。
現在、このTwitter Spacesでの議論はこちらで視聴することが可能です。
これをU.TODAYが伝えています。
以下はU.TODAYに掲載された記事「Cardano’s Charles Hoskinson Defends Controversial Staking Feature Amid Censorship Accusations」を翻訳したものです。
カルダノのチャールズ・ホスキンソン氏が、検閲の非難を受ける中、論争の的になっているステーキング機能を擁護 by U.TODAY
by Alex Dovbnya 2023年2月22日
カルダノの創設者チャールズ・ホスキンソン（Charles Hoskinson）氏は、Twitter Spacesでの会話の中で、ブロックチェーンのコンティンジェント・ステーキング機能に対する反論に答えました。
この機能により、ステーク・プールの運営者は委任者候補に情報を要求し、提供されたデータに基づいて委任の受け入れまたは拒否を決定することができるようになります。
ホスキンソン氏は、それに対する批判はストローマンの誤謬に基づいていると主張し、次のように述べています。
ステークプール運営者がブロックを検閲したいのであれば、コンティンジェントステーキングでもコンティンジェントステーキングなしでもできます。…KYCとは関係ない他のユースケースも可能になり、エコシステムにKYCの要素を押し付けることはありません。
私は、すでに存在する機能について議論するためにサインアップしたのです。この機能がレイヤー1なのかレイヤー2なのかが問題なのです。
ホスキンソン氏は、この機能は規制の問題ではなく、トランザクションの検閲とも関係がないと付け加えた。また、ステークプール・オペレーターはすでにコンティンジェント・ステーキングなしでトランザクションを検閲する機能を備えていることを指摘しました。
U.Todayが報じたように、カルダノの創設者は最近、このブロックチェーン・プロジェクトが「カルト」的な支持を得ているという非難に対し、その成長は誇るべきものであると述べています。
今回の対応は、あるTwitterユーザーが、カルダノコミュニティからの排除やL1中立性の侵害につながる可能性のある仮想機能「コンティンジェント・ステーキング（CS）」について懸念を表明したことを受けてのものです。
カルダノコミュニティの一部のメンバーは、異なる意見を持つ人々を攻撃する一方で、カルダノは一個人よりも大きな存在であることを認める人もいました。
ホスキンソン氏がTwitterのやり取りで、カルダノ・ブロックチェーンの第1層にKYCサポートを追加する可能性について議論した後、議論が白熱し、大量導入のために必要だと主張する人がいる一方で、潜在的な中央集権化について懸念を表明する人もいました。
