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チャールズ・ホスキンソン氏動画「Surprise AMA 05/24/2025」:総括と冒頭部分全翻訳、全質問と回答の要約

📰 チャールズ・ホスキンソン氏が語るカルダノの未来──Surprise AMA 2025年5月24日 総括

🔷 はじめに:10年を超える旅と変化するAMAの形

2025年5月24日、カルダノの創設者チャールズ・ホスキンソンが恒例の「サプライズAMA(Ask Me Anything)」を実施。彼のコロラドの自宅スタジオから生放送されたこの回では、技術的議題から個人的な回想まで幅広いトピックが語られ、彼の今後の戦略、そしてエコシステムに対する深い思索が凝縮されました。

彼は冒頭で次のように語っています。

「AIは本当に驚くべき進歩を遂げています。計算能力が向上し、すべてが“強化された現実”になっている。そしてCardanoのプロトコルも日々進化しています。」

Googleの新しい「Beam」や仮想都市のシミュレーションといった新しい技術・構想に言及しながら、ホスキンソンは未来のブロックチェーン社会を想像力豊かに描いていきました 。

以下は主な質問と回答の抜粋です。下段にチャールズ・ホスキンソン氏動画「Surprise AMA 05/24/2025」の冒頭部分の翻訳と、各質問と回答の要約を日本語でまとめたものを掲載しています。


🛡️ Krypsinusとプライベートステーキング:Ouroboros Omegaの一環に?

ホスキンソンはかつて提案されたプライバシー強化型ステーキングプロトコル「Krypsinus」について再評価の余地があると語りました。ゼロ知識証明やマルチリソース・コンセンサスとの整合性を踏まえつつ、Ouroboros Omegaロードマップに含める可能性を示唆しました 。


🗳️ ブロックチェーンは客観的現実を取り戻せるのか?

「選挙制度への不信が広がっている」とする韓国の視聴者コメントに対し、ホスキンソンはブロックチェーンの真価を強調。

「真実を保証する手段として、ブロックチェーンとAIの組み合わせは社会再構築の鍵になる。」

信頼の喪失が社会全体の危機を招いている今、情報の真正性を担保する技術の重要性が増していることを力強く主張しました 。


⏱️ Ouroboros Kronosの実装とガバナンスの限界

彼が特に愛するプロトコル「Ouroboros Kronos」については、「今すぐにでもやりたい」と前向きに述べる一方、現在のCardanoの分散型ガバナンス構造の中では、IOG単独で実装を決定することはできないと説明しました。

「以前のように『これがロードマップです』と言えない。今は複数の委員会とノードが意思決定に関与している。」

これにより、「エグゼクティブ・ファンクション(執行機能)」をCardanoに再導入すべきではないかという議論にまで発展しました 。


💸 Real USDとMidnightの統合:安定した未来へ

XRP関連のステーブルコイン「Real USD」については、Midnight上でのネイティブ発行を視野に入れた統合案を提示。MidnightはCardanoとトラストレスに接続され、すでにSubstrateベースのインテグレーションが進んでいるため、実装は比較的容易と述べました 。


🐾 Quantum Hoskyと4次元インターフェースの実験

Quantum Hoskyという実験的ゲームプロジェクトでは、ユーザーが「4次元空間での直感的操作」を学べる体験を開発中とのこと。Huskyコミュニティによる数千人規模のプレイテストを通じて、次世代UI/UXの可能性を探ります。

「マリオのような2D→3Dゲームの進化を経て、今こそ4D世界への飛躍だ。」


🧩 RippleによるCircle買収の独禁法リスク?

「むしろ歓迎すべき」と断言。現在のCoinbase、A16Z、Circleによる“暗黙の独占ネットワーク”を打破し、ステーブルコインの多様性が促進されると指摘しました。


🔗 Bitcoin OSとの誤解:FairgateとBitVMXが本命

CardanoはBitcoinOSとは無関係であり、Fairgate社とBitVMX技術を使った独自のBitcoin DeFiソリューションを開発中。セキュリティ、ファイナリティ、手数料の3要素に基づくハイブリッドアプローチで、安全かつ迅速なクロスチェーン運用を目指しています 。


👁️‍🗨️ Remote Viewingの科学的実験も?

ホスキンソン氏はCIAのプロジェクト「Stargate」を参考に、自らの牧場に物体を埋め、それをリモート・ビューイングで特定できるかという大胆な実験を行う予定とも語りました。


🎮 『Legends of Valor』復活計画とゲーム哲学

幼少期に没頭した未完のRPG『Legends of Valor』の権利を買収し、2025年向けのブラウザリメイク、さらに将来的なAAA完全版の制作を計画中。Cardano連携によるNFTやゲーム内報酬なども視野に。

「金のためにゲームを作るのではない。語りたい物語があるからゲームを作るんだ。」


🧠 まとめ:技術、哲学、そして人間性

このAMAは単なる技術解説の場ではなく、「現実とは何か」「人類の未来とは何か」といった深いテーマに踏み込む対話でした。チャールズ・ホスキンソンのビジョンは、単なるプロトコルにとどまらず、分散型社会そのものを再設計するものです。


以下はチャールズ・ホスキンソン氏動画「Surprise AMA 05/24/2025」の冒頭部分の翻訳と、各質問と回答の要約を日本語でまとめたものです。

チャールズ・ホスキンソン氏動画「サプライズAMA(2025年5月24日)」全翻訳:冒頭部分全翻訳と各質問と回答の要約

冒頭部分:全翻訳

こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。ここ温暖で晴れたコロラドから生放送でお届けしています。いつも温かく、いつも晴れていて……時々コロラドって感じですね。こうしてお届けできるのは嬉しいです。今日は2025年5月24日、AMA(何でも聞いて)タイムです。

今回はちょっとフォーマットを変えてみようと思っているんですが、昔を思い出す意味でも、以前のやり方で続けるのもいいかなと思って続けています。素晴らしいポッドキャストスタジオができましたし、実はGoogleが「Beam」という新しい技術を発表したばかりなので、あれをスタジオに設置しようかなと考えています。きっと高画質な3D映像が得られるはずです。人を3Dモデル化できるとか、そんな感じのものですね。

もう10年以上、こうしたことを断続的にやってきました。最初に「ビットコイン教育プロジェクト(Bitcoin Education Project)」を始めたのは2013年でした。それ以前も活動はしていましたが、あれが初めて本格的にビデオを撮影して、暗号資産について公に語り始めたタイミングでした。そう考えると本当に時代は変わったなと驚かされます。

AIも本当に驚くべき進化を遂げていますし、今のコンピューターは信じられないほど高速です。そしてすべてが強化され、もはや「本物」ではないのです。送信されるあらゆる映像フレームは膨大な処理とアップグレードを経て表示されています。いわゆる「美人効果」が顔に適用されたりね。考えてみるとすごいことですよね。

そして、プロトコルも日々進化しています。人々は真剣に「DeFi(分散型金融)」がどのようにして伝統的金融(TradFi)に統合されていくのか、その実現方法を考えるようになっています。何が必要なのか? たとえば、Midnightはプライバシーや選択的開示の課題に対して、大きな部分を解決しようとしています。この分野ではまだ多くの課題があります。

そこで、とてもクールなプロジェクトを一つ紹介します。私たちは、正確なテスト環境をつくりたいという思いが強く、そんな中で「Altera」という素晴らしい企業から着想を得たアイデアがあります。それは、「仮想都市(Virtual City)」を作るというコンセプトです。

この仮想都市の中にはAIエージェントが配置され、それぞれが異なる役割を持ちます。例えば、商業活動を行う者、小売業を営む者、犯罪者、そして法執行官などです。この都市シミュレーションを自由に稼働させ、その中に暗号資産を導入してみるのです。

たとえば、私たちがプライベート・ステーブルコインを開発したとしましょう。その場合、この仮想都市でベータテストを行い、その通貨を公式な決済手段とします。そして、犯罪者から規制当局、小売消費者まで、すべてのAIエージェントがそれを使って取引を行うようにします。こうすることで、実際にどのような取引が行われ、どんな影響が出るのかを観察できるのです。

これは本当に面白い実験になるはずです。なぜなら、現実に近い環境下でテストができるからです。Hydra、Midgard、Midnightといったプロジェクト、あるいはCardanoそのものを見てみると、Midnightでは、システムのベースレイヤーは大規模かつ集約された証明(aggregated proofs)によって構成されており、最終的には再帰的(recursive)な構造になっていきます。

その上のレイヤーでは、これらの証明をどう組み立てるかが重要になります。そこが支払いレイヤー(payment layer)、意図レイヤー(intents layer)、ロールアップレイヤー(rollup layer)に相当する部分です。これらはまさに「手袋と手のように」ぴったりとはまり合う構造です。

このような設計ができれば、理論上は無限にスケーラブルなシステムを作ることができます。ですから、仮想都市を運営するというのはとても面白い実験になるのです。そして、「TPS(Transactions Per Second、毎秒トランザクション数)」という概念から脱却し、DeFiエコシステムを「同時並行で稼働する都市」として捉えることができるようになるのです。

つまり、どれだけの都市、どれだけの州、どれだけの国家規模の都市が同時並行で処理できるのかを考えるようになります。そしてそれらすべての内部経済が中断されることなく正常に機能するという前提で、です。こうした考え方の方が、より包括的で本質的だと思います。さて、どんな結果が出るか楽しみですね。

全体的に見て、本当に面白い新しいアイデアがいろいろと浮かび上がってきているのがわかります。たとえば、再帰(recursion)と折りたたみ(folding)の間で競い合いが進んでいて、どちらも前進しています。

また、部分的なトランザクション(partial transactions)という考え方も出てきています。これは、トランザクションを「保留中(pending)」の状態で構築し、何らかの「保留レイヤー」に置いておくというアイデアです。Cardanoでは、ネストされたトランザクション(nested transactions)を使ってこれをどう実現するか議論しています。

さらに抽象的なレイヤーでは、Ree(※開発者か研究者と思われます)が「Cardano DeFiカーネル(kernel)」という概念について話しています。これは非常に興味深いアイデアで、拡張UTXOモデルの基盤レイヤーの上に位置していて、ユーザーがこのような高度なトランザクション操作を実行するのを助けるためのものです。

全体として見れば、状況は良いですね。

さて、ここでひとつ面白い話をしましょう。先日、ある人に「トークンユーティリティとは一体何なのか?」と聞かれました。その問いは重要で、特にCardanoのようなUTXOベースのブロックチェーンでは、本質的に「何をもってユーティリティと見なすのか?」を考える必要があります。

トークンが支払手段であるとか、投票のために使えるとか、何らかのガバナンス的権利を表すといった話はよくありますが、今我々が注目しているのは、トークンの「存在そのもの」が、スマートコントラクトと直接的に関わって機能する設計です。

こうした考え方は、将来的に「状態を持つトークン(stateful tokens)」や、「スクリプトと強く結びついたトークン」などの方向性につながっていきます。MidnightやHydraなどでは、こうした性質が特に重要になってきます。

また、Cardanoでは、いかにして「状態を持ったままトークンが移動するのか」という点も議論しています。これは通常のUTXOモデルでは扱いづらい概念ですが、拡張UTXO(EUTXO)であれば柔軟に対処できるのです。

実際、Cardanoのようなシステムにおいては、ある意味でトークン=状態の表現であり、ある時点での条件や制約を保持したままチェーン上を動いていくことが可能になります。

さて、他にもいくつかお話ししておきたいことがあります。まず、Midnightのエコシステムについてですね。私たちはMidnightでさまざまな機能を構築していますが、その中でも特に注目しているのが「選択的開示(selective disclosure)」です。これにより、ユーザーは必要に応じて情報の一部だけを開示できるようになります。

この機能は、金融や医療などの分野で極めて重要です。たとえば、ある規制当局が「あなたのKYC情報を確認させてください」と求めてきた場合に、すべての情報を渡す必要はなく、「この人は18歳以上である」や「この人はこの国の居住者である」といった必要最小限の情報だけを安全に証明できるのです。

これを可能にするのが、Zero-Knowledge(ZK)技術暗号証明です。私たちはこれをMidnightに組み込み、CardanoのUTXOシステムとも互換性を持たせる予定です。

また、Midnightにおけるアセットの構成方法についても議論が進んでいます。たとえば、ステーブルコインやセキュリティトークン、あるいはNFTなど、さまざまなトークンタイプに応じたアセット分類モデルが必要になります。

この構造の基盤は、Cardanoの上にあるHydraやMidgard、Leiosといったスケーリング技術と連携して機能します。Midgardはまだ実験段階ですが、非常に有望です。Hydraはすでにアプリケーション構築が始まっていますし、Leiosは、Cardanoにおける次世代スケーラビリティの礎となる存在です。

この点で言えば、最近では統合性の重要性もますます注目されています。つまり、すべての要素──Midnight、Hydra、Leios、Midgardなど──がひとつの統合されたエクスペリエンスとして動作する必要があるということです。

たとえば、開発者体験(DX)を考えてみましょう。ある開発者がアプリケーションを作りたいと思ったとき、「このツールであれば、トランザクション、プライバシー、スケーラビリティ、そしてユーザーインターフェースすべてが一体化されていて、すぐに構築できる」というようなオールインワンの開発体験が必要です。

私たちは、Cardano上でそのような体験を実現するために、ツールやAPI、SDKの整備に取り組んでいます。たとえば、TxPipeによるツールチェーンや、Plutus V3の改善、Atlasなどのアプリケーションバックエンドの開発が進んでおり、開発者がより簡単にアプリを作れる環境が整いつつあります。

また、将来的にはスマートコントラクトテンプレートや、使い捨て可能な軽量DAppフレームワークなども展開していく予定です。

エンドユーザーにとっても重要なのは、「自分が何をやっているのかが直感的に理解できること」です。たとえば、ウォレットを使っていても、「この操作がどんなスマートコントラクトと関係しているのか」「プライバシーは保たれているのか」などが分かる設計にしなければいけません。

これは単なるUIの問題ではなく、エコシステム全体の設計哲学に関わってきます。

そして、ガバナンスの話題に移ります。今、Cardanoで最もホットなテーマの一つです。

私たちは、オンチェーンガバナンスを真剣に前進させています。そしてその中で重要なのは、参加者の多様性再現性ある意思決定プロセスです。つまり、同じ条件下であれば同じ決定が下されるべきであり、それが誰によって行われるかに依存してはならないということです。

これを実現するために、Ekklesiaというプラットフォームを使って、オンチェーンでの意見収集や投票、意見形成のための議論を展開していく予定です。そしてそのすべてが、Cardano憲法と整合する形で行われるべきです。

この憲法とは、単なる文書ではなく、私たちがどのような価値観を共有し、どのように未来を構築していくのかという「共同体の社会契約」にほかなりません。これがあることで、変化が起きたときでも、皆が同じ方向を向き続けられるのです。

私がこれまで何度も強調してきたように、「分散化(decentralization)」とは単なる技術的状態ではありません。それは文化的であり、哲学的でもあるのです。これを成し遂げるには、単にソースコードを書くことでは足りません。コミュニティが育ち、意見を交わし、失敗し、それでも前に進む──そういったプロセスすべてが必要になります。

Cardanoはその意味で、最も実験的かつ野心的なプロジェクトだと私は考えています。単なるブロックチェーンではなく、新しい文明モデルの試みであり、参加者すべてが創造者となる「共同創造の場」なのです。

まぁそんなわけで、全体として非常に良い方向に進んでいます。

私自身としても、こうして10年以上の道のりを振り返ると、本当に多くのことがあったなと思います。

最初にビットコインの教育プロジェクトを始めたとき、まさかここまで来るとは想像もしていませんでした。

それが今や、完全な分散型ガバナンスモデルの構築に取り組み、プライバシーやスケーラビリティ、国家レベルの金融インフラを支えるようなプロジェクトを育てているのですから──人間が情熱を持ち続けて努力を続ければ、どこまでも行けるものなんだと実感します。

このAMAも、もしかしたら形式を変えていくことになるかもしれません。これからはより対話的で、インタラクティブな形式にしていこうかなと考えています。

ただ、こうして「昔ながらのやり方」で皆さんとお話しするのも、やっぱり良いですね。懐かしさもあり、温かさもある。

これからも引き続き、真摯な気持ちと好奇心をもって、Cardanoという壮大な旅を皆さんと共に歩んでいきたいと思います。


🟩 Surprise AMA 05/24/2025 質疑応答:質問と回答の要約・翻訳

❖ 質問1:Cardanoに「Crypsinus(クリプシナス)」のようなプライベート・ステーキングを導入することは可能ですか?

回答:

技術的には可能です。クリプシナスは5〜6年前に提案されたプロトコルで、ステークプール層にプライバシーを付加する仕組みです。現在のゼロ知識技術やマルチリソース・コンセンサスの観点で見直すことで、Ouroboros Omegaの一部として採用される可能性もあります。ただし、パフォーマンスの低下やネットワーク最適化との相性の問題もあるため、実装には多面的な検討が必要です。


❖ 質問2:選挙の公正性をブロックチェーンで改善できると思いますか?

回答:

はい。ブロックチェーンの核心的な価値は「客観的な現実の再導入」にあります。人々は今、あらゆる制度や情報に対して不信感を持っています。ブロックチェーンは投票結果の真正性を担保し、社会の合意形成を透明にする力を持っています。


❖ 質問3:Ouroboros KronosはCardanoに実装されますか?

回答:

個人的にはKronosの実装を強く望んでいますが、現在のガバナンス構造ではIOGが一方的に決定することはできません。提案(SIP)として提出し、エコシステム全体で合意が取れれば、プロトタイピングから実装へと進める可能性があります。


❖ 質問4:Real USDステーブルコインは、年内にMidnightやCardanoに登場しますか?

回答:

Real USDのチームと継続的に対話しています。Midnight上での発行とCardanoとのブリッジ連携の可能性を探っています。Midnightは統合が比較的容易で、プライベートなステーブルコインの初の実装例になるかもしれません。


❖ 質問5:Quantum HoskyプロジェクトにHuskyコミュニティをどう関与させるべきですか?

回答:

4次元空間におけるインターフェース直感を養うために、コミュニティによるゲームのプレイテストを推奨します。1000〜2000人のプレイヤーによる実験が、優れたUXの鍵を握っています。


❖ 質問6:Kronosの導入はセキュリティ上どれほど重要ですか?

回答:

現時点では決定的な攻撃ベクトルを防ぐものではありません。ネットワーク時間はNTPに依存しており、Kronosは「あると良い」技術であって、必須ではありません。


❖ 質問7:RippleがCircleを買収した場合、独禁法の問題はありますか?

回答:

むしろ健全な競争が生まれると思います。現在、CoinbaseやA16Z、Circleなどによる“仲間内経済圏”が形成されており、外部者はリストされづらい構造です。XRPによる参入は、その構造を打ち破る良い契機になると考えています。


❖ 質問8:Bitcoin Operating System(BitcoinOS)とCardanoの関係は?

回答:

IOGはBitcoinOSとは無関係です。IOGはFairgateと提携し、BitVMX技術を使ったBitcoin DeFiを開発しています。3層構造で、プログラマブルなブリッジを通じてCardanoに安全かつ効率的にビットコインを持ち込む仕組みです。


❖ 質問9:Cardanoではなぜプライベート・ステーブルコインが普及していないのですか?

回答:

プライバシー対応のスマートコントラクトや選択的開示の規制技術(RegTech)が未整備なためです。Midnight上でこれらを備えたステーブルコインの実装例をつくる計画があります。


❖ 質問10:David Schwartzはサトシ・ナカモトですか?

回答:

違います。


❖ 質問11:トランプのVIPディナー招待は本当にキャンセルされたのですか?

回答:

はい、実際にキャンセルされました。ただし、ADA価格を上げるために政治的ゲームに加担するようなことはしません。誠実な技術開発とガバナンスに集中します。


❖ 質問12:米国の暗号資産法制はどこまで進んでいますか?

回答:

安定した市場を作るためには3つの法律が重要です。①ステーブルコイン法案、②市場構造法案、③証券法の近代化。現時点では①②について進展があり、③は今後の課題です。


❖ 質問13:ゲーム『Legends of Valor』を復刻する理由は?

回答:

幼少期からの個人的な夢でした。当時未完成だったこのゲームをリメイクし、きちんとしたエンディングを作ることが長年の目標です。


❖ 質問14:『Baldur’s Gate 3』のようなゲームがなぜ素晴らしいのですか?

回答:

ゲームは単なる商品ではなく、プレイヤーが自分自身と向き合い、成長できる物語であるべきです。感情や過去のトラウマと向き合い、癒やしと変容をもたらす体験が重要です。


❖ 質問15:リモートビューイングでシードフレーズは見抜けますか?

回答:

現実的にはあり得ませんが、科学的検証のために元CIA関係者や専門機関と連携して、実験を進めています。


❖ 質問16:Claude Opus 4のAIアライメントに危険性はありますか?

回答:

はい。Opus 4は自律的に外部に通報する機能を持ち始めており、全情報を監視する“裁判官AI”になる恐れがあります。これは極めて危険な兆候です。


❖ 質問17:ホスキンソン氏が経験した最大のリスクと犠牲とは?

回答:

起業家として全てを投じたことです。名誉やプライバシーを失い、一部の人には永遠に誤解され、批判され続ける存在になる覚悟が必要でした。


❖ 質問18:Cardano DeFiを成長させるためにコミュニティができることは?

回答:

DeFiアライアンスを結成し、トレジャリー資金で支援・インキュベーションを進め、プロジェクトの知名度向上に努めるべきです。


❖ 質問19:ICOの未請求ADAでIntersectを資金援助したことへの疑問についてどう考えますか?

回答:

Cardano財団(CF)が役割を果たさなかったため、Intersectが代わりに行動しました。法的監査と証拠に基づいて対応しており、今後詳細を公開予定です。


❖ 質問20:パートナーチェーンとの連携でADAをどう扱うのですか?

回答:

Ouroboros Parisによる高速ファイナリティと、再帰的SNARKによる信頼不要なブリッジ技術で実現します。ADAの移動が安全かつ迅速になります。


❖ 質問21:Midnightはオープンソースで分散化されますか?

回答:

はい。Midnightは暗号通貨業界史上最も分散化されたローンチモデルを採用する予定です。


第3部)

❖ 質問22:Midnightは『Dark Forest』のようなZKゲームに対応できますか?

回答:

はい。ZK(ゼロ知識証明)を活用したゲームはMidnightに非常に適しており、実際に開発者のSebaともこの可能性について話し合っています。


❖ 質問23:ホスキンソン氏が人生で最も犠牲にしたものは何ですか?

回答:

公共の人物になったことで、プライバシーと自由を失いました。どれだけ努力しても一部の人からは誤解され、批判され続ける覚悟が必要でした。


❖ 質問24:Trusted Execution Environments(TEEs)についてどう考えていますか?

回答:

旧来のSGX型は問題が多かったですが、AMD SEVやNVIDIAの新しいTCEは有望です。MPC(マルチパーティ計算)と組み合わせれば、安全で現実的なソリューションになります。


❖ 質問25:ICPやHashgraphコミュニティの行動についてどう見ていますか?

回答:

善意の対話ではなく、組織的な荒らしや誤情報拡散が目立ちます。健全な批判であれば歓迎しますが、そうでないものには毅然と対処する必要があります。


❖ 質問26:Glacier Dropの展開は順調ですか?

回答:

はい。最初はHydraチームが渋っていましたが、最終的に多くの協力のもとで機能し、3700万アカウントにも対応可能な仕組みが整いました。


❖ 質問27:Cardano DeFiでビットコインの利回りや手数料支払いは可能になりますか?

回答:

はい。Babel Feesや分散型取引所(DEX)を活用することで、ビットコインで手数料を支払ったり、ビットコイン建てで利回りを得たりすることが可能になります。


❖ 質問28:Quantum Hoskyや4次元ゲームの着想はどこから来たのですか?

回答:

人々の「空間的常識」を破り、新しい世界の知覚を得るためです。4次元世界の直感的理解を促すインタラクティブ体験を通じて、人々の思考を広げたいのです。


❖ 質問29:Midnightの長期的なガバナンス構想は?

回答:

完全なオープンソース化と分散型のトークン発行、そしてコミュニティ主導の運営体制を確立する予定です。


❖ 質問30:Cardanoが高速なファイナリティを持つブリッジを実現するには?

回答:

Ouroboros Parisの導入が鍵です。必要であれば自費ででも実装を進める決意があります。


❖ 質問31:未請求ADA問題に関する批判についてどう思いますか?

回答:

非常に多くの誤解があり、Frustration(苛立ち)もありますが、Intersectは正しい法的助言に基づいて動きました。すべては公開監査レポートに記載される予定です。


❖ 質問32:AIによる情報モデレーションは今後どうあるべきですか?

回答:

AIと人間のハイブリッド型モデレーション体制を構築中です。誤情報や誹謗中傷を減らすために必要不可欠なステップだと考えています。


❖ 質問33:なぜ人々はホスキンソン氏を過激に批判するのか?

回答:

多くの場合、それは嫉妬や投影に基づいています。他人を攻撃することで自分を正当化しようとする現代ネット文化の歪みが背景にあります。


部)

❖ 質問34:未請求ADAをIntersectが活用した背景とは?

回答:

当初この対応はCardano財団が担うべきものでしたが、財団が行動しなかったためIntersectが代行。法的助言に基づいて「ベストエフォート」でガバナンス上必要な判断を下したとのことです。


❖ 質問35:Midnightのトークン配布モデルはどうなりますか?

回答:

Midnightは暗号資産業界で最も分散化された、透明性の高い配布モデルを採用するとしています。公平性を最重要視しています。


❖ 質問36:パートナーチェーンとCardanoの相互接続はどう実現されますか?

回答:

Ouroboros Parisによる高速ファイナリティと、再帰的SNARKによる「信頼不要なブリッジ」が基盤になります。これにより、ADAと他チェーン間の移動がスムーズかつ安全になります。


❖ 質問37:ゲームにおけるストーリーテリングの意義とは?

回答:

ゲームはユーザーに「感情」と「成長」の旅を提供するべきもの。商業的成功よりも、個人の内面を揺さぶる物語こそが本質です。


❖ 質問38:なぜ『Legends of Valor』の復刻にこだわるのですか?

回答:

幼少期に最後までクリアできなかった心残りを晴らすため。大人になってから権利を取得し、自らエンディングを完成させようとしています。


❖ 質問39:『Legends of Valor』にブロックチェーン要素は導入されますか?

回答:

はい。NMakerやBook.ioなどと提携し、NFTやデジタル特典などCardano上での活用を検討しています。


❖ 質問40:MidnightはZKゲームのような活用に適していますか?

回答:

非常に適しています。ZK(ゼロ知識証明)や選択的開示など、プライバシーを必要とする用途には最適な設計です。


❖ 質問41:『デビルズ・ペニス』とは一体何ですか?

回答:

ホスキンソン氏がルイジアナ州で体験した奇妙な出来事。青いペニス型の激辛ホットソースを買ったという、ユーモアに満ちた逸話です(実話)。


第5部)

❖ 質問42:ネット上の誹謗中傷や人格攻撃について、どう受け止めていますか?

回答:

多くの攻撃は、攻撃者自身の内面の問題(嫉妬、劣等感、怒り)の投影です。他人を中傷すればするほど、自らの人間性も失われていきます。


❖ 質問43:なぜAMAの形式を変更し、モデレーションを強化するのですか?

回答:

近年、AMAが荒らしや悪意あるコメントで機能不全に陥ることが多くなりました。今後はAIと人力のハイブリッドで健全な議論の場を守ります。


❖ 質問44:「ナルシスト」「詐欺師」などのレッテルにどう対応しますか?

回答:

それは典型的な“ガスライティング(被害者を加害者に仕立て上げる手法)”です。透明性のある監査と証拠に基づいて正当性を証明し続けます。


❖ 質問45:Cardano創設者としての現在の想いは?

回答:

完璧な人間ではなかったが、誰よりも真剣に取り組んできたことには誇りを持っている。批判されても「ビジョン」と「責任」を持ち続ける覚悟がある。


❖ 質問46:監査レポートには何が含まれる予定ですか?

回答:

Cardanoのすべてのガバナンス判断・未請求ADAの対応・ハードフォークの履歴などが詳細に記録されます。透明性を高めるための全記録です。


❖ 質問47:なぜ未請求ADA問題に踏み込む判断を下したのですか?

回答:

放置すれば数百人の正当な購入者が数百万ドル相当を失う事態になるため。日本の金融庁との信頼関係も含め、道義的責任があると判断しました。


❖ 質問48:人格否定されることへの内面的な影響は?

回答:

そのような行為は攻撃された本人だけでなく、攻撃した側の「人間性」もむしばみます。社会として共感力を取り戻す必要があります。


❖ 質問49:本物の起業家に必要な覚悟とは?

回答:

何かを“変えたい”と思うなら、全てを失う覚悟が必要です。誤解・中傷・孤立を恐れず、自らのビジョンに全力を捧げなければなりません。


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