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SIPO DRep報告「2025暫定憲法委員会の交代」提案に賛成票

SIPO DRep、「2025暫定憲法委員会の交代」提案に賛成票を投じました

〜カルダノの統治の継続性と成熟を支える判断として〜

カルダノのガバナンスにおける重要な転換点となる「暫定憲法委員会(ICC)の交代」提案に対し、SIPOはDRepとして賛成(Yes)票を投じましたことをご報告いたします。

Governance Action ID:
gov_action1g7sw0f8e8qa34lppj2erksvzf4j6e9udwaq6efslc8apdqeazygsq2spyyt

Legacy Governance Action ID (CIP-105):
47a0e7a4f9383b1afc2192b23b41824d65ac978d7741aca61fc1fa16833d1111#0

このガバナンス提案は、2025年5月から7月にかけてIntersectが主導して実施されたコミュニティ選挙の結果を、正式にオンチェーンで承認し、新たな完全選挙制による憲法委員会(CC)へと移行させるものです。

なぜSIPOは賛成したのか

暫定憲法委員会(ICC)は、カルダノ憲法の初期フェーズにおける仮の体制として、IntersectやIOG、Cardano Foundationなどの創設団体により構成されてきました。しかし、その役割はあくまで一時的なものであり、コミュニティ主導による正式な選挙を経て新体制へと移行することが、憲法にも明記されています。

今回の選挙では、コミュニティから広く立候補者を募り、DRepによる投票と監査を経て、7名の委員が選出されました。この過程は透明性が高く、かつ検証可能な仕組みによって運営され、カルダノが掲げる分散性と参加型統治の理念を体現しています。

SIPOは、この提案が承認されることで以下の重要な効果が得られると判断しました:

  • 憲法に基づいたガバナンス体制の継続性が確保されること
  • コミュニティによる意思決定の正当性が担保されること
  • ガバナンスアクション(予算配分やプロトコル変更など)における停滞リスクが排除されること
  • 分散的かつ多様な視点を持つメンバー構成により、バランスの取れた判断が期待できること

また、新憲法委員会は任期を「146エポック(約2年)」と「73エポック(約1年)」に分けて割り当てる「ステップ任期制」を導入しており、今後の更新プロセスにも柔軟性と継続性を両立させる設計がなされています。

カルダノにとっての次なる一歩

この提案が承認されなければ、Epoch 580(2025年9月6日)をもってICCの任期が終了した後、カルダノには一時的に「憲法委員会が存在しない空白期間」が生じてしまいます。このような統治機構の不在は、将来的な意思決定や財務処理、ガバナンス全体の信頼性に大きな影響を与えかねません。

SIPOはこの提案を、「単なる形式的な移行」ではなく、「カルダノが自己統治ネットワークとして成熟するための象徴的な一歩」と捉えています。

最後に

カルダノの統治は、単にツールやルールだけではなく、私たち一人ひとりの参加意識によって支えられています。SIPOは今後も、DRepとして公正かつ透明な判断を行い、カルダノの分散型未来の礎を築いてまいります。

今回のガバナンス提案に関する詳細情報は以下のリンクよりご確認いただけます。

投票履歴:https://bit.ly/CardanoCC-vote
提案詳細:https://bit.ly/ConstitutionalCommittee

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