🌓 新しい夜明け──チャールズ・ホスキンソンが語る「Midnightコミュニティ」と第4世代ブロックチェーンの誕生
2025年11月、カルダノ創設者チャールズ・ホスキンソン氏が、ワイオミングのオフィスから「Midnightコミュニティ」について語る最新動画を公開しました。
それは、プライバシーとアイデンティティの未来を見据えた、カルダノの次なる進化の宣言でした。
「第2の子供」──Midnightの誕生とコミュニティの原点
ホスキンソン氏はこの動画で、Midnightを「Cardanoに続く第二の子供」と表現しました。
MidnightはCardanoと同じDNAを持ちながらも、独自のブロックチェーンと文化を持つ新しい存在です。
「Cardanoのときに築いたもの――アンバサダープログラムやCardano Effectのような文化やビジョン。それをさらに進化させ、学びを取り入れ、より良い形でMidnightコミュニティを育てたい」と語りました。
その第一歩として、
- Midnightアンバサダープログラム
- 公式ポッドキャスト “The Night Shift”
の立ち上げを2025年1月までに開始予定。
この番組ではMidnightエコシステム全体の最新情報を毎週配信し、Cardanoの初期コミュニティ文化を彷彿とさせる活気を取り戻す構想が示されました。
プライバシーは人権──合理的な匿名性の再定義
ホスキンソン氏が何度も強調したのは「プライバシーは人間の基本的権利である」という点です。
「誰かがあなたの収入を一生追跡できる世界。
それは健全な社会ではない。
私たちは合理的なプライバシーを持つ権利がある。」
Midnightは“Selective Disclosure(選択的開示)”と呼ばれる革新的な技術を中核に据え、
必要な情報だけを安全に開示できる新しい暗号構造を持ちます。
その仕組みを活かして、匿名アンバサダー制度も導入予定。
本名ではなく暗号的証明によって信頼を示す、新しい参加モデルを実装します。
この思想は単なる技術論を超え、
「監視社会を超えて、選択的に信頼を共有できる人間中心のデジタル世界」
をつくるという哲学的ビジョンに結びついています。
“Midnight”が描く第4世代ブロックチェーン
Midnightは単なるサイドチェーンではありません。
Cardanoの「計算層」と対をなす、「プライバシー層」として構想されています。
ホスキンソン氏によれば、今後の3〜5年でMidnightは以下の進化を遂げます:
- 🔹 圧倒的スケーラビリティと量子耐性
- 🔹 レイヤー2との完全な相互運用性
- 🔹 完全準同型暗号(FHE)やマルチパーティ計算(MPC)の統合
- 🔹 プライバシーを扱う統一スタックの実現
これにより、医療記録、サプライチェーン、広告、エージェントAIなど、
「データを守りながら共有する」ことが求められるあらゆる産業に新たな可能性が開かれます。
ホスキンソン氏はこれを「暗号業界が成し遂げる最後の橋」と呼び、
TradFi(従来金融)からDeFi(分散型金融)へ人々を渡すための“最後の一歩”だと述べました。
Bitcoin × Cardano × Midnight──三位一体で創る新社会のルール
動画の終盤でホスキンソン氏は、未来を象徴する構図を提示します。
「Bitcoinは“価値の層”、
Cardanoは“計算の層”、
そしてMidnightは“プライバシーの層”だ。」
この三つが一体となることで、
数億人規模の人々が利用できる国レベルのアプリケーションを構築できる。
それは、人々の権利を守り、法の支配と客観的現実を保証する仕組みになる――と彼は語ります。
また、LeiosやHydra、Cardano憲法(CIP-1694)を通して築かれてきたガバナンスの進化も、
この新しいトリニティ(三位一体)を支える基盤として位置づけられました。
そして「夜の番人たち」へ
ホスキンソン氏は動画の最後で、
Midnight Summit(2025年11月17日・ロンドン)への参加を呼びかけ、
次のように締めくくりました。
「海は荒く、風は強い。
それでも星の位置は正しい。
あなた一人ひとりに、果たすべき役割がある。
私たちは共に約束の地へたどり着くだろう。」
Midnightは、Cardanoが掲げてきた「信頼なき世界に信頼を取り戻す」という理想を、
プライバシーという新しい形で体現しようとしています。
それは、誰もが夜の静けさの中で安心して語り、
互いを信じ合える世界を再び取り戻すための“夜の革命”です。
Midnightは単なるサイドチェーンや技術プロジェクトではなく、
「プライバシーと社会的信頼の再構築」という哲学を体現するカルダノの新しい挑戦です。
その文化の始まりを告げるのが、この「Midnight Community」スピーチでした。
以下はチャールズ・ホスキンソン氏動画「Midnight Community」を翻訳したものです。
チャールズ・ホスキンソン氏動画「Midnight Community」全翻訳
こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。
ここワイオミングの荒々しい大地からライブでお届けしています。
コーヒーを片手に、短いビデオを撮りたくなりました。
今日は「Midnightコミュニティ」について少し話したいと思います。
素晴らしい話題がたくさんあります。
今、ステージにも正式に追加されていると思います。
皆さん、ちゃんと見えていますか?
さて、「Midnight」は非常に順調に進んでいます。
ちょっとボタンを押し間違えましたが(笑)、本当に良い調子です。
実際、私たちは「Midnight」の正式リリースに非常に近づいています。
11月17日に開催される「Midnight Summit」では、ロードマップやリリースまでの流れについて話す予定です。
Cardanoを立ち上げたときと同様に、「Midnight」にも段階的なプロセスがあります。
ただし今回は、長期的なロードマップを短期間に凝縮し、明確に定義されたプロセスとしてまとめました。
全体で4つのフェーズがあります。
そのすべてについてはMidnight Summitで説明しますが、今はネタバレしないようにしておきましょう。
11月17日を楽しみにしてください。
結論から言えば、「今年中に最初のフェーズが始動する」ということです。
そして当然のように、よく聞かれる質問があります。
「Midnightコミュニティのメンバーであるとはどういう意味ですか?」というものです。
Cardanoとつながってはいますが、Midnightは独自のブロックチェーンであり、独自の文化を持っています。
たとえるなら、IGONやSnekのファンであるようなものです。
どこかでCardanoと関係しながらも、別の個性を持っているのです。
Cardanoの“父”として私はCardanoを作りました。
そしてMidnightの“父”として、今また新しい子供を迎えようとしています。
まさに「第二子が生まれる」瞬間です。
とてもワクワクしていて、胸が高鳴っています。
Cardanoでは素晴らしい取り組みを多く行いました。
たとえば「Cardanoアンバサダープログラム」や「The Cardano Effect(ポッドキャスト)」のように、
強力なロードマップ、ビジョン、文化を築き上げることができました。
Midnightにおいては、Cardanoから多くの教訓を得ています。
ちょうど二人目の子供を育てるように、最初の子供のときに犯した失敗から学んで、
同じ間違いを繰り返さないようにするものです。
私たちは多くの教訓を得ました。
そして今回は「コミュニティとの関わり方」を原点に立ち返って再構築したいと考えています。
今回は「フレンドリーな財団」が存在し、
協力的なエコシステムがあります。
過去にあったような落とし穴やレガシーの制約がないため、
より体系的で、より良い形で進めることができます。
特に始めたいのは、「Midnightアンバサダープログラム」と「Midnightポッドキャスト」です。
ポッドキャストのタイトルは「The Night Shift(ナイトシフト)」としたいと思っています。
毎週、Midnightエコシステム全体について取り上げ、
今何が起きているのか、どんな進展があるのか、
誰がどんな活動をしているのかを紹介し、
コミュニティ全体を照らし出す番組にしたいのです。
このポッドキャストは来年1月には始めたいと考えています。
そして「Midnightアンバサダー」については、
Cardanoのアンバサダープログラムを基に、
これまでの学びを活かしながら進化させていきます。
さらに「Midnight」では、選択的開示(Selective Disclosure)技術を活かして、
匿名のアンバサダーを設けることも可能になります。
これを2つのフェーズで展開します。
まずは「公開アンバサダー」から始め、
次に「プライベート(匿名)アンバサダー」を導入します。
その中では、システム全体の力を示す一例として、
別名(エイリアス)による「証明可能な活動」を体験できるようにする予定です。
Zcashは今年、価格が1000%以上も上昇しました。
この分野は飛躍的に成長しており、
いま暗号資産業界全体が「プライバシー・コインの価値」に目を覚ましつつあります。
人々はようやく理解し始めています。
合理的なプライバシーを持つこと、
自分自身のアイデンティティを所有すること、
そして世界的な監視から自らを守る力を持つこと――
これらの概念こそが、極めて重要であるということを。
この問題を業界全体として乗り越えなければなりません。
私は、すべてのステーブルコイン取引が追跡されている現状に
まったく安心感を覚えません。
また、自分の収入額や財産が
世界中の誰からも永遠に見られるような社会にも違和感を覚えます。
私たちは、社会の中で「プライバシーを持つ人間の権利」を
当然のものとして認められるべきです。
もちろん、選択的な開示(Selective Disclosure)が必要な場面もあります。
しかし、根本的な「プライバシーの権利」は
常に守られるべきです。
そして実際、「Midnight」が構築しているものは、
単なる選択肢のひとつではなく、
進化の過程で最終的には唯一無二の選択肢となるでしょう。
なぜなら、Midnightの技術は他の追随を許さないほど
先進的だからです。
このプロジェクトでは、多くの革新的なアイデアが融合しています。
私たちは「Midnight独自のコミュニティ」を構築する必要があります。
それは、単にプライバシーを大切にする人々だけでなく、
それを知的に語り、
その意義をインフラや医療記録、サプライチェーン、
ステーブルコイン、その他何千ものユースケースで説明できる人々の集まりです。
よく考えてみてください。
世界中のあらゆる人が、永遠に参照可能で改ざん不能な形で
ブロックチェーン上に情報を記録するのが
本当に「良いこと」でしょうか?
もちろん、ブロックチェーンの価値――
耐改ざん性、分散化、検閲耐性といった特性――は不可欠です。
しかし同時に、「プライバシー」も必要なのです。
この2つを両立させるために「Midnight」は存在しています。
もしCardanoがMidnightの立ち上げに成功すれば、
それはCardanoが自らと同等の価値を持つブロックチェーンを
新たに生み出すという意味になります。
すなわち、Cardanoは
100億ドル、200億ドル規模の新プロジェクトを立ち上げるに
ふさわしいプラットフォームであることを
世界に証明することになるのです。
そして業界全体がそれを目にし、
Cardanoを「Midnightの奇跡を再現できる場所」として
語るようになるでしょう。
私はCardanoエコシステムのすべての人々、
そして新たに加わるすべての仲間に、
この物語の一部になってほしいと願っています。
これからの90日間、私たちは共に歩みます。
文化を築き、
情報チャンネルを整備し、
私自身も全行程に関わります。
本当に楽しみでなりません。
これから毎週、
公式のMidnightチャンネルで
スペースやAMA(Ask Me Anything)などを開催する予定です。
ロジスティクス(運営)はこれから整えますが、
私はどこにいても必ず時間を作ります。
もし私に質問があれば、ぜひ直接話しかけてください。
私もコミュニティの仲間たちと共にそこにいます。
そして、これからの90日間で
「Midnightコミュニティの一員であるとは何を意味するのか」を
一緒に考えていきましょう。
私たちは文化を作り、対話し、学び合います。
今は本当にワクワクする時期です。
そしてこの物語を、
暗号資産業界だけでなく、
これからこの分野に入ってくる新しい人々にも
伝えていきたいと思います。
Midnightは「第4世代」――
選択的開示と合理的プライバシーをもたらす新しい時代です。
そしてこれを、協調的な方法で実現するのは
史上初のことです。
Midnightは、あなたがどこから来たかを問いません。
キャパシティ・エクスチェンジ(Capacity Exchange)と
クロスチェーン・アプリケーションの概念によって、
ETHでも、BTCでも、SOLでも、ADAでも支払いが可能です。
つまり、Web2とWeb3の両方が共存し、
誰もが安心して協働できる場所――
それがMidnightです。
そして「合理的プライバシー」を
実際の活動の中に組み込むことができるのです。
これからの3〜5年間のMidnightのロードマップを見据えると、
そこには驚くべき進化が待っています。
驚異的なスケーラビリティ、
レイヤー2ソリューションとのシームレスな相互運用性、
量子耐性、
次世代フォールディング方式、
完全準同型暗号(Fully Homomorphic Encryption)や
マルチパーティ計算(MPC)といった
プライバシー強化技術の統合など――
それらすべてを一つの統一されたスタックにまとめ上げ、
誰もが「プライバシーの扱い方」を直感的に理解できる
ターンキー型のライブラリとして提供することを目指しています。
これは、おそらく暗号業界史上「最も重要な取り組み」になるでしょう。
なぜなら、これは業界が成し遂げるべき「最後の課題」だからです。
それは、トラディショナル・ファイナンス(TradFi)からDeFiへと
人々を渡す“橋の最後の一歩”であり、
この最後の部分を落とすわけにはいきません。
私たちはこの段階で失敗してはならないのです。
この15年以上、
私たちは世代ごとに戦い、学んできました。
分散化を実現する方法を学び、
スマートコントラクトを構築する方法を学び、
スケーリングと相互運用性、
そしてガバナンスの仕組みを確立してきました。
次に学ぶべきは――
合理的なプライバシーの構築、
選択的開示の活用、
そしてアイデンティティを暗号空間に導入する方法です。
それが成し遂げられれば、
国家も企業も個人も、
安心してブロックチェーン上で活動できるようになります。
暗号数学的な保証によって、
自分たちの人権とビジネス上の権利が
尊重され、守られ、
そしてトランザクションと同じく不変である――
そのことを信頼できる時代が来るのです。
11月は非常にエキサイティングな月になるでしょう。
私にとっても、これほど嬉しい誕生日プレゼントはありません。
まさに「新しい存在の誕生」を目撃している気分です。
年末に向けて、Midnightの未来を見据えるなかで、
私は多様なエコシステムや地域、背景を持つ
新しいMidnightアンバサダーたちと
協力できることを心から楽しみにしています。
また、「The Night Shift」――
Midnightエコシステム全体を語る
象徴的なポッドキャスト――が
やがてこの分野の“標準的な情報源”になることを期待しています。
そして、皆さんが創り出す
革新的でワクワクするようなプロジェクトを
見るのを楽しみにしています。
Ethereum時代の喜びのひとつは、
毎週のように誰かが新しいアイデアを思いつくことでした。
私がEthereumにいた頃、
「Decentral」という拠点で活動していたアンソニー・ディイオリオが、
ドアロックをEthereumのスマートコントラクトに接続したのを覚えています。
トランザクションを送るだけで
ドアをロックしたり、解除したりできるという仕組みでした。
当時は小さな試みでしたが、私にとっては衝撃的でした。
なぜなら、それは「ブロックチェーンが現実世界の物理的なもの――
たとえばドア――と通信できる」ことを初めて証明した瞬間だったからです。
そこから想像が広がります。
自販機と話せるかもしれない。
車やロボットとも通信できるかもしれない。
スマートコントラクトが、
物理世界の自律的制御層として機能する――
その可能性を見たのです。
EthereumもCardanoも、
その後何万もの新しい概念を生み出し、
ブロックチェーン産業全体を前進させてきました。
そして今、私たちは
「合理的プライバシー」と「選択的開示」を
まったく同じように見ています。
新しいタイプのビデオゲーム、
サプライチェーン、
医療記録システム、
広告テクノロジー、
エージェント型ワークフローなど――
これらの多くは、
まだ暗号空間に本格的に入っていません。
なぜなら、それらには根本的に必要な「プライバシー基盤」が
これまで存在しなかったからです。
しかし、これからの90〜180日で
Midnightのローンチロードマップが進行し、
すべてが稼働し始めれば、
これらの可能性が次々と現実のものになります。
そして、世界中の何千人もの人々が
自分たちの夢を形にしていくでしょう。
それは魔法のように美しく、
真に驚くべき瞬間です。
この新しい時代の「誕生の現場」に立ち会えることを
私は心から誇りに思います。
そして、この夢に6年以上にわたって
全力で取り組んできた
Input Output Group、Shieldedチーム、
すべての関係者を代表して、
皆さんの支援、忍耐、信頼、
そして「より良い世界を作れる」と信じ続けてくれたことに
心から感謝します。
この道のりは決して容易ではありませんでした。
インフラを整え、ロードマップを描き、
多くの人材を集め、
2025年以降のトークンローンチ方法を模索し、
複雑で時に厄介な環境を切り抜けてきました。
暗号業界には数多くの失敗、詐欺、混乱がありました。
この分野は、ときに天にも昇るような高揚感を与え、
ときに容赦のない落胆をもたらします。
それでも、私たちがここまで来られたのは、
「この分野が単なる技術領域ではなく、
人々の権利、夢、希望の集積体だから」です。
その共通点はただひとつ――
「人類はもっと良くなれる」と信じる心です。
明日は今日よりも良くできる。
客観的な現実、明確なルール、
そして公正な経済・政治・社会システムを築ける。
それこそが、私たちが信じてきたことです。
Cardanoの歩みを振り返って学んだことの一つは、
とくにCIP-1694(カルダノ憲法)とガバナンス誕生の過程を通して、
「人を信じる」ことの大切さです。
人々に機会を与えれば、
多くの場合、彼らは本当に素晴らしいことを成し遂げます。
人々は協力し、力を合わせ、
より良いものを創り出します。
そして、これから私たちが向かう未来――
Midnightの時代、
“プライバシー世代”、
“選択的開示世代”――
そこでもまったく同じ原理が働くでしょう。
これから数多くのアンバサダーが現れ、
数えきれないほどの素晴らしいDAppが構築され、
新しく革新的なテクノロジーが次々と誕生していきます。
それはWeb3の世界を根本から変革し、
やがてトラディショナル・ファイナンス(TradFi)をも
覆していくことになるでしょう。
この3〜5年のあいだに、
私たちはEthereumやCardanoにも匹敵する、
あるいはそれ以上に大きな「誕生の瞬間」を
目撃することになるはずです。
それは私にとって本当に特別で、
どこか魔法のような出来事です。
ビットコインに居場所があるように、
Cardanoにも確かな居場所があります。
Cardanoはどこにも行きません。
ビットコインも同じです。
むしろビットコインは、
人類史上最も価値ある資産の一つとして
今も進化を続けています。
そしてCardanoにもまだ多くのアップグレードが控えています。
たとえば来年登場する「Ouroboros Leios」は、
スループットを50〜60倍向上させる見込みです。
Cardanoは今もなお、
「分散型ガバナンスの大実験」として
人類史上最大規模の挑戦を続けています。
Cardano憲法の発展、
投票の仕組みの進化、
イノベーションの促進、
スマートコントラクトモデルの改良――
そのすべてが今も進化の途上にあります。
私は、Cardanoの運命は
ビットコインの成長と切っても切れない関係にあると考えています。
Bitcoin DeFiの発展によって、
今後数十億ドル規模の価値が
Cardanoエコシステムに流入してくるでしょう。
(おそらくは数百億ドル規模になるかもしれません。)
そのとき初めて、
ビットコインの上に「開発レイヤー」を築くことが可能になります。
つまり、ビットコインが完全なシステムとなり、
第三世代ブロックチェーンへ橋渡しされるのです。
そして、MidnightをCardanoとビットコインの両方と統合することで、
私たちは社会のルールを再構築するための
“社会的トリウムビラート(三位一体体制)”を手にすることになります。
- ビットコインは「価値の層」
- Cardanoは「計算の層」
- Midnightは「プライバシーの層」
この三つが一体となれば、
数億人規模の人々が利用できる
国家レベルのアプリケーションを構築できるようになります。
そしてそれらは、
人々の人権を根底から守り、
法の支配と客観的現実を
全員に保証する仕組みになるでしょう。
これこそが、私の人生の仕事そのものです。
私はビットコインの世界から始まり、
Cardanoの世界に進み、
そして今、Midnightの世界にいます。
それでも原点は変わりません。
私たちは今もビットコインの空間にいます。
Bitcoin DeFiに取り組んでいます。
Cardanoの空間にもいます。
そして今、第二の子供であるMidnightの時代を迎えています。
こうして新しい世界が現実の視野に入っているというのは、
本当に胸が熱くなることです。
その新しい世界とは――
あなた自身が主導権を握る世界です。
仲介者がいなくなり、
そして私たちが再び互いを信じ合える世界です。
その実現を助けるのが、ブロックチェーンなのです。
人類が「客観的な現実・真実・信頼」に基づいた世界へ戻れたなら、
どれほど前進できるか、
どれほど豊かな生活を送れるか――
想像するだけでワクワクします。
この6年間、
支援してくださった皆さんに、
心から感謝しています。
愛と信頼、そして辛抱強い支えをありがとうございました。
皆さんをMidnight Summitにご招待します。
11月17日、イギリス・ロンドンで開催されます。
可能な限り多くの方にお会いできることを願っています。
その場で未来について語り合い、
すべてのスイッチをオンにしていきましょう。
Cardanoのときと同じように、
一緒に歩みましょう。
船は強く、
海は荒く、
風は厳しいかもしれません。
けれど、星の位置は正しい。
そして、あなた一人ひとりに
この旅で果たすべき役割と目的があります。
私たちは共に「約束の地」へ辿り着くでしょう。
心から、ありがとう。
























