2026年、暗号市場は「第4世代」へ──ホスキンソンが語るintents革命と〈プライバシー×コンプラ×流動性〉の必須三角形

第0章|序論:2026年は「強気相場」ではない──それでも、なぜ“希望の年”なのか
2026年が幕を開けました。
年初の暗号市場を見渡すと、正直なところ「分かりやすい強気相場が来た」とは言いづらい状況です。ビットコインは依然として強さを保っている一方で、アルトコイン市場は全体として盛り上がりに欠け、かつてのような熱狂は戻ってきていません。
リテール投資家の姿は少なく、取引量も限定的。
「結局、今回はブルが来ないのではないか」
そんな空気感が、市場全体を覆っているようにも見えます。
しかし、こうした状況に対して、チャールズ・ホスキンソン氏は一貫して明確な立場を取っています。
彼は、2026年を「単純な強気相場の年」として語ること自体が間違っていると、繰り返し指摘してきました。
彼の視点では、今起きているのは価格の上下ではありません。
起きているのは、暗号市場そのものの構造変化です。
ホスキンソン氏の言葉を借りるなら、
2026年は「ブル」ではなく、リセットの年です。
ただし、それは悲観的な意味でのリセットではありません。
むしろ彼は、こう語っているように見えます。
古い前提が壊れたからこそ、
次の世代に進む余地が、ようやく生まれた。
では、何が壊れたのでしょうか。
それは単に、LUNAやFTXといった事件だけではありません。
壊れたのは、
- 暗号市場は「誰のためのものなのか」という前提
- 規制と共存できるという期待
- 技術がそのまま社会実装につながるという幻想
こうした市場の土台にあった暗黙の前提そのものです。
そして同時に、
いま何かが静かに入れ替わろうとしている兆しも見え始めています。
- 価格よりも、使われ方が問われるようになってきたこと
- 技術よりも、体験(UX)が重視され始めたこと
- 理念よりも、制度との接続が避けられなくなったこと
これらはすべて、「次の世代」に向かうための前触れだと考えられます。
ここで一つ、重要な問いが浮かび上がります。
なぜ、この文脈でCardanoやMidnightの話が出てくるのか。
そしてなぜそれが、「特定のチェーンの話」ではなく、
暗号市場全体の話として語られる必要があるのか。
本稿では、ホスキンソン氏の二つのインタビューを手がかりに、
- 何が壊れたのか
- 何が入れ替わろうとしているのか
- そして「第4世代」と彼が呼ぶ新しい段階において、 暗号市場に本当に必要な条件とは何なのか
を順を追って整理していきます。
2026年は、派手な強気相場の年ではないかもしれません。
しかし、次の10年を決める設計図が描き始められる年であることは、間違いなさそうです。
ここから先は、価格ではなく構造の話です。
そして、その構造変化の中心に、なぜCardanoとMidnightという名前が浮かび上がってくるのか──
その理由を、丁寧に読み解いていきたいと思います。
参考:チャールズ・ホスキンソン氏インタビュー動画
“I Lost $2.5 Billion While The Government Destroyed Crypto Investors” | Charles Hoskinson
Hoskinson Slams Trump’s Crypto Involvement and David Sacks’ Leadership
第1章|2026年=「リセット」とは何がリセットされるのか──価格ではなく、市場構造そのもの
2026年を「リセットの年」と呼ぶとき、
多くの人はまず価格を思い浮かべるかもしれません。
「前回の高値を超えるのか」
「アルトシーズンは来るのか」
「いつ爆発的な上昇が始まるのか」
しかし、ホスキンソン氏が語るリセットは、
そうした価格の話とは次元が違います。
彼が見ているのは、
暗号市場を支えてきた“構造そのもの”が、すでに壊れているという現実です。
まず、最も分かりやすい変化は参加者の入れ替わりです。
かつて暗号市場を牽引していたのは、
個人投資家、いわゆるリテールでした。
新しいチェーン、新しいDeFi、新しい物語が登場するたびに、
期待と熱狂が市場を押し上げてきました。
ところが現在、その姿はほとんど見えません。
残っているのは、
- ETFを通じてビットコインにアクセスする機関資本
- 規制に適合した形でのみ動ける大口プレイヤー
- そして、様子見を続ける大多数の一般層
市場は確かに存在していますが、
かつての“参加型市場”ではなくなっているのです。
次にリセットされたのは、
「暗号は自然に社会実装される」という期待です。
数年前まで、暗号業界にはどこか楽観的な空気がありました。
- 技術が優れていれば、いずれ使われる
- 分散していれば、正義である
- 規制は後から追いつく
しかし現実は違いました。
技術がどれだけ優れていても、
UXが複雑すぎれば使われません。
理念がどれだけ正しくても、
制度と接続できなければ広がりません。
LUNAやFTXといった事件は、その象徴にすぎません。
本当に壊れたのは、
「放っておけばうまくいく」という幻想だったのです。
さらに重要なのが、
暗号市場の「中立性」が失われたという点です。
暗号資産は本来、
国家や政治から距離を置くことで価値を持ってきました。
ところが近年、
特定の政党、特定の国、特定の政治的物語と強く結びついたことで、
市場は分断されてしまいました。
結果として起きたのは、
- 規制明確化への期待と失望の繰り返し
- 政治イベントに振り回される価格形成
- 技術そのものよりも「誰が推しているか」が語られる状況
これは、健全な市場構造とは言えません。
ホスキンソン氏が「壊れた」と表現しているのは、
まさにこの部分です。
では、何が入れ替わろうとしているのでしょうか。
彼の発言を丁寧に追っていくと、
次のような変化が見えてきます。
- 価格主導の物語から、利用前提の設計へ
- 投機中心の市場から、実需を前提とした市場へ
- 技術オタク向けの世界から、一般層が意識せず使える世界へ
つまり、
「上がるかどうか」ではなく、
「使われる前提になっているかどうか」が問われる段階に入った、ということです。
ここで重要なのは、
このリセットが「終わり」ではなく、始まりだという点です。
古い前提が壊れたからこそ、
- UXを本気で作り直す余地が生まれ
- プライバシーと規制を両立させる議論が現実味を帯び
- 暗号が再び“誰のための技術なのか”を問い直せる
そんな段階に入った、と彼は見ているのです。
だからこそ、
ホスキンソン氏は2026年を悲観していません。
彼にとってこの年は、
暗号市場が「次の世代」に進むための、更地が整った年なのです。
次章では、
なぜこのリセットが「政治」というテーマと深く結びついているのか、
そしてなぜ彼がこれほどまでに“政治化”を警戒するのかを掘り下げていきます。
第2章|政治が暗号市場を壊した理由──「American Crypto化」という致命的ミス
暗号市場がリセットされた理由を語るうえで、
ホスキンソン氏が最も強い言葉を使って批判しているのが、
「政治との距離の取り方を誤ったこと」です。
彼は決して、
「政府は敵だ」と言っているわけではありません。
また、「規制は不要だ」と主張しているわけでもありません。
問題だと指摘しているのは、
暗号市場が“政治的な物語”に取り込まれてしまったことです。
その象徴が、彼の言うところの
「American Crypto化」です。
暗号資産は本来、
国籍や政党、イデオロギーを超えて使われることに価値があります。
誰が使っても同じルールで動き、
誰の許可もいらず、
どこからでもアクセスできる。
それが、暗号の中立性でした。
ところが近年、
暗号は次第に「アメリカ政治の一部」として語られるようになります。
- 特定の政党が「暗号に理解がある」とアピールする
- 特定の候補者が「暗号を救う」と約束する
- 市場が選挙や発言に一喜一憂する
一見すると、
これは暗号業界にとって追い風のようにも見えました。
しかしホスキンソン氏は、
ここに致命的な落とし穴があったと見ています。
政治の世界では、
誰かが味方になれば、
同時に誰かが敵になります。
暗号が「アメリカの、しかも特定陣営の技術」として語られた瞬間、
それは中立なインフラではなく、
政治的な道具になってしまいました。
結果として何が起きたか。
- 暗号に懐疑的な側からの反発が強まる
- 規制議論が技術ではなく感情で進む
- 本来は業界全体のための制度設計が、政争の材料になる
これは、暗号市場にとって最悪のシナリオです。
ホスキンソン氏が
「暗号に“国籍”を持たせてはいけない」
と繰り返す理由は、ここにあります。
さらに問題だったのは、
**政治的期待が“結果を急がせた”**ことです。
選挙や政権交代に合わせて、
- すぐに規制が明確化される
- すぐに市場が回復する
- すぐにリテールが戻ってくる
そんな空気が醸成されました。
しかし現実には、
法律や制度はそんなスピードでは動きません。
ルール作りには時間がかかります。
合意形成にも、検証にも、調整にも年単位の時間が必要です。
期待だけが先行し、
実態が追いつかなかった結果、
市場には失望と不信感だけが残りました。
ホスキンソン氏が
「政治は市場を救うどころか、むしろ壊した」
と語る背景には、こうした経緯があります。
ここで重要なのは、
彼が「政治と関わるな」と言っているわけではない点です。
彼の主張は、もっと冷静で現実的です。
- 政治と距離を取れ ではなく
- 政治に“依存”するな
暗号市場が政治の結果待ちになった瞬間、
技術の進化も、プロダクトの改善も止まります。
そして何より、
「自分で考え、使う」はずだったユーザーが、
傍観者になってしまう。
それこそが、
この数年で起きた最大の損失だったのかもしれません。
では、政治と完全に切り離せばいいのでしょうか。
ホスキンソン氏の答えは、明確にノーです。
次章では、
彼がなぜ「政治を排除する」のではなく、
「政治化を無力化する」という立場を取っているのか。
そして、そのために
なぜ標準化やKPIといった、一見地味な話を重視しているのかを
掘り下げていきます。
第3章|ホスキンソンの真意──政治を排除するのではない、“政治化を無力化”せよ
ここまで見てきたように、
ホスキンソン氏は「政治が暗号市場を壊した」とかなり厳しい言葉で語っています。
ただし、その発言を表面的に受け取ってしまうと、
彼の本当の立場を見誤ってしまいます。
彼は反政府でもなければ、
無規制主義者でもありません。
むしろ彼の立ち位置は、
「政治は避けられない。だからこそ、政治が市場を壊せない構造を作れ」
という、非常に現実的なものです。
この章では、その“真意”を掘り下げていきます。
まず押さえておくべきなのは、
チャールズ・ホスキンソン氏が本当に問題視しているのは「政治そのもの」ではない、
という点です。
彼が批判しているのは、
政治が関与することで必然的に生じる、次のような構造です。
- 技術的な是非ではなく、政党間の力関係で物事が決まる
- 明確な基準がないため、ロビー活動が成果を左右する
- 成功・失敗の評価ができず、「やった感」だけが残る
この状態を、彼ははっきりと嫌っています。
なぜなら、
それは市場でも競争でもなく、単なる政治ゲームだからです。
そこで彼が提示しているのが、
「政治を排除する」のではなく、
「政治化を無力化する」という考え方です。
一見すると分かりづらいですが、
この違いは非常に重要です。
政治を排除しようとすると、
- 規制当局と敵対する
- 制度設計の議論から外される
- 結果として“裏口”で決まったルールを押し付けられる
という、最悪の結果を招きます。
一方で、
政治化を無力化するとはどういうことか。
それは、
政治が口出しできる余地を、技術と基準で減らす
という発想です。
ホスキンソン氏が、
やたらと「標準」「基準」「KPI」という言葉を使うのは、
まさにこのためです。
たとえば、政府がブロックチェーン技術を採用するとき。
もしそこに明確な技術基準がなければ、
- 誰と仲がいいか
- 誰が影響力を持っているか
- どれだけ政治的に“正しいか”
といった、技術とは無関係な要素で判断されてしまいます。
しかし、
- 分散性はどう測るのか
- セキュリティはどう証明するのか
- 性能はどの条件下で比較するのか
こうした基準が事前に定義されていれば、
少なくとも「完全な政治判断」にはなりにくくなります。
彼がNIST(米国標準技術研究所)のような
中立的な技術官僚組織を重視する理由も、ここにあります。
さらに彼は、
「KPIがない政策は、必ず失敗する」
という点を何度も強調しています。
成功か失敗かを測れない政策は、
- 誰も責任を取らない
- 改善もされない
- 結果的に、業界も社会も疲弊する
暗号規制をめぐる混乱は、
まさにこの典型例だと彼は見ています。
だから彼は、
- 何を達成したいのか
- それが達成されたかどうかをどう測るのか
を、最初に決めるべきだと言うのです。
これは政治論というより、
エンジニアとしての発想に近いものです。
この視点に立つと、
彼の発言の中にあった“矛盾”が、むしろ一本につながってきます。
- 政治に近づくな、と言いながら
- 政府調達や制度設計の話をする
この二つは矛盾ではありません。
「政治の土俵に乗るなら、技術のルールで戦え」
それが、ホスキンソン氏の一貫した姿勢です。
そしてこの考え方は、
次に出てくる「第4世代ブロックチェーン」の話へと自然につながっていきます。
なぜなら、
- intents
- プライバシー
- コンプライアンス
- 流動性
といった要素は、
単なる技術トレンドではなく、
政治や制度が市場を壊さないための“防波堤”
として設計されているからです。
次章では、
いよいよその核心である、
第4章|第4世代ブロックチェーンの必須要件
──intents革命と〈プライバシー×コンプラ×流動性〉の三角形
に進みます。
ここから先は、
「思想」ではなく、
具体的に“何が必要なのか”の話になります。
第4章|第4世代ブロックチェーンの必須要件──intents革命と〈プライバシー×コンプラ×流動性〉の三角形
ここまでで見てきたように、
ホスキンソン氏が問題にしているのは、
「価格が上がらないこと」でも「規制が厳しいこと」でもありません。
彼が本当に問いかけているのは、
暗号市場は、次の段階に進むための“条件”を満たしているのか
という点です。
その答えとして彼が示しているのが、
いわゆる「第4世代ブロックチェーン」という考え方です。
この第4世代を理解するうえで、
避けて通れないのが intents革命、
そして 〈プライバシー×コンプラ×流動性〉の三角形です。
4-1|intents革命とは何か
──「どうやるか」ではなく「何をしたいか」
従来のブロックチェーンは、
ユーザーに多くのことを要求してきました。
- どのチェーンを使うのか
- どのウォレットを選ぶのか
- ガス代はいくらか
- トランザクションの順番や失敗リスクはどうか
正直に言えば、
普通の人が直感的に使えるものではありませんでした。
ホスキンソン氏がよく使う
「スターバックスの例え」は、この問題を端的に表しています。
私たちはコーヒーを買うときに、
- クレジットカードの決済ネットワーク
- 為替処理
- 店舗システム
などを意識しません。
ただ「コーヒーを一杯ください」と言うだけです。
intents革命とは、
この状態を暗号でも実現しよう、という発想です。
ユーザーは、
- 「送金したい」
- 「交換したい」
- 「運用したい」
という意図(intent)だけを表明する。
その裏側の処理は、
システムが最適に引き受ける。
これが第4世代の出発点です。
4-2|なぜプライバシーが不可欠なのか
──intentsは“丸見え”では成立しない
intents革命が本格化すると、
新しい問題が浮かび上がります。
それは、
意図が他人に見えてしまうこと自体がリスクになる
という点です。
たとえば、
- どの価格で買いたいのか
- どの資産を、どの条件で動かしたいのか
こうした情報が公開されたままでは、
ユーザーは常に不利な立場に置かれます。
MEV(最大抽出可能価値)や、
取引の先回りといった問題は、
すでに現実のものになっています。
つまり、
intentsがある世界では、
プライバシーは「自由の問題」ではなく、
公正さの問題になる。
ということです。
ホスキンソン氏が語るプライバシーは、
「すべてを隠す」という意味ではありません。
必要なときに、
必要な範囲だけを証明する。
それ以外は、できるだけ明かさない。
この合理的なプライバシーがなければ、
intents革命はむしろ
“搾取が高度化した世界”になってしまいます。
4-3|なぜコンプライアンスが不可欠なのか
──現実世界と接続するための条件
一方で、
プライバシーだけを強化すれば解決するかというと、
そう単純でもありません。
暗号が本当に社会に広がるためには、
- 企業
- 金融機関
- 行政
- RWA(現実資産)
と接続せざるを得ません。
そのとき、
「完全匿名」「一切の開示なし」では、
参加できない主体が大量に生まれてしまいます。
ここで重要になるのが、
コンプライアンスの考え方を変えることです。
ホスキンソン氏が語る
smart complianceとは、
- 人間の判断
- 書類
- 事後チェック
に依存する従来型のコンプラではなく、
- ルールをコード化し
- 条件を満たしているかどうかを
- 検証可能な形で証明する
というアプローチです。
これにより、
- 規制の目的は満たす
- しかし、過剰な監視はしない
というバランスが可能になります。
4-4|流動性がなければ、すべては机上の空論
そして、
この三角形の最後の一辺が流動性です。
どれだけ優れたUXがあり、
どれだけ洗練されたプライバシーとコンプラがあっても、
使える流動性がなければ市場は成立しません。
ここで重要なのは、
「新しいチェーンがすべての流動性を集める」
という発想を捨てることです。
第4世代では、
- 既存チェーンの流動性を活かし
- それらを横断的につなぎ
- “使えなかった理由”だけを取り除く
という設計が求められます。
第4世代の本質
ここまでを整理すると、
第4世代ブロックチェーンの必須要件は明確です。
- intentsによるUXの再設計
- プライバシーによる取引の公正性
- コンプライアンスによる現実世界との接続
- 流動性による実用性の確保
この四つが、
どれか一つでも欠ければ成立しません。
ホスキンソン氏が語っているのは、
新しい流行や一時的な技術トレンドではなく、
暗号が次の10年を生き延びるための“最低条件”なのです。
次章では、
この条件を踏まえたうえで、
なぜCardanoが「次の世代の土台」として再評価されつつあるのかを
具体的に見ていきます。
第5章|Cardano戦略の再定義──なぜ“遅かったチェーン”が、次の主役候補になるのか
ここまで読んでくると、
多くの人がこう感じているかもしれません。
「第4世代の条件は分かった。
でも、それとCardanoは本当に結びつくのか?」
実際、Cardanoは長いあいだ
“遅いチェーン”
“理論先行で実用が弱い”
と評されてきました。
その評価自体、間違っていたとは言いません。
しかし、ホスキンソン氏はその点を否定せず、むしろ認めた上で、
こう問い直しています。
では、なぜそれでもCardanoなのか?
5-1|分散ガバナンスは「理想」ではなく「前提条件」
第4世代ブロックチェーンの議論において、
ホスキンソン氏が最初に持ち出すのが
分散ガバナンスです。
これまで分散性は、
どちらかと言えば“理念”として語られてきました。
- 中央集権は良くない
- 分散は正義だ
しかし第4世代の文脈では、
分散性は道徳ではなく、構造要件になります。
理由は単純です。
intents、プライバシー、コンプライアンス、RWA。
これらを扱う世界では、
- 単一企業
- 単一国家
- 単一判断主体
に権限が集中していると、
必ずどこかで詰むからです。
規制変更、政治的圧力、企業都合。
そのたびにルールが変わる仕組みは、
「公共インフラ」にはなれません。
Cardanoが初期段階から
ガバナンスと分散性にこだわってきたのは、
この“逃げ場のなさ”を見据えていたからだと、
彼は語っています。
5-2|形式手法は「研究趣味」ではなく、AI時代の防衛線
もう一つ、
Cardanoが長年批判されてきたのが
形式手法(Formal Methods)です。
「そこまで厳密にやる必要があるのか」
「実装を早く回した方がいいのではないか」
こうした声は、
これまで何度も聞かれてきました。
しかしホスキンソン氏は、
この点について明確な危機感を示しています。
AIの進化によって、
攻撃者の能力は急速に“民主化”されつつあります。
- 脆弱性探索
- 攻撃コードの生成
- ゼロデイの発見
これらが、人間の熟練度に依存しなくなる世界では、
「後から直す」は通用しません。
だからこそ彼は、
- 仕様を先に定義し
- それが満たされていることを証明し
- その上で実装する
というCardanoの開発手法を、
AI時代における生存戦略として位置づけています。
これは堅実ですが、確かに時間がかかります。
ただし、第4世代では
壊れないことそのものが価値になる。
その前提が変わった、というのが彼の見方です。
5-3|「遅かった」からこそ、次の段階に適応できる
ここで重要なのは、
Cardanoが“遅れた”のではなく、
「前提がまだ整っていなかった」という可能性です。
- intentsが主流でなかった
- プライバシーとコンプラの議論が成熟していなかった
- RWAや制度接続が現実味を帯びていなかった
こうした環境では、
Cardanoの設計思想は過剰に見えました。
しかし今は違います。
- UXの再設計が不可避になり
- プライバシーが公正性の条件になり
- コンプライアンスが参加条件になった
この段階に来て初めて、
Cardanoの「慎重さ」が意味を持ち始めたのです。
5-4|DeFi戦略の転換──理論から統合へ
ホスキンソン氏は、
CardanoのDeFiが弱かったことについても、
はっきりと認めています。
- 流動性が足りなかった
- 統合が遅れた
- 実需に届いていなかった
ただし彼は、
それを「失敗」ではなく、
**「フェーズの問題」**として捉えています。
第4世代に向けて、
Cardanoは戦略を切り替えつつあります。
- オラクル
- ブリッジ
- ステーブルコイン
- 他チェーンとの接続
これらを前提とした
現実的なDeFi基盤の構築です。
重要なのは、
Cardanoが「すべてを自前で抱え込もうとしていない」点です。
流動性は外にある。
それをどう安全に、どう公平に、どう制度と接続するか。
その役割を担おうとしているのが、
次章で扱うMidnightです。
Cardanoは「主役」ではなく「土台」を取りに行く
ここまでを整理すると、
ホスキンソン氏が描いているCardano像は、
よくあるL1競争の文脈とはまったく違います。
- 速さで勝つ
- 話題性で勝つ
- 流行で勝つ
そうではなく、
- 分散
- 正確さ
- 持続性
を前提とした、
第4世代の“公共インフラ層”を取りに行く。
それは派手ではありません。
しかし、一度そこに入ってしまえば、
簡単には置き換えられないポジションです。
次章では、
このCardanoの上、そして外側にまたがる形で設計された
Midnight戦略について掘り下げていきます。
なぜ彼が
「MidnightはCardanoのためだけに作ったのでは意味がない」
とまで言い切るのか。
その理由が、
第4世代ブロックチェーンの完成像と
直結しているからです。
第6章|Midnight戦略の核心──プライバシーと規制を翻訳する“制度レイヤー”
Cardanoの戦略を理解したところで、
次に避けて通れないのが Midnight の存在です。
ホスキンソン氏は、このMidnightについて、
非常に強い言葉で次のような趣旨を語っています。
「MidnightがCardanoのためだけのチェーンなら、
それは最初から失敗だ」
この一言に、
Midnight戦略のすべてが凝縮されています。
6-1|Midnightは「CardanoのDeFi拡張」ではない
まず、よくある誤解をはっきりさせておきましょう。
Midnightは、
- Cardanoのサイドチェーン
- Cardano専用のプライバシーDeFi
- Cardanoエコシステムを囲い込むための装置
ではありません。
ホスキンソン氏が設計しているMidnightは、
特定のチェーンに属さない“中立地帯”です。
- Bitcoin
- Ethereum
- XRP Ledger
- Solana
- そしてCardano
どのチェーンの資産・取引・ユースケースであっても、
同じルール、同じ思想で接続できる場所。
それがMidnightの前提です。
この時点で、
MidnightはL1同士の覇権争いとは
まったく別のレイヤーにいることが分かります。
6-2|合理的プライバシーという発想──「全部隠す」でも「全部見せる」でもない
Midnightの中核概念が、
合理的プライバシー(Rational Privacy)です。
これは、従来の暗号業界が抱えてきた
二項対立を根本から否定する考え方です。
- プライバシーか
- 規制か
ではありません。
Midnightが目指しているのは、
- 規制の目的は満たす
- しかし、不要な情報は開示しない
という、第三の設計です。
たとえば、
- このユーザーはKYCを通過しているか
- この取引は制裁対象に該当しないか
といった問いに対して、
Yes / No で答えられる証明を提供する。
それ以上の個人情報や取引詳細は、
必要がなければ一切明かさない。
これは「匿名でやりたい」という話ではなく、
制度の中で使えるプライバシーを実装する、
という極めて現実的なアプローチです。
6-3|smart compliance──コンプライアンスを“人間”から解放する
この合理的プライバシーと並ぶ、
Midnightのもう一つの柱が
smart complianceです。
従来のコンプライアンスは、
- 書類
- 手作業
- 事後監査
に大きく依存してきました。
しかしこの方式は、
- コストが高い
- スピードが遅い
- 恣意性が入りやすい
という致命的な欠点を抱えています。
ホスキンソン氏が提案しているのは、
コンプライアンスそのものをソフトウェア化する
という発想です。
- ルールをコードとして定義する
- 条件を満たしているかを暗号的に証明する
- 人間は「判断」ではなく「確認」だけを行う
これにより、
- 規制当局は安心できる
- 事業者は予測可能になる
- ユーザーは過剰な監視から守られる
という三者の利害調整が初めて成立します。
Midnightは、
このsmart complianceを実験し、実装するための
制度接続レイヤーなのです。
6-4|intents革命を“現実のもの”にする下部構造
第4章で見た intents革命は、
理論としては非常に魅力的です。
しかし、
intentsがそのまま公開されてしまえばどうなるか。
- 取引条件を先読みされる
- 価格交渉で不利になる
- MEV的に搾取される
つまり、
intentsは裸では成立しないのです。
ここでMidnightの役割が決定的になります。
Midnightは、
- intentsの中身
- 取引条件
- 与信情報
といった“見せたくない部分”を保護しながら、
それでも取引や清算が成立する環境を提供します。
言い換えれば、
Midnightは、
intents革命が「理想論」で終わらないための
現実装置である。
という位置づけです。
6-5|なぜ「中立レイヤー」でなければならないのか
最後に、
ホスキンソン氏がMidnightを
あくまで「中立レイヤー」として設計している理由を整理します。
もしMidnightが、
- Cardano陣営の利益を最優先し
- 他チェーンを従属させ
- 囲い込みを狙う
構造であれば、
それは第3世代までの争いを
そのまま繰り返すだけです。
しかし彼が目指しているのは、
- 既存チェーンの強みを壊さず
- 使えなかった理由だけを取り除き
- 世界規模で通用する制度接続点を作る
という、まったく別のゴールです。
だからこそ彼は、
Midnightを「Cardanoのためだけ」にしなかった。
Midnightは、
第4世代ブロックチェーンを成立させるための
翻訳装置であり、
接続点であり、
緩衝材なのです。
次章では、
このMidnightを軸に、
- Bitcoin
- Ethereum
- XRP Ledger
- Solana
といった主要チェーンが、
第4世代DeFiの中でどう再配置されていくのかを整理します。
L1同士の勝ち負けではなく、
役割がどう変わるのかという視点で見ることで、
暗号市場の次の地図が見えてきます。
第7章|第4世代DeFiの新地図──Bitcoin・Ethereum・XRP・Solanaはどう再配置されるのか
ここまでで見てきたように、
ホスキンソン氏が描いている未来像は、
「どのチェーンが勝つのか」という話ではありません。
むしろ彼が示しているのは、
第4世代においては、チェーン同士の役割そのものが再定義される
という視点です。
第3世代までのDeFiは、
流動性を奪い合い、ユーザーを囲い込み、
「自分のチェーンが中心になる」ことを目指してきました。
しかし第4世代では、その前提が崩れます。
- 流動性は一箇所に集めなくていい
- 実行レイヤーと制度レイヤーは分けられる
- それぞれの強みを活かした“役割分担”の方が合理的
ここからは、その新しい地図を一つずつ見ていきます。
7-1|DeFiは「覇権争い」から「役割分担」へ
まず大前提として、
第4世代DeFiでは、
すべてを一つのチェーンで完結させる必要がありません。
むしろ、
- 価値保存が得意なチェーン
- 流動性が厚いチェーン
- 決済に強いチェーン
- 高速UXを実現するチェーン
それぞれが、
得意分野を持ったまま接続されることが重要になります。
Midnightは、
この「接続」を成立させるための
プライバシーとコンプライアンスの横断レイヤーです。
この前提に立つと、
各チェーンの見え方は大きく変わります。
7-2|Bitcoin:価値保存 × 制度接続
第4世代においても、
ビットコインの立ち位置は揺らぎません。
- 最大の流動性
- 最も強いブランド
- 機関に受け入れられた価値保存手段
ただし、
ビットコイン自体がDeFiの実行環境になるかというと、
そこには限界があります。
ホスキンソン氏の構想では、
BTCは「無理に動かさない」。
- BTCを担保にする
- BTC決済を使う
- BTCと連動したRWAを扱う
こうした用途を、
制度対応可能な形で他レイヤーに接続する。
ビットコインは、
「最終的な価値の置き場」として存在し続け、
第4世代DeFiの土台を支える役割を担います。
7-3|Ethereum:最大流動性 × プライバシー補完
Ethereumは、
依然としてDeFi流動性の中心です。
- DEX
- レンディング
- デリバティブ
- ステーブルコイン
この厚みは、
簡単に他が代替できるものではありません。
一方で、
Ethereumは構造的に「すべてが見える」世界でもあります。
- 取引条件
- ポジション
- 戦略
これらが公開されることで、
MEV問題や機関参入の壁が生まれてきました。
第4世代では、
Ethereumは「置き換えられる」のではなく、
補完される存在になります。
Midnightを介することで、
- intentsを秘匿したまま実行する
- 与信や条件を隠したまま取引する
といった使い方が可能になれば、
Ethereum DeFiは
制度対応可能な次の段階に進むことができます。
7-4|XRP Ledger:決済・清算 × 規制適合
XRP Ledgerは、
もともと決済とブリッジに特化した設計を持っています。
- 高速
- 低コスト
- 既存金融との接点が多い
第4世代では、
この強みがより明確になります。
一方で、
DeFi的な柔軟性や
プライバシー設計は限定的です。
ここでMidnightが加わることで、
- 規制要件を満たしているか
- 取引が適法か
といった点を
最小限の開示で証明することが可能になります。
結果としてXRPは、
機関向け決済・RWA清算の中核として、
DeFi文脈に自然に組み込まれていきます。
7-5|Solana:超高速UX × intents防衛
Solanaは、
UXと処理速度において
第3世代の最先端に位置しています。
- 即時性
- 低コスト
- アプリケーション体験
これは、第4世代でも大きな武器です。
ただし、
Solanaは「速いが裸」な世界でもあります。
- 取引戦略が見える
- intentsが漏れやすい
- 制度対応が後追いになりがち
ここをMidnightが補完することで、
- 高速性はそのまま
- プライバシーとコンプラを追加
という形が可能になります。
Solanaは、
フロントエンドとしての体験価値を担い、
その裏側を第4世代レイヤーが支える、
という位置づけです。
7-6|CardanoとMidnightが示す「第4世代DeFi」の完成像
ここで改めて整理すると、
第4世代DeFiの地図は次のようになります。
- Bitcoin:価値保存と最終決済
- Ethereum:最大の流動性ハブ
- XRP Ledger:制度対応型決済・清算
- Solana:高速UXとアプリケーション層
- Cardano:分散ガバナンスと公共基盤
- Midnight:プライバシーとコンプラの横断レイヤー
重要なのは、
どれか一つが覇権を取る構図ではないという点です。
それぞれが得意分野を維持したまま、
Midnightを介して「使える形」に再編される。
これこそが、
ホスキンソン氏が描いている
第4世代DeFiの姿です。
第4世代とは、
破壊ではなく再配置の時代です。
次章では、
こうした大きな構造変化の中で、
私たち一人ひとりの「クリプト民」が
何を基準に考え、判断すべきなのか。
強気・弱気を超えた“思考の型”を整理していきます。
第8章|クリプト民が考えるべきこと──強気・弱気をやめよ、要件を見よ
ここまで読み進めてきて、
おそらく多くの方が気づいていると思います。
この話は、
「どの銘柄が上がるのか」
「次のブルはいつ来るのか」
という問いとは、完全に別の次元の話だということです。
ホスキンソン氏が一貫して訴えているのは、
強気か弱気かを語り続ける姿勢そのものが、
すでに時代遅れになりつつあるという現実です。
第4世代の文脈では、
見るべきものが根本から変わります。
8-1|市場を見る軸を、価格から「要件」へ
第3世代までの暗号市場では、
価格がすべてでした。
- 上がっていれば正しい
- 下がっていれば失敗
- 盛り上がっていれば未来がある
しかし第4世代では、
この見方はほとんど役に立ちません。
代わりに問われるのは、
- このプロジェクトは、次の必須要件を満たしているか
- それは一時的な流行ではなく、構造として成立しているか
という視点です。
価格は、
その結果として後からついてくるものに過ぎません。
8-2|第4世代を見抜くための思考チェックリスト
ここで、
「クリプト民が考えるべきこと」を
思考の型として整理してみます。
■ UX(intents)について
- ユーザーは「何をしたいか」だけで使える設計になっているか
- 鍵管理やチェーン選択を前提にしていないか
■ プライバシーについて
- プライバシーを「思想」ではなく「公正性」として扱っているか
- intentsや取引条件が丸見えのままになっていないか
■ コンプライアンスについて
- 規制を無視する前提になっていないか
- かといって、全面監視を受け入れていないか
- 最小限の開示で制度と接続できる設計があるか
■ 流動性について
- 自前で流動性を抱え込もうとしていないか
- 既存チェーンの流動性を活かす設計になっているか
■ 政治化リスクについて
- 特定の国、政党、人物の物語に依存していないか
- 技術ではなく「誰が推しているか」で評価されていないか
これらの問いに、
一つひとつ答えられるプロジェクトかどうか。
それが、第4世代を見抜く一つの基準になります。
8-3|投資家・開発者・コミュニティ、それぞれの視点
この「要件を見る」という姿勢は、
立場ごとに意味合いが少しずつ異なります。
投資家にとって
- 短期の値動きより
- 次の標準になり得る構造を持っているかを見る
「今は地味だが、
条件が揃ったときに一気に中心に来る」
そういう存在を見極めるフェーズです。
開発者にとって
- 速く作ることより
- 壊れないこと、制度とつながることが価値になる
第4世代では、
プロダクトの完成度そのものが
最大のマーケティングになります。
コミュニティにとって
- 熱狂を煽ることより
- 長期的に信頼される態度が問われる
政治や価格に振り回されず、
冷静に議論できるコミュニティは、
それ自体が強力な資産です。
8-4|「語りたい物語」ではなく「満たすべき条件」を問え
第3世代までの暗号市場は、
物語が市場を動かしてきました。
- 革命
- 解放
- 反体制
それらは確かに魅力的でしたが、
同時に多くの失望も生みました。
第4世代では、
物語よりも条件が先に来ます。
- その設計は、現実世界とつながれるか
- 公正さを保てるか
- 長期的に壊れないか
この問いに耐えられるものだけが、
次の10年に残っていきます。
強気か、弱気か。
その問いをやめたとき、
ようやく見えてくるものがあります。
それは、
暗号市場が本当に社会の一部になるために、
何を満たさなければならないのか
という、地味で、しかし避けられない現実です。
第9章|結論──世界を変えるのは、第4世代の条件を“すべて満たした”エコシステムだけ

ここまで、2026年という年を起点に、
暗号市場で何が壊れ、何が入れ替わろうとしているのかを見てきました。
その過程で明らかになったのは、
この市場が直面している課題は、
価格や一時的な規制ニュースでは説明できない、
もっと構造的な問題だということです。
そして、チャールズ・ホスキンソン氏が二つのインタビューを通じて示していたのは、
その問題に対する感情論でも、希望的観測でもなく、
極めて冷静な設計論でした。
第4世代ブロックチェーンとは、
新しい流行の名前ではありません。
それは、
- intentsによってUXが再設計され
- プライバシーによって取引の公正さが守られ
- コンプライアンスによって現実世界と接続され
- 流動性によって実際に使える
という、最低限の条件がすべて揃った状態を指しています。
どれか一つだけでは足りません。
どれかを軽視しても成立しません。
第4世代とは、
「一番速い」「一番自由」「一番分散している」
といった単項目の優劣ではなく、
全体として耐えうるかどうかが問われる段階なのです。
この視点に立つと、
これまでの暗号市場の議論が、
いかに部分最適に偏っていたかが見えてきます。
- UXは良いが、制度とつながれない
- プライバシーは強いが、実用できない
- 規制に適合しているが、使いづらい
- 流動性はあるが、公正さが失われている
第3世代までの多くのプロジェクトは、
このどれかに当てはまっていました。
第4世代では、
そうした“どれか一つ”では、もう足りないのです。
ここで重要なのは、
CardanoやMidnightが「唯一の正解」だと言いたいわけではない、
という点です。
ホスキンソン氏自身も、
それを主張してはいません。
彼が繰り返し語っているのは、
「条件を満たす設計をしているかどうか」です。
Cardanoは、
- 分散ガバナンス
- 形式手法
- 長期的な耐久性
という土台を担おうとしています。
Midnightは、
- プライバシー
- smart compliance
- チェーン横断の制度接続
という、これまで欠けていたレイヤーを埋めようとしています。
それらは、
第4世代の条件を意識的に満たそうとした
一つの具体例に過ぎません。
2026年は、
派手な強気相場の年ではないかもしれません。
しかし、
暗号市場が「次にどこへ行くのか」を考えるには、
これ以上ないほど重要な年です。
強気か、弱気か。
その問いを続けている限り、
私たちはまた同じ失望を繰り返すでしょう。
代わりに問うべきなのは、
次の一つだけです。
このエコシステムは、
第4世代の条件を“すべて”満たしているか。
その問いに耐えられるものだけが、
これから先の10年を形作っていきます。
世界を変えるのは、
一番声が大きいプロジェクトでも、
一番早く値上がりした銘柄でもありません。
第4世代の条件を、地道に、誠実に、すべて満たしたエコシステムだけです。
2026年は、その選別が静かに始まる年です。
そして私たちは今、その入り口に立っています。
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