加速するカルダノのスパイラル成長
いよいよ新時代の扉が開きます
念願のカルダノのアロンゾ・ハードフォークは、残すところいよいよ一週間を切るところまで来ました。9月12日にはカルダノにはスマートコントラクトが搭載され、ブロックチェーン及び暗号資産市場に新しい時代がやってきます。
2021年に入りカルダノの評価は鰻登りとなり、世界の投資家はカルダノの潜在的な優位性に気づき始めています。現在は暗号市場における時価総額ランキングでは、ビットコイン、イーサリアムに続く堂々の3位にまで上り詰めており、注目度はますます高まるばかりとなっています。
FUDを吹き飛ばせ
そんな中カルダノの躍進に対して多くの嘘や*FUDなどの攻撃も出始めており、カルダノの開発会社IOGもそれに対応するなどの事態も出始めています。しかし、こうしたケースは結果的にカルダノの勢いを削ぐどころか、改めてカルダノの独自性や優位性が浮き彫りになり、カルダノ・コミュニティはさらに大きな期待を寄せており、アロンゾ・ハードフォークでカルダノが歴史的マイルストーンを達成することはほぼ間違いないところまで来ています。
*FUD( Fear, Uncertainty and Doubt)「恐怖、不安、疑念」
特に話題となった最新のFUDは、最初のPlutusパイオニアプログラムに参加して、現在進行中のスマートコントラクトの搭載を準備しているカルダノのテストネットに参加し、Plutusをテストしている「Minswap:@MinswapDEX」というプロジェクト開発過程での一つのつまづきによって起きたことを、イーサリアム・コミュニティメンバーの1人であるEthhub.ioの共同設立者Anthony Sassano氏が取り上げ、先導した中傷キャンペーンにより起きた騒動です。
これはPlutusパイオニアプログラムに参加している別のプロジェクトで、分散型取引所であるSundaeSwap Labsにより、この問題に関する一般的な誤解を解いています。それによると1ブロックあたり何百もの取引を行うことは実際に可能であると主張していますし、Plutus Pioneerプログラムの参加企業のひとつであるOccam.fiやMaladexも、すでに同時性の問題に対する分散型の解決策を打ち出していると発表しています。また、ErgoDexも、トランザクションをバッチ処理することで解決しているなど、さまざまな方法でこの問題をクリアしており、さまざまなプロジェクトが独自の解決策に取り組んでいます。
さらにIOGは、噂で言われていたことに反論し、”カルダノの上に構築されたdApps(分散型アプリ)は、ブロックごとに1つ以上のトランザクションを処理することができる”と述べています。これは、「複数のUTxO」でdAppを設計し、「より多くの並列処理」を実施するための開発者の作業の一環であると説明しています。
最終的には、焦点となったコンクエンシー(並列処理)についてイーサリアムとカルダノを比較した結果、特にカルダノが採用しているのはeUTxO(拡張モデル)で、より高いセキュリティを提供し、料金の予測が可能になり、より強力な並列化が可能であることに焦点が当たることとなりました。
以下は、IOGがこのFUDに対して表明したツィートの内容です。少し長いですが明確なメッセージが書かれているので、あえて全掲載しておきます。
重要なスレッド:この24時間の間に、カルダノの元帳のアプローチ、特に「並行処理」について、ソーシャルメディア上で多くの憶測(そして率直に言えば、明らかなFUDと誤報)が飛び交いました。この点を明確にしましょう。1/n
カルダノはUTxO(Unspent Transaction Output)ブロックチェーンであり、DAppsにはイーサリアムのようなアカウントベースのブロックチェーンとは異なるプログラミングパラダイムが採用されています。2/n
カルダノが採用しているのはeUTxO(拡張モデル)で、より安全性が高く、料金の予測が可能で、より強力な並列化が可能だと考えています。3/n
明確にしておきますが、dappsは1ブロックあたり1トランザクションに制限されているわけではありません。複数のUTxOでサービスやアプリケーションを設計することで、より多くの並列処理を行うことができます。これは本質的なことであり、Plutusで実装したeUTxOデザインの利点の1つであると考えています。4/n
この技術的な選択と、なぜこのアプローチが望ましいと考えているのかを説明するために、今週初めにブログを公開する予定です(たとえそれが、開発者が慣れ親しんでいるアカウントベースのモデルで確立されたパラダイムに挑戦するものであっても)。5/n
近日中に、開発者を支援するための技術資料を公開する予定です。どうぞご期待ください。
一方、以下の開発者やコミュニティメンバーは、@SundaeSwapやアーミースパイズを含む数人の開発者やコミュニティメンバーが、良いドキュメントや役に立つビデオを投稿しています。
記事「Concurrency, State, & Cardano.:コンカレンシー、ステート、そしてカルダノ。」
何ヶ月にもわたる小規模なグループでのテストの後、Cardanoパブリックテストネットは最近スマートコントラクトをサポートするようにアップグレードされました。急速に普及している…
これらの貴重なコミュニティの貢献は、コンカレンシー(並行性)の「問題」の背後にある現実を説明するのに役立ちます。懸念をお持ちの方は、ぜひご覧ください。7/n
Cardano (ADA) DEXがようやくテストネットに出てきたので、コンカレンシーが今話題になっているようです。しかし、カルダノが何かを失うわけではありません…
動画「Cardano’s Much Ado About Concurrency | Cardano Rumor Rundown」
はい、私たちのアプローチは斬新なもので、別のアプローチが必要です。このような多くの開発者がいます。@OccamFi、@CardanoMaladexは、この問題に対処する方法をすでに特定したと発表していますが、他の人たちはまだ独自の解決策に取り組んでいます。8/n
私たちは、開発者が市場に向けて自分たちのDAppsを準備するために、すでにCardano Testnetでテストを行っていることを非常に喜ばしく思っています。@MinswapDEXおめでとうございます。これこそがテストネットの役目です。ぜひ応援してあげてください。9/n
今回のAlonzo HFCイベントでは、Plutus 1.0のコアビルディングブロックを紹介します。しかし、何度も述べているように、私たちはエコシステムの成長のごく初期段階にあります。10/n
何百人もの開発者がPlutus Pioneersコースを修了しました。数多くのプロジェクトが既にPlutusでの開発を開始しており、専門知識と準備の様々な段階にあります。先週、ProjectCatalystでは、BuildingOnCardanoのための400万ドルを求める800のプロジェクトの申請がありました。11/n
開発者コミュニティがスキルと実践的な知識を身につけていく中で、今後数ヶ月の間に爆発的な活動が期待できます。その一方で、ツールやフレームワークの提供も加速していくことでしょう。12/n
他のコミュニティツールやAPIも急速に利用できるようになるでしょう。それに伴い、より多くのDAppsがまずテストネットに展開し、次にメインネットに展開するようになるでしょう。13/n
未来はとても明るいですが、私たちはまだ早いのです。アロンゾのHFCイベントでは、Plutus 1.0が導入されます。このPlutus 1.0は、今後数ヶ月の間に進化し続け、より多くの機能を提供するコアプラットフォームです。14/n
私たちのDiscordを通じて、新しいPlutusの開発者と緊密に連携し、フィードバックやサポートリクエストを歓迎します。また、成長を続ける開発者コミュニティとCIPプロセスに注目し、主要な要件やニーズに基づいてさらなる機能を提供していきます。15/n
もちろん、これはPlutusに限ったことではありません。時間が経てば、ブリッジ、サイドチェーン、その他のレイヤー2のソリューションによって、アカウントモデルのための開発に慣れた開発者が参加するようになるでしょう。16/n
ミューチュアル・ナレッジ(@MutualKnowledge)のようなパートナーは、彼らのAVOUMのようなソリューションを開発しています。このソリューションは、UTXOタイプのチェーンの上にアカウントベースのモデルを置くことができ、そのような方法を好む開発者のためのものです。また、Hydraで行われているようなプロトコルのアップグレードにより、さらなる機能が追加されるでしょう。17/n
物事は急速に進化していきます。次の数ヶ月間は、カルダノの歴史の中で最もエキサイティングな時期になるでしょう。コミュニティ内では膨大な量の活動が行われ、多くの新しいプロジェクトが立ち上げられます。18/n
私たちはプラットフォームの大規模なアップグレードを展開しようとしており、斬新でユニークな技術的アプローチを用いて、時には変革的な能力を追加しようとしています。19/n
カルダノの開発期間中、設計上の決定とトレードオフは、より優れた、より安全な、またはより究極的にスケーラブルなソリューションを提供するために慎重に行われてきました(私たちはそう信じています)。20/n
今後、数週間から数ヶ月の間、カルダノコミュニティに十分な情報を提供し、開発者のエコシステムの成長に伴う新たな展開をご案内できるよう、最善を尽くします。21/n
皆様の継続的なご支援が重要です。私たちには、礼儀とプロ意識をもって、他の人々に適切な情報を提供し、誤った情報に対処することを約束する素晴らしいコミュニティがあります。この24時間の間に皆様がしてくださったように。ありがとうございました。そして、これからもこの活動に尽力してください。22/n
悲しいことに、私たちは、誤った情報を広めようとする協調的な試みによる、多くの攻撃やFUDを予想しています。私たちは常にこの問題に対処するよう努めます。しかし、それによって私たちが混乱することは決してありません。23/n
私たちは、カルダノで、斬新でユニークなものを作っています。アロンゾのアップグレードは、ネットワークを変革するアップグレードです。そして、ここに至るまでには、長く、しばしば困難な道のりがありました。24/n
しかし、忘れてはならないのは、これは本当に新しい旅の始まりに過ぎないということです。私たちは、この道を一緒に旅することを楽しみにしています。前進あるのみ。25/25
今回のFUD拡散の一連の動きを見ると、カルダノコミュニティからすれば、いかにカルダノの躍進が誰かの大きなプレッシャーとなっているかをクローズアップしたことにも繋がっているように思います。
また、まだテスト中のアロンゾにおいては、この違いがカルダノ・スマートコントラクトをまだ始めたばかりの開発者にとって全くの新しい試みであり、何らかのソリューションを導き出さなければならなかった点であったことは事実のようです。しかしこれはテストだからこそ必要不可欠なやり取りであることは確かです。
メディアはそれぞれのポジションがあるので、そのポジションを最大化しようとしますが、やはりメディアとしての礼儀は最低限必要だと思います。
総合的に見ればどちらが優位とかの問題ではありませんが、今回の件は確かにカルダノには独自性とそこからもたらされる優位性に、よりスポットライトを与えるきっかけになったかもしれません。
それは実際に始まってみれば一目瞭然となることでしょう。
*追加:2021年9月11日にIOGブログ「コンカレンシー(並行処理)とその他諸々 カルダノのスマートコントラクトとeUTXOモデル」がリリースされました。これはカルダノのeUTXOモデルは、システム障害を起こさずに複数のオペレーションを処理できる安全で汎用性の高い環境を提供するという説明に加え、アカウントモデルであるイーサリアムのプログラミング手法はそのまま使えずに、eUTXOに準じた開発方法が必要(UTXO台帳上でのDAppsの展開はアカウントモデルであるイーサリアムとは異なる)となるとのことで、その結果、並列化に対する異なるアプローチを提供するとのことです。これについてはすでにdAppsプロジェクト開発者によりソリューションが開発されています。また、これに加え(Ethereumのような)アカウントベースのシステムに比べて大きな利点、eUTXOによる並行処理の優れている点にも言及されていますので、興味がる方はぜひご一読ください。
またUTXOベースのブロックチェーン(ビットコインなど)と、アカウント/バランスチェーン(イーサリアムなど)の違いについての説明記事はIOG記事「IOGブログ:カルダノの拡張UTXO会計モデル – マルチアセットとスマートコントラクトをサポートするために構築されました。」も合わせてご覧ください。
カルダノの決定論的設計の利点がもたらす、強力でステートフルなコントラクトの新時代
IOGはつい先ほどブログ記事「No-surprises transaction validation on Cardano」をリリースしており、”実行前に安全なトランザクションとスクリプトの評価を可能にするカルダノの決定論的設計の利点”を詳しく説明しています。
これはカルダノとイーサリアムのスマートコントラクトをどう扱うかの違いについての説明でもあり、大変興味深い内容となっています。
記事は特に決定論的設計のカルダノと非決定論的設計のイーサリアムなどの他のシステムと大きく異なる点であると説明しています。
また、カルダノの決定論的設計の利点が、強力で*ステートフルなコントラクトの新時代が到来したことを意味すると説明しています。
*ステートフルとは、システムが現在の状態を表すデータなどを保持しており、その内容を処理に反映させる方式。 同じ入力に対する出力が常に同じとは限らず、内部の状態次第で変わることがある。
また、カルダノの台帳設計は、”高保証、セキュリティ、および実績のある形式的検証に焦点を当てており、この戦略に沿って、トランザクション処理が決定論的であること、つまり、ユーザーが実際に実行する前にその影響や結果を予測できることも重要である”と説明しています。
更にブログでは、カルダノのようなUTXO(Unspent Transaction Output)ベースのブロックチェーンが、スマートコントラクトをサポートすることについて次のように説明しています。
トランザクションの実行コストを保証し、トランザクションが元帳上でどのように振る舞うかを送信する前に保証する能力は、スマートコントラクトのサポートを導入することで、さらに顕著になります。カルダノのようなUTXO(Unspent Transaction Output)ベースのブロックチェーンは、このような機能を提供します。
さらに続けて、イーサリアムのようなアカウントベースのブロックチェーンについて次のように言及しています。
イーサリアムのようなアカウントベースのブロックチェーンは、不確定性であるため、取引のオンチェーンでの効果の予測可能性を保証できません。そのため、金銭的損失のリスク、予測不可能な高額の手数料、敵対的な行動の機会が増えることになります。
つまりカルダノの決定論的な設計は、”ある取引が受け入れられたときに、その取引が元帳の状態に予測可能な影響しか与えないことを保証する”という意味で、カルダノに独自性をもたらしています。
また、逆に不確定性とは、トランザクションが元帳にどのような影響を与えるかを、実行前に予測できないことを意味するとし、イーサリアムにおける不確定性の危険性について次のように説明しています。
イーサリアムは特にこの問題(不確定性)の影響を受けやすい。例えば、ガス料金や分散型取引所(DEX)のレートは、ユーザーがトランザクションを送信してから処理されるまでの間に変動することがあります。その結果、予想外のガソリン代や、購入する資産の価格が変動することがあります。また、スクリプトが単純に失敗し、高い実行コスト(数百ドル)が発生するだけで、他の効果が得られない場合もあります。これは例えば、ガス料金を賄うために用意した資金が実行途中で尽きてしまった場合などに起こります。決定論的な台帳の設計は、このような可能性を排除します。
また、イーサリアムを含むほとんどのシステムでは、スクリプトの書き方の改善やレイヤー2のソリューションにより、これらの問題を軽減する方法を用いて対処しているとし、カルダノは、すべてのスクリプトとトランザクションについて予測可能な結果を保証するように設計されている点が大きな違いとなっています。
”決定論と非決定論の違い”についてブログでは次のように説明しています。
非決定論的ガスモデルは、ユーザーに予測できないほど大きな手数料を請求することがあるが、カルダノスクリプトでは、この不確定性の原因は、リソースバジェット自体と、このバジェットをカバーするために必要な手数料がトランザクションに含まれていることを要求することによって対処され、アロンゾ(Alonzo)では、ユーザーはトランザクションを構築する際に両方をローカルに予測することができる。
今回のブログは前半と後半に分かれており、前半の記事となっています。次の第2回目のブログ記事では、カルダノ取引の2段階の検証プロセスについて詳しく説明されるとのことです。
Plutusの役割とそれがもたらすカルダノのスパイラル成長
今回のアロンゾ・ハードフォークで最も大きなポイントはもちろんスマートコントラクトの導入でしょう。そして、それを実現しカルダノの独自性と優位性をもたらすものがPlutusです。
チャールズ・ホスキンソン氏の動画「Smart Contracts and Beyond」ではこのことがよく説明されています。
この動画では、Plutusの最初の目標は、基本的にはCSLとCCLの相互運用性だと述べています。
チャールズさんによれば、カルダノのCSLとCCLのアーキテクチャーとそれらの相互運用を行うのがPlutusの役割であり、これをスパイラルのようにアップグレードし、拡張させることで、より複雑な処理を可能にし、より多くの並列性やスケーリングを実現していくと述べています。これこそがカルダノとイーサリアムのような他のシステムと大きく異なる部分です。
動画では、カルダノの二つのレイヤーであるCSLとCCLについて説明しています。
チャールズさんが2016年頃に書いた論文「Why Cardano」では、カルダノのアーキテクチャであるCSLとCCLについて次のように書かれています。
カルダノのブロックチェーンアーキテクチャーは、Cardano Settlement Layer(CSL)とCardano Computational Layer(CCL)の2つの主要な要素で構成されています。これがカルダノを真にユニークなものにしており、他のほとんどの既存のブロックチェーンプラットフォームは、単一のレイヤーでのみ機能します。これにより、ネットワークの輻輳が発生し、トランザクションが遅くなり、料金が高くなります。
チャールズさんは、動画では、CSLがメインチェーンで、CCLが次の三つのサイドチェーンだと説明しています。
CCL1:IELLE:ユニバーサル(普遍史)を追求した多言語プログラミングをサポートしたメタプログラミング言語による仮想マシン
CCL2:Catalyst:同意、投票プロトコル
CCL3:EVM:仮想マシン、アカウントモデル
CCLには今後違うコンピューティングモデルが出現し、さまざまなユーティリティを備えたサイドチェーン(つまりCCL、レイヤー2)を簡単に出現させることが可能だと述べています。
メインチェーンとサイドチェーンで相互運用させること、更にCSLとCCLにある、資産や情報、ユーザー情報を、異なるシステム間で行き来させること。これを実現するのがPlutusであり、Hydraにようなオンチェーンとオフチェーンの間をやり取りするのもPlutusだと述べています。
そしてUTXOの観点からも同時並列実行ができるようになると説明しています。
また、ビットコインのオフチェーンソリューションであるライトニングネットワークが多くの問題を抱えている理由の1つは、ビットコイン・スクリプトのプログラム可能性は非常に限られており、その点Plutusは実に汎用性のあるプログラミング言語で、ハスケルによく似た*DSLで、*チューリング完全だと説明しています。
*DSL:ドメイン固有言語、特定のタスク向けに設計されたコンピュータ言語である。 DSL は一種類のタスクをうまく記述することに集中したプログラミング言語であり、古くから存在した。WIKIより
*チューリング完全:チューリング完全とは、計算理論において、ある計算のメカニズムが万能チューリングマシンと同じ計算能力をもつとき、その計算モデルはチューリング完全あるいは計算完備であるという。 チャーチ=チューリングのテーゼによれば「計算可能関数」は、それを計算しようとする計算モデルがチューリング完全であれば計算できる。WIKIより
Plutusはバージョン1.0が間も無くリリースされますが、今後バージョンアップがされることで、より多くのスパイラル成長をカルダノにもたらすことになるでしょう。
カルダノは無限のスパイラル成長へ
今回のカルダノ念願のスマートコントラクト導入直前のFUD(やる気満々w)が、返って多くの人にカルダノの独自性と優位性について明らかになるきっかけを与えてくれたことは、逆にとてもよかったかもしれません。やはり世界は日本と違って、言うべきことは言わないと簡単に丸め込まれるので、主張はきちんとしないといけないなと言うことで、今回はしつこめにお伝えした次第です。
まとめるとチャールズさんが語ったように、カルダノはこれまでスパイラルのように成長してきており、バイロン(=ビットコイン)から始まって、トランザクションへのメタデータの搭載、ネィティブアセット、現在はオンチェーンでのスマートコントラクト(=イーサリアム)ができるようになろうとしています。
そして今後カルダノアーキテクチャーとPlutusコアの組み合わせにより、需要がある限り無限にカルダノでやりたいことを実現するための土台ができたことで、今後本格的にカルダノの時代が始まろうとしています。更にパワーアップして加速度的にアップグレードしていく未来が本当に楽しみになってきましたね!
ミライのカルダノいよいよ見参です!
参考記事
「IOG、カルダノスマートコントラクトプラットフォームに関する噂を否定」
「IOG、Minswapでカルダノのコンカレンシー(並行性)問題への批判を鎮める」
「チャールズ・ホスキンソン氏が新たな「FUD」に対応:カルダノは本当に壊れているのか?チャールズ・ホスキンソン氏、ツイッターでのドラマに言及 by U .TODAY」
「コミュニティが語るカルダノでの構築やeUTXO モデルの力について:並行性、ステート、そしてカルダノ」
「カルダノ分散型取引所OccamXが重要な技術的マイルストーンに到達」
「IOGブログ:カルダノのトランザクション検証に驚きはない」
もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします!10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル
ニュース動向 in エポック287
カルダノエコシステム:2021年5月 vs 2021年8月
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日本時間:2021年09月02日(木) 05:20頃、カルダノ・テストネットは、Plutusスマートコントラクトを正式にサポート
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カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「IOHK(IOG)」は2021年9月1日に、シンガポール金融管理局(MAS)によって開催された「グローバル中央銀行デジタル通貨チャレンジ」と呼ばれる取り組みでIOHKの提案がファイナリストの1つとして選ばれたことを発表しました。