2022年Q1前半を終えたDeFi市場とカルダノ
今年に入ってからのDeFi市場
2022年Q1は、半ばを過ぎて後半に突入しています(2月21日現在)。現在のDeFi市場では、昨年の12月2日のトータルTVL(Total Value Locked)が$256.03bで最高値をつけたあと、DeFi市場は伸び悩んでいるものの、今年に入り1月31日に$185.15bをつけたあと、2月に入り全体的には持ち直し、2月21日現在$197.52bをつけて推移しています。
その間DeFi市場は、多くの新規プロジェクトが誕生し、新しいカテゴリーとなるGameFiやコレクティブルなどが生まれ新しいトレンドを示し変化をもたらしています。
また、多くのプロジェクトがイーサリアムだけでなく別のチェーンでの展開を進めています。いわゆるマルチェーンのプロジェクトも多く誕生しています。
DeFi市場のボトルネック
そうした中、Solana Networkは、大量のトランザクションが主な原因となり、ネットワーク遅延が、深刻な問題を引き起こし、高負荷により過去3ヶ月間で6回もネットワークが停止し、48時間の停止が確認されるなど、深刻な問題を引き起こしました。
イーサリアムベースのレイヤー2スケーリングネットワークPolygonは、約240億ドル相当のネイティブトークンMATICを危険にさらす脆弱性を静かに修正したと報じられていました。
また、2022年2月3日の記事『Wormhole cryptocurrency platform hacked for $325 million after error on GitHub』で、分散型金融(DeFi)プラットフォームワームホールは、攻撃者がセキュリティ上の欠陥を利用して今年最大の3億2500万ドル近くの暗号通貨盗難の犠牲者となり、史上トップ5の暗号ハッキングの1つになりました。
またハッカーは1月27日にQubit分散型金融(DeFi)プラットフォームから8000万ドルを盗んだことも大きな事件として報じられました。
このようにDeFi全体として見た時に、これらのプロジェクトの脆弱性が足枷となっていることも事実です。
日々成長を遂げるカルダノDeFiエコシステム
こうした中カルダノは先行する他チェーンの展開とは一線を画した手法により、ネットワークの最適化とスケーラビリティを改善させながら、ダウンタイムを一度も経験することなくDeFiエコシステムの成長を遂げている点は注目に値します。
また、カルダノのTotal Value Lockedが2億ドルの大台に到達し、今後数週間のうちに多くの新しいDeFiプロジェクトが登場する予定で、TVLのさらなる増加が期待されます。
そして現在カルダノは492のプロジェクトが誕生しています。
カルダノはイーサリアムに次ぐ2番目のスマートコントラクトプラットフォーム
Messariのデータによると、カルダノは9月にスマートコントラクトがネットワーク上で実行可能になったわずか数カ月後に、イーサリアムに次ぐ2番目のスマートコントラクトプラットフォームとなっています。
この事実は新しいものではないものの、始まったばかりのスマートコントラクト市場におけるカルダノエコシステムがいかに急激な成長を遂げているかは注目に値するものです。
SundaeSwapは、2月14日にTVL100Mを達成したあと、わずか3日でTVL125M以上を達成
現在カルダノのDeFiを牽引しているSundaeSwapは、2月14日にTVL100Mを達成したあと、わずか3日でTVL125M以上を達成しています。
現時点でカルダノのDeFi市場は、主力であるSundaeSwap DEXベータ版が一ヶ月前に始まったばかりの新興市場ですが、日々確実に前に進んでいるという事実は、他のチェーンとの比較から考えれば、今後数ヶ月以内に見せるであろう成長を考えると、可能性が膨らむばかりです。
SundaeSwap DEXの一部のイールドファーミング報酬が収穫可能に
そのような中SundaeSwapがTwitterで、SundaeSwap DEXの一部のイールドファーミング報酬が収穫できるようになったと報告してます。
報告によると、LPトークンは収穫後すぐに受け取ることができますが、SUNDAEの報酬は別のトランザクションで受け取ることになり、キューによって到着まで24時間から1週間かかる場合があり、もし、イールドファーミンのポジションを継続したい場合は、同じ日に(23:59UTCまでに)LPトークンを再ロックすることで、報酬を1日も逃すことなく受け取ることができると説明しています。
また、推奨される14時間の待ち時間の前後に収穫を行った場合でも、報酬を得るには同じ時間枠を待つ必要があるということです。
Blueshift、Milkomedaを介した新規AMM DEXのカルダノ展開を発表
また、レイヤー2レベルでブロックチェーン間の相互運用性、最も人気のあるスマートコントラクト言語であるSolidityを提供することにより、主要なレイヤー1エコシステムにEVM互換性を提供してるMilkomedaは、資本効率の高いAMM DEXであるBlueshiftが、カルダノ DeFiの強化の一環として、Milkomedaでのローンチを決定したことを発表しています。
Milkomedaは、今後、DEXはMilkomeda上でさらに多くのことを利用することができるようになると説明しており、Milkomedaの計画には、Algorand、Solana、Terraのエコシステムへの参入も含まれており、DEX自身、そしてユーザーも流動性と取引ペアの新しいプールにアクセスできるようになるとしています。
World MobileがCOTIのパートナーシップを発表
そして、カルダノ・ブロックチェーン上の決済レイヤーで、またカルダノ・サイドチェーンであるワールド・モバイル・チェーンですべてのトランザクションを処理する計画のWorld Mobileは、COTIとパートナーシップを締結、これによりADA Payは小売店や商店向けに提供され、そのユーザーがADAで支払うことを可能にし、アフリカを皮切りにすべての未開拓地域へと拡大していく予定だと発表しています。
またWorld MobileのトークンWMTは、SundaeSwap DEXで過去24時間に取引されたADAの中で、最も需要の高いトークンになっており、トークン価格も最高価格110円をマークしています。
このように日々新しい動きにより目が離せない、まだ始まったばかりのカルダノDeFi市場ですが、このスピード感でいけば、数ヶ月以内にはカルダノのDeFiシステムがより存在感を持って我々の暗号ライフを大きく変えていくことになりそうです。
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ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル
ニュース動向 in エポック321
Bitrue:SundaeSwap上場によりカルダノのネイティブアセット採用を促進
コミュニティのステークプールをサポートする唯一の取引所で、すでに200万以上のADAが信頼できるコミュニティメンバーが運営するプールに委譲されているBitrueは、SundaeSwap(SUNDAE)の取引プラットフォームへの上場を発表しました。
チャールズ・ホスキンソン氏、ADAの未来について語る;政府におけるブロックチェーン
Crypto Jebbの動画『Charles Hoskinson Interview: Future of ADA & Blockchain in Government!(チャールズ・ホスキンソンインタビュー:政府におけるADA とブロックチェーンの未来!)』で、ADAGang、ディストピア政府システム、前者のためのブロックチェーンソリューション、暗号で成功するためのリーダーシップの原則について詳しく議論しています。
これをcrypto-economy.comが伝えています。
カルダノに惚れ込む3つの理由
スマートコントラクトを開始し、取引速度の向上に向けて動き出しているカルダノは、最近投資家や開発者が最近増えており、今後数ヶ月の間により高く押し上げる可能性があると、Fool.comがカルダノに惚れ込む3つの理由を挙げて説明しています。
Djed開発およびタイムラインの更新
COTIは待望のDjedの開発を進めており、Djedプロトコルのセキュリティに相当なリソースを投入しアップグレードを進めているようです。Testnetは(2月ではなく)3月にずれ込む可能性が高いとしながらも、このセキュリティ監査の結果を受けて、メインネットに移行する予定だと伝えています。
ADAとDOTのETP、フランクフルト証券取引所で取引開始
チャールズ・ホスキンソン氏、ビットコインが世界の基軸通貨になることに疑念を抱く
最近のインタビュー『Charles Hoskinson Interview: Future of ADA & Blockchain in Government!』で、Input Output CEOのチャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、ビットコインが世界の基軸通貨になることに疑念を抱きつつ、カルダノが世界の基軸通貨の座に就くことは「不可能ではない」と語ったことをUTODAYが伝えています。
カルダノ脆弱性を発見したハッカーへの報酬を2倍にすることを発表
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Google、通貨変換レート統合システムにカルダノを追加
Googleは、通貨換算レート計算機にADAを追加し、検索ツールのユーザーは、ADAをUSD、GBP、EURなど、さまざまな不換通貨に変換できるようになりました。これによりGoogleはカルダノが広く活用される主要な暗号通貨の1つになったことを確認したとし、投資家は、他のサービスに頼ることなく、Googleのインフラを利用して、ADAの近い価格計算を便利に行うことができるとzycryptoが伝えています。
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カルダノ財団、オープンソース業界のベテランを理事に迎え入れる
非営利団体でカルダノ ・ブロックチェーンの管理者であるカルダノ財団は、フェルナンド・ルイス・バスケス・カオが新たに理事会のメンバーとして就任することを発表しました。
カルダノ財団は、リーダーシップの交代を発表
カルダノ財団は、公式プレスリリースによると、理事会の新メンバーとしてフェルナンド・ルイス・バスケス・カオ(Fernando Luis Vasquez Cao)氏を発表しています。
フェルナンド氏は、電気通信、オープンソースソフトウェア、デジタル資産の分野で20年以上の業界経験を有し、キャリアの大半を日本で過ごしており、アジアの金融サービスセクターに関する比類ない知識を持っています。
フェルナンドは、生涯を通じてオープンソースの開発者および提唱者であり、Linuxカーネルのコントリビューターとして20年の経験を持っています。スペインのビーゴ大学でキャリアをスタートさせた後、企業に転職し、日本の通信大手NTTで10年半を過ごした後、SBIに入社し、数々の上級管理職を歴任しています。現在は、SBIデジタルアセットホールディングスのCEOを務めるほか、アジアと欧州の規制金融機関の取締役を務めています。
AI企業が長期的な利益を得るためにカルダノに賭ける理由はここにある
AIとブロックチェーン技術の融合を手がけるGoertzel氏の会社SingularityNETは、カルダノ・ブロックチェーンを活用しERC-20コンバーターを開発中で、カルダノをパートナーに選んだ理由についての同氏の理由をAmbcryptoが伝えています。
カルダノがステーキングの面で競合他社に優位に立つ理由はここにある
暗号通貨取引所Krakenの最新レポートによると、カルダノADAの年間利回り(APY)が5%と業界全体で最低水準にとどまっているにもかかわらず、現在、総供給量の70%、約263億ドル相当がステーキングされているという事実に着目し、Krakenは、その理由をカルダノが採用している「ユニークな」ステーキングの仕組みについて着目しており、このカルダノがステーキングの面で競合他社に優位に立つ理由について、Ambcryptoが伝えています。