2022年3月14日9:00一部更新:Tim Harrison氏のLinkdenへの投稿についての話題を追加しました。
ブロックチェーンに進化と革命をもたらすカルダノのアップグレードは止まらない
カルダノの重要な指針がコロラドで話し合われた
カルダノの開発を行うIOGは、コロラドで大きなミーティングを行い、今後の重要な指針を話し合ったようです。
カルダノプロジェクトリーダー、カルダノファンデーション、エグゼクティブリーダー、シニアマネジメントの人たちが、コロラド州に集結し一連のワークショップとディスカッションなどの時間を過ごしたことを、カルダノの創始者チャールズ・ホスキンソン氏は自身の動画『Some Updates』で報告しています。
今回は、この動画で語られた内容で、カルダノの大きな方向性、重要かつ注目すべき進展と今後の動きについてご紹介していきます。
より良いオープンソースプロジェクトを構築するために
現在カルダノは日々大きな発展を遂げています。500以上のDappsプロジェクトの開発が行われており、多くのカルダノの開発リソースも日々アップデートされ猛スピードで発展を遂げています。
IOGのマーケティング&コミュニケーションディレクターであるTim Harrison氏はLinkdenへの投稿で下記のように述べています。
カルダノのエコシステムは成長を続けており、NFTコレクションからDeFi、レンディング、新しいウォレットまで、現在500を超えるプロジェクトがBuildingOnCardanoを構築しています。プラットフォームを前進させ続けているIOGチームの皆さんに感謝します。ここまで来るのは驚くべき旅でした。そして、このプロジェクトをここまで導いてくれた革新的で情熱的なビルダーコミュニティに賛辞を送ります。私たちは本当に始まったばかりなのです。
Tim Harrison氏によるLinkdenへの投稿
そして今、それらのピースをどのように構造化するかが大きな課題になっているといいます。
カルダノのコードはオープン方法(オープンソース)で公開されています。オープンソースとは、ソフトウェアを構成しているプログラム「ソースコード」を、無償で一般公開することであり、 そうすることで誰でもそのソフトウェアの改良や再配布が行なえるようになるということを意味します。
これは、世界中の有志のプログラマにより、継続的に改良され続けることで、カルダノの『商業的な比較可能性』『持続可能性』『自己決定をする』というような将来的な目標を達成することになり、オープンソースプロジェクトとして成功することは、カルダノの成功でもあります。
成功したオープンソースプロジェクトには、例えば、オープンソースのソフトウェアプロジェクトを支援する団体であるモジラ財団、Apacheソフトウェア財団、リナックス財団などがあります。
オープンソースプロジェクトは、プロジェクトの構造、コラボレーション、財務モデルをより明確にするために、法的手段としてこのような財団を設立しています。
カルダノが目指しているものはまさにこれであり、例えば、オープンソースの伝道とオープンソースになるための人材育成など、教育学全体がそこに集結し、カルダノの技術を使いこなすようにする仕組みを構築する必要があります。
例えば、ホスキンソン氏は、カルダノは「Haskell」関数型プログラミング言語を使用していますが、今回のミーティングでは「Haskell」をリファレンスとして維持するかや、「Polyglotプログラミング*」を取り入れる可能性について議論したと伝えています。
*Polyglotプログラミングは、異なるプログラミング言語を同時または一つのプロジェクトで使うことではなく、ソフトウェア開発という職人技に対し、ジェネラリストのアプローチを奨励するという考え方。
ホスキンソン氏は、テキサスのオースティンで6月6日 6月9日 6月12日にカルダノのイベントを開催するとし、多くのカルダノコミュニティ、特にDApps開発者、財団などとの取り組みについて、多くのことを語る予定であるとのことです。
Mambaと共にサイドチェーンがやってくる
ホスキンソン氏によれば、ついに来月4月にMambaが登場するようです。Mambaは何年も前から構想されていたもので、これはイーサリアムクラシックのコードベースで、IOGはそれを移植し、修正し、OBFTを配置したものです。
Mambaとは、カルダノブロックチェーン上でサイドチェーンをどのように繋ぐか、操作するか、ユーザー独自のサイドチェーンを作りたい場合、そのプロセスがどのように行われるのかを決定する双方向ブリッジであり、そのための技術的基盤であるとホスキンソン氏説明しています。
また、Mambaによりサイドチェーンの取り扱いにおいて、はるかに理にかなっている方法で、不必要な複雑化を軽減し、それにより攻撃ベクトルを抑えることができるとしています。
サイドチェーンを使うことで、カルダノ上でより多くのことができるようになり、スケーリングにも貢献します。
例えば、ホスキンソン氏はこれによりあるチェーンのトークンやその他のデジタル資産を別のチェーンで使用し、結果を元のチェーンに戻すことが可能になります。またステークプールを運営する人は、サイドチェーンによって、実際に別の収益源を作ることができるとも述べています。
Mambaの登場は非常にエキサイティングで、これによるサイドチェーンの登場は、より洗練した方法でカルダノ経済圏を洗練された方法で本格的に大きく成長させることになるでしょう。
カルダノDeFiにおいて重要なピースDjedのリリースは第2四半期末にリリース予定
カルダノ経済圏を成長させる最大要因の一つになるであろうステーブルコイン『Djed』のリリース時期を、COTIが『2022ロードマップ:決済のための究極のレイヤー1』と共に発表しました。
ロードマップによると、2022年第1四半期には、すでにTestnetでDjedを立ち上げることができるようになる予定です。Testnetのローンチと同時に、外部のセキュリティ監査が実施され、このセキュリティ監査の結果を受けてから、メインネットに移行し、第2四半期末にはリリースする予定と述べています。
Djed、カルダノDeFiにおいて重要なピースとされ、スマートコントラクトに基づくメカニズムにより、価格の安定を保証し、特に分散型金融業務において有望視されているアルゴリズムベースのステーブルコインとなります。
発表によれば、COTIは、SundaeSwap、Aada Finance、Indigo、DOEX、AdaSwap、ErgoDEXなど、10以上のDeFiおよびNFTプロトコルで戦略的パートナーシップを結んでおり、これらの統合は、複数のプラットフォームでステーブルコインのユースケースを増加させながら、起動後にDjedが十分に活用されることを保証するものとのことです。
始まったばかりのカルダノ経済圏
カルダノ経済圏は本格的に大きく成長するといえば、まだ始まったばかりのカルダノDeFiに預けられた暗号資産の価値であるTotal value locked(TVL)は、DeFi Llamaの分散型金融プラットフォームのランキングによると、180Mドル間近まで迫っており(179.7M)依然として成長を遂げており、過去1カ月でほぼ2倍になっています。
まだ実際に稼働しているプロジェクトは6つしかない状態ですが、すでにメインネットに展開する準備が整ったDAppsはたくさんあり、Mambaの登場も控えている中、今後の展開がますますエキサイティングなものになるでしょう。
そして、messari.ioによれば、カルダノの24時間におけるトランザクションは、2022年3月13日21:00現在においても依然、ビットコインとイーサリアムを抑えて一位となっており、好調を維持しています。
止まらない革命的なアップグレード
重要な点は、カルダノ経済圏はまだ始まったばかりであるということです。そしてカルダノは基盤に至るあらゆる面でダイナミックに進化し続けており、その速度は加速度的なものになっています。
そして驚くべきことに現在行われているほとんどのアップグレードは、ブロックチェーン、そしてオープンソースにおいて革命的なものと言えるものばかりということです。
この背景にはカルダノの当初からの研究し考え抜かれた設計思想によるもので、それが現在起こっているこの進化をよりダイナミックなものにしており、その成果が明確に日々見えるようになってきているのは本当にエキサイティングなことです。
この流れで行けば、恐らく今年のカルダノは大きな成果を歴史に刻むことになりでしょう。
もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします!10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル
ニュース動向 in エポック325
カルダノが3月17日を心待ちにしている知られざる理由
設立以来、四半期ごとに資金を倍増させており、世界最大の分散型イノベーションファンドとなっているProject Catalystは、今期は資金提供を受けるプロジェクトの数が倍増する可能性があるとし、Fund 8に寄せられる提案書が届いた後、カルダノは価格チャートで印象的な動きを見せるだろうとAmbcryptoが伝えています。
カルダノ財務省は、Project Catalyst Fund 8に1600万ドルを確保する予定で、Fund 7では269のプロジェクトに800万ドルの資金が提供されている。
カルダノ、”さらなる成長 “への期待の中、2022年最初の大規模なコードドロップの「超最終段階」へ
IOHKが2022年の複数のメジャーアップグレードを導入するスケーリングロードマップを発表したことで、カルダノの効果的な最適化とスケーリングにより、カルダノブロックチェーンは、急速に拡大しているとZycryptoが伝えています。
カルダノ(ADA)新しい暗号ウォレットのアップグレードを公開
ブロックチェーンに直接アクセスが可能で、仲介者や第三者の介入なしに、ローカルでウロボロスプロトコルを実行し、高い分散性と安全性を提供するフルノードウォレットの新バージョン「Daedalus 4.9.0」は、Cardano Node 1.33.0を採用し、同期時間やメモリ使用量の削減などの点で劇的な強化を導入しているとCryptogazetteが詳しく伝えています。
MinswapDEXのTVL が3438250.0 % 高騰、TVL 42.3Mまで最高値更新
カルダノのライトウォレット、ccvaultがウェブ、ブラウザ拡張用v1.5.0をリリース
カルダノ(ADA)の24時間の取引量が過去最高を記録し、ビットコインを抜いて一になっています!
カルダノ(ADA)、手数料が最も安いブロックチェーンとして最も利用されるようになる:データ
カルダノ(ADA)の24時間の取引量が過去最高を記録し、ビットコインを抜いて一位になっています。日本時間2022年3月7日17:35 現在
カルダノで鋳造されたNFTが80万枚を突破
カルダノブロックチェーン上で稼働する史上初のパブリックな「ミント・オンデマンド」ツール、NFT MAKER(NMKR)を使って、80万を超えるノンファンジャブル・トークン(NFT)が鋳造されたとFinboldが伝えています。
カルダノのMinswap DEX、7日間で350%近いTVL増加を記録
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COTI:Djed開発アップデート
自律型銀行として機能する、暗号資産に裏付けられたアルゴリズムステーブルコインコントラクトであるDjedの開発状況について、最近達成された大きなマイルストーンの一つとして、DjedのPlutusアプリケーションバックエンド(PAB)の新バージョンをプライベートテストネットに配備したとCOTIが発表しています。
本物の実力を示し始めたカルダノ
ビットコインとイーサリアムを研究し、ブロックチェーンのトリレンマを解決するために誕生したカルダノは、徐々にその実力を証明し始めています。
カルダノのイノベーションエンジン「Project Catalyst」がFund8を開始!
Project CatalystのFund8を開始されました。この記事でProject Catalystについて、Fund8のはじめ方についてみていきましょう。
[SIPO]はTwitterで3600名の皆様にフォロワーをいただきました
ZK-Rollupを踏まえて、カルダノのスケーリングを知ろう
ZK-Rollupは、スケーラビリティを高めるためのレイヤー2のソリューションであり、トランザクションのバッチを1つの「ゼロ知識」証明にまとめるもので、最も注目度の高いスケーラビリティソリューションの一つです。
カルダノのDeFi AdaLend(ADAL)、3月14日にパブリックトークンセールを開催へ
Cardano (ADA) ブロックチェーン上の最初の分散型融資プロトコルの1つである Adalend は、3月14日にADAL トークンの公開トークン・セールを開催するとUTODAYが伝えています。
カルダノ上のマルチプール型分散型取引所であるMinswapメインネットが始動
4年以上ダウンタイムなし、カルダノが「買い」とされる5つの理由
ADAの不利な値動きにかかわらず、カルダノはブロックチェーン上で行われている一貫した開発により、暗号通貨は今年センセーショナルなパフォーマンスを示すと予想されるとし、4年以上ダウンタイムなし、カルダノが「買い」とされる5つの理由についてThecryptobasicが伝えています。
COTI、2022年Q2にカルダノのステーブルコイン「Djed」をカルダノメインネットにリリース
COTIが、『2022ロードマップ:決済のための究極のレイヤー1』を発表しました。その中でカルダノと開発を進めているアルゴリズムベースのステーブルコイン『Djed』を第2四半期末にカルダノメインネットに移行し、リリースする予定である伝えています。
カルダノの生みの親がウーリーマンモスの復活に投資
チャールズ・ホスキンソン氏はマンモスの復活を目指すバイオテクノロジー系スタートアップ・ベンチャー企業、Colossal(コロッサル)社に投資したとTweetしています。
”彼らは素晴らしいビジョンを持っており、また、クラウドファンディングから遺伝子のIP管理まで、脱絶滅の分野にブロックチェーン技術を加えることでできることは山ほどある”と述べています。
これについてU.TODAYが記事で伝えています。