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[追加更新]米国SECのステーキング規制の動きとカルダノへの影響について考える:ニュース動向 & ステーキング状況 in エポック393

米国SECのステーキング規制の動きとカルダノへの影響について考える

[追加更新]2023年2月15日:本日公開された下記のチャールズ・ホスキンソン氏の二つ動画の内容を特集記事の最後に追加しました。ぜひご覧ください。

[追加更新]2023年2月18日:カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏が、動画『Contingent Staking (Part 2)』と『CS Conversation Board』を公開しました。これらの動画では、チャールズ・ホスキンソン氏が「コンティンジェント(条件付き)・ステーキング」の明確な論点を提示し、カルダノが前進するために公正な議論の必要性を強調しています。

SECが取引所クラーケンの米顧客向けステーキング・サービスが無登録の証券提供にあたると発表

2023年2月9日SEC(米証券取引委員会)が、中央集権型の暗号資産取引所クラーケン(Kraken)の米顧客向けステーキング・サービス:Staking-as-a-Serviceプログラム(SaaS)が無登録の証券提供にあたると発表したことで、クラーケンは同サービスの提供を直ちに停止し、和解金として3000万ドル(約39億円)を支払うと発表しました。

SECはStaking-as-a-Service、融資、その他の手段であろうと、暗号仲介者は我々の法律が求める適切な開示とセーフガードを提供しなければならないと説明しています。

2023年2月10日のCoinDeskの記事『Crypto Would Survive an SEC Crackdown on Staking』によれば、コインベースCEOのブライアン・アームストロング氏は、米国証券取引委員会(SEC)がリテール向けの暗号ステーキング・サービスを「排除」しようとしているという「噂」を公表しました。

これにより米国の取引所によるユーザーへのステーキング・サービスを禁止させるのではないかとの噂が流れています。また、その周辺で多くの議論が起こっています。

またU.TODAYに掲載された記事「ARK Invest’s Cathie Wood on Staking Ban: ‘US Exchanges Lose’」では、今回のケースが米国における暗号のイノベーションや国際競争力が阻害されるだろうという意見が出ています。

さらにこの影響が分散型のPoSプロトコル本体にも波及するのではないかとの別の議論も出ています。

しかし、ブライアン・アームストロング氏は、彼の(中層集権型)取引所としての利益を損なうかもしれないが、オープンプロトコル(PoS型パブリク・ブロックチェーン)は生き残るはずだとも述べています。

ここでは今回のSECとクラーケンのケースが最終的にカルダノにどのような影響を与えるかについてみていきます。

SECの判断が今後のPoSステーキングサービスに与える影響

今回のSECとクラーケンの判断が今後の中央集権型および分散型PoSステーキングサービスにどのような影響を与えるのでしょうか?

また、カルダノは分散型PoSプロトコルを採用しており、分散型のステーキングを提供しています。このことは将来的にカルダノにどのような影響をもたらすでしょうか?

まず、前提としてSECは明確なガイダンスを出していない時点で、中央集権型の取引所、カルダノや他のPoSプロトコルのステーキングが証券かどうかの判断は出来ていません。

しかも、今回の件でSECの内部での意見の対立もあるなど、この問題は不明瞭な形で多くの憶測と議論を呼んでいるのは事実なようです。

記事によればヘスター・ピアース(Hester Peirce)理事は、表面上は認可の問題に思えるが、事態はより複雑だろうと指摘しており、次のように述べています。

ここで問題となっているステーキング・サービスなどの提供は、ステーキング・プログラム全体の認可が必要なのか、それとも各暗号資産のステーキング・プログラムについて個別の認可が必要なのか、さらにはクラーケンにとって会計上の影響はどうなるのかなど、複雑な問題が山積み(ピアース理事)

クラーケン、ステーキングサービスを停止──SECとの和解が業界に及ぼす影響は?

SECの関係者は、今回の件がステーキング・サービス全体に何らかの影響を与えるかどうかについて、コメントを控えています。

チャールズ・ホスキンソン氏はこの動きに反応し、イーサリアム・ステーキングの中央主権性について指摘しており、このことを他のステーキング・サービスも一緒くたに捉えられることへの将来の可能性を危惧しています。

現時点でSECは、カルダノのステーキングを正式に有価証券として分類していませんが、SECは分散型金融(DeFi)やブロックチェーンベースのネットワークに関連するものを含む多くのデジタル資産が、連邦証券法の下で証券とみなされる可能性があることを以前明らかにしています。

事実ゲイリー・ゲンスラーSEC委員長は、2022年9月、ハウィー・テスト(Howey Test:ブロックチェーントークンが「証券」であるかどうかをスコアに基づいて判定するテスト)の要件に合致する可能性があると述べています。

関連記事:米SECゲンスラー委員長「PoS系仮想通貨が証券該当の可能性」 by CoinPost

中央集権型取引所と分散型パブリックブロックチェーンのステーキングの違い

集中型取引所のステーキングと分散型パブリックブロックチェーンのステーキングの根本的な違いなんなのでしょうか?

一般的には証券として扱われるものには、主に他者の努力による利益を期待した金銭の投資が含まれるというのがあります。

中央集権的な取引所でのステーキングが証券とみなされるかどうかは、ステーカー(カルダノでいう委任者)の権利と義務、ステーキングされる資産(カルダノでいうADA)に対する支配の度合い、関係するリスクのレベルなど、ステーキング・プログラムの具体的な詳細によって決まると思われます。中央集権的な取引所でのステーキングは、第三者が顧客の資産を預かり運用するという意味で、証券扱いになる可能性があると考えられます。

一方、分散型パブリック・ブロックチェーンの場合、ステーキングは検証または合意形成活動の一形態と見なすことができます。委任者は直接自分の管理するウォレットからのセルフカストディからのステーキングを行うので、第三者の仲介者を必要としません。セキュリティ(証券)として分類するかどうかは、先ほどの中央集権的な取引所と同じように、ステーキング・プログラムの具体的な詳細によって決まりますが、これらのネットワークにおけるステーキングは、顧客の資産を預かることなくセルフカストディにより、スマートコントラクト上で運営される点で考えれば、証券には該当しない可能性が高いと考えられます。

上記のように考えれば、今回の顧客の資金を預かっている中央集権型の取引所であるクラーケンと、ソフトウェアであり分散型ネットワークであるカルダノ・ネットワークとの違いは明白なようです。

中央集権的な取引所が行うステーキングと、分散型ブロックチェーン上でのステーキングとは、ブロックチェーンネットワークのコンセンサス・プロセスに参加する方法が異なります。

中央集権型の取引所が行うステーキングでは、ユーザーのトークンを取引所に預け、取引所はそのトークンを使ってユーザーに代わってステーキング・プロセスに参加します。取引所はバリデーターとして機能し、報酬を獲得し、それをステーキング参加者に分配します。このような中央集権型取引所でのステーキングは、ユーザーには専門的な知識をあまり必要とせず、通常取引所が提供するシンプルなユーザーインターフェイスを通じて行われるため、一般的に簡単で利用しやすくなっています。

しかし、中央集権的な取引所でのステークには、より高度な信頼が必要です。なぜなら、委任者は取引所に自身のトークンを預け、トークンを保護し報酬を公正に分配するために、取引所の誠実さと能力を信頼することになるからです。

一方、一般的なイーサリアムやカルダノ、アバランチ、ソラナ、アルゴランド、テゾスなどのPoS型の分散型ブロックチェーンでステーキングを行う場合、ブロックチェーン・ネットワーク上で、通常は自分が管理するウォレット(セルフカストディ)に自分のトークンを保有したまま、ロック(カルダノはロックされません。後述)します。

そうすることで、ネットワーク上のバリデーターとなり、取引の検証や新しいブロックの生成の権利を持つことになります。

その代わり、ネットワークのセキュリティと安定性への貢献に対して、ネットワーク・トークンという形で報酬を受け取ることができます。分散型ステーキングは、プロセスが単一の団体によって制御されるのではなく、ネットワークに分散されるため、より安全で分散化されたものとなっています。

この第三者を介した集中化とセルフカストディによる分散化の違いが、SECの判断に大きな影響を与えている可能性があります。SECから見れば、中央集権型の取引所は第三者として顧客の資産を預かって、無登録で証券提供を行なっていたということになります。

結局カルダノは証券に該当するのか?SECはカルダノを止められるのか?

ではカルダノADA、およびそのステーキングが将来証券とみなされる可能性があるのでしょうか?

その前に繰り返しますが、SECは、すべてのデジタル資産の分類について決定的なガイダンスを提供しておらず、この分野の規制の状況は常に不透明で流動的な状態であることについて留意することは重要と言えます。

その上でカルダノが証券かどうか?最終的にSECはカルダノを止められるのかについて考えてみたいと思います。

まず、カルダノADAのステーキングは先ほどのPoS型パブリック・ブロックチェーンと同じように、第三者ではなく、ネットワークそのもの(ソフトウェア)を使って委任者がステーキングしているので、委任者のADAを預かっている第三者がそもそも存在しません。つまり一般的な証券の定義である「他者の努力による利益を期待した金銭の投資」ではないことになります。

カルダノのSPOは委任者のADAを預かっているのではなく、そのADAはカルダノのプロトコル上のスマートコントラクトに紐づいているだけで、これを使ってブロックを生成しています。しかも委任者のADAはロックされておらず、委任者はステーキングしているADAをいつでも自由に動かすことができます。この特徴はカルダノ特有の流動性と高度な分散性を提供するものです。

委任者がステーキングをしている行為は、ネットワークを保護しているという意味で仕事もしくは事業を行なっているのであって、証券を買ってそこから利益を受けているわけではないということになります。

カルダノのステーキングには明確に取り締まるべき証券を販売する第三者が存在しないことを意味します。これはカルダノの分散台帳技術とスマートコントラクによって実現されているものです。また、SECが言う投資家保護と言う文脈で言うならば、そもそもカルダノのステーキングで委任者はどのようなリスクを抱えているのかを証明するのは不可能です。

やはりカルダノADAの証券性はほとんどないと考えることに疑問の余地はないように見えます。

SECの動きが不透明で流動的であることで予測不可能な動きがあることは確かですが、最終的にはSECは自分のウォレットでステーキングを管理(セルフカストディ)しているユーザーを規制の対象にすることはなく、故にSECが分散型のパブリックブロックチェーンであるカルダノを止めることは不可能であると考えられます。

カルダノの優位性がまた一つ顕になった

なお、先ほど列挙したカルダノの持つステーキングの特質は、他のPoS型ブロックチェーンにはない優位性でもあることを付け加えておきます。

今回のSEC vs クラーケンの騒動に際し、イサーリアムのステーキングと比較した上で、カルダノのステーキングが他とは一線を画す優位性についてメディアが取り上げています。

記事によれば、カルダノのステーキング・メカニズムは、ゲーム理論に基づいており、流動的でノンカストディアル(非保護)的、かつリスクのないステーキングを提供しており、カルダノのステークプールに委ねられたADA暗号通貨の保管は、所有者の秘密鍵の管理下にあり、ステークプールの運営者に所有権が与えられることはないと伝えています。

また、カルダノのステーキングの優位性については、以前の特集記事『カルダノの心臓部であるPoSとステーキングの魅力とは』で様々な角度から徹底解説していますので、ぜひご参考下さい。

ちなみにカルダノステーキングには次の特徴が挙げられます。

  • ロックなしでステーク可能
  • 好きな金額を好きなだけいつでも出金可能
  • 最低ステークなし
  • ステークに報酬が追加される
  • ADAホルダー自身によるセルフカストディー
  • 数千のステークプールから選択可能
  • 技術的な専門知識はほとんど必要ない
  • *スラッシングなし
  • 新規に追加購入したADAは自動的にステークされる
  • 重要な情報を開示する必要がない

*スラッシング:スラッシングとは、バリデータがダウンタイムと二重署名によるプロトコルルール違反で罰せられることで、ステークされたトークンの一定割合を失い、それを焼却するか他のステークホルダーに再分配する事象のこと。

staking rewardsによる最新のデータでは、カルダノはイーサリアムに次ぐ2位のPOS(proof-of-stake:プルーフ・オブ・ステーク)ネットワークとしてランクされており、カルダノのステーキング比率は71.86%であるのに対し、Ethereumは14.31%であるとの報告がなされています。

オプションとしてKYCをカルダノに追加する『コンティンジェント(条件付き)・ステーキング』の提案

この一連の騒動の中で、これらのことを認識し確認した上で、チャールズ・ホスキンソン氏は、KYCをカルダノに追加する『コンティンジェント(条件付き)・ステーキング』の提案を自身の動画『Staking and Regulation』で発表しています。

これはあくまでもオプションとして提供されるもので、今後の間違った規制の行くへ次第ではこれに対応する必要があり、その方法として『米国』のユーザーが規制に準拠した形でステーキングに参加できるようにするという一つの提案です。

またこの提案がなされても、すぐに導入されるというものではありません。分散型ガバナンスのプロセスによって、カルダノ・コミュニティによって精査され投票によって導入されるかどうかが決まります。もし決まってもSPOがこれを受け入れプロトコルへのアップグレードを受け入れるかどうかは、自由な選択に基づきます。

ホスキンソン氏は、規制されたユーザーと規制されていないユーザーの両方を持つことができるという考えのもと、コンティンジェント・ステーキングを使えば、プール運営者は委任する相手を選ぶことができ、米国の規制要件をよりよく遵守できるようになると述べています。これはステーキングが証券であるとかどうかの議論にはほとんど関係なく、あくまでも米国の規制によりよく対応できる仕組み作りの提案だと考えているようです。

具体的にはプロジェクトの開発者が、オプションでKYCを導入するかどうかを選択可能にするというもので、Midnightの秘匿レベルを開発者が選択できるものに似ているかもしれません。恐らくですがステーキングのトランザクションのメタデータに、KYC情報を付加するオプションを提供するものと推測されます。

これについてはコミュニティでは多くの意見があります。特にこれをレイヤー1レベルで導入するとなると、パーミッションレスであるPoSパブリック・ブロックチェーンの存在価値を脅かすのではないかという危惧があります。

こうした意見に対してチャールズ・ホスキンソン氏はツィートで反応し、次のように述べています。

どうやら人々は、分散型プロトコルは、規制されたものであれ規制されていないものであれ、特定のニーズに合わせてソフトウェアを書くユーザーがいることを理解するのが難しいようです…。

一方でこの提案がもたらすものとして、米国においてこれまでステーキングに参加できなかった人の参加を可能にするという考えあります。これまで規制に守られていなかったなどの理由で、ステーキング参加できなかったユーザーが参加できる道を開くことになり、新しいユーザーを獲得する道を開くことになるかもしれません。

また、これは委任者保護だけでなくサービスを提供する側の米国のSPOも、安心して事業者として社会に認定される形で事業ができるようになるとの見方もあります。

これまでのカルダノの分散性やパーミッションレスのパブリック・ブロックチェーンとしての魅力を一切失うことなく、規制に寄り添うことが可能であれば、このオプションをカルダノが持つことは、他のPoSブロックチェーンに対する優位性にも繋がるかもしれません。

さらに万が一最終的に規制の動きが最悪の事態になる前に、こうしたオプションを準備しておくのも、カルダノにとっては大きなアドバンテージになるかもしれません。

もちろん大前提としてSECの規制姿勢そのものがどれほど最適で正しいものかの議論も行われるでしょう。

いずれにしてもKYC情報を付加するオプションについては、カルダノ・コミュニティがこれを受け入れるかどうかという議論を経て、カルダノの分散型ガバナンスに沿って判断されることになります。

皆さんはいかがお考えでしょうか?

追加情報:チャールズ・ホスキンソン氏が動画『Contingent Staking』を公開:コンティンジェント・ステーキングとは?そのメリットについて

追加情報です。チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏が動画『Contingent Staking』を公開し、コンティンジェント・ステーキングとそのステークプール運営者の潜在的なメリットについて語っています。

ホスキンソン氏は、コンティンジェント・ステーキングは、企業が取引したくない顧客との取引を拒否する権利を持つという概念をプロトコルレベルで実現したコードであると説明しています。彼は、SPOの価値観に合わない顧客を排除し、地域の規制を遵守するために、コンティンジェント・ステーキングを利用することの潜在的な利点を論じています。

また、ホスキンソン氏は、コミュニティが事実ベース、プロセスベースの議論を行い、コミュニティとして何を達成しようとしているのかを考える必要性を強調しました。さらに、より良いガバナンスツールと議論を行うために、MBO(会員制の組織)を作ることの重要性を強調しています。最後に、コミュニティは自分たちの哲学が何であるかを考えなければならず、偽りの経済を作り出したり、人々の言っていることを誤って伝えたりしてはいけないと述べています。

動画の要約と翻訳を記事にしましたので、ぜひご覧ください。必見です!

追加情報:チャールズ・ホスキンソン氏動画『Kraken SEC Settlement』:KrakenとSECの和解の解説と、SECが提起した問題に影響を受けないカルダノなど、他のPoSステーキングモデルとKrakenの違い

追加上です。カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は動画『Kraken SEC Settlement』を公開し、KrakenとSECの和解について解説しました。

SECはKrakenがKrakenステーキングプログラムを通じて登録されていない証券を違法に提供・販売したと非難しました。このプログラムは、投資家の資産を集積してKrakenがステーキングマーケットプレイスで競争優位性を持つためにステークすることを可能にし、単独でステーキングする人々には利用できないメリットを提供します。

つまり、定期的な投資リターンや支払いなどです。SECはまた、Krakenが課金する手数料の透明性の欠如や、カストディアル・ステーキング計画の弱点である投資家の資産に対するKrakenの重大なコントロールにも問題があると判断しました。

この動画では、SECが提起した問題に影響を受けないカルダノなど、他の仮想通貨のステーキングモデルとKrakenのステーキングプログラムの違いについても議論しています。最後に、金融業界における規制の目的や、投資家と事業の信頼関係の必要性についても論じられています。

動画要約・翻訳記事はこちらです。ぜひご覧ください。必見です!

追加情報:ホスキンソン氏、ツィートで再びコンティンジェント(条件付き)・ステーキングについて説明:暗号世界にとって良いアイデアである理由

カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、プルーフ・オブ・ステーク・プロトコルの最近提案されたコンティンジェント・ステーキング:Contingent Staking(条件付き)モデルに関する誤解と批判に対して、自身のTwitterアカウントで対応しています。

ホスキンソン氏は、カルダノでKYC規制が実施されることを意味するわけではないと説明し、通常のステーキングを置き換えたり、プライベートプールを削除したりするわけでもないことを再び明らかにしました。

提案は、ステークホルダーとステークプール・オペレーターの間に形式的な合意を作り出し、SECの規制要件を満たすことを目的としています。

詳しくはこちらの最新記事『ホスキンソン氏、ツィートで再びコンティンジェント(条件付き)・ステーキングについて説明:暗号世界にとって良いアイデアである理由』をご覧ください。

追加情報:チャールズ・ホスキンソン氏動画『Contingent Staking (Part 2)』要約・翻訳:「コンティンジェント(条件付き)・ステーキング」の論点と公正な議論の必要性を強調

カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏が、この動画『Contingent Staking (Part 2)』を公開しました。

この動画では、チャールズ・ホスキンソン氏が「コンティンジェント(条件付き)・ステーキング」の明確な論点を提示し、カルダノが前進するために公正な議論の必要性を強調しています。

ホスキンソン氏は、コンティンジェント(条件付き)・ステーキングの存在が通常のステーキングが廃止される意味ではないことを改めて強調し、ADA保有者がどちらの種類のステークプールに委任するかの選択肢があると述べています。

また彼は、コンティンジェント(条件付き)・ステーキングに対する批判がステークプール・オペレーターに不公平であり、機能の潜在的な利点を誤解していると感じていることを表明しています。

さらに、彼は議論の進め方に不満を表明し、事実に基づいた公正な議論の必要性を強調しています。ホスキンソン氏は、「コンティンジェント(条件付き)・ステーキング」は小さな問題であるが、今回の議論の根底には、カルダノ・エコシステムがやり方を学ぶための教訓があると説明しています。

詳しくはこちらの記事『チャールズ・ホスキンソン氏動画『Contingent Staking (Part 2)』要約・翻訳:「コンティンジェント(条件付き)・ステーキング」の論点と公正な議論の必要性を強調』をご覧ください。

追加情報:チャールズ・ホスキンソン氏動画『CS Conversation Board』要約・翻訳:コミュニティが作成した賛成・反対の論点をまとめたボードのリンクを共有、「コンティンジェント・ステーキング」の必要性について語る

チャールズ・ホスキンソン氏が、2023年2月17日にYouTubeに動画『CS Conversation Board』を公開し、カルダノ・ブロックチェーンの提案機能である「コンティンジェント・ステーキング」についてのTwitterスペースのディベートについて説明しました。

ホスキンソン氏は、コミュニティが作成した賛成・反対の論点をまとめたボードのリンクを共有しました。

彼は、コンティンジェントステーキングに関する誤解や、規制や政府の政策との関係について説明しています。

また、カルダノにおけるInput Endorsersの導入の利点や課題についても議論し、自分の意見が他人に与える影響を考慮し、責任を持つことの重要性を強調しました。

詳しくはこちらの記事『チャールズ・ホスキンソン氏動画『CS Conversation Board』要約・翻訳:コミュニティが作成した賛成・反対の論点をまとめたボードのリンクを共有、「コンティンジェント・ステーキング」の必要性について語る』をご覧ください。

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