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開発が進むHydra、バージョン0.9.0がリリース:リポジトリの名前をhydra-pocからhydraに変更

究極のレイヤー2スケーリングを実現するカルダノのスケーリング・ソリューションである新しいHydraのバージョン0.9.0がリリースされました。

このバージョンからリポジトリの名前を「Hydra-poc」から「hydra」に変更しており、開発が順調に進んでいることが伺えます。「poc」とはproof-of-conceptの略で概念実証の意味がありましたが、この段階を終え次のステップに移ったことを意味します。

このリリースでは、オンチェーンの hydra-plutus スクリプトとオフチェーンの head-logic の動作を完全に指定した hydra-node を搭載し、Head のオープン/クローズのコストを減らし、スケーラブルなコンテストの期限セマンティクスを備えています。

究極のレイヤー2スケーリング・ソリューションであるHydra

Hydraのコンセプトは、スマートコントラクトをサポートする第3世代のUTXOベースのブロックチェーンであるカルダノに適した、先駆的なレイヤ2スケーラビリティソリューションを提供することです。Hydraは、スループットを最大化し、レイテンシーを最小化し、低コストまたはゼロコストで、ストレージ要件を大幅に削減することを目指しています。

またHydraは、メインチェーンの台帳を安全な決済層として使用しながら、一連のユーザーに対してオフチェーンでのトランザクション処理のより効率的な手段を提供することで、メインチェーンとの結合を維持しながらセキュリティを保証します。これにより、グローバルコンセンサスを必要としないため、幅広いアプリケーションに対応できます。

Hydraを活用することで、カルダノは極めて高い取引スループットを達成し、1秒間に数百万件の取引を処理できる可能性があります。これにより、カルダノは現存する最も高速でスケーラブルなブロックチェーンネットワークの1つとなることが期待されています。

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