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カルダノ2025年度予算プロセス:コミュニティ主導の新時代 – 4月9日現在の進行状況と今後の展望:ニュース動向 & ステーキング状況 in エポック550

カルダノ2025年度予算プロセス:コミュニティ主導の新時代 – 4月9日現在の進行状況と今後の展望

はじめに

カルダノは現在、コミュニティが主導する初の本格的な予算プロセスを進行中です。2025年度予算の第一ラウンドは、分散型ガバナンスの理念を実践する重要なマイルストーンとなっております。この歴史的な取り組みでは、DRep(委任代表者)とカルダノコミュニティが中心となって、エコシステムの成長と発展に必要な資金配分を決定します。

予算提案の受付は2025年4月24日をもって締め切られる予定です。カルダノエコシステムの発展に貢献したいとお考えの方々におかれましては、この期限までに提案を提出いただきますようお願い申し上げます。なお、期限後の提案も受け付けますが、次回の「予算情報アクション(Budget Info Action)」での検討対象となります。

2025年4月9日時点での提案状況は、合計76件のプロジェクトが提出されております。これらの提案は多岐にわたる分野をカバーしており、コア技術開発からマーケティング・イノベーション、研究、ガバナンス支援に至るまで、カルダノエコシステムの包括的な発展を目指すものとなっています。予算総額は現時点で約1億5,076万ADA(₳150,764,560)に達しており、2025年予算上限として検討されている3億ADAまたは3.5億ADAの約50%を占める規模となっています。

これらの提案はすでにCardano GovToolを通じて一般公開されており、コミュニティによるレビューと議論が進行中です。次世代のブロックチェーン技術とそのエコシステムを共に形作るこの貴重な機会に、皆様のご参加をお待ちしております。

参考記事:

カルダノの予算プロセス再調整

カルダノの予算プロセスは、2025年3月に大幅な再調整が行われました。これは、初期の試行から得られたコミュニティからのフィードバックを反映し、より透明性が高く、参加しやすいプロセスを目指したものです。

従来のプロセスからの変更点

再調整された予算プロセスでは、以下の重要な変更が導入されました。

まず第一に、予算案の形成プロセスが簡素化されました。従来はIntersect委員会が提出するブロック予算を通じた間接的な提案方式が中心でしたが、新しいプロセスでは、エコシステムの開発者やコミュニティメンバーが直接提案を提出できるようになりました。これにより、より多様な視点と革新的なアイデアが予算プロセスに反映されることが期待されています。

第二に、資金管理方法が変更されました。Intersectは新たにスマートコントラクトを活用し、複数の監督署名者による透明性の高い資金配分の仕組みを導入します。このスマートコントラクトはSundaeLabsとXerberusが開発を担当しており、資金の流れをコミュニティ自身が監査できる環境が整備されます。

第三に、「ネット・チェンジ・リミット(NCL)」という概念が導入されました。これは一定期間内に財務から引き出せるADAの量を制限する仕組みであり、カルダノの財務の長期的な持続可能性を確保することを目的としています。

DRepとコミュニティが最終決定権を持つ新しい仕組み

再調整された予算プロセスの最も重要な特徴は、DRep(委任代表者)とカルダノコミュニティが最終決定権を持つという点です。Intersectは、プロセスの管理・監督を行い、専門的な見地からガイダンスを提供する役割に徹し、最終決定はDRepと憲法委員会に委ねられます。

具体的には、DRepがすべての提案を精査し、予算配分を決定します。4月末に開始される「シグナル投票」では、DRepたちがオンチェーンに送られる前の段階で、どの提案を予算情報アクションに含めたいかを示すことができます。こうしたプロセスにより、予算提案がコミュニティの意向をより正確に反映したものとなります。

Intersectは、「管理者」および「監督機関」として、以下のサポートを提供します:

  • 承認されたベンダーや契約に関する指導・推奨
  • ロードマップの継続的な開発支援
  • マイルストーン、財務状況の更新、必要に応じた仲裁などの定期的な報告
パイロット運用としての位置づけと今後の予定

現在進行中の2025年度予算プロセスは、実質的にはパイロット版(試行導入)として位置づけられています。このアプローチは、カルダノのプロダクトロードマップ、技術スタックの改善、エコシステム全体の優先事項など、広く合意された方向性を最大限に活かすよう構成されています。

今後のスケジュールは以下の通りです:

  • 4月24日まで:コミュニティおよびベンダーからの提案受付
  • 4月中旬:DRepによるステーク重みづけを活用したシグナル投票開始
  • 4月末~5月初旬:提案調整ワークショップの開催
  • 5月~6月:最終的な「予算情報アクション」をオンチェーンに提出
  • 6月~7月:財務引き出しアクションのオンチェーン提出

このパイロット運用を通じて得られた経験と教訓は、今後の予算プロセスの改善に活かされ、より効果的で包括的なコミュニティ主導のガバナンスモデルの確立に貢献することが期待されています。

参考記事:

2025年度予算ガイダンスの概要

カルダノ・シビックス委員会(Cardano Civics Committee)は、2025年度の予算編成に向けた包括的なガイダンス文書を公開しました。この文書は、カルダノのガバナンス運営を効果的に支援するための重要な資金調達の優先事項を明確に示すものです。

関連リンク:https://committees.docs.intersectmbo.org/intersect-civics-committee/about/civics-committee-budget-guidance

Civics Committee Budget Guidanceの目的と内容

このガイダンス文書の主な目的は、カルダノのガバナンスフレームワークにおいて重要と考えられる予算項目を提示し、提案者やDRepに対して明確な方向性を提供することです。特に、ガバナンス参加者へのアクセス確保、ガバナンスプロセスの公正な管理、ガバナンス改善の透明な促進という3つの主要な観点から、必要な予算項目を体系的に整理しています。

文書の内容は、憲法委員会、DRep支援、ガバナンスツール開発、憲法委員会選挙運営、ガバナンス改善報告書作成など、幅広いガバナンス関連の取り組みをカバーしています。各項目には、ID番号、タイトル、詳細な説明、そして推奨される予算範囲が明記されており、提案者が自らの提案をカルダノのガバナンスニーズに合致させるための貴重な参考資料となっています。

重点分野と予算配分の考え方

ガイダンス文書では、以下の3つの重点分野に予算を配分することが推奨されています:

  1. ガバナンス参加者へのアクセス保証:憲法委員会委員への報酬、法的アドバイザリー、ハードウェアサポート、DRep支援、ガバナンス教育・研修などが含まれます。これらの項目は、ガバナンス参加者が効果的にその役割を果たすために必要なリソースを確保することを目的としています。
  2. ガバナンスプロセスの公正な管理:ガバナンスツールの開発・維持、憲法委員会選挙の運営、専門家コンサルテーション、イベント・会議参加などが含まれます。これらの項目は、ガバナンスプロセスの透明性、効率性、包括性を確保するための基盤整備を目的としています。
  3. ガバナンス改善の透明な促進:新憲法要求に関するプロセス定義、技術要件収集、ガバナンス改善報告書作成、地域ガバナンスイベント開催などが含まれます。これらの項目は、ガバナンスシステムの継続的な改善と進化を促進することを目的としています。

予算配分の考え方としては、各項目の重要性、緊急性、期待されるインパクトなどを総合的に考慮し、適切な資金を割り当てることが推奨されています。特に、憲法委員会の適切な機能を確保するための項目(報酬、支援インフラなど)には相応の予算が配分されることが想定されています。

ガイダンスの参照方法

このガイダンス文書は、カルダノコミュニティの誰もが参照できるよう公開されています。提案者やDRepは、この文書を参考にしながら、カルダノのガバナンスニーズに即した予算提案を作成・評価することができます。

重要なのは、このガイダンスが「包括的なリスト」ではなく、あくまでも参考資料として位置づけられている点です。カルダノエコシステムでは、ガイダンスに明示されていない革新的かつ正当な理由に基づいた提案も歓迎されています。ただし、そうした提案もカルダノの基本理念である「分散型・透明性・回復力のあるガバナンス構造」への貢献を前提としています。

提案者やDRepは、Cardano GovToolを通じてガイダンス文書にアクセスし、自身の提案や評価活動に活用することが推奨されています。また、シビックス委員会は、コミュニティからのフィードバックを歓迎しており、今後のガイダンス改善に向けた意見や提案を随時受け付けています。

ソブリン・ウェルス・ファンドの原則をカルダノに適用

カルダノの長期的な持続可能性を確保するため、現在のガバナンスプロセスにおいて「ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)」の原則をカルダノの財務管理に適用する取り組みが進められています。これは国家が将来世代のために財産を守り、投資と運用で安定した成長を目指す手法を、分散型ネットワークであるカルダノに応用する革新的なアプローチです。

Net Change Limit (NCL)の考え方と目的

「ネット・チェンジ・リミット(NCL)」とは、カルダノの財務から一定期間内に引き出せる最大額を設定する仕組みです。この考え方は、ノルウェーの政府年金基金グローバル(GPFG)が採用している「年間3%以内の支出に制限する」ルールから着想を得ています。

NCLの主な目的は以下の通りです:

  1. 財務の持続可能性確保:無制限な支出を防ぎ、カルダノの財務(現在約17億ADA)が長期的に維持・成長できるようにします。
  2. 規律ある資金配分:明確な上限を設定することで、コミュニティに戦略的かつ計画的な予算配分を促します。
  3. 世代間の公平性担保:現在の必要性と将来の機会のバランスを取り、エコシステムの長期的な発展を支援します。

重要なのは、NCLは「目標」ではなく「上限」であるという点です。この上限までの資金を必ず使わなければならないわけではなく、その範囲内で最も価値を生み出す提案に資金を配分することが求められます。

財務の長期的持続可能性を確保する仕組み

カルダノの財務の長期的持続可能性を確保するためには、以下のような仕組みが検討されています:

  1. 構造化されたガバナンス体制:明確な役割、責任、説明責任を持つガバナンス構造を確立し、財務管理の透明性と信頼性を高めます。
  2. 透明な報告と定期的な見直し:財務活動について定期的かつ透明性の高い報告を行い、必要に応じて方針の見直しを行います。
  3. スマートコントラクトの活用:資金の引き出しにはマルチシグのスマートコントラクトを活用し、チェック機能とバランスを確保します。
  4. 定期的な財務状況の評価:財務の状況、収入予測、市場動向などを定期的に評価し、NCLの適切な水準を維持します。

これらの仕組みにより、カルダノの財務は短期的なニーズを満たしながらも、長期的な成長と持続可能性を確保することが可能になります。

現在提案されているNCLのオプション

現在、以下のようなNCLオプションが提案され、検討されています:

  1. 予算委員会案
    • 2025年:最大3億5,000万ADA
    • これは2025年の予想収入(約3億ADA)とほぼ一致する水準です。
  2. コミュニティ提案(オンチェーン提出済み)
    • 2025年:3億ADA
    • 2026年:2億5,000万ADA
    • より保守的かつ段階的なアプローチを採用しています。
  3. パーセンテージベースのアプローチ
    • 財務全体の一定割合(例:3%)を年間の上限とする方式
    • 財務の規模に応じて自動的に調整される柔軟な仕組み

これらのオプションは、Cardano GovToolで公開されており、DRepとコミュニティによる議論と決定が進められています。最終的に選ばれるアプローチは、カルダノエコシステムの将来の成長と安定性に大きな影響を与えることになります。

NCLの決定は、カルダノコミュニティにとって極めて重要な判断です。財政責任を果たす一方で、カルダノの可能性を最大化するための投資機会をどう活かすかが問われています。コミュニティの皆様におかれましては、この議論に積極的に参加し、カルダノの財務の将来について共に考えていただくことが推奨されます。

参考記事:

予算アップデート:進捗と今後のステップ

2025年度予算プロセスは着実に進行しており、コミュニティの積極的な参加のもと、各マイルストーンに沿って進められています。ここでは、現在の進捗状況と今後のステップについて詳しくご説明いたします。

現在のマイルストーンと各ステップの説明

現在、予算プロセスは以下のマイルストーンに沿って進行しています:

  1. 提案受付段階: 現在は提案受付の段階にあり、コミュニティメンバーやベンダーからの提案が活発に提出されています。4月1日より、Cardano GovTool上に新たなダッシュボードが設置され、提出された提案が一般公開されています。これにより、委員会とコミュニティは早期に提案内容を確認し、フィードバックを提供することが可能になりました。
  2. レビューと評価: 提出された提案に対して、コミュニティと委員会によるレビューが進行中です。4月中旬には、DRep(委任代表者)によるステーク重みづけを活用した「シグナル投票」機能がGovTool上で利用可能となる予定です。これにより、オンチェーンに送られる前の段階で、どの提案を予算情報アクションに含めるべきかを示すことができるようになります。
  3. ワークショップとオリエンテーション: 4月を通じて、DRepを対象としたオリエンテーションおよび提案レビュー型ワークショップが開催されます。初回のワークショップは4月10日(16:00〜19:00 UTC)と4月11日(2:00〜5:00 UTC)に予定されており、プロセス全体の概要やIntersectの役割などについて説明が行われます。
  4. スマートコントラクト開発: 並行して、予算プロセスをサポートするスマートコントラクトの開発も進行中です。このスマートコントラクトは、資金の流れの透明性を高め、コミュニティ自身による監査を可能にするものです。開発はSundaeLabsとXerberusが担当しており、マルチシグによる監視と制御の仕組みを提供します。
提案提出から最終決定までのタイムライン

2025年度予算プロセスの全体的なタイムラインは以下の通りです:

  • ~4月24日:コミュニティおよびベンダーからの提案受付
    • 4月24日が提案締め切りとなりますが、それ以降の提案も次回の「予算情報アクション」での検討対象となります。
  • 4月中旬:DRepによるステーク重みづけを活用したシグナル投票開始
    • GovTool上の新機能により、DRepは提案に対する支持を非公式に表明できるようになります。
  • 4月末~5月初旬:提案調整ワークショップの開催
    • 2~3日間のバーチャルワークショップを開催し、強い支持または支持のボーダーラインにある提案の整合性を図ります。
  • 5月~6月:最終的な「予算情報アクション」をオンチェーンに提出
    • DRepおよび暫定憲法委員会によって正式に審議される「統合された予算情報アクション」が提出されます。
  • 6月~7月:財務引き出しアクションのオンチェーン提出
    • オンチェーンで承認された予算情報アクションに基づき、具体的な財務引き出しアクションが提出されます。ベンダーが特定されている提案はそのまま財務引き出しアクションに移行できますが、ベンダーが明記されていない提案については、申請者の希望に応じてIntersectが調達プロセスを支援することが可能です。
DRepおよびコミュニティの関与方法

DRepとコミュニティのメンバーは、以下の方法で予算プロセスに関与することができます:

  1. 提案の提出: 4月24日までに、プロダクトロードマップの実行を支援する提案や、カルダノに必要だと考えるあらゆる取り組みについての提案を提出することができます。提案は、Cardano GovToolを通じて行うことが可能です。
  2. 提案のレビューとフィードバック: GovTool上で公開されている提案に対して、コメントを投稿したり、評価したりすることができます。特にDRepの方々は、自身の専門知識や視点に基づいたフィードバックを提供することが推奨されています。
  3. ワークショップへの参加: 4月に開催される予定のDRep向けワークショップに参加し、提案の評価方法や予算プロセス全体について理解を深めることができます。参加を希望される方は、Intersectが提供するRSVPリンクから登録することができます。
  4. シグナル投票への参加: DRepの方々は、4月中旬から利用可能となるGovTool上のシグナル投票機能を通じて、どの提案を支持するかを非公式に表明することができます。これにより、最終的な予算情報アクションに含める提案について、コミュニティのコンセンサスを形成することが可能になります。
  5. オンラインディスカッションへの参加: X(旧Twitter)、Discord、フォーラムなどのプラットフォームで行われる予算関連のディスカッションに参加し、意見を共有することができます。また、DRep向けの週次ミーティング(毎週水曜日、英国時間午後2時)に参加することも可能です。

カルダノコミュニティの皆様におかれましては、この歴史的な予算プロセスに積極的に参加し、カルダノの未来を共に形作っていただくことが強く推奨されます。皆様の声と専門知識は、カルダノエコシステムの持続的な発展にとって不可欠です。

参考記事

カルダノ2025年度予算提案の現状*2025年4月11日時点での予算提案状況追加

2025年4月9日時点での予算提案状況について、現在までに提出された提案を分析し、その傾向と戦略的方向性を概観いたします。

*2025年4月11日時点での予算提案状況を新しい記事にアップしました。以下の記事をご参照ください。

カテゴリー別予算分布の分析

現時点での提案総額は約1億5,076万ADA(₳150,764,560)に達しており、76件のプロジェクトに分散しています。これは2025年の予算上限として検討されている3億ADAまたは3.5億ADAの約50%に相当します。カテゴリー別の予算分布は以下の通りです:

  1. Core(コア技術): 総予算の75.56%(₳113,913,032)
    • 基盤技術への大規模な投資が特徴的です。
    • Input Output Engineering(IOG)の提案(約9,682万ADA)は、このカテゴリーの大きな割合を占めています。
  2. Marketing & Innovation(マーケティングとイノベーション): 17.89%(₳26,965,889)
    • 市場開拓と革新的応用に向けた提案が集まっています。
    • Cardanoサミットやグローバルマーケティングなどの大規模提案が含まれています。
  3. Research(研究): 3.33%(₳5,023,147)
    • 将来技術の探索と学術的研究に向けた投資です。
    • 暗号技術、ゼロ知識証明、分散型アイデンティティなどの研究が含まれています。
  4. Governance Support(ガバナンス支援): 1.96%(₳2,960,108)
    • ガバナンスプロセスの改善と透明性向上に向けた提案です。
    • DRepサポート、監査、透明性確保ツールなどが含まれています。
  5. No Category(カテゴリーなし): 1.26%(₳1,902,384)
    • 複数のカテゴリーにまたがる横断的な取り組みです。
    • クロスチェーン相互運用性やRWA(リアルワールドアセット)統合などが含まれています。

この分布から、カルダノは基盤技術の強化に最も重点を置きつつ、マーケティングと革新的応用も重視していることが伺えます。一方で、研究やガバナンス支援への投資はまだ比較的小規模にとどまっています。

技術的重点領域と戦略的方向性

提案内容を分析すると、以下の技術的重点領域が浮かび上がってきます:

  1. スケーラビリティの向上:
    • L1改善(Leios)への投資
    • 複数のL2ソリューション(Hydra、Midgard、zkFold)の並行開発
    • Optimistic RollupとZK Rollupの両方のアプローチを探索
  2. 開発エコシステムの多様化:
    • Haskell、Scala(Scalus)、Python、TypeScript(Gerolamo)、Rust(Pallas)など、複数のプログラミング言語をサポート
    • 多様な開発者ニーズに対応するツールチェーンの拡充
    • 高保証ソフトウェア開発のための検証ツールの構築
  3. 相互運用性の強化:
    • BitcoinとCardanoの統合(MaestroのWeb3スタック)
    • クロスチェーンデータ転送(XPort、CCIP)の開発
    • 異なるブロックチェーン間での資産移動のためのブリッジ技術
  4. 実世界応用の拡大:
    • RWA(リアルワールドアセット)の統合(InsurToken、DigiFT)
    • インフラの最適化と運用コスト削減(Ledger-HD、LSM/UTXO-HD)
    • エンタープライズ向けソリューションの開発

これらの重点領域は、カルダノが短期的なスケーラビリティの課題に対応しつつ、長期的な採用と実用性の拡大を目指していることを示しています。また、複数のアプローチを並行して探索することで、技術的リスクを分散させる戦略も見て取れます。

地域別戦略と展開状況

提案内容を地域別に分析すると、以下のような戦略的展開が浮かび上がってきます:

  1. グローバル展開:
    • Cardano Summit(₳6,000,000)
    • 統合されたグローバルマーケティング戦略(₳6,000,000)
    • クロスチェーン相互運用性(CCIP、XPort)
  2. アフリカ地域:
    • アフリカコミュニティパートナーシップ(₳1,538,452)
    • Inkuba Blockchain Center(₳135,000)
    • カメルーンでの開発者育成(₳272,033)
  3. アジア地域:
    • 日本での地域活性化プロジェクト(AIRA、₳340,304)
    • フィリピンCardanoコミュニティ再構築(₳59,167)
    • アンセンスによるUSDaステーブルコインの展開(₳4,000,000)
  4. ラテンアメリカ地域:
    • 開発者認証プログラム(₳186,700)
    • メタバースを活用したオンボーディング(₳259,600)
    • GeoSpace APIによる地理情報統合(₳109,800)
  5. ヨーロッパ地域:
    • ギリシャCardano大使館(₳385,000)
    • エミル・フレイ・グループによる車両アイデンティティトークン化(₳180,000)
    • スイス銀行サービスとの統合(₳320,000)

この地域展開からは、カルダノが特に新興市場(アフリカ、アジア、ラテンアメリカ)での採用に注力していることが伺えます。これらの地域では、既存の金融インフラが十分に整備されていない場合が多く、ブロックチェーン技術による「リープフロッグ(蛙跳び)」的な発展の可能性が高いとされています。

一方で、ヨーロッパや北米市場では、既存の金融インフラとの統合や規制対応型のソリューション(RWA、コンプライアンス)に重点が置かれています。これは、地域ごとに異なる市場ニーズに合わせた戦略的アプローチと言えるでしょう。

現在の提案は予算上限の約半分を占めるに過ぎず、4月24日の締め切りまでに更なる提案が提出されることが予想されます。今後追加される提案によって、現在の分布やバランスが変化する可能性もあります。

重要提案紹介:IOG Core Development提案

Cardano 2025年度予算において最大規模の提案となっているのが、Input Output Engineering(IOG)による「Core Development」提案です。この提案は、Cardanoの基盤技術の大幅な強化と拡張を目指すものであり、エコシステム全体の発展に不可欠な要素となっています。

IOG提案の内容と技術的意義

IOG提案は、Cardanoのコア開発に焦点を当てた包括的なプログラムです。総額約9,682万ADA(4,841万USD相当)に達するこの提案は、以下の主要な技術分野をカバーしています:

  1. Plutus高保証スイート
    • 自動形式検証ツール(₳1,859,000)
    • プロパティベースのテストツール(₳2,366,000)
    • 静的解析ツール(₳777,140)
    • 階層型価格モデル(₳1,352,000)
    • トランザクション監視システム(₳1,690,000)
    これらのツールは、スマートコントラクト開発の安全性と効率性を大幅に向上させ、開発者がより信頼性の高いdAppを構築できるようにします。特に、形式検証と自動テスト生成は、金融アプリケーションにおいて重要な「バグによる資金損失」のリスクを最小化するために不可欠です。
  2. スケーラビリティ向上
    • Ouroboros Leios実装(₳7,098,000)
    • Hydra開発(₳1,859,000)
    • Mithril開発(₳1,859,000)
    • LSM/UTXO-HD(₳1,352,000)
    • Ledger-HD(₳1,352,000)
    これらの技術は、Cardanoのスケーラビリティを複数のレイヤーで向上させることを目的としています。特にLeirosはL1(レイヤー1)のスループットを劇的に向上させる新しいコンセンサスプロトコルであり、HydraはL2(レイヤー2)でのトランザクション処理を加速します。また、Ledger-HDとUTXO-HDは、ノードの運用コストを削減し、より多くのステークプールオペレーター(SPO)が参加できるようにします。
  3. アーキテクチャ刷新と新技術導入
    • Cardanoノードアーキテクチャ刷新(Acropolis)(₳2,028,000)
    • Minotaur AVS(₳1,900,000)
    • KESエージェント(₳676,000)
    • 入れ子トランザクション(Babel Fee)(₳1,352,000)
    • Plutus Coreロードマップ(₳2,704,000)
    これらの取り組みは、Cardanoの技術基盤を現代化し、新しい機能を追加することを目的としています。特に入れ子トランザクションは、ネイティブトークンでの手数料支払い(Babel Fee)を可能にする重要な機能です。また、Acropolisは、ノードソフトウェアをモジュール化し、開発者コミュニティからの貢献を容易にします。
Cardanoの基盤技術強化に向けた取り組み

IOG提案の中核をなすのは、以下の基盤技術強化に向けた取り組みです:

  1. インフラ最適化
    • メモリ使用量の削減:Ledger-HDとUTXO-HDにより、ノードのRAM要件を大幅に削減し、より低スペックのハードウェアでもノードを運用可能にします。
    • ディスク効率の向上:LSM(Log-Structured Merge)技術を活用し、状態管理をより効率的に行います。
    • セキュリティ強化:KESエージェントにより、ステークプールオペレーターの鍵管理セキュリティを向上させます。
  2. エコシステム多様化
    • Acropolis:ノードアーキテクチャをモジュール化し、複数のチームが異なる部分を開発できるようにします。
    • Minotaur AVS:Actively Validated Service(アクティブ検証サービス)を導入し、Cardanoの安全性を活用した新しいサービスを構築できるようにします。
    • ステークプールインセンティブスキーム改訂:分散化とネットワーク参加をさらに促進するためのインセンティブモデルを調査します。
  3. 開発者体験の向上
    • Plutus高保証スイート:スマートコントラクト開発の品質と信頼性を向上させます。
    • 入れ子トランザクション:複雑なトランザクションフローを簡素化し、より洗練されたdAppを可能にします。
    • Plutus Coreの拡張:新しいプリミティブを追加し、スマートコントラクトの表現力と効率性を向上させます。
予算規模と期待される成果

IOG提案の総予算は約9,682万ADA(4,841万USD相当)に達し、以下のような配分となっています:

  • コア技術開発:₳29,576,140(約61%)
  • 保守とサポート:₳14,682,000(約30%)
  • 監査とセキュリティ保証:₳2,150,400(約4%)
  • その他:₳2,408,500(約5%)

この投資から期待される主な成果には以下が含まれます:

  1. ユーザー体験の向上
    • ネットワーク混雑の大幅な軽減
    • トランザクション処理速度の向上
    • ネイティブトークンでの手数料支払い(Babel Fee)
    • 予測可能なトランザクション優先順位付け
  2. 開発者エクスペリエンスの改善
    • より安全で効率的なスマートコントラクト開発
    • 拡張性と統合性の高いノードアーキテクチャ
    • 多様なL2ソリューションとの連携
    • 強化されたトランザクション機能
  3. ステークプールオペレーター(SPO)のサポート
    • 運用コストの大幅削減(特にRAM要件)
    • セキュリティの向上
    • 新しい収益源の可能性(Minotaur AVS)
    • ノード同期の高速化(Mithril)

これらの成果は、Cardanoエコシステム全体の競争力と持続可能性を大幅に向上させることが期待されています。特に、L1スケーラビリティの向上(Leios)とL2ソリューション(Hydra、Mithril)の組み合わせは、Cardanoをより多くのユースケースに対応できるブロックチェーンへと進化させるでしょう。

IOG提案は、Cardanoの技術的基盤を強化し、将来の成長と採用を支えるための包括的なプログラムです。この提案が採択・実施されることで、Cardanoは次世代ブロックチェーンとしての地位を強化し、より多様で強靭なエコシステムへと発展することが期待されます。

注目プロジェクト:AIRAの概要

予算提案の中から、「Marketing & Innovation」カテゴリーに属する革新的なプロジェクトとして、AIRA(A Decentralized Platform for Revitalizing Regions through Tokenized Points Economies)をご紹介させたいただきます。このプロジェクトは、SIPOが代表取締役として参加させていただいている株式会社アイラによるもので、実世界の課題解決とCardanoの技術活用を融合させた注目すべき取り組みです。ここでは簡単にご紹介させていただきますが、今後会社設立やプロジェクトの詳細もお伝えさせていただく予定です。カルダノの日本展開において重要な転換点となるプロジェクトの一つであると自信を持ってお伝えしたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

「Marketing & Innovation」カテゴリーにおける革新的取り組み

「Marketing & Innovation」カテゴリーでは、Cardanoの採用拡大と革新的応用を目指す多様な提案が集まっています。このカテゴリーには、大規模なマーケティングイベント(Cardanoサミット)から教育プログラム、地域コミュニティ活性化まで、幅広い取り組みが含まれています。

AIRAプロジェクトは、この中でも特に地域経済活性化とブロックチェーン技術の実用的統合を目指した革新的な提案として際立っています。予算規模は比較的小規模(約3500万円相当:*ADA換算ではレートにより調整する予定されます。)ながら、具体的な社会課題に対する明確なソリューションを提供している点にフォーカスしています。

AIRAは、技術的イノベーションだけでなく、実際の地域コミュニティにおける実用的な応用を重視している点で、単なる技術開発に留まらないプロジェクトといえます。また、日本という重要市場でのユースケース構築を通じて、Cardanoの認知度向上と採用拡大に貢献することが期待されています。

AIRAプロジェクトの目的と特徴

AIRAプロジェクトは、世界中で進行している「地方の衰退」という社会問題に対応することを目的としています。特に日本では、人口減少や産業の首都圏集中により、地方経済が衰退するという課題に直面しています。AIRAは、この問題に対して、以下のような特徴を持つソリューションを提案しています:

  1. 地域通貨とポイントエコノミーの構築
    • Hydraネットワークを活用した低コストの決済システム
    • ステーブルコインによる裏付けを持つCardanoネイティブトークンの地域通貨
    • キャッシュバック報酬ポイントによる地域内経済循環の促進
  2. 自己管理型ウォレットアプリケーション
    • QRコードを使用した店舗でのポイント支払い機能
    • トークンやポイントの送受信機能
    • プログラマブルなAPIによるエコシステム統合
  3. ポイント運用システム
    • Cardanoネイティブアセットへのポイント投資機能
    • 地域ビジネスDAOへの投資機能(将来計画)
    • 自己管理型でありながら地域経済に紐づいた運用モデル
  4. 期限切れポイントの地域還元
    • 1年間未使用のポイントは地域コミュニティに還元
    • 地方自治体、非営利団体、中小企業、インフラ、労働者への支援
    • 地域DAOによる使途の決定(将来計画)

これらの特徴により、AIRAは単なる決済システムを超えた、地域経済の「循環エンジン」として機能することを目指しています。また、すべてのソフトウェアはオープンソースとして公開され、他の地域や国でも活用できるモデルを提供します。

日本地域におけるユースケースと期待される効果

AIRAは、特に日本の地方自治体や企業との連携を通じて、以下のようなユースケースと効果を想定しています:

  1. 地方自治体との連携
    • 「ふるさと納税」プログラムとの統合
    • 地域振興策としてのポイント付与・活用
    • 地域内経済循環の可視化とデータ活用
  2. 地方企業との連携
    • 低コストのQRコード決済システムの提供
    • 顧客ロイヤルティプログラムの強化
    • 地域住民と観光客の両方を対象とした経済活動の活性化
  3. 日本のCardanoコミュニティへの貢献
    • 自治体レベルでのCardano採用事例の創出
    • 日本のCardanoユーザー基盤の大幅拡大(数百万規模)
    • PayPayのポイント投資機能に類似したCryptoエクスポージャーの提供
  4. 期待される効果
    • 地方経済の活性化と資金循環の改善
    • Cardano財務への収益寄与(取引手数料)
    • Hydraの実運用事例としての技術的価値
    • ステーブルコインやTokenization技術の実用化

AIRAチームは、日本の自治体と既に協力関係を構築している経験を持ち、15以上の自治体とのパートナーシップ実績があります。このネットワークを活用して、MVP(最小実行可能製品)の開発と実証を迅速に進める計画です。

また、日本国内ではポイントエコノミーが高度に発達しており(2020-2024年のCAGR 17.1%、市場規模33.5億USD)、消費者と企業の両方がポイントシステムに高い親和性を持っていることも追い風となっています。

AIRAプロジェクトは、実世界の経済課題に対するブロックチェーンソリューションの具体例として、Cardanoの実用的価値を示す重要な事例となることが期待されています。地域経済の活性化という社会的価値と、Cardanoエコシステムの技術的・経済的価値の両立を目指す意欲的な取り組みとして、今後の進展が注目されています。

提案リンク:AIRA: A Decentralized Platform for Revitalizing Regions through Tokenized Points Economies. Transact, Buy, Earn, Invest, Donate.

まとめと今後の予定

カルダノ2025年度予算プロセスは、コミュニティ主導のガバナンスという新しい時代の幕開けを象徴する重要な取り組みです。現在進行中のプロセスでは、76件の提案が提出され、合計約1億5,076万ADAの予算が要求されていますが、これは想定される上限の約50%に過ぎません。今後も多くの革新的な提案が提出されることが期待されています。

4月24日までの提案提出の呼びかけ

カルダノエコシステムの発展に貢献したいとお考えの方々、新たなアイデアや革新的なプロジェクトを持つ開発者やチームの皆様に、2025年4月24日の締め切りまでに提案を提出いただくことを強く推奨いたします。

提案は、カルダノのプロダクトロードマップの実行を直接支援するものから、エコシステムに新たな価値を創出するイノベーション、研究開発、ガバナンス支援に至るまで、幅広い分野をカバーすることができます。予算カテゴリーには「Core」「Marketing & Innovation」「Research」「Governance Support」があり、これらのカテゴリーに収まらない提案は「No Category」として提出することも可能です。

提案提出はCardano GovToolを通じて行うことができます。提案書には、プロジェクトの目的、期待される成果、予算規模、実施計画、チーム構成などを明記することが重要です。また、提案がカルダノコミュニティにもたらす具体的な価値や投資収益率(ROI)についても明確に説明することが推奨されます。

なお、4月24日以降に提出された提案も受け付けられますが、次回の「予算情報アクション」での検討対象となりますのでご注意ください。

DRepとコミュニティの参加方法

DRep(委任代表者)およびコミュニティメンバーの皆様には、以下の方法で予算プロセスに参加いただくことができます:

  1. 提案のレビューと評価: Cardano GovTool上で公開されている提案をレビューし、コメントや評価を提供することができます。特にDRepの方々は、自身の専門知識と代表する委任者の利益を考慮した評価を行うことが期待されています。
  2. ワークショップへの参加: 4月に開催されるDRep向けワークショップに参加し、提案の評価方法や予算プロセス全体について理解を深めることができます。初回のワークショップは4月10日(16:00〜19:00 UTC)と4月11日(2:00〜5:00 UTC)に予定されています。
  3. シグナル投票への参加: 4月中旬から開始予定のシグナル投票では、DRepの方々がどの提案を支持するかを表明することができます。これにより、最終的な予算情報アクションに含める提案についてのコンセンサス形成が促進されます。
  4. オンラインディスカッションへの参加: X(旧Twitter)、Discord、フォーラムなどのプラットフォームで行われる予算関連のディスカッションに参加し、意見を共有することができます。また、DRep向けの週次ミーティング(毎週水曜日)にも参加することが推奨されます。
  5. NCL(Net Change Limit)への投票: DRepの方々は、財務からの年間引き出し上限を定めるNCL提案に対して投票することが推奨されます。これは予算プロセス全体の枠組みを決定する重要な要素です。
今後の予算プロセススケジュールの確認

2025年度予算プロセスの今後のスケジュールは以下の通りです:

  • ~4月24日:提案受付期間
    • コミュニティおよびベンダーからの提案を受け付けています。
    • 早期に提出することで、より多くのフィードバックを得られる可能性が高まります。
  • 4月10日・11日:初回DRepワークショップ
    • プロセス全体の概要、Intersectの役割、スマートコントラクト設計などについて説明されます。
    • 時差に配慮して2回開催されますので、ご都合の良い回にご参加ください。
  • 4月中旬:シグナル投票機能のリリース
    • GovTool上でDRepによるステーク重みづけを活用したシグナル投票が始まります。
    • これにより、どの提案が広い支持を得ているかが可視化されます。
  • 4月末~5月初旬:提案調整ワークショップ
    • 2~3日間のバーチャルワークショップで、有望な提案の整合性を高めます。
    • 形式については、DRepコミュニティの意見を反映してハイブリッド形式が検討されています。
  • 5月~6月:予算情報アクションのオンチェーン提出
    • DRepおよび暫定憲法委員会によって正式に審議される「統合された予算情報アクション」がオンチェーンに提出されます。
  • 6月~7月:財務引き出しアクションのオンチェーン提出
    • 承認された予算情報アクションに基づき、具体的な財務引き出しアクションが提出されます。
    • ベンダーが特定されている提案は直接財務引き出しアクションに移行し、そうでない提案はIntersectの調達プロセスを経ることができます。

カルダノコミュニティの皆様におかれましては、この歴史的な予算プロセスに積極的に参加し、カルダノの未来を共に形作っていただくことが強く推奨されます。皆様の声と専門知識は、カルダノエコシステムの持続的な発展にとって不可欠です。最新の情報は、Cardano GovToolや公式チャネルを通じて随時更新されますので、ぜひご確認ください。

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